このレストラン龍水山(ヨンスサン)はソウル北部の、 鐘路区三清洞にある韓国宮廷料理のお店で、 韓定食(ハンジョンシク)という韓国の宮廷料理が食べられます。
3階建てのビルは個室とテーブル席に別れていて、 私は地下のテーブル席へと案内されました。
この龍水山には日本人客もよく来るみたいで、 メニューには料理名が日本語でも書いてあり、 先客のグループ 4人は日本のビジネスマンみたいでした。

ソウル市内にはこの鐘路区三清洞の本店を含めて6店舗、アメリカのLAにも支店があり、ソウルの各支店の地図や電話番号も紹介しています。



韓定食のコースは2万W、2万8000W、3万7000W、4万5000W、5万7000W、7万6000W、9万8000W、と7種類のコースがあります。
(各コースは料金によって料理の品数や内容が違います。)
私は料理の品数が多くて豪華な一番高いコースを頼んでみました。
ガイドブックなどでの韓定食の紹介では、 テーブル一杯に料理が並べられていますが、 実際には日本の会席料理のように 一品ずつ順番に料理が出てきます。
まず最初に出てきたのが水キムチです。
次にお湯?かスープ?に入ったご飯が出てきました。
韓国ではよくこうゆう食べ方をするらしく、 焼肉レストラン・バンブーハウスでは普通のご飯ではなく、 お焦げのご飯が入ったのが出てきました。



これは韓定食では定番の九節板(クージョルバン)で、 真ん中の煎餅(チョンピョン)のまわりに、 8種類の卵や野菜などの具が並べられています。
煎餅に何種類かの具を包んで食べるのですが、 取り合わせる具によって味が違うので、 組み合わせを変えて食べるといろいろな味が楽しめますよ。



左の料理は中華クラゲに似たような?ものと、 青菜の和え物でさっぱりとしていて美味しいです。
右は生牡蠣です。
一見するとタレが洋風のカクテルソースように見えますが、 韓国で刺身の時に使うコチュジャンベースのタレです。
私の個人的な好みかもしれませんが、 このタレが生牡蠣にとてもよく合っていて、 これを食べるのが冬場のソウルの楽しみの一つです。



左の料理は日本の‘ぬた’みたいな感じの料理です。
右は煮た?(蒸した)豚肉の厚切りと、 茹でた白菜、それに何かのキムチと、
アミの塩辛ベースのタレがお皿に盛られています。
茹でた白菜に豚肉とキムチをのせてから包んで、 アミの塩辛のタレを付けて食べるのですが、 白菜の甘味と豚肉の旨味に塩辛の味がよく合い、 何とも言えない美味しさですね。

龍水山のパート2へと続きます。

ネクスト


作成日時 1997年 3月 22日 Satdey