2006.07.16NHK杯 松尾VS青野 対手損角換り棒銀65角
2006.07.15囲碁将棋ジャーナル 王位戦第1局森内解説


2006.07.16NHK杯 松尾VS青野 対手損角換り棒銀65角 No: 1061 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  06/07/16 Sun 15:50:48

放映:2006.07.16NHK杯
棋戦:第56回NHK杯
戦形:対手損角換り棒銀65角
先手:松尾歩六段
後手:青野照市九段
▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8八角成
▲同 銀 ▽2二銀 ▲7七銀 ▽3三銀 ▲3八銀 ▽6二銀
▲6八玉 ▽7四歩 ▲2七銀 ▽7五歩 ▲同 歩 ▽6五角
▲7六角 ▽4七角成 ▲3六銀 ▽4六馬 ▲4八飛 ▽5五馬
▲4五銀 ▽7三銀 ▲6六銀 ▽6四馬 ▲5六銀 ▽5四歩
▲6五銀右 ▽4二馬 ▲5四銀 ▽5二金 ▲7九玉 ▽6四銀
▲8五角 ▽6二玉 ▲7八飛 ▽8四歩 ▲7四角 ▽8五歩
▲3八角 ▽5一玉 ▲2七角 ▽4一馬 ▲7四歩 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲7七銀 ▽8四飛 ▲8五歩 ▽同 飛
▲7六銀 ▽8二飛 ▲3八角 ▽8六歩 ▲8八飛 ▽7五歩
▲8三歩 ▽同 飛 ▲7三歩成 ▽同 飛 ▲8六飛 ▽8四歩
▲8七銀 ▽7六歩 ▲8四飛 ▽8三歩 ▲8五飛 ▽7七歩成
▲7四歩 ▽7八歩 ▲同 銀 ▽同 と ▲同 金 ▽7一飛
▲8三飛成 ▽4二玉 ▲8二歩 ▽5一飛 ▲8一歩成 ▽6二金
▲4五銀 ▽3一玉 ▲8二龍 ▽5二飛 ▲5六銀 ▽2二玉
▲9一龍 ▽5五銀 ▲8二と ▽4二馬 ▲5八金 ▽5六銀
▲同 歩 ▽5四飛 ▲6六桂 ▽6四飛 ▲5五歩 ▽5三馬
▲6八金右 ▽3五馬 ▲4九香 ▽7六銀 ▲4六歩 ▽2五馬
▲3六銀 ▽2六馬 ▲7三歩成 ▽8八歩 ▲同 玉 ▽8四飛
▲8七歩 ▽7三金 ▲9三龍 ▽8七銀成 ▲同 金 ▽8六歩
▲同 金 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽7六飛 ▲7七歩 ▽7五飛
▲7六銀 ▽5五飛 ▲5六歩 ▽5二飛 ▲7三龍 ▽5七歩
▲9六歩 ▽6二馬 ▲8三龍 ▽3九金 ▲2七角 ▽2九金
▲4五銀 ▽2八金 ▲3六角 ▽3五歩 ▲4七角 ▽8一歩
▲7四桂 ▽5三馬 ▲7二と ▽6四馬 ▲6二と ▽5三飛
▲7二龍 ▽4六馬 ▲2五角 ▽投了
153手で先手の勝ち

ドM深浦の解説は対局が延びたので一部撮り直し。そうでないと65角変化紹介で「後手優勢と言うワケではないが」と言えないのがいつものドM。この65角があるので連盟棋士は口をそろえて今まで「16手め75歩があるのでここで27銀だけは絶対ナイ」と述べてきた。手損角換りの立て役者山崎でさえそう解説をしてきた。「俺が手損角換りの第一研究者」と自惚れる青野は「65角で後手勝勢」と言ってきた。深浦とていったい何度「75歩で先手困る」と述べてきたことか。
唯一当家だけが序盤で歩損のない馬造りは馬側不利としてきた。
昨年の青野の対局でも。
>2005.11.20NHK杯 康光VS青野 手損角換り早繰り銀
そこにはハッキリ書いてある。
「1歩得+ナマ角>歩損ナシの単なる馬=序盤制圧」
本譜はその構図。1歩得+ナマ角で序盤制圧に成功。青野の実力ではすでに負け。19手め76角見て当家は観戦放棄。ドMの吹き替え聞くより昼寝した方がマシ。なぜ65角が通じないかと言うと後手は序盤に84歩を突いていないため。だから22手めに92馬または83馬と引けない。
青野は序盤の飛車先不突きに拘泥。おかげで36手め64銀悪手から85角まで許して62玉では大局観が無きに等しい。そんなに飛車先不突きを自慢して銀が出たいなら36手めは84銀。以下青野ならこうやってコケル。

先手:37手め74歩
後手:36手め84銀
▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8八角成
▲同 銀 ▽2二銀 ▲7七銀 ▽3三銀 ▲3八銀 ▽6二銀
▲6八玉 ▽7四歩 ▲2七銀 ▽7五歩 ▲同 歩 ▽6五角
▲7六角 ▽4七角成 ▲3六銀 ▽4六馬 ▲4八飛 ▽5五馬
▲4五銀 ▽7三銀 ▲6六銀 ▽6四馬 ▲5六銀 ▽5四歩
▲6五銀右 ▽4二馬 ▲5四銀 ▽5二金 ▲7九玉 ▽8四銀
▲7四歩 ▽7五銀 ▲8五角 ▽6六銀 ▲同 歩 ▽7五馬
▲7三歩成 ▽同 桂 ▲6三角成 ▽同 金 ▲同銀成 ▽投了
47手で先手の勝ち

先手:37手め74歩
後手:36手め84銀
▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8八角成
▲同 銀 ▽2二銀 ▲7七銀 ▽3三銀 ▲3八銀 ▽6二銀
▲6八玉 ▽7四歩 ▲2七銀 ▽7五歩 ▲同 歩 ▽6五角
▲7六角 ▽4七角成 ▲3六銀 ▽4六馬 ▲4八飛 ▽5五馬
▲4五銀 ▽7三銀 ▲6六銀 ▽6四馬 ▲5六銀 ▽5四歩
▲6五銀右 ▽4二馬 ▲5四銀 ▽5二金 ▲7九玉 ▽8四銀
▲7四歩 ▽7五銀 ▲8五角 ▽7二飛 ▲6五銀直 ▽8四歩
▲7三歩成 ▽同 桂 ▲6三角成 ▽同 金 ▲同銀成 ▽9二飛
▲7四銀 ▽投了
49手で先手の勝ち


2006.07.15囲碁将棋ジャーナル 王位戦第1局森内解説 No: 1060 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  06/07/15 Sat 15:29:11

連盟棋士の水準では現在望み得るほぼ完璧な解説。43角までマシュダ一家の実況&分析をそのまま一字一句再読。完璧主義を貫ける森内だからこそ当家と同じことが言える。
ホボと言うのは森内の依怙地と告白が言外に付加されているため。それしか当家に楽しみはない。
1=94歩-42飛ではバンカナに何も言わせず沈黙リード。爆笑。
これは当家同様藤井シス以外の後手の可能性を模索中のため。
2=43銀で初めて藤井シスと言う森内。MF変化を確認中のはず。
3=32角成に一番関心を示す名人。当家と同じ理由。
4=55手め31飛を疑問扱い。21飛が最善との当家指摘支持。
森内は55手め21飛を「個人的意見」と述べたが31飛を敗着扱いにし最善手21飛を即時指摘したのは当家のみ。それが全く正論なので森内はそこから全解説構築。森内がマシュダ一家しか読んでこなかった理由もハッキリしている。康光は局後55手め21飛には触れず67手め22馬を疑問視。森内が康光感想を徹底的に無視し当家を丸ごとナゾったのは最強棋士の証し。並の棋士ではソコまで同期できる勇気がない。
5=93角を全く褒めない森内。バンカナがふってもこれを新手筋と一切認めない。ここが当家とやや違う。当家は羽生をコキおろしても新しい構図を示したら目を開く。森内は「実績が違う」と謙虚を装いつつ羽生を目の敵に。
6=60手めで27飛は苦しいと森内。大爆笑。あてつけ。
康光が森内風に指したので当家が観戦放棄したため。>No: 1050
森内。自分で弁解したいなら61手め57同金変化で先手の勝ち筋を示さないといけない。少なくとも当家はそうしている。>No: 1049
これは続篇があるが森内解説まで待っていた。
ところが森内は57金同桂成41飛成しか示さない。マシュダ一家最善手55手め21飛なら41飛成51金31飛成があったと言うだけ。局後だからそう言える。しかも丸二日経ってもひとめダメな41飛成しか言えないのでは森内に27飛は苦しいと言う資格はない。本番ならそう指すのが森内。だから当家はこの程度の解説内容では前言を撤回しない。
森内なら「私でもそう指してしまいそうですが後の展開を見るとここで57金から飛車を切れないのではすでにおかしかった」と言うのがラシー。
7=オマケ。55手め67金変化で「99角成で先手難しいか」と言うのではますます当家の実況&分析しか読んでこなかった証し。康光なら55手め67金でも森内に勝てるから。そっちの方が61手め57金変化よりラク。
8=結論。森内ほどになるとすでに既出のマシュダ一家分析を全面支持。
これは羽生や谷川も同じ。違う点は森内や丸山の場合は当家未掲載の代替変化を囲碁将棋ジャーナルで絶対言わない。羽生や谷川の代替変化は即時欠陥がバレたので森内は最もいい時に登場した。森内が口が裂けても言えなかったマシュダ一家の手はかつてアレだけ。羽生は目の敵と言うより目の上のタンコブ。あの時と似ている。受けに撤するのか攻めあうのか。55手め67金変化は森内らしい。しかしMF21飛が絶好手なので康光を今回支持した現名人。その操が32馬への関心。

楽しみなのは将棋世界でのまとまった名人戦自戦記。その号しか年間通じて読むモノない。締め切り延ばしてもいいから。

さて羽生がオカシナ感じを受けたのは57金変化は59手めにやろうが61手めにやろうが同じため。要するに森内がそれではアンマリと思って付け足した41飛成はない。康光が61手めの57金を指せば本当にオカシナことになってしまう。なぜ59手めにやらないのかと聞かれたら「気が変った」としか答えようがない。だから彼等は59手めでパスしたら絶対に61手めに57金は有り得ない。それを彼等は一貫性と言う。意地である場合は本譜のようになる。ミスに気がついたら「やっぱしコッチ」で構わない。

No: 1049補遺1
先手:75角
後手:59飛
▲7六歩    ▽3四歩    ▲2六歩    ▽4四歩    ▲2五歩    ▽3三角
▲4八銀    ▽9四歩    ▲5八金右  ▽4二飛    ▲6八玉    ▽3二銀
▲7八玉    ▽4三銀    ▲5六歩    ▽7二銀    ▲5七銀    ▽9五歩
▲3六歩    ▽6二玉    ▲3五歩    ▽3二飛    ▲4六歩    ▽3五歩
▲4五歩    ▽5二金左  ▲4四歩    ▽3四銀    ▲4八飛    ▽4二飛
▲4六銀    ▽4七歩    ▲同 飛    ▽4四角    ▲同 角    ▽同 飛
▲2二角    ▽7四飛    ▲4八飛    ▽3三角    ▲同角成    ▽同 桂
▲6五角    ▽8四角    ▲5七銀    ▽4五桂    ▲6六銀    ▽6四飛
▲3二角成  ▽6六飛    ▲同 歩    ▽同 角    ▲4七飛    ▽5七銀
▲3一飛    ▽5八銀不成▲同 金    ▽5七金    ▲6七金    ▽9三角
▲5七金    ▽同桂成    ▲同 飛    ▽同角成    ▲6七金    ▽5九飛
▲5七金    ▽同飛成    ▲8二銀    ▽6七金    ▲8八玉    ▽4八龍
▲6八歩    ▽4一歩    ▲4四桂    ▽6八金    ▲5二桂成  ▽同 玉
▲4三金    ▽6二玉    ▲5三金    ▽同 玉    ▲7五角    ▽投了
83手で先手の勝ち

No: 1049補遺2
先手:15角
後手:59飛
▲7六歩    ▽3四歩    ▲2六歩    ▽4四歩    ▲2五歩    ▽3三角
▲4八銀    ▽9四歩    ▲5八金右  ▽4二飛    ▲6八玉    ▽3二銀
▲7八玉    ▽4三銀    ▲5六歩    ▽7二銀    ▲5七銀    ▽9五歩
▲3六歩    ▽6二玉    ▲3五歩    ▽3二飛    ▲4六歩    ▽3五歩
▲4五歩    ▽5二金左  ▲4四歩    ▽3四銀    ▲4八飛    ▽4二飛
▲4六銀    ▽4七歩    ▲同 飛    ▽4四角    ▲同 角    ▽同 飛
▲2二角    ▽7四飛    ▲4八飛    ▽3三角    ▲同角成    ▽同 桂
▲6五角    ▽8四角    ▲5七銀    ▽4五桂    ▲6六銀    ▽6四飛
▲3二角成  ▽6六飛    ▲同 歩    ▽同 角    ▲4七飛    ▽5七銀
▲3一飛    ▽5八銀不成▲同 金    ▽5七金    ▲6七金    ▽9三角
▲5七金    ▽同桂成    ▲同 飛    ▽同角成    ▲6七金    ▽5九飛
▲5七金    ▽同飛成    ▲8二銀    ▽6七金    ▲8八玉    ▽4八龍
▲6八歩    ▽4一歩    ▲4四桂    ▽6八金    ▲5二桂成  ▽同 玉
▲1五角    ▽7八金打  ▲9八玉    ▽7九金左  ▲4八角    ▽投了
83手で先手の勝ち


しかし本譜より紛れがあったと言う程度。66手め67馬で康光は恐らく負ける。55手めでも一度パスした変化だったのでやはり敗着は55手め31飛。