実況&分析マシュダ一家
2005.03.31竜王戦1組谷川VS康光
相掛り55歩


2005.03.31竜王戦1組谷川VS康光 相掛り55歩No: 7456 [返信][削除]
 投稿者:実況&分析マシュダ一家  05/03/31 Thu 23:53:57

日時:2005.03.31
棋戦:竜王戦1組
戦形:相掛り55歩
先手:谷川浩司
後手:佐藤康光
*谷川先手。負けた方が1組陥落。
▲7六歩
*歩間1を取るのに右か左かという問題。
▽8四歩
*これも同様。34歩は横歩取り85飛の衰退で減少。連盟棋士は衰退というより飽きたと言う。吸いたいのは煙草と言うのは中毒。
▲2六歩
*歩間1と3を先手が取り後手に委ねる。
▽3二金
*逆行歩間3で先手に丸投げ。
▲7八金
*先手は奇数番方針維持。
▽4一玉
*34歩が歩間4の偶数番原理へ。
*再度逆行歩間3で先手に先攻させる。
▲2五歩
*2-1構造へ。
*1stアタック示唆。
▽8五歩
*1-2構造へ。
*2ndアタック示唆。
*これは後手が先手に2ndアタック先攻を強いたと読む。
▲2四歩
*77角で2-2へ移行すると25歩が千日手を招きやすい。
*そこで後手に強いられた2ndアタック行使。
*これは1-3の奇数番原理の方針と矛盾。
▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2六飛
*十字架銀の28飛はここではできない。
*76歩が突いてあるので横歩取り阻止。
*ひねり飛車にできればラッキー。
▽8六歩 ▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩
*素直。
▽8二飛
*深く引いて指しやすい。
▲1六歩
*清算後の歩間2。先手が偶数番原理へ移行した指標。後手の偶数番を先手が継承したのか構造転換を強いられたのかという問題。
▽6二銀
*72銀は56飛を許す。14歩は先手に棒銀の権利発生。
▲3八銀
*後手が82飛なので銀の活用に優位性アリと見た。
▽3四歩
*ついに後手が奇数番原理へ構造転換。
▲1五歩
*縦歩取りの36飛は角交換後28角打。38銀の欠陥。そこで端を詰めて3-1の奇数番原理へ一挙に逆行相転化。
▽5四歩
*歩間4で後手の優位性維持。
*これが4-1の構造だが、1に至る1筋の先手2手分を緩手と思考。
▲3六歩
*再度2-2の偶数番で方針不一致な構造転換で昼休み。
*後手には次に55歩の1-3による3rd作成で先手の趣向を根こそぎ奪える。
*体験的には5筋位取りからの地獄門への挑戦が可能。
▽5五歩
*昼食後当家の期待通り康光は55歩。
*当家の手を指すとAクラスは大抵勝つ。
▲3七桂
*横歩取りの悪習から伝染。29飛と引ける魅力にとりつかれた模様。
▽4二銀
*先手が悪手を指したので後手作成の構造を維持して待つ
▲6九玉
*方針破綻
▽5三銀右
*74歩は56歩で負けなので。
▲6八銀
*今度は後手に56歩を突いて見ろと催促。
*この将棋の背景は谷川潜在意識への当家の指摘>偶数番原理の象徴55歩
。谷川が55歩で負けるなら相手に55歩を指させて見ようということ。先手が55歩を逆襲した時に勝負が決まる。
▽5二金
*ここで52飛は37桂を好手に逆行相転化させる。
▲3五歩
*仕方なく行く3rdアタック。これは谷川が指したのではなく康光が指させたと読む。
▽同 歩 ▲3三歩
*2歩損の単調な攻め
▽同 銀
*勝ちを意識した手。
*1歩損ならいいが2歩損は先手ダメ。
▲4五桂
*こんな手を指すようではオシマイ。
*康光の誘いに乗っただけ。
*都会の道端で誘われてボッタクリにあった田舎モン。
▽4四銀右
*最高に気分いい。
▲3三桂成
*成らずと指すべき。成ったのはただのカッコつけ。
▽同 角
*歩2枚+桂と銀の交換で後手優勢。
*しかも角が使える。先手に継続手がない。
▲4六歩
*飛車筋止めてダメな手だが歩切れでは仕方ない。96歩のチャンスは序盤でとっくに過ぎた。いきなり34銀は千日手でさすがに気が引けるのでその準備。
▽6四桂
*手番を貰って温泉気分。
*しかも歩が3枚駒台にあるのであとは趣味の問題。
▲7七銀
*自分が優勢と勘違いしている証拠。
▽7四歩
*こんな緩手を許すようではヒドイ。
▲3四銀
*自分の情けなさに呆れて一念奮起。
*誰でも指したい手なので谷川である必然がない。
▽5一角
*24角はカクが質駒でバカ。74歩効果へ連動。
▲2三銀成
*ようやく歩切れ解消。
▽2二歩
*気分良いG効果。
▲3二成銀
*単調。森下なら引いてもう1歩返してもらう。
▽同 玉
*手順に銀を持ち駒にして料理の素材を確保。
▲6六歩
*調子よすぎ。桂を苛める悠長な展開は有り得ない。
▽7三桂
*この桂を使われては後手勝勢。
▲6七金打
*谷川でもこういうことをする時がある。
*死んでも負けたくないと言う手。ガチンコと言えば聞こえはいいが、完封狙いと勘違いした場合は重症。
▽7五歩
*あの自前の74歩が連動手ではあとは温泉気分。
▲同 歩
*なんとか歩損解消だが
▽3六歩
*本局初の好手。さすが康光。
*これなら観戦する気分が少し沸く。
▲同 飛
*放置はできないので
▽3五銀打
*森内を葬った棋聖戦の銀打より厳しいかもしれない。ガッツンの音が凄い。
▲3七飛
*やけに素直。羽生なら16飛。
▽3六歩
*おかげで連続パンチ。
▲4七飛
*これはパンチラの位置。
▽3三桂
*すでに気分は中原。自前の桂が二枚跳べれば大駒などいらない。
▲6八銀
*角が泣いているので
▽2五桂
*谷川の悲痛な銀のタコ踊りに同情。
▲4五歩
*康光の情にうなずいて。
▽3三銀
*ギャラリー向けのヤラセ。
▲7四歩
*最終盤への合図
▽8五桂
*誘われたので行くだけ。
▲6五歩 ▽7七歩 ▲同 桂
*谷川はケチなので
▽同桂成 ▲同 角
*金はサザンクロス
▽7五桂
*なので今度はV2固め
▲5五角
*谷川ついに55歩を取る。
*取らされたと読む。この手で最終盤の勝ちが見えないと先手に逆転はない。
▽8七桂成
*谷川と同じ手で復讐。
▲3四歩
*最後のお願いにもならない直接的な目に見える敗着。正解は88歩。長引かせるなら康光と同じG効果でよかった。ここで1歩損するとハッキリダメ。
▽同 銀
*見切られた。この歩得が大きい。
▲8三歩
*王手飛車狙いだが歩を粗末する段階は34歩で終わり。
▽同 飛 ▲8四歩
*強引と言うよりヤケクソに見える。
*NHK杯なら時間稼ぎと思われる。
▽同 飛 ▲3三歩
*同角なら王手飛車というバカ単純な攻めでは歩を奴隷にした君主の奢りとしか評価されない。
▽2三玉
*手順に逃げて完勝。
▲6四歩
*形造りもできなくなったのは谷川のせい。
*相手が弛めてくれる攻めにしないといけなかった。
▽7八成桂
*88歩を最後まで依怙地で打たないので遠慮なく
▲同 玉
*寒い。
▽6五金
*当家もひとめでコレ。
▲7六桂
*これもひとめ
▽8一飛 ▲7三桂
*これまたひとめ
▽8二飛
*先手にあと1歩あればという図。
▲6一桂成
*以下当家変化も同じ。
▽5五金 ▲5一成桂 ▽同 金
*冷酷に。もう少し遊ぶならいろいろあった。康光も谷川の腑甲斐なさに拍子抜けして店仕舞。
▲8四歩
*最後の1歩で手番を渡すようでは終盤とは言わない。
▽7五桂
*トドメ。
▲投了

98手で後手の勝ち


2005.03.31竜王戦谷川康光 No: 7455 [返信][削除]
 投稿者:実況&分析マシュダ一家  05/03/31 Thu 12:55:23

先手:谷川
後手:康光

*谷川先手。負けた方が1組陥落。
▲7六歩
*歩間1を取るのに右か左かという問題。
▽8四歩
*これも同様。34歩は横歩取り85飛の衰退で減少。連盟棋士は衰退というより飽きたと言う。吸いたいのは煙草と言うのは中毒。
▲2六歩
*歩間1と3を先手が取り後手に委ねる。
▽3二金
*逆行歩間3で先手に丸投げ。
▲7八金
*先手は奇数番方針維持。
▽4一玉
*34歩が歩間4の偶数番原理へ。
*再度逆行歩間3で先手に先攻させる。
▲2五歩
*2-1構造へ。
*1stアタック示唆。
▽8五歩
*1-2構造へ。
*2ndアタック示唆。
*これは後手が先手に2ndアタック先攻を強いたと読む。
▲2四歩
*77角で2-2へ移行すると25歩が千日手を招きやすい。
*そこで後手に強いられた2ndアタック行使。
*これは1-3の奇数番原理の方針と矛盾。
▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2六飛
*十字架銀の28飛はここではできない。
*76歩が突いてあるので横歩取り阻止。
*ひねり飛車にできればラッキー。
▽8六歩 ▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8二飛 ▲1六歩
*清算後の歩間2。先手が偶数番原理へ移行した指標。後手の偶数番を先手が継承したのか構造転換を強いられたのかという問題。
▽6二銀
*72銀は56飛を許す。14歩は先手に棒銀の権利発生。
▲3八銀
*後手が82飛なので銀の活用に優位性アリ。
▽3四歩
*ついに後手が奇数番原理へ構造転換。
▲1五歩
*縦歩取りの36歩は角交換後28角打。38銀の欠陥。そこで端を詰めて3-1の奇数番原理へ一挙に逆行相転化。
▽5四歩
*歩間4で後手の優位性維持。
*これが4-1の構造だが、1に至る2手分を緩手と思考。
▲3六歩
*再度2-2の偶数番で方針不一致な構造転換で昼休み。
*後手には次に55歩の1-3による3rd作成で先手の趣向を根こそぎ奪える。
*体験的には5筋位取りからの地獄門への挑戦が可能。

昼の実況&分析は25手まで