この刺身センターは東大門運動場から歩いて約15分程の新堂洞という所で、新堂洞市場の地下にある活魚の刺身専門のお店が集まっている食堂街です。
この新堂洞市場の近くには地下鉄 2号線の「新堂」駅があります。
新堂洞市場の入口横から地下に下りると、真ん中の通路をはさんで両側に30軒以上の刺身専門店が並んでいます。
私はここには1990年頃から食べに来ていますが、最近この地下食堂街が前面改装したので前と比べると随分と綺麗になりました。
ここのお店はすべてが活魚の刺身専門店で、 各店の水槽やいけすには ヒラメ、石鯛、アシナガダコ、ソイ、アナゴ、 車エビ、ドジョウ、などいろいろな種類の魚があります。


私が入ったのは地下食堂街の通路の真ん中付近の左側にある「ソウルフェチプ」 というお店です。
フェとは韓国語で刺身、チプとは韓国語で家なので、「ソウル刺身の家」というそのまんまの店名ですね。
お店の横にある水槽やいけすから食べたい魚を選ぶと刺身にしてくれます。
各店にはテーブル席や座敷席があり、席に座るとまず最初にサービスの料理が出て来ます。
このお店では大皿に、茹でた海老や煮た貝、ウズラのゆで卵など6〜7種類の盛り合わせと、生牡蠣がサービスの料理で出てきました。


この刺身はヒラメで、中型の物が1匹で2万5千Wでした。
大型のヒラメの場合は1匹3万Wだそうですが、魚の値段は時価みたいなものなので、お店との交渉次第では多少の違いがあるかもしれません。
ここのヒラメは養殖物を使っていて、養殖物のヒラメは〆てから時間が経つと味が落ちるのですが、たとえ養殖物のヒラメでも活魚の刺身なら味に問題はありません。
韓国式の刺身の食べ方はサンチュに、 エゴマの葉を重ねて、その上にコチュジャン(唐辛子味噌)を付けた刺身とわけぎ、にんにく、青唐辛子、 などをのせて包んで食べます。
醤油とワサビも出てきますが、韓国のワサビは粉ワサビみたいで美味しくないので、私はソウルに行く時には日本から醤油とチューブ入りの本ワサビを持って行きます。



これはサービスで出てきた手巻き寿司と握り寿司です。
握り寿司のネタはは刺身にしたヒラメが半分と、あとはとイカでした。
手巻き寿司はキュウリやカイワレなどの野菜とイカやトビ子などの具でした。
さすがに日本の寿司屋で食べる味というわけにはいきませんが、サービスで出てくる料理としては中々良いのではないでしょうか。

このサービスで出てくる料理は各お店によっても違いますし、同じお店でも季節や日替わりで違う場合があると思います。



左はサービスで出てきた椎茸とエノキダケの鉄板バター焼です。
右は刺身にした後の魚のアラで作ったメウンタンという鍋です。
実はこのお店でヒラメの値段交渉をしたときに値切ってみたのですが、
値段は安くできないけど替わりにこのメウンタンをサービスするとの事でした。
この鍋はちょっと辛いですが魚のアラからダシの出たスープが美味しいので、 最後の〆にこれでご飯を食べるのが楽しみの一つです。
又、この鍋にご飯を入れてビビンパプを作るととても美味しいですよ。

「GOURMET」のトップページにあるリンク「はみだしグルメガイド」では、1994年、95年、96年、98年と過去に行った「新堂洞刺身センター」の様子を紹介しています。

左下のスタートボタンを押すとプラグインのフラッシュプレイヤーで「新堂洞刺身センター」のムービーをご覧になれます。

右のRealPeayerのロゴをクリックするとプラグインのリアルプレイヤー、Media Playerのロゴをクリックするとウインドウズ標準ののメディアプレイヤーが起動して「新堂洞刺身センター」のムービーをご覧になれます。






地下鉄2号線「新堂」駅の1番出口から徒歩2分、大通り沿いの信号のある横断歩道のすぐ横にアーケードになっている新堂洞市場の入口があります。
このアーケードの入口の右横奥に、地下食堂街の入口へと降りる通路があります。
東大門のファッションビル街からは歩いて約15分ぐらいで行けます。

新堂洞刺身センターの通路の真ん中付近に「ソウルフェチプ」があり、今では当サイトを見て行かれた方が持って行った「ソウルフェチプ」の紹介ページのプリントアウトが張ってあるので、すぐに判ると思います。


「新堂洞刺身センター」 中区新堂洞 新堂洞中央市場の地下
「ソウルフェチプ」 TEL 233−0300
営業時間. AM11: 00〜PM11: 00 年中無休


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 2001年 4月 22日 Sundey