映画館がやってきた!
映画鑑賞記
リプレイスメント・キラー
■DATA
監督:ジョン・ウー,キャスト:チョウ・ユン・ファ
Story
香港マフィアの親玉に、息子を殺した警官への復讐の仕事を依頼されたジョン (チョウ)が、その卑劣な復讐方法故に仕事を遂行しなかったため、逆に組織に 追われる羽目になり、母と妹の命も危険にさらされる。
次々と追っ手を退けるジョンに組織は「代わりのプロの殺し屋 (リプレイスメント・キラー)」を差し向け、決着を迫る。
感想
[1999.11. 4 DVDレンタル]
「悪いやつは殺すが、卑劣な殺しはやらない」というのが、 ジョンの信念。だから殺し屋でありながら正義の味方でもある。
作品全体に流れるロックのビートと、色彩感豊かな照明の美しさ、 アクションのキメのポーズの造形美、どれを取っても美しく、まるで、銃弾の 雨の降り注ぐミュージックビデオのような軽快でノリノリな画面。
ストーリーと設定は、主人公の美学をもり立てるためのものであって、とりたてて 深刻な物ではない。だから何度見ても銃撃戦の爽快感や、キメポーズの 美しさに酔える。とにかく美しい。
こんなに東洋人が格好良く映画になるなら、日本映画も頑張らねば。
■関連URL
産経シネマクリップ
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アジア映画フォーラム
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文:唐澤 清彦
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