Antonio CAPUZZ

コントラバス協奏曲〜第1楽章

 皆さん今日は、お元気ですか?Duoは如何でしたでしたか?楽しくアンサンブルが出来て、そして、恋人、または、親友のお付き合いが深まったでしょうか?

 今回は、いよいよ、コントラバス協奏曲なるものを、取り上げてみましょうと、思います。と言っても、なにも恐れることはありません。今まで勉強してきた段階で、簡単に弾ける曲です。その簡単な曲を、誰もがもっと簡単に弾けるようボーイングとフィンガリングを付けてみました。

 このコントラバス協奏曲の作曲者は、Antonio CAPUZZIで1753〜1818年にイタリアで活躍した人でモーツアルトの3年前に生まれていますから、古典派時代ではありますが、イタリアのバロック形式を色濃く残しています。

 ですから、明るく生き生きと、そして、あくまでもリズミカルに演奏できると、この曲の第1楽章のイメージにちかづけると思います。読者の皆さんは、もうこのレベルなら、直ぐにでも弾けることでしょう。実は、私自身、この曲で大学受験をした思い出の曲でもあります、ただ、その時は三度高いヘ長調で弾きました。基本的にこの時代の8分音符、16分音符はスタッカートで弾きますが、73小節から80小節までは表情を変えて少しレガート的になります また、クレッシェンドのある所は、少しづつ8分音符をテヌートで弾いていきます。

全体に、いきいきと表現するために、付点のリズムを副付点的に元気良く弾みましょう。

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