千葉賢治の会
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全国各地に賢治の会(ファンクラブから研究を中心とした団体までいろいろ・・)の中で、会報を定期的に作っている会はそう多くはありません。
千葉賢治の会では、2000年9月に創刊号「どんぐりと山猫」を刊行して以来、第2号「雪渡り」、第3号「ねずみ三部作」そしてこの秋に第4号「ポラーノの広場」と、定期的に刊行しています。
この会報の特徴は、毎回一つのテーマ(作品)を決め、そのテーマに沿って、各自の視点で掘り下げるという方針で編集されていることです。
作品鑑賞、研究史、関連研究、トピックスなど切り口はさまざまですが、読みやすい文章で好感が持てます。
読み物であると同時に、作品鑑賞のハンドブックとしても便利に利用できそうです。
そういえば、高知大学の宮沢賢治研究会でも、第3号「ねずみ三部作」を読書会のテキストとして活用していましたね。
以下目次を紹介しましょう。
要約「ポラーノの広場」黒塚洋子 小林敏也の「ポラーノ広場」を解読する 赤田秀子 「ポラーノの広場」ってどんなお話ですか? 鈴木嘉子 つめくさの野原 中谷俊雄 研究ノート「ポラーノの広場」−産業組合から見えるもの 大島丈志 電気栗鼠・小考−黄金の円光を持つ異界の栗鼠−村上英一 ユートピアのゆらぎ−青いむかしの風の幻燈のように 大角修 宮沢賢治の文学における「みんな」の意義−「ポラーノの広場」を中心に−黄育紅 「ポラーノの広場」の色彩−青を中心に 宮澤俊司 神の歌い手−「ポラーノの広場のうた」から聴こえてくるもの 久保田恵子 賢治とショパン(マズルカ篇) 大久保貞江 本当に似ていたゴッホと賢治 小張ヒサ子 「ポラーノの広場」語註 私市由枝 「ポラーノの広場」の解釈−先行研究について
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