ハイドロシトロエンにとっては、血液とも言えるLHMのチェクです。
*LHMって何?LHMというのは、鉱物性の作動油のことでハイドロシステムを塔載するシトロエンは1966年9月以降は全てLHMを使用しています。
それ以前はLHS、LHS2という植物性の合成油の作動油を使用していました。
量と汚れを確認します、量はエンジンを架けたまま車高を最高にした状態でLHMタンクのインジケータの目印の間に油面が入っていれば、OKです。
汚れは、DSの年代では、見た目LHMが汚れにくいんですが、BX等では30000kmもしくは3年を目安に交換を推奨しています。
サスペンションのLHMは少しずつ入れ替わっているので劣化は少ないと推測しますが、ブレーキの末端配管は、入れ替わることがないので、時折エア抜きを兼ねて入れ変えるといいのではないかと思います。
LHMの代用品は?シトロエン社発行(1972)のメンテナンスガイドによると、緊急時にはSAE10〜20のエンジンオイル又は、”A Suffix A””Dexron”のATFを使用してもよいが、速やかにLHMに入れ替えろとあります。
現代において、現実的な緊急時の代用品は”Dexron−Vぐらいでしょうか?