[2-Geki]  2劇通信・幕の内タケ第7号 1997年(平成9年)6月16日

    堀之内克彦の
    東京公演始末記



◆去る3月、東京公演に行ってきました。4度目とはいえ初めての者もいたりして、大変だけども楽しい旅公演でした。

[chousi] ◆トラック隊と夜行バス隊に分かれて夜の高速を一路東京へ。こういうときにも天然ぼけを忘れない劇団員F。途中休憩の後、バスが出発しようとしたその時...居ない、Fがいない。制作のSをはじめ皆大騒ぎ。捜しているところへ、バスのトイレからなにくわぬ顔で現れるF...。やってくれます。

◆そうこうしながら、なつかしいアゴラ劇場へ到着。装置の搬入、仕込み、音響のセッティング、照明のつり込み。当初から強行軍が予想されていたが、とうとう徹夜仕込みに突入。演出、制作、照明を残し、他の者は皆就寝。仕込みが終わったのは、一番電車の走るころでした。で、早朝寝ている我々を起こしたのは制作S。彼は翌日からもさわやかな顔で、皆をたたき起こしていたけれど、いったいいつ寝ていたのだろう、元気すぎるやつです。

◆さて、本番。客もまずまずの入り。わざとらしい携帯電話コントのあと、いざ開演。順調に芝居が進んでいたところへ、何かがピコピコ鳴っている。なんだろう?なんとお客さんの「たまごっち」。恐るべしバンダイ。うちも託児所が必要になるのでしょうか。

[tea_cup] ◆芝居が終わった夜はいつものように宴会。しかも合宿。就職面接シミュレーションなんかやったりして盛り上がる。宿泊は劇場と同じ建物内の稽古場でザコ寝。宴会の終わりごろにはひとり、また、ひとりと床についていく。うるさいいびきに悩まされても、翌朝はまたさわやかにたたき起こされるのでした。



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