DSのプレパレーション

グリースアップ


2001/Dec加筆訂正

*1カルダンGeronimo Cardano(1501-76):イタリアの数学者でこの方が考案したのがカルダンジョイント、この自在継手は角度が大きくなると等速作用が薄れるのですが、二連装すると等速になることから、ゼッパ等の等速ジョイントが出現するまでは一般的な等速ジョイントであった。

このカルダンジョイントに好適なグリースは2硫化モリブデングリスのようです、ただ当時カルダン印の専用グリスが市販されていたのではないでしょうか?


<以下オリジナルの記事1999年夏>

DSは、定期的に数箇所のグリスアップが必要です。

グリスアップのスケジュール

5000キロ毎(約2〜6ヶ月毎ですが雨が多ければ適宜実施)

ドライブシャフトユニバーサルジョイント左右各1個所、ナックルアーム左右各2個所、アンチロールバーベアリング左右各3個所合計

*アンチロールバー関連のグリスアップはフロントフェンダ内2個所と、ホイルアーチ下部(床面)1個所のサービスホールから行います、この穴はゴムのキャップで塞いでありますので探して見て下さい。(グリスで良く見えないですけど)

*原文ではCardan(carbon?) グリースとなっているので、グラファイト入りもしくはモリブデングリスが好適と推測しているのですが。*1

10000キロ毎(年一回程度)

コンタクトブレーカのヒール部

*原文のメンテマニュアルにはキャスタオイル(ひまし油ベース)と書いてありますので純正命のかたは、ぜひ使ってみてください。

20000キロ毎(車検毎程度)

リアサスロッドとアーム部のボール


以上、参考文献

西武自販発行(シトローエンDS21取扱い説明書)


1972Automobiles Citroen 117-167 quai Andre Citroen Paris 発行

CITROEN MANTENANCE GIDE

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