名人戦BG 2005.06.19マシュダ一家

第10-12回加藤一二三講座
1984.02.29棋聖戦本戦 二上VS加藤 相矢倉雀刺しVS棒銀 2005.06.19放映 第12回加藤一二三講座
1968.09.24十段戦リーグ 加藤VS二上 陽動振り飛車 2005.06.12放映
第11回加藤一二三講座
1981.08.10棋聖戦本戦 加藤VS土佐 対四間棒銀 2005.06.05放映
第10回加藤一二三講座
2005.06.19NHK杯 木村VS中田功 ナカータ式三間 


1984.02.29棋聖戦本戦 二上VS加藤 相矢倉雀刺しVS棒銀 2005.06.19放映 No: 7701 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/06/19 Sun 23:57:29

1984.02.29棋聖戦本戦 二上VS加藤 相矢倉雀刺しVS棒銀 第12回加藤一二三講座2005.06.19放映
日時:1984.02.29
棋戦:棋聖戦本戦
戦形:相矢倉雀刺しVS棒銀
先手:二上達也
後手:加藤一二三
▲7六歩 ▽8四歩 ▲7八銀 ▽3四歩 ▲7七銀 ▽6二銀
▲4八銀 ▽4二銀 ▲5六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽5四歩
▲6九玉 ▽4一玉 ▲3六歩 ▽5二金 ▲5八金 ▽3三銀
▲6六歩 ▽3一角 ▲7九角 ▽7四歩 ▲6七金右 ▽4四歩
▲1六歩 ▽6四角 ▲3七銀 ▽8五歩 ▲1五歩 ▽3一玉
▲6八角 ▽4三金右 ▲7九玉 ▽2二玉 ▲8八玉 ▽7三銀
▲1七香 ▽8四銀 ▲1八飛 ▽7三桂 ▲2六銀 ▽2四銀
▲3七桂 ▽9四歩 ▲2五桂 ▽同 銀 ▲同 銀 ▽3七角成
▲1四歩 ▽同 歩 ▲同 香 ▽1三歩 ▲同香成 ▽同 桂
▲3四銀 ▽同 金 ▲1四歩 ▽1五香 ▲同 飛 ▽同 馬
▲1三歩成 ▽同 香 ▲3五香 ▽同 金 ▲同 角 ▽3八飛
▲6八金引 ▽8六歩 ▲同 銀 ▽6四桂 ▲6七銀 ▽4三金
▲2六歩 ▽8五香 ▲2五桂 ▽2四銀 ▲1三桂成 ▽同 玉
▲4六角 ▽2二玉 ▲1三歩 ▽3九飛成 ▲5七角 ▽4九龍
▲3九金 ▽4七龍 ▲5八金 ▽3六龍 ▲3七歩 ▽3一龍
▲6五歩 ▽8六香 ▲6四歩 ▽8七香成 ▲同 金 ▽9五桂
▲9六金 ▽6五桂 ▲4八角 ▽8六歩 ▲7八玉 ▽8七歩成
▲6八玉 ▽8八歩 ▲6三歩成 ▽8九歩成 ▲6六銀 ▽7七銀
▲5九玉 ▽6六銀不成▲同 角 ▽4六桂 ▲3六桂 ▽2六馬
▲4八金上 ▽3六龍 ▲同 歩 ▽5八桂成 ▲同 玉 ▽4六桂
▲投了
120手で後手の勝ち

これは時期的にグッドタイミング。相矢倉の先手25桂は変態と当家は疑義申し立てをしている。だから先週森内は負けた。
45手目二上の25桂をハエ叩きで落とすような即座の同銀ほど回想録として気持ちよい場面はメッタにない。NHKでも将棋ならサディズム全開が可能。
その後タカミチが先手で別ヴァージョンを採用したが今では死滅寸前。加藤一二三以外に先手番雀刺しは当家INDEXにもない。
思えばあれが加藤一二三最後のA級雄姿であった。羽生が見送ったことになる。
昨年森内が名人になった理由は漬物石の呪いが分岐。
森内を名人にした昨年の第6局初日実況&分析でも当家は加藤一二三に何度も言及。

一部引用
33手め16歩 No: 5543 [返信][削除] 投稿者:マシュダ一家 04/06/10 Thu 12:52:20
すでに双方入城し第二部開始の時点でこれは緩手。
マシュダ一家奇数番原理においては46銀が最善。
ただし偶数番原理において「ある可能性」は否定できない。
典型的な奇数番型棋士である羽生に森内がコレをぶつけた所が凄い。
16歩を先手からの加藤流スズメ刺しの攻撃手としてみると構造が破綻する。
ところが68角からの首尾一貫と読み替えると森下システムが意図する「後手の作戦抽出」という構造と一致することは可能。
逆に後手はコレが先手の作戦明示と読むことで奇数番原理上では優位に立つ。

森内が昨年の名人戦第6局を制した理由は簡単。森内は桂を跳ねなかった。
羽生は桂を跳ねた。羽生は師匠二上のように桂を跳ね飛車を放浪させて名人位を失った。
なぜ森内がそんな芸当を可能にしたかはすべて当時記されたこと。今年の第6局は逆。


1968.09.24十段戦リーグ加藤二上陽動振り飛車 2005.06.12放映 No: 7700 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/06/19 Sun 23:56:37

1968.09.24十段戦リーグ加藤二上陽動振り飛車 第11回加藤一二三講座2005.06.12放映
日時:1968.09.24
棋戦:十段戦リーグ
戦形:陽動振り飛車
先手:加藤一二三
後手:二上達也
▲7六歩 ▽8四歩 ▲6八銀 ▽3四歩 ▲7七銀 ▽4二銀
▲2六歩 ▽5四歩 ▲4八銀 ▽6二銀 ▲5六歩 ▽7四歩
▲7八金 ▽7三銀 ▲2五歩 ▽3三銀 ▲5八金 ▽3一角
▲6九玉 ▽9四歩 ▲7九角 ▽5二飛 ▲6六歩 ▽6二玉
▲6七金右 ▽7二玉 ▲9六歩 ▽6二金 ▲3六歩 ▽1四歩
▲1六歩 ▽5五歩 ▲同 歩 ▽同 飛 ▲6五歩 ▽5二飛
▲6六銀 ▽2二飛 ▲6八角 ▽4四銀 ▲4六歩 ▽6四歩
▲同 歩 ▽同 角 ▲6五歩 ▽4二角 ▲4七銀 ▽3三角
▲7七角 ▽5二飛 ▲5六歩 ▽8二玉 ▲7九玉 ▽5一金
▲5八飛 ▽5四歩 ▲4五歩 ▽5三銀 ▲4六銀 ▽2二角
▲2八飛 ▽6四歩 ▲同 歩 ▽同銀左 ▲6五歩 ▽同 銀
▲同 銀 ▽7七角成 ▲同 桂 ▽6四歩 ▲4四歩 ▽同 歩
▲5四銀 ▽同 飛 ▲4三角 ▽5二飛 ▲2一角成 ▽5八歩
▲同 飛 ▽4七角 ▲2八飛 ▽5八歩 ▲6三歩 ▽7二金
▲5七金 ▽3六角成 ▲3七歩 ▽5四馬 ▲4三銀 ▽6三馬
▲5二銀不成▽同 金 ▲5八飛 ▽2七馬 ▲6八飛 ▽5九銀
▲6六飛 ▽4八銀不成▲6七金寄 ▽3八馬 ▲5四馬 ▽4七馬
▲3六馬 ▽同 馬 ▲同 歩 ▽2八角 ▲5七銀 ▽同銀成
▲同 金 ▽3九角成 ▲6七飛 ▽4九馬 ▲6一銀 ▽5一歩
▲7二銀成 ▽同 玉 ▲2二飛 ▽6二銀打 ▲5五桂 ▽5四銀
▲2一角 ▽5五銀 ▲5四角成 ▽6三桂 ▲5五歩 ▽4三銀
▲同 馬 ▽同 金 ▲3二飛成 ▽5三金 ▲5四歩 ▽5二金
▲5八銀 ▽5九馬 ▲6五歩 ▽5五角 ▲5三銀 ▽6五歩
▲同 桂 ▽6六歩 ▲6九飛 ▽同 馬 ▲同 銀 ▽6七歩成
▲同金寄 ▽6八歩 ▲同 玉 ▽2八飛 ▲4八歩 ▽同飛成
▲5八金 ▽4九龍 ▲5二銀成 ▽同 歩 ▲同 龍 ▽6一銀
▲同 龍 ▽同 玉 ▲8三角 ▽5二玉 ▲5三金 ▽4一玉
▲3三銀 ▽投了
163手で先手の勝ち
銀バエのような煩い二上の6-6将棋に56手目54歩の6th作成で三回目のドサ回り示唆。こんな将棋で二上はよくもその後九段になれた。連盟が点数で九段を決めるという規則を作った為。おかげで二上と丸田が恩恵を蒙った。
加藤一二三のエッセイで興味深いのは6月19日分のエフェソスの話。
あそこの聖母マリア生家の門前では無花果を売っている。かなり大きい。
加藤一二三は2002年5月に行ったために食べなかった。よかった。
エフェソスに行くと古代が手許に来る。パウロの声さえナマで聞こえる。
ご丁寧に娼婦街まで復元されている。エフェソスを地下まで味わった者は当家のようになる。


1981.08.10棋聖戦本戦 加藤VS土佐 対四間棒銀 NHK講座6月5日分 No: 7699 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/06/19 Sun 22:41:48

1981.08.10棋聖戦本戦 加藤VS土佐 対四間棒銀 第10回加藤一二三講座6月5日分
日時:1981.08.10
棋戦:棋聖戦本戦
戦形:対四間棒銀
先手:加藤一二三
後手:土佐浩司
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽4四歩 ▲2五歩 ▽3三角
▲4八銀 ▽3二銀 ▲6八玉 ▽4二飛 ▲7八玉 ▽6二玉
▲5六歩 ▽7二銀 ▲5八金右 ▽7一玉 ▲6八銀 ▽9四歩
▲9六歩 ▽8二玉 ▲3六歩 ▽4三銀 ▲5七銀左 ▽1四歩
▲3七銀 ▽5四歩 ▲6八金直 ▽1三香 ▲2六銀 ▽3二飛
▲4六歩 ▽5一角 ▲3八飛 ▽6二角 ▲3五歩 ▽4二金
▲1六歩 ▽6四歩 ▲3四歩 ▽同 銀 ▲3五歩 ▽4三銀
▲1五歩 ▽同 歩 ▲同 香 ▽同 香 ▲同 銀 ▽5五歩
▲同 角 ▽5四銀 ▲8八角 ▽5五歩 ▲2四歩 ▽同 歩
▲3四歩 ▽4五歩 ▲2四銀 ▽2六歩 ▲2三銀不成▽3一飛
▲1八飛 ▽1三歩 ▲5五歩 ▽2七歩成 ▲1五飛 ▽6五銀
▲4五飛 ▽5二金寄 ▲5四香 ▽7六銀 ▲5二香成 ▽同 金
▲6六金 ▽8五銀 ▲5四歩 ▽8四香 ▲2二歩 ▽3三桂
▲1五飛 ▽5六歩 ▲同 銀 ▽4一飛 ▲5五銀 ▽6五歩
▲7五金 ▽7四香 ▲同 金 ▽同 歩 ▲7九角 ▽1四歩
▲同銀成 ▽7六銀 ▲8八香 ▽2五金 ▲7七歩 ▽7三角
▲7六歩 ▽5五角 ▲2五飛 ▽同 桂 ▲5六金 ▽7三角
▲7七桂 ▽5五銀 ▲6五金 ▽4六飛 ▲8六歩 ▽5六銀
▲5三歩成 ▽同 金 ▲8五歩 ▽同 香 ▲同 香 ▽6三金
▲8八香 ▽4九飛成 ▲5九歩 ▽2九龍 ▲5二銀 ▽8四桂
▲同 香 ▽同 歩 ▲8三歩 ▽同 玉 ▲8五歩 ▽同 歩
▲8四歩 ▽同 角 ▲6三銀成 ▽同 銀 ▲8五香 ▽8六歩
▲8四香 ▽同 玉 ▲6二角 ▽7三銀 ▲8五歩 ▽8三玉
▲5三角成 ▽6二歩 ▲8六馬 ▽8二歩 ▲5五桂 ▽5二銀
▲6六金 ▽5七歩 ▲同金左 ▽同銀成 ▲同 角 ▽1八飛
▲4八歩 ▽5六歩 ▲同 金 ▽1六飛成 ▲7一金 ▽6一金
▲8四銀 ▽同 銀 ▲同 歩 ▽9二玉 ▲6一金 ▽同 銀
▲8五桂 ▽5六龍 ▲9三銀 ▽同 桂 ▲8三歩成 ▽投了
167手で先手の勝ち

33手目なぜ16歩ではなく38飛としたのか加藤一二三は理由を明らかにしていない。お忍びでよその教会に行ってしまったため。
ナニか別の手もあるようでもその理由が明解でない時は「指した」としか書かない。この手のおかげで先手は5thアタックを強行。
土佐は42金。棒銀対策として現在誰もが現役土佐を師と仰ぐ。B1棋士がこぞって土佐をマネした。土佐は前期最後の最後でクルクルとB1への昇級を逃してしまった。
この手を見て加藤一二三は初めて16歩を後手から強要されている。ではなぜそれを先に指さないのか加藤一二三は明らかにしていない。
58手目26歩は悪手。せっかく45歩で駒アタリ奇数番3を取っても先手に2に戻されて平行偶数番2では方針と一致しない。加藤一二三はここでの最善手などいちいち書かない。こんなトコロは駒アタリ奇数番3と当家では決まっている。


2005.06.19NHK杯 木村VS中田功 ナカータ式三間 No: 7698 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/06/19 Sun 21:59:53

2005.06.19NHK杯 木村VS中田功 ナカータ式三間

ナカータのあの顔はなんであろう?
鼻眼鏡をかけた養老院の鉄腕アトムに見える。父の日の演出であろう。
丸坊主の新境地は6手目の躊躇にあった。
名人戦のおかげで4手め44歩がいかにバランスの取れた歩間4かしみじみ実感できる。木村は相手を見て指す姑息な棋士なので少しでも得しようと48銀に決まっている。そこで6手目にナニを指すのか。その躊躇が当家にとって最高の見せ場。6手目32飛を見てあとはチャンネルを変える。キムカズの将棋はハッキリ面白くないので見たくない。
以下は2ちゃんねるで拾った棋譜なのでどこか間違っているかもしれない。
38手目の局面は間違いない。ナカータならココまでこうなる。
しかもコレで後手負けと決まっている。いかに負けるかという興味になる。39手目に66歩の場合は後手は奇数番原理で攻める。その場合左から96歩、75歩、65歩 55歩、46歩、35歩しかない。7-6-5で攻めるのがマシュダ一家なので7thアタックならアフター5は外す。するとふたつしかない。46歩はこの場合有り得ないので96歩しかない。55歩では一回手抜きが効くので先手に偶数番原理で対抗されてしまう。今日はなぜかソッチになった。先手から偶数番2を二回とられて簡単に後手は自滅。7thアタックから入ったはずが46手目で通算3回目の偶数番2を後手が相続すると方針が自動的に破綻するのがマシュダ一家理論。
当家では1筋を必ず使う。従って上記ナンバーにはならない。だから木村は見たくない。

日時:2005.06.19
棋戦:第55回NHK杯1回戦
戦形:ナカータ式三間
先手:木村一基七段
後手:中田功六段
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽4四歩 ▲4八銀 ▽3二飛
▲2五歩 ▽3三角 ▲6八玉 ▽6二玉 ▲7八玉 ▽4二銀
▲7七角 ▽5二金左 ▲8八玉 ▽7二銀 ▲9八香 ▽7一玉
▲9九玉 ▽5四歩 ▲8八銀 ▽6四歩 ▲5六歩 ▽9四歩
▲6八角 ▽5三銀 ▲3六歩 ▽7四歩 ▲5九金右 ▽9五歩
▲7八金 ▽7三桂 ▲6九金 ▽4五歩 ▲3七桂 ▽4二飛
▲5七銀 ▽8五桂 ▲6六歩 ▽5五歩 ▲2四歩 ▽同 歩
▲8六歩 ▽9七桂成 ▲同 銀 ▽9六歩 ▲8八銀 ▽9七歩成
▲同 香 ▽9六歩 ▲同 香 ▽同 香 ▲9七歩 ▽5四香
▲5五歩 ▽同 角 ▲4八銀 ▽5六歩 ▲5八歩 ▽3三桂
▲2四飛 ▽4六歩 ▲同 歩 ▽6六角 ▲5九銀 ▽9七香成
▲同 桂 ▽9六歩 ▲6七歩 ▽5五角 ▲9八歩 ▽9七歩成
▲同 歩 ▽9六歩 ▲同 歩 ▽8四桂 ▲2一飛成 ▽9七歩
▲7七角 ▽4六飛 ▲5五角 ▽同 香 ▲8五歩 ▽5四角
▲1一龍 ▽5七歩成 ▲6六桂 ▽6七と ▲同 金 ▽7六角
▲同 金 ▽同 桂 ▲9七銀 ▽4一歩 ▲7四桂 ▽6二金直
▲4八香

96手目62金は有り得ない。やはり拾った棋譜は怪しいのでコメントを見る。やはりそう指したらしい。ここは73銀以外有り得ない。それでもすでに大差なので以下は指してもグダグダになる。73銀で木村なら恒例のポカが有り得るがそれを期待しないトコロが勇ましい。大介もそうだったが振り党はワザとポカしているのかもしれない。有り得ない手を指せば大逆転もあるカナと。