以下は谷川が負ける為に演技するだけなのでアタマ使わない。
100=33香。誰でも打ちたい香。打てば「今日にでも」
101=41角。手が滑った。
105=37同金。手が滑った。
110=36歩。1歩千金というオチ。
112=47銀。オシボリで手を拭いてコウベを下げる。

日時：2005.02.28
棋戦：朝日オープン準決勝第2局
戦形：相振り
先手：谷川浩司
後手：山崎隆之
▲７六歩 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽５四歩 ▲７八飛 ▽４二銀
▲４八玉 ▽５三銀 ▲５八金左 ▽４四歩 ▲７五歩 ▽４五歩
▲７四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽４二飛 ▲７六飛 ▽７二金
▲３八銀 ▽６一玉 ▲３九玉 ▽６二銀上 ▲６八銀 ▽５二金
▲７七角 ▽２四歩 ▲８六歩 ▽１四歩 ▲８五歩 ▽１五歩
▲６七銀 ▽３五歩 ▲６五歩 ▽２五歩 ▲８六飛 ▽７七角成
▲同　桂 ▽７三銀 ▲６六銀 ▽２六歩 ▲同　歩 ▽４六歩
▲同　歩 ▽同　飛 ▲４七歩 ▽２六飛 ▲２七歩 ▽２四飛
▲７五銀 ▽５五角 ▲７四歩 ▽８二銀 ▲６八角 ▽４四角
▲８四歩 ▽同　歩 ▲５六歩 ▽１六歩 ▲同　歩 ▽１七歩
▲８四銀 ▽８三歩 ▲７三歩成 ▽８四歩 ▲７二と ▽同　玉
▲４五金 ▽４八歩 ▲同金直 ▽１六香 ▲１七桂 ▽７五銀
▲８九飛 ▽２六歩 ▲同　歩 ▽６六角 ▲６七金 ▽１七香成
▲同　香 ▽１六歩 ▲７六香 ▽７三歩 ▲７五香 ▽同　角
▲３五角 ▽１四飛 ▲７六金 ▽１七歩成 ▲７五金 ▽２七と
▲同　銀 ▽１九飛成 ▲２九銀 ▽２八香 ▲３八玉 ▽１五桂
▲４六歩 ▽２七桂成 ▲４七玉 ▽３三香 ▲４一角 ▽３五香
▲５二角成 ▽３七成桂 ▲同　金 ▽同香成 ▲同　玉 ▽１七龍
▲２七香 ▽３六歩 ▲同　玉 ▽４七銀 ▲投了
112手で後手の勝ち

終局=17時45分　残り時間=▲谷川6分、△山崎5分。

94=28香。モッタイナイ。歩で済むのに歩がない。これは銀を取りたいと言うより先手から28角と打たれては負けなので山崎は仕方なく時計を見て指している。17桂だと内藤に怒られる。香でも怒られるが歩がないので仕方ない。最後の歩は73に打ってしまった。
95=38玉。詰めろなので逃げる。89飛の効能。
96=15桂。恐らく時間がない。怒られても行く。
97=46歩。三浦も一昨日コレに負けタロと谷川。
98=27桂成。コウベを垂れて銀を戴く。
99=47玉。同玉は狭い。29香成でどうせまた銀を取られる。

以下の展開は慶太なら「なんじゃこりゃ」
山崎に1歩あったら谷川は即時投げている局面。
谷川はワザと負けたいのであろう。
山崎。
こういう時はコウベを垂れて最近解禁となった唄を歌うしかない。

73手目48歩の唯一の効能を谷川が信用した場合
飛車を渡した為に詰まされた場合
▲７六歩 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽５四歩 ▲７八飛 ▽４二銀
▲４八玉 ▽５三銀 ▲５八金左 ▽４四歩 ▲７五歩 ▽４五歩
▲７四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽４二飛 ▲７六飛 ▽７二金
▲３八銀 ▽６一玉 ▲３九玉 ▽６二銀上 ▲６八銀 ▽５二金
▲７七角 ▽２四歩 ▲８六歩 ▽１四歩 ▲８五歩 ▽１五歩
▲６七銀 ▽３五歩 ▲６五歩 ▽２五歩 ▲８六飛 ▽７七角成
▲同　桂 ▽７三銀 ▲６六銀 ▽２六歩 ▲同　歩 ▽４六歩
▲同　歩 ▽同　飛 ▲４七歩 ▽２六飛 ▲２七歩 ▽２四飛
▲７五銀 ▽５五角 ▲７四歩 ▽８二銀 ▲６八角 ▽４四角
▲８四歩 ▽同　歩 ▲５六歩 ▽１六歩 ▲同　歩 ▽１七歩
▲８四銀 ▽８三歩 ▲７三歩成 ▽８四歩 ▲７二と ▽同　玉
▲４五金 ▽４八歩 ▲同金直 ▽１六香 ▲１七桂 ▽７五銀
▲４四金 ▽８六銀 ▲５三金 ▽同　金 ▲４二角 ▽１七香成
▲２四角成 ▽２八金 ▲４九玉 ▽３九飛 ▲投了
82手で後手の勝ち

ところが素直に17同香でも19飛は怖くない。
▲７六歩 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽５四歩 ▲７八飛 ▽４二銀
▲４八玉 ▽５三銀 ▲５八金左 ▽４四歩 ▲７五歩 ▽４五歩
▲７四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽４二飛 ▲７六飛 ▽７二金
▲３八銀 ▽６一玉 ▲３九玉 ▽６二銀上 ▲６八銀 ▽５二金
▲７七角 ▽２四歩 ▲８六歩 ▽１四歩 ▲８五歩 ▽１五歩
▲６七銀 ▽３五歩 ▲６五歩 ▽２五歩 ▲８六飛 ▽７七角成
▲同　桂 ▽７三銀 ▲６六銀 ▽２六歩 ▲同　歩 ▽４六歩
▲同　歩 ▽同　飛 ▲４七歩 ▽２六飛 ▲２七歩 ▽２四飛
▲７五銀 ▽５五角 ▲７四歩 ▽８二銀 ▲６八角 ▽４四角
▲８四歩 ▽同　歩 ▲５六歩 ▽１六歩 ▲同　歩 ▽１七歩
▲８四銀 ▽８三歩 ▲７三歩成 ▽８四歩 ▲７二と ▽同　玉
▲４五金 ▽４八歩 ▲同金直 ▽１六香 ▲１七桂 ▽７五銀
▲４四金 ▽８六銀 ▲５三金 ▽同　金 ▲４二角 ▽１七香成
▲同　香 ▽１九飛 ▲２九香 ▽２八歩 ▲同　玉 ▽１八金
▲３九玉 ▽２八歩 ▲４九金 ▽２九歩成 ▲４八玉 ▽２八と
▲２四角成 ▽３八と ▲同　金 ▽投了
93手で先手の勝ち
45桂の押さえが42飛で抜かれてしまう。さりとて飛車を逃げては53角成から64歩で後手陣もたない。45桂の押さえが今度はあっても金を18に手放しては寄せあい負け。
それでも谷川は飛車を逃げた。最近終盤でポカが多いので仕方ない。

これは48歩がタコ？と自分で告白している手。
尚68手目75銀で大逆転だった場合には恒例のオチがある。

68手目75銀には飛車を逃げずにイカ銀にしたい場合
▲７六歩 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽５四歩 ▲７八飛 ▽４二銀
▲４八玉 ▽５三銀 ▲５八金左 ▽４四歩 ▲７五歩 ▽４五歩
▲７四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽４二飛 ▲７六飛 ▽７二金
▲３八銀 ▽６一玉 ▲３九玉 ▽６二銀上 ▲６八銀 ▽５二金
▲７七角 ▽２四歩 ▲８六歩 ▽１四歩 ▲８五歩 ▽１五歩
▲６七銀 ▽３五歩 ▲６五歩 ▽２五歩 ▲８六飛 ▽７七角成
▲同　桂 ▽７三銀 ▲６六銀 ▽２六歩 ▲同　歩 ▽４六歩
▲同　歩 ▽同　飛 ▲４七歩 ▽２六飛 ▲２七歩 ▽２四飛
▲７五銀 ▽５五角 ▲７四歩 ▽８二銀 ▲６八角 ▽４四角
▲８四歩 ▽同　歩 ▲５六歩 ▽１六歩 ▲同　歩 ▽１七歩
▲８四銀 ▽８三歩 ▲７三歩成 ▽８四歩 ▲７二と ▽同　玉
▲４五金 ▽７五銀 ▲４四金 ▽８六銀 ▲５三金 ▽同　金
▲４二角 ▽２三飛 ▲３四銀 ▽１三飛 ▲３五角 ▽投了

77手で先手の勝ち

71手目17桂で山崎長考中
谷川も森下並に歩を集めている。山崎がここで長考中と言うことは75銀に今頃気がついた。コレをやるなら48歩は悪手だったとまた唸っている頃かも知れない。

68手目75銀で大逆転だった場合
▲７六歩 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽５四歩 ▲７八飛 ▽４二銀
▲４八玉 ▽５三銀 ▲５八金左 ▽４四歩 ▲７五歩 ▽４五歩
▲７四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽４二飛 ▲７六飛 ▽７二金
▲３八銀 ▽６一玉 ▲３九玉 ▽６二銀上 ▲６八銀 ▽５二金
▲７七角 ▽２四歩 ▲８六歩 ▽１四歩 ▲８五歩 ▽１五歩
▲６七銀 ▽３五歩 ▲６五歩 ▽２五歩 ▲８六飛 ▽７七角成
▲同　桂 ▽７三銀 ▲６六銀 ▽２六歩 ▲同　歩 ▽４六歩
▲同　歩 ▽同　飛 ▲４七歩 ▽２六飛 ▲２七歩 ▽２四飛
▲７五銀 ▽５五角 ▲７四歩 ▽８二銀 ▲６八角 ▽４四角
▲８四歩 ▽同　歩 ▲５六歩 ▽１六歩 ▲同　歩 ▽１七歩
▲８四銀 ▽８三歩 ▲７三歩成 ▽８四歩 ▲７二と ▽同　玉
▲４五金 ▽７五銀 ▲８九飛 ▽６六角 ▲４八金直 ▽７六歩
▲投了
72手で後手の勝ち

よかった。まだ山崎に戦意が残っている。
68=48歩。谷川が気前いいのか怒っているのか分からないのでまず親分のご機嫌を伺う。
69=同金直。同玉は28歩。
70=16香。王将戦の羽生の端攻めを思い出すが48歩が利いているのが違う。飛車が入れば大逆転も有り得る。45金に対抗するなら75銀。

54=44角。情けないが根がタコなので怒ってはいけない。タコ手の唯一の狙い36歩などとすると56歩の飛車角取りで負けてしまう。
以下スッタモンダした挙げ句山崎は気前よく金を渡して谷川に67手目45金と打たれている。羽生並の筋悪金と言うよりタコ殴りに近い。これが投了図では朝日に怒られても仕方ない。

53=55角？勝負手なら76歩。同飛には87角。

53手目76歩変化1
▲７六歩 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽５四歩 ▲７八飛 ▽４二銀
▲４八玉 ▽５三銀 ▲５八金左 ▽４四歩 ▲７五歩 ▽４五歩
▲７四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽４二飛 ▲７六飛 ▽７二金
▲３八銀 ▽６一玉 ▲３九玉 ▽６二銀上 ▲６八銀 ▽５二金
▲７七角 ▽２四歩 ▲８六歩 ▽１四歩 ▲８五歩 ▽１五歩
▲６七銀 ▽３五歩 ▲６五歩 ▽２五歩 ▲８六飛 ▽７七角成
▲同　桂 ▽７三銀 ▲６六銀 ▽２六歩 ▲同　歩 ▽４六歩
▲同　歩 ▽同　飛 ▲４七歩 ▽２六飛 ▲２七歩 ▽２四飛
▲７五銀 ▽７六歩 ▲同　飛 ▽８七角 ▲８六飛 ▽７八角成
▲７四歩 ▽６二銀右 ▲８四歩 ▽同　歩 ▲同　銀 ▽７七馬
▲２六飛 ▽２五歩 ▲４六飛 ▽４四歩 ▲８二歩 ▽同　金
▲８三歩 ▽７二金 ▲６六角 ▽４五歩 ▲５六飛 ▽４四桂
▲７七角 ▽５六桂 ▲１一角成 ▽８九飛 ▲６六馬 ▽投了
77手で先手の勝ち

54=74歩。どの変化でも出てくる痛い叩き。
55=82銀。ひどい形だが最善の辛抱。62銀は76歩変化1でも負け。
56=68角。76飛では84歩の楽しみが減ると谷川。次に56歩があるので一応双頭手だが冴えない手。55角がタコなので仕方ない。角換り腰掛け銀で羽生が指すような67金ではギャラリーが逃げる。
86飛には銀のヒモ付なので56歩に対抗する26歩の最後の勝負手中空三角理論横型エアコンもすでに売り切れ。
尚当家では先手勝勢でも谷川ならば単なる優勢か「指しやすい」と言う場合が最近多い。

更新もないので散歩に行くとこれが春かと思う。
悲観する陽気。49手目75銀まで一挙に見る。
「なんじゃーこりゃ」と言うには遅かった。
当家変化では75銀直前に後手が35銀でないとマズイ。
その35地点になぜか35歩がある。32手目35歩がタコであった。35手目に悪手しか残っていない。即ち77角成。後手の戦略は一挙に瓦解。
40手目26歩はマシュダ一家の手だが遅すぎる。43手目もマシュダ一家の手だが遅すぎる。従って午前中のMF構想46飛+26飛は当家の構想が悪いのではなく山崎のパクり方が悪い。谷川はキチンと47歩を打って不満ないばかりか先手陣鉄壁。
やはり61玉VS39玉の戦いとなったが銀の位置ですでに谷川勝勢。

どうやら山崎は外食後定刻30分過ぎて合計52分の考慮時間で15歩を指したらしい。
つまり75歩変化を読んだということ。控え室のタコ連合会が64歩を読むのとはエライ違い。75歩は魅力ある。谷川86歩が遅かったため。
しかし後手は負ける。それが当家の結論。そこで75歩で読んだ変化の裏技が15歩。しかし1手遅い。谷川に85歩と突かれてしまい16歩+75歩はない。
そこで26手目に戻る。ここで14歩なら谷川は困る。16歩と突くと今度は86歩が通用しない。今度こそ75歩で先手が負けてしまう。

28=14歩。午後1時再開後の山崎の手は14歩。長考したならばここでいきなり75歩だが当家では3種類の変化はいずれも後手負け。この手は端を詰めることができるので山崎としては妥当線だったかもしれない。かなり自重している手。
29=85歩。16歩と手拍子で付き合うと逆に先手負け。15歩同歩にすかさず75歩と打たれ15歩の質駒があるので64銀から飛車が殺される。
30=15歩。これで端を詰めて後手よさそうに見えるが、相振りでは後手の権利なので余り威張れない。谷川もよく知っているので最初から39玉で待機している。

午後12時10分から昼食休憩。指し手UPはない。
もう1歩山崎にあれば28手目は75歩で後手勝ち。1歩しかないのでダメ。
もしこの局面までに端歩の突きあいがあれば後手勝ちとなる。

46-26飛の十字飛車が成立して後手が3歩持ったとする。
谷川が46歩と打てば74歩打のタダ捨ては可能であろうか？
同飛とするよりないが、以後は先手に8筋攻めが消えるので67銀66銀と行くしかない。後手は44銀から2筋。
すると61玉VS39玉の戦いとなってしまう。その場合今度は74飛-54飛の十字飛車の権利が先手にあるために先手が勝ちやすい。歩損作戦の誘い水は油かもしれない。

消費時間は双方1時間弱。山崎の方が苦労している。
これは直前の24歩に対応するブランコ後進なので後手が主導権を握れる。谷川が76飛とした1手分でブランコ後進を引かされた。あとは山ちゃん次第なので谷川はラク。

1=十字飛車で脅して76飛とムダな1手を指させる。
2=76飛と下がっても53銀効果で先手に74歩の押さえが利かない。
3=先手の銀が出てきたところで44銀からの美濃崩しを狙う。
4=必殺技は26歩の突き捨てから46歩同飛の2筋への十字飛車。先手は46飛から66飛を警戒していたので反対側は見落としやすい。
X=先手が最善手で応じれば待機し77角を緩手にする。先手から角交換すれば手損。後手は手順に2筋へ飛車を回りたい。7VS2は後手有利。

22手目は62銀下げではなく62銀上げであった。中継盤面がバラバラ殺人事件になってしまったので文字だけ見ていたがアゲかサゲか表記がないのでいつもの「ワカ様乱心」かと思ってしまった。アゲマンとサゲマンでは大変な違い。棋士の妻なら同一人物で済むが、将棋では銀自体のモノが違う。アゲマンでよかった。従って前項のタコ踊りは撤回。
22=62銀アゲ。
23=68銀。こっちはアゲしかない。マダムはサゲと控え室でフクちゃんが言っている頃であろう。
24=52金。これもアゲしかない。別名キンタマ囲いとフクちゃんが言っている頃であろう。
25=77角。64歩を警戒し先受け。86角と歩越しに出る双頭手と見るのは無理かもしれない。
26=24歩。先手からの22角成を挑発し同飛が狙い。

09=58金。谷川はここで長考していた模様。すぐに38玉は負ける。
10=44歩？これは親分の手。山崎らしくない。48玉を直撃するぞという歩間5なので山崎には分不相応。
11=75歩。歩間6でバランスを取る好手。
12=45歩。44歩が疑問手なので緩手連鎖は仕方ない。
13=74歩。3+2の2ndアタック。少しやりすぎだが42-46-66の十字飛車を警戒。いずれの変化も後手はすぐに歩を打たないで済む。
16=42飛。44歩のタニー研手順を踏襲すれば仕方ない。3VS4は3が有利。結局48玉の谷川の甘い餌にひっかかった山崎の図。これで早めの74歩が「有効」に逆行相転化。
17=76飛。定位置。
18=72金。すぐに46歩は金矢倉に組まれるので一番重い手で対抗。
19=38銀。谷川一安心。
20=61玉。自陣駒アタリ原理では好手のはずだが、山崎しくじったかと自重。軽い45歩に重い守備。
21=39玉。フツー。
22=62銀？これは泡踊りとは言わない。タコ踊りかも知れない。
23=68銀。谷川やや呆れて。

6=42銀。相振り示唆。
7=48玉。緩手かもしれないが悪手にはならないと谷川。 山崎に華をもたせようと親分らしく腰を落としている。
8=53銀。これで後手が2筋に振ることができれば作戦勝ち。その2手分で先手が牽制しないといけない。やはり48玉は緩手かもしれない。

4手目54歩　攻撃的な歩間4作成　石田流三間を誘発
3手目66歩がなぜ緩手かと言うと4手目に後手が歩間4を作成できるため。普通は84歩で歩間4を取る。それ以外の手は先手に石田流三間に組まれてしまう。久保ならそれで先手勝ちと言いかねない。
54歩はしかし84歩同様攻撃的な歩間4なので端歩を突くより立派な手。
石田流三間があまりに優秀であったために奇異な感じを与えるだけ。

悪しき慣習振り駒で山崎はまたしても後手。その代り谷川親分が3手目66歩で緩めてくれている。あとは周囲にバレないポカがなければ山崎楽勝であろう。
谷川相手の場合山崎には有名なポカがある。
＞2003.08.11竜王戦準準決勝谷川浩司VS山崎隆之 角換り腰掛け銀 薔薇十字定跡
あれは負けても内容が素晴らしい将棋だったので愛嬌で済んだ。
ところが山崎にはどうしようないポカもある。
昨年の朝日オープン挑戦者決定戦の羽生山崎戦は昼までに終わってしまった。26手め23歩が敗着と当家に即時断定され、手抜きできなくなった羽生は昼食後に横歩をキチンと取って楽勝。森内も同時間に横歩取りで羽生勝ちと指摘したはずなので当家だけの責任ではない。