2劇通信・幕の内タケ第18号 2003年(平成15年)5月5日
大東 広志
「で、どんな人?」インタビュー
ファンの方はお待たせしました。二枚目(?)かつ個性派俳優、大東広志の登場です。 このタケのイラストレーターとしての顔も持つ彼。まずはそこから聞いてみました。― イラストを描く趣味は前からあったんですか?
大東 落書きていどは。絵を描くことは昔から好きだったんですけど。
― まさかチラシまで書こうとは。 (「熊茶花薬店」・「正義の存在」と続けて宣伝美術を担当しているピカール大東とは・・・ 言うまでもなく、この人です)
大東 思ってませんでしたね。
― というわけで、ここに添えてあるイラストは自画像ということになりますが。
大東 書きにくいです(笑)。
― 役者についてですけど。印象に残ってる役とかあります?
大東 「人ごこちのいい車」(2002年)のパソコンですね。
― ジャックされたバスの中でひたすらパソコンをたたいていた役ですね。 どういう点が?
大東 あの時は本番になるまで実はわからなかったんですよ。 芝居の中での自分の役割が。本番で初めて、「ああ、こういう役だったんだ・・・」って。
― ほほう。あと記憶に残るのはなんと言ってもメイド服で踊り狂った「ボンボドス」 (2001年)のマリちゃん2号です。
大東 えー? あれですかぁ?(苦笑)
― ああいう役は何を考えながら演技してるんでしょう?
大東 ええと、あれも実は本番からノッてきて(笑)。
― (笑)いつもそうですか?
大東 そうかも。
― だからときどき稽古で気合いの抜けた演技をするときが。
大東 ええ!
― あるという噂もありますが、話題を変えまして。 たまにアンケートでは「大東さん、カッコいい!」なんてのが散見されるんですが。 ばりばり二枚目の役なんかやってみたいって思います?
大東 うーん、一度くらいは。 きっと「一回こっきりやろ、こんなん」って思いながらやってるでしょうけど。
― でも稽古からずっと二枚目ですよ。出来ます?
大東 ・・・そりゃもう。余裕ですよ。
― 最後にプライベートに踏み込んだりします。暇な時間は何を?
大東 ゴロゴロしてます。
― あの、何かもっと、気の利いた答え、ないですか?
大東 音楽鑑賞とか、してます。
― お、いい感じです。どんな音楽を?
大東 ・・・ごった煮です。
― ・・・せめて「ジャンルは選びません」くらいにして下さい。