からから亭 旅の写真館

嵐の鬼怒川温泉旅行

('98.8.27〜28)

読売の夕刊('98.12.26)より
 「東武ワールドスクエア」、 「日光江戸村」と回ったこの旅行は、あいにく、ひたすら雨の中でした。
 雨といってもこのときの雨は「那珂川の氾濫」という 大災害が起きたほどで、東武ワールドスクエア見学中も強い雨が断続的に降り、 出かける前はあれも撮ろう、これも撮ろうと考えていましたが現場ではほとんど 「カメラを守るので精一杯」という有様でした。
 宿泊先の鬼怒川の旅館は渓谷に面して立っていたのですが、濁流逆巻く勢いで、 食事をとっているとダムの放流警報のサイレンが鳴り渡りました(これは緊張しました)。

 そんな現場で、「低く飛ぶように流れていく雲を背に立つ摩天楼の図」を 収めたのが左の写真です。
 東武のコンテストの結果は、読売新聞紙上で発表になりましたが、ほぼ半数の写真は お子さまがらみだし、国別部門賞については「この部門はよほど応募が…」というのも あったので、入選して自慢できるようなコンテストではなさそうですが、まあ、 嬉しいものは嬉しいのであります(笑)
 応募総数は1,885通だそうで、その中でベスト10に入ったなら、たいしたもんだと。

 それにしても、限られた公園の中での撮影のこと、被写体みんな同じなわけです。 そう考えると、レンズの焦点距離、可愛い子供、変わった気象条件の中での撮影などが 差別化の要素かも。とすると、この写真も台風のおかげなのです。たしかに、他の 写真はどれも「ふりそそぐ太陽の下」の明るく綺麗な写真ばかり。
 そういうわけで、我が家では「ひどい天気の中、入場お疲れさま感謝賞か?」と いわれています(笑)


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