与えあう世界なんですね
──MBDB体験について

椎名　　

　……さっそく（MBDBを）体験したのですが、なにを思ったか旅行にいくので電車に乗る前に飲んだのです。すると当然、頭がふらふらしてきて左脳が麻痺し始めて言葉にろれつが回らなくなりました。
　チャクラの活性化はあまり変化が感じられずに多少サハスラーラあたりがボーっとする感じでした。摂取してから効果が現れるころ電車に乗りましたが、言葉や思考がうまく働かなくなってくると、なんだか感じられてきたのは周囲のネガティブな想念でした。暗いエネルギーが私に取り巻きます。あーやっぱり電車に乗ってるときに飲むなんてまともじゃなかったなと後悔しましたが。ある程度時間がたつと左脳ボケのピークがすぎコントロールができるようになりとまた立ち直ります。
　周囲のエネルギーに左右されずに自分の想念が増幅されて白い光や楽しく喜ばしいエネルギーに変換していきます。ちょうど気分がよくなり立ち直りかけたところで電車の乗り換えでした。
　すると今度はとてもハッピーなんですね。しかしハートの喜びではないんです。情緒がなくもっと楽しいハッピーなんです、しかも自分はこのハッピーを人に伝えることができると確信に近いものがあるんですね。この意識状態なら人生なんの問題もなく生きていけるすべてがオッケーという状態なんです。
　しかも興味深いのは次の乗り換えで別の電車に乗りあわせた周りの人すべてがある程度の精神的境地に達しているひとなんですね。私はオーラが細かく見えるほうではないのですが明るいか暗いかくらいは瞑想を何年かやってますので判断できます。またケミカルでそう見えているのかもしれないかと思い隣の妻に聞くと「そういえばいつもと違う」といいます。
　まるで磁石のように明るい人は明るい場所に集まるという光景がそこにあるのです。そんなはずはないだろうなかにはネガティブな人も近くにいるはずだと思い探すといるんです。でそういう人をよく見るとこっちを見ないんですね。背を向けているんです。もしくは向きが違う方向を向いてるんです。明るい人、よこしまな想念を持っていない人はみんな顔を向き合っているんですね。
　この体験は私にとって衝撃的でした、こういう場所で体験してこういう結果がでるのはある程度今までの経験から十分想像できたことでしたが電車という不特定多数の場所でこのような結果がでるともう疑いようもありません。
　通常の意識ではこうはいきません。その日その日の状態でたくさんの不愉快な人と(自分もそうかも？)であわなければなりません。しかし仮に意識の高揚が高みにとどまることができればそしてそれを多くの人が体験し揺るぎない状態になれば大多数の人が望んでやまない新しい世界が創造できるのではないでしょうか？
　すべてが私の中にあるそんな感じでの体験でした。ちなみにそのとき私たち家族（4人）に席を譲ってくれた方が4人もいました。妻も「こんな譲ってもらったのははじめて」とびっくりしてました。与えあう世界なんですね、すばらしいです。