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谷川には悪いがハマリ役。重複を避け主要補填にムダが一切ない。細やかで重厚。立会いで二日付き合っただけのことはある。96歩では16歩かとの郷田感想紹介。
三浦が示唆した千日手も先手苦しいので谷川は仕方ないかもとフォロー。これは谷川が言わないと誰も理解しなかった。
華麗な久保変化81手め49香には86手め33金が谷川補填。この時47と金が残って郷田は不満だったらしい。さらに補填するとその局面はすでに羽生が点数負け。23点ルールに改正してぎりぎりなので現行24点ルールではハッキリ後手負け。昨晩述べたように郷田には持将棋が眼中にない。谷川補填は久保変化でハゲの86手め33歩打をフザケンなと叱咤。冷めたタコ焼きのごとき木村のフニャ声を谷川の美声が一掃し気分爽快。
羽生の白升角VS郷田の黒升角の構図については王将戦7から棋王戦5までと対。郷田7については谷川が言及不可と断定告白。代りに121手め51飛変化で郷田応援。
43香で羽生が飛び上がったらしいが余裕の裏返し。まさかという緊張が最後まで続いたので郷田の健闘に華添えた。
余興が凝っている。谷川が40分考えて答えが出なかった例の21手詰み問題だがやはり初手は角捨て。あとは空間閉塞手95歩に繋げるだけの作業。角合いが難しいので初手でこけるとダメであろう。宮田だけが解けた問題。それにしても宮田のあの鉛筆は衝撃的。鉛筆削りで削れる長さではない。小刀で削った痕も見える。宮田のネーム入り鉛筆が連盟グッズになれば当家も欲しい。
開始日時:2009/04/09 10:00
終了日時:2009/04/10 21:41
棋戦:第67期名人戦第1局
戦型:相矢倉
持ち時間:9時間
消費時間:▲539▽539
場所:東京都文京区・椿山荘
先手:郷田真隆九段
後手:羽生善治名人
▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲5六歩 △5四歩
▲4八銀 △4二銀 ▲5八金右 △3二金 ▲7八金 △4一玉 ▲6九玉 △5二金
▲7七銀 △3三銀 ▲7九角 △3一角 ▲3六歩 △4四歩 ▲3五歩 △同 歩
▲同 角 △5三銀 ▲6八角 △4五歩 ▲3七銀 △4四銀右 ▲7九玉 △4三金右
▲4八飛 △3四銀 ▲3六歩 △5三角 ▲6七金右 △3一玉 ▲8八玉 △2二玉
▲4六歩 △9四歩 ▲9六歩 △9三香 ▲6五歩 △4六歩 ▲同 銀 △4五歩
▲3七銀 △6四歩 ▲同 歩 △同 角 ▲6六金 △6二飛 ▲6五歩 △4二角
▲7五歩 △2四角 ▲同 角 △同 歩 ▲9五歩 △同 歩 ▲9四歩 △同 香
▲8三角 △3八歩 ▲同 飛△4六歩 ▲同 銀 △4七角 ▲2八飛 △3六角成
▲3七銀 △4七馬 ▲3六歩 △3五歩 ▲同 歩 △2三銀 ▲9四角成 △3六歩
▲2六銀 △4六馬 ▲1八飛 △2五歩 ▲4七歩 △5七馬 ▲2五銀 △3五銀
▲5五歩 △3九馬 ▲5四歩 △2四歩 ▲1六銀 △2九馬 ▲5八飛 △5二歩
▲7四歩 △1九馬 ▲4六香 △4四歩 ▲7三歩成 △同 桂 ▲8四馬 △3七歩成
▲7三馬 △4七と ▲5九飛 △3七馬 ▲3九飛 △6一歩 ▲3七飛 △同 と
▲5五桂 △7一香 ▲6二馬 △7七香成 ▲同 桂 △6二歩 ▲4三桂成 △同 金
▲7三飛 △3四角 ▲4五歩 △4六銀 ▲6四角 △4九飛 ▲7一飛成 △4二桂
▲3一金 △3二銀打 ▲同 金 △同 銀 ▲3一銀 △3三玉 ▲5六金 △7二歩
▲4六金 △7六桂 ▲9八玉 △9六香 ▲9七歩 △6九飛成 ▲4二角成 △同 金
▲同銀不成 △同 玉 ▲4三香 △同 玉 ▲3五桂 △4二玉 ▲4三銀 △同 銀
▲同桂成 △同 角 ▲5三銀 △3三玉 ▲3一龍 △2三玉
まで158手で後手の勝ち
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