オースチンセブンの歴史

その1誕生まで。

21st July,1922:この日 サー、ハーバートオースチン(注0.5)がAustin Sevenを発表する。

 設計を思いついたのは1920年の夏で、翌21年から設計実務はロングブリッジにあった自宅ビリヤードルームにおいて

スタンレーエッジという設計技師の若者と行った彼は当時18歳であった、そして設計期間は約9ヶ月であったと言われている。

ファーストオースチンセブンは696CCで当時の馬力区分では7馬力となるためにセブンと命名された

まさに大衆のための本格的な小型車の幕開けであった。

ファーストオースチンセブンの仕様

寸法:全長8フィート8インチ。全幅3フィート10インチ。軸間距離6フィート3インチ。軸幅3フィート4インチ

車重

エンジン:サイドバルブ水冷直列4気筒(シリンダヘッド取り外し式)(注1

ボア54ミリ ストローク76.2 総排気量696CC RAC区分7.2馬力

出力 10BHP/2400RPM

点火:マグネト式(注2

潤滑:ポンプ圧送、噴射併用式

冷却:サーモサイフォン式(注3)(画像

クラッチ:乾式単板

ギヤボックス:手動変速前進3速後退1速

後軸:半浮動式。(注3.5)デファレンシャルギア付き(注4

前軸:リジットアクスル式、鍛造H型断面(注5)(画像

前スプリング:半楕円式板バネ

後スプリング:1/4楕円式板バネ(注6

減衰装置:単板摩擦式(注7

続く・・・・

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