ボッテシーニ

ガボット

ストリング6月号原稿「ガボット」

 皆さん今日は、お元気ですか。

 イントロダクションの仕上がりは如何ですか?今回は、後半のガボットの勉強をしましょう。

 最初の3拍目の出だしは、D線で取ります。ガボットのパターンは、必ず最初の拍が、2分の2拍子ならば、2拍目、4分の4拍子ならば3拍目から始まります。此のアウフタクトが、上手く弾けなくては、ガボットにならないのです。最後まで3拍→4拍→1拍とアウフタクトの弱拍から表の強拍につながる基本の音楽を忘れずに、高度なテクニックの勉強をして下さい。

 ここに掲載している楽譜は、シュトライヒャー先生の手書きの貴重な楽譜に、私が、手の小さい日本人用に運指を少し変えて詳しく書き込んだものです。

 尚、前にも書きましたが、運指上の親指の0はフラジヲレット(軽く触れて倍音を出す)で、0は、親指で弦をしっかり(1.2.3.4指と同じように)押さえて音程を捉えます。注意して下さい。

 では、楽しいガボットのリズムで弾けるようになったら、先月号のイントロダクションと続けて演奏してみて下さい。では、ごきげんよう、さようなら。

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