by eat iTou
ここからダウンロードしなけりゃ始まらない
Alexander Clauss und der iCab Company
次のプレビューが出ないので心配してメールを出したところ「少し遅れていて申し訳ない。ほんとにもう間もなく公開できると思う。」という返事。
(id="next")
暗黒な方が今月より新装開店。リンクページを修正。ただし http://www.hinoki.sakura.ne.jp/~darkness/ にアクセスすると権限がないといわれるので犬豌豆にリンクを張る。
(id="darkness")
iCab for Mac OS X を使っていて気付いたこと。
Location Toolbar の URL をコピーできない。ドラッグアンドドロップは可能。コピーをするとクリップボードの内容が消去される。
Hotlist を開いて URL 欄をコピーしようとしてもできない。こちらもコピーをするとクリップボードの内容が消去される。ただしサイト名を選択してコピーすると URL ともどもクリップボードに現われる。行自体のドラッグアンドドロップは可能。
ソース表示に指定したアプリケーションが起動していない状態で Show Source メニューや「Source」ボタンを押してもそのアプリケーションが起動しない。
FTP サーバに接続できない。
「FTP error #500
500 Illegal PORT command. 」
と表示される。「error #500」はなんぞや、と思い調べた結果「シンタックスエラー、認められないコマンド。 これは、あまりにも長い間コマンドライン、といったエラーを含むかもしれない」んだそうだ。私には良く判らない。
(id="problems")
iCab user Web Ring への登録を未だためらっている。
(id="Ring")
iCab for Mac OS X を使っていて気付いたことの追加。
HTTPS (SSL) にアクセスすると落ちる。
新規に開いたウィンドウの背景が最初白地で表示されてから灰色になる。
未だ見ぬ Pre 2.5 では治っているのだろうか。
(id="problems-2")
すっかり私は狼少年になってしまった。Mac OS X の発売から一月が過ぎてしまったが iCab は一向に姿を現わさない。11日、Alexander Clauss さんに「どんな問題を抱えているのか? Carbon? CSS?」というメールを送る。返事が無い。16日、support@icab.de にも「次のプレビューが現れないが問題が有るのか?」とメールを送るがこちらも返事無し。嫌な予感が気のせいであれば良いのだが。
(id="problems-3")
嫌な予感は私の杞憂だったようだ。無事 Pre 2.5 が登場した。Mac OS X 版に関して、まず治っていたこと。
Location Toolbar や Hotlist の URL をコピーできるようになった。
Show Source メニューや「Source」ボタンでソース表示に指定したアプリケーションが起動するようになった。
治っていないこと。
いまだ FTP サーバに接続できず。
「FTP error #500
500 Illegal PORT command. 」
と表示される。
HTTPS (SSL) にアクセスすると落ちる。
新規に開いたウィンドウの背景が最初白地で表示されてから灰色になる。
アンカーポイントの訪問済みの色の変化がすぐには現れない。
2.5 で発症したこと。
「iCabを極める」の掲示板でも報告があったが掲示板にアクセスすると落ちる。
更に、PPC 版と Mac OS X 版共通の、文字コードが iso-2022-jp のローカルに有る HTML 書類を場合によってバイナリファイルと判断して表示できない症状は健在だ。表示できるのは
DOCTYPE 宣言に DTD の URI も記載されている場合、DTD の URI の記載が無くても <head> 内に link 要素が有る場合。
DOCTYPE 宣言が無くても <html> <head> </head> <body> の四つが書かれている場合。
(id="new")
iCab user Web Ring へ http://www.bekkoame.ne.jp/~eat-it/icab/icab.htmlを登録。
(id="Ring-2")
ここに書くのが遅くなったが、あの後すぐ 2.5.1 が登場。Mac OS X 版が TEXTAREA でクラッシュしてしまうバグを直しただけのようだ。取りあえずこれで常用可能。
そして、以前より Mac OS X 版で TEXTAREA に日本語入力できない、ということに付いて報告したところ「Thanks for the info.」と言う返事。次回プレビューで直るのだろうか。
(id="textarea")
2.5 になってから、例えば Macintosh Garden の右側のリンクセクション等で見られるように、ウィンドウもしくはテーブルの横幅に収まり切らない単語あるいは URI の様な一続きの文字列の一部が縦に並んでしまう。日本語では問題なく、ASCII 部分で不具合がおこる。スペース、スラッシュ、アスタリスク、ハイフン、センタードピリオド、等の後ろで折り返すのだが、これらに区切られた単語等の後半部分横に収まる分までが一文字毎に折り返されるのだ。いったいどうしたのだ。市川崑のファンなのか? 取りあえず質問を送る。
(id="break-line")
ローカル環境での JIS (iso-2022-jp) ファイルの取扱いに関して質問を送る。返事有り。
「ローカルファイルの場合、それが HTML であるかどうか iCab が判断しなければならない(オンラインであればサーバが伝えるであろう)。その判断のために iCab は DOCTYPE、<HTML>、<HEAD>、<TITLE>、といったヘッダ部分を探す。iso-2022-jp での問題は、そこに非 ASCII 文字も使われていると iCab を混乱させバイナリファイルであると判断してしまうのだ。これを避ける為に、あなたはファイルの先頭 250 バイトで ASCII 文字のみが使われた完全な HTML ヘッダを用いなければならない。」
これに対し、なぜ iso-2022-jp だけでこの問題がおこるのだ、と質問。その返事。
「おそらく iso-2022-jp が幾つかの low ASCII codes (< 32) を使っているのが原因だろう。」
最初「low ASCII codes (< 32)」と言うのが何のことだかさっぱり判らなかったのだが、ASCII の制御文字の事なのだな。iCab が判断を終了する前に非 ASCII 文字への切り替えの為の制御文字が出てくるとダメ、ということか。こんなことを書いていると「お前は今頃そんなことを言っておるのか!!」と突っ込みを入れられそうだ。
(id="jis")
CSS の実装やバグ潰しは進んでいるのだろうか、ある程度進んだ時点でのこまめなリリースをしてもらいたい、というメールを送る。返事有り。
「間もなく小さなアップデートを出す予定だ。このバージョンではたくさんの新しい JavaScript の機能追加と、HTML と CSS に関わる幾つかのバグフィクスが行われている。
その次の大きなアップデートにはもうちょっと時間がかかるが、CSS2 のかなりの部分を実装する事になるはずだ。」
(id="next-2")
以前『「GIF を使ったアクセスカウンタで iCab がきちんと表示できない物があるのは、iCab が GIF の表示に QuickTime を利用しているから」という話をたまに見かけるのだが、ホントにそうなのか?』と書いた直後に TANICO さんから「iCab STANDのネタにでも使ってやって下され〜。」とメールを頂いていた。iCab がまともに表示できないアクセスカウンタを例に出して質問した際のドイツからの返事を送って下さったのだが今までほったらかしにしていて申し訳ないっす。アクセスカウンタに限らず iCab がへんてこに表示する GIF アニメを GraphicConverter や GifBuilder はきちんと表示してくれるのが気になりメールをもらった後に GIF の仕様書もしくは解説を検索したのだがその時は見つけることができず諦めてしまった。しかし、改めて検索、そして All About GIF89a という頁を発見。
ということで iCab できちんと表示できないアクセスカウンタというのは GIF アニメ形式の物なのだが、TANICO さんへの返事というのは以下の通り。
The first frame of the animation should cover the whole area that is used by the animation.
Otherwise the other frames are clipped at the borders of the first frame.
In this animation the first frame is much too small.
If the first frame is enlarged to the size of the size of the real size of the animation, it would work in iCab.
「最初のフレームがアニメーション全体のエリアをカバーしていなければならない」との返事だが、All About GIF89a を見ると「アニメーション全体のエリア」というのは GIF ファイルの中の「LOGICAL SCREEN DESCRIPTOR ブロック」に記述される物のように見受けられるのだがいかがなものか。不安ながらも「iCab は GIF アニメの LOGICAL SCREEN DESCRIPTOR を理解していないのではないか」とメールを送る。返事はない。
(id="gif-anime")
「Use "URL Access" for HTTP」にチェックをすると Google のキャッシュを表示できない、とメールを送る。返事はない。
(id="google")
SO-HTML や HTML i18n に関する質問の返事、に対する再質問を送信していなかったことに気が付く。「それらは後々サポートされるのだろうか?」との問いに「おそらく。それは可能である。」という返事あり。
(id="error")
ATPM 5.03 - Extras: iCab Company Interview という記事を発見。1999年3月5日の記事のようだ。「間もなく Pre 1.2 がでる」という発言があるのでインタビュー自体は2月の後半に行われたのだろう。インタビュアーは ATPM マネージングエディタDaniel Chvatik、答えているのは Oliver Joppich。以下はそのインタビューから意訳。
Alexander と Oliver は (*訳注 : iCab 開発を始める以前の) 10年間はドイツでソフトウェアを作っていた。Atari から始め、最後のプロジェクトは Windows PCs と Mac 向けのエミュレータ (MagiC Mac、MagiC PC) だった。
昨年 (*訳注 : インタビューの時点で。つまり1998年) 完全にインターネットへ切り替えることに決め二つのプロジェクトを始めた。一つは AktienMan (ドイツの市場のための株プログラム)、もう一つが iCab。
十ヶ月間 iCab に取り組んでいた。その基になっている Atari 向けの「Cab」 (*訳注 : これに関してはベクターによる Alexander Clauss へのインタビューが参考になる) には数年かかっている。
十ヶ月間の主な作業は Atari の Pascal から CodeWarrior と Mac OS への移植だった。CodeWarrior の幾つかのライブラリが期待通りには働かなかったので Alexander はその部分を書き直さなければならなかった。最後の二ヶ月間は、オンラインの問題がありそれを見つけるのが大変だった。
Mac OS X への対応、つまり Carbon 化は Pascal/Atari から CodeWarrior C/Apple への移植を思えば簡単なことだ。
フィードバックの電子メールを読み多くの人が要望するものからまずフィクスしてゆく。
iCab は strict HTML と面白いウェブサイトの間に道を探す。基本的には strict HTML をサポートする。しかし iCab の smiley を見ると判るように、完全に HTML の使用に準拠した頁を見つけるのは困難だ...
iCab の Windows 95/98/NT への移植には問題はないが、それは本当にやるつもりがない。AktienMan は両方で動作する (*訳注 : 現在 AktienMan は Mac OS 8/9、Mac OS X、95/98/NT/2000、Linux、OS/2、に対応) 。
電子メールクライアントは、Oliver が Eudora Pro、Alexander が Claris Emailer 1.1.3、を使用。
iCab Company は、Braunschweig (ブランズウィック) で設立された。Alexander は Darmstadt (ダルムシュタット) におり、Oliver は (ハイデルベルク) に住んでいる。
(*訳注 : しつこいけれど、インタビューの時点で) Alexander は30歳、Oliver は34歳。
(id="atpm")
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