あらすじ
舞台はとある瀬戸内の島。
この島で唯一の砂浜は、
島の人々が海水浴を楽しむ場所であったが、
最近、その小さな砂浜の上に覆い被さるように
片側2車線の大きな橋が造られてしまった。
この橋の下には、島でただ一つの憩いの場である浜茶屋がたっている。
そんな浜茶屋に、一人の青年がやってくる。
彼はバイクで上の道路を走っていたが、
パンクのためやむなく非常口から階段を降りてここにきたらしい。
ところが、この非常口は外へ出られても、
危険防止のため外から道路へは入れなかった。
そのうえ、この島から出るには
週に1便だけの連絡船を待つしかないという。
彼は仕方なく島民たちのお世話になり、
ここにしばらく滞在することにした。
青年がみたこの島の生活は異様であった。
漁業組合があるのに、漁をやっている人は一人もいないし、
島はすっかり荒れ果てているにもかかわらず、
みんな大金持ちなのである。
この島民たちが今もっとも関心があるのは、
来週本土からドキュメンタリーを撮りにくるという
テレビの取材チームのことであった。
大金を払ってバイトを雇い、
「漁に出たまま行方不明の父を捜す青年の悲しみの島」を演出し、
このテレビ番組を利用して村おこしをするつもりなのだ。
そんな島民に疑問を感じながらも翻弄される青年。
いよいよ取材チームが島にやってくるという日に
台風が島を直撃してしまう・・・。
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