2劇の役者が楽しんで芝居をすることを目的とした小公演ですが、
一般のお客様にも観ていただきました。
会場がやや不便な場所でしたが、
いつもよりもお手ごろな料金で、
いつも以上に楽しそうな役者たちの姿を見ることができ、
おまけに終演後には花見もついている、
非常に素敵な公演となりました。
また、この公演は、秘密公演として宣伝させていただきました。
というのも、
本公演は当初、身内だけの発表会程度の公演として企画されました。
そして上演作品については、2劇の過去の作品の再演
もしくは既成の台本の上演を考えていました。
ところがある日、何を思ったか座付作家の四夜原茂が
「俺が新作を書く!」
と言い出し、突然の新作披露公演となってしまいました。
ことここにいたって私たちは考えました。
これは、自分たちだけのものとするには勿体ないのではないか?
そこで、4月公演の当初の趣旨を保ったまま、
一般のお客様にも参加の機会をということで考え出されたのが、
秘密公演という公演形態だったのです。