(07.06.11) GIS(Geographic Information Systems)について
小坪 均の紹介メール『GIS(Geographic Information Systems)について』を検討課題にした。
「書籍の案内」GISについて(Geographic nformation Systems)
「地方自治体 土地情報GIS導入の手引き」\5500. (株)ぎょうせい
「GIS」「Web−GIS」「ASP−GIS」の専門家である古くからの友人を紹介します。
片山保弘 氏 ( 株式会社 シー・エヌ・エス)
日本でも、「GIS」「MapInfo」の先駆者の一人。20年近くなるのでは、最近では「 島根県中山間地域研究センター」の「基幹SYSTEM」を、企画・設計する。
当センターのSYSTEMは、「2005年度の日本計画行政学会計画賞」を受賞しています。
SYSTEM(詳細はHPにて確認してください)は、中国地方・島根県はもちろん、日本でも先進的なセンターとして大きな役割を担っています。「教育の分野」は、「SYSTEM」と「小学校の総合学習」をリンクした最初の例ではないかと思います。
「参加型SYSTEM」(地域住民)としても、優れものであります。
☆ ☆ (是非、ご確認ください) ☆ ☆
たまたま、上記の本を手にする機会を得ました。 案内と紹介とこの本によって理解できること、思うことを記述しました。
(1)GISとは、未来発展的であり改革を伴う全体指向の新SYSTEMであり、しかも 既存の(コンピュータ)SYSTEMを壊すことなく補完・共存する補完SYSTEMであります。皆様におかれましても、いち早くノウハウの蓄積され、その成果でもって合理化・省 力化・少数精鋭化を実現され、意思決定ツールとして存分に活用されることが望ましいと思います。 GISは、単なる一セクションの応用例という面を想起されるかもしれません。 実は全体志向のSYSTEMであり、新概念のSYSTEMであり主要素という意味では基幹SYSTEM構築の面を持ちます。 「ビジュアル化」「シミュレーシヨン手法」「情報の共通・普遍化」によって「組織活 性化ツール」として、更には「意思決定システム・ツール」として利用できます。経営的・財務的にも、合理性、効率性、合理化をめざし、経費節減・省資源を産み財政改善、更なる発展を生み出すものです。 現在の変革期の日本全体、自治体においても、「e−Japan」「電子国家大国」2010年構想への中核SYSTEM・決定的主要素です。
「e-Japan戦略」、「e-Japan戦略U」の「IT新改革戦略」とは、
2010年までに世界に先駆けて、ITによる改革を完成し、技術発展の可能な自律的で、誰もが主体的な社会活動に参画できる協働型なIT社会。
(技術)
企業・自治体・団体におかれましては、かっては「通信回線を新整備化(光回線を中心としたIP通信化網中心)」することによって、「大幅な通信コストの削減等」(テレビ会議などの会議費・出張費との削減含む)に成功され収益貢献されたように、大きな波となってきます。
技術力の差は、(戦争を賛美するものではないのですが、一番解りやすい)私は、屡々 沖縄戦に特攻していった「戦艦大和」の例を出します。技術の後れは、約3000人対30機の損害比較を産むし、戦いに敗れると。近くては、「湾岸戦争」「イラク戦争」の短期終結があります。技術力は、歴史が示してくれているとおり、個人家庭・会社・団体・国・民族においても重要であり、SYSTEM(TOTAL-SYSTEM)の優劣如何はその組織の存亡や強さ、将来性・発展性にまで直結します。
西宮市のHPを、是非 ご覧下さい。
一言で言えることは、「常に前進・革新型」「前向き型」「参加型」「オープン型」と見えます。
皆さんはどのように見られ 表現されるでしょうか。あるべき姿としての、創造型であり、(パッケージ化・ソースプログラム提供)情報発信基地、あくまでも共有型・参加型でもあります。
デジタル化ならびにGISに関して、自治体全部もしくはほとんどが、「一部利用している」、「(未導入かつ)導入希望・構想」という状況であり、必須案件です。
自治体の中で、10年先行しているところと、今でも導入が遅々として進んでいないところを比較するとしたら、愕然とするのは 私だけではないと思います。
もちろん、すべての業界に100%当てはまる、必要と言うことではありません。
(製造業etc.等、数多くの顧客を必要としないケースもあるからです)
「西宮市」のように先進化されますと「情報発進基地、ソース元」として相乗効果も出 てきます。
セブンイレブン(セブンイレブンの強さは、コンピュータSYSTEMの先進性・強さが基盤)
西宮市e-都市ランキングNO.1(2年連続)、
例えば、「財政再建団体の夕張市」などの例は、システム化(合理化・省力化含む)の考えにおいて劣っていたのではと思います。
[映像例]
西宮市政策委員会の「政策会議ストーリミング」例
また西宮市は、電子自治体の実現をめざしていると宣言しています。
(2)この本に記載されていることは、
・対象とされる「デジタル化地図例」と「関連事項」ならびに「関連法」
・先進例と「その内容と今後の方針」等etc.
先進例の内容・今後の課題、システム全体図が掲載されているので、自分の拠って立つ ところが、仮に「導入未整備」であっても 追いつくための指針となると思います。
幸いにも、既存の世界に立っているところは、却って脱却・変革・進化しにくいし、何もないところからの方が新技術や新システムを素早く導入が可能であり、先端に追いつき・追い越す例もあるからです。
キーポイント
○ コスト面が従来からありましたが、「ASP−GIS」によって、解決します。
○使用者側の技術錬度・集積度ももちろん課題です。
◇また、この本は「システムの設計・企画設計」される方にとっても、そのプロセスにおいて、参考になると思います。
@オブジェクト指向の参考例
A単なる文字・数字情報からの脱却例