[2-Geki]  2劇通信・幕の内タケ第8号 1997年(平成9年)10月20日

  佐々木、牧野、栗園の
    はるばると三人娘



「フーテンの灯」初演の当時、大学一回生だった三人娘。それから時は流れて3年。学生生活の終わりというちょっとした岐路を迎え、少しばかり大人になりました。そして今回、初演では果たせなかった役者としての登場が実現。当時を振り返る彼女たちの声と、今回の抱負をお聞き下さい。

−初演は佐々木、牧野が関わった初めての本公演でした。

佐々木 なかなか大人の芝居をやるんだって、ちょっと感心しましたね。私はその程度だったんだけど、牧野はショック大きそうだった。なんか、友達にチケット売りにくそうで。

牧野 18才の女の子には刺激強いかなってやり取りがあるじゃない。まっ、少し意識しちゃったってとこよ。公演では楽屋付きが私の仕事だったんだけど、それでも楽しかったな。

−はあ、純粋だったんだね。でもあの公演は、二人のサポートが大きかったよ、確かに。で、昨年7月の「流された」から栗園が2劇に参加した。それからだね、三人娘は。そこでは三人は、「木」の役でした。

栗園 なかなか納得できる芝屠ができなくって不安だったけど、あのデコラテイブな衣装をかぶるとやる気が起こって、爽快。

佐々木 かぶり物は人格を変えるの。私はその前にサルからかぶってるから、木なんかへっちゃらだった。

−もう三人娘も4回目だからアンサンブルのコツも・・・。

牧野 ポイントは抜きつ抜かれつですね。

佐々木 間合いを見るより、暴走する。これね。

栗園 何よ。3人の解散公演になるかも、なのに・・・。

[イラスト・三人娘]



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