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2007.09.04
 

ラブ・パレード in エッセン(ドイツ)  "ラブ・イズ・エブリウェア"
120万人が参加した大テクノ・パーティ

 ラブ・パレードはドイツの首都、ベルリンで1989年にはじまった。1989年といえば、同じ年の11月にベルリンの壁が崩壊している。ラブ・パレードはその2か月前、7月に行われた。
 最初は150人ほどの小規模のレイヴであったものが、年々参加者が増え、10年後の99年には参加者はその1万倍、150万人までにふくらみ、世界でもっとも規模の大きなテクノ・パーティとなった。2004年と2005年にはスポンサーが降りて、キャンセルとなり、2006年には再びベルリンで復活した。
 
 2007年はドイツ西部の都市、エッセンで行われた。ラブ・パレードの本拠地から離れた今年のスローガンは"Love Is Everywhere"。
 エッセン駅のそば、街の中心部から南北約2km、東西1kmのストリート、広場が巨大なダンスフロアとなった。夏の光がまぶしい8月25日(土曜日)、中心部の交通はすべてストップ、小さな通りまで人、人、人・・・。土曜日はいつもなら、店はオープンしているのだが、この日はほとんど、閉店。あちこちのレストランや個人の店先はビールやサンドウィッチの販売所に変わっていた。
 大きな通りには、フロートと呼ばれる、音響装置を積んだ大きなトラックが各所で音楽を流し、その周りで人々が踊っている。フロートの上では、ファッショナブルな装いをした人々が路上の参加者に手を振り、踊り、ストリートで踊っている人を盛り上げる。
 メイン会場のベルリーナ・プラッツ近くの空き地には何階もあるビルのような巨大なステージが設けられ、午後2時から夜の11時まで終日、身動きするのも難しいほど人で埋まっていた。
 
 この日、集まった人は120万人。ラブ・パレードの主催者のライナー・シャーラーは「信じられないほどよい雰囲気で、ベルリンよりもすばらかった」と語った。ちなみに、ある調査によると、95%の人が来年もラブ・パレードに参加したいと応えたという(http://www.essen.deより)。
 開催した地元エッセンの各家庭に配られる街の情報新聞の見出しも、「ベルリンよりもすばらしかった」といった見出しでこのラブ・パレードを評していた。
 
 2008年以降のラブ・パレードはいずれも、次のようにエッセンの周辺都市で開催が予定されている。
  2008年 ドルトムント、
  2009年 ボッフム、
  2010年 デュイスブルク
  2011年 ゲルゼンキュルヘン

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※写真をクリックすると拡大した写真をウィンドウ表示します。
▼フロート
町中には27台の音響装置を積んだトラック、フロートが配置され、テクノ・ミュージックを流す。"荷台"には、何十人もの人々が乗り込み、
フロートの前部はいかにもトラックという形のものが多いが、これはテクノにふさわしいモダンなフロート。まだ時間が早いので、人は少ない。
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フロートはしばらく停まったり、ゆっくりと動いたり。動くときにはフロートの周りに鎖がはられ、人が先導する。
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▼メイン会場
エッセン中央駅から歩いて7〜8分。サーカスなどのイベントが行われる空き地と広い駐車場を使ったメイン会場。メインステージはかなり巨大だ。何階建てもの大きなビルぐらいあるだろう。
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▼ダンスフロアと化した街
フロートがあれば、音楽がある。ふだんは車がたくさん往来する大きな通りはどこもダンスフロア。夏の太陽とダンス、踊る人も見る人も一緒に楽しんでいる。
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▼ピープル
この夏は気温が低かったが、当日は夏らしい美しい日。踊っているだけでは見分けはつかないが、ドイツ国内だけでなく、ロシアやイギリスを含めたヨーロッパ全土、アメリカやメキシコからも多くの人がラブ・パレードに参加したという。言葉は交わさなくても、スマイルが共通言語。写真を撮っていると、進んでポーズをとってくれる人がたくさんいた。
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