2005.02.09竜王戦1組 丸山VS藤井 対四間95歩最強銀冠

94歩の教祖藤井は丸山相手にどう指しているかと言うと10手目に95歩などもう怖くてできない。教祖でもできないことを森内が裏番組でやっているのだから森内の度胸も見上げたモノ。
26=95歩。藤井の美濃に対して丸山が78銀で穴熊を諦めたので藤井は調子に乗って端の利権主張。この手は歩間理論では悪手。
27=36歩。4+3で先攻体勢。
28=54歩。4th牽制。
29=67金。緩手。
30=84歩。緩手へは緩手で応答。藤井の限界。
31=65歩。逆行歩間4は即時解消がセオリー。
32=82玉。5th作成されて開き直る態度。
33=66銀。丸山作戦勝ち。これで5thアタックの権利完全掌握。
34=83銀。成り行きなので。
35=86歩。そこまでやるかと言う完勝狙い。藤井が余りに腰抜けなので。
36=72金。これで銀冠完成と喜ぶ者は生涯タイトルと無縁。
37=75歩。完璧な7th作成。将棋とは順に7-5-3が勝ちやすいナンバー。それがマシュダ一家の駒アタリ奇数番原理。
38=42角。55歩の7thアタック牽制+32飛準備。
39=87銀。すぐに7thアタックは55歩同銀75角で迎撃。
40=74歩。爆笑。後手から7thアタックを仕掛けさせられた。
43=59角。次に37角が王手+78飛。
44=73歩。大爆笑。藤井もついに悟った模様。
以下丸山ジグソーパズルを楽しむ。美濃でも95歩がダメなら藤井はどーするアイフリに専念して戴きたい。

日時：2005.02.09
棋戦：竜王戦1組 2回戦
戦形：対四間95歩最強銀冠
先手：丸山忠久九段
後手：藤井猛九段
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽４四歩 ▲４八銀 ▽４二飛
▲５六歩 ▽９四歩 ▲６八玉 ▽７二銀 ▲７八玉 ▽３三角
▲５八金右 ▽３二銀 ▲２五歩 ▽４三銀 ▲５七銀 ▽６二玉
▲７七角 ▽７一玉 ▲８八玉 ▽５二金左 ▲６六歩 ▽２二飛
▲７八銀 ▽９五歩 ▲３六歩 ▽５四歩 ▲６七金 ▽８四歩
▲６五歩 ▽８二玉 ▲６六銀 ▽８三銀 ▲８六歩 ▽７二金
▲７五歩 ▽４二角 ▲８七銀 ▽７四歩 ▲同　歩 ▽同　銀
▲５九角 ▽７三歩 ▲７六銀 ▽６四歩 ▲７八金 ▽３五歩
▲同　歩 ▽３二飛 ▲６八角 ▽６五歩 ▲同銀直 ▽同　銀
▲同　銀 ▽３一飛 ▲７七金寄 ▽３三桂 ▲４六歩 ▽３八歩
▲同　飛 ▽２五桂 ▲４五歩 ▽６六歩 ▲同　金 ▽７五銀
▲同　金 ▽同　角 ▲７六銀打 ▽６六金 ▲７五銀 ▽６五金
▲６六銀打 ▽５六金 ▲６五銀 ▽６七銀 ▲５六銀 ▽同銀成
▲５七歩 ▽６七歩 ▲７七角 ▽５七成銀 ▲６九歩 ▽７六銀
▲６六角 ▽３七歩 ▲同　桂 ▽５六成銀 ▲２五桂 ▽６六成銀
▲同　銀 ▽４七角 ▲３九飛 ▽６一飛 ▲５七金 ▽２五角成
▲９八角 ▽６五桂 ▲３六銀 ▽５七桂成 ▲同　銀 ▽３六馬
▲同　飛 ▽５八金 ▲６六銀 ▽６九金 ▲７六角 ▽６八歩成
▲６五歩 ▽７九銀 ▲７七玉 ▽７八と ▲６七玉 ▽６八金
▲５六玉 ▽４五歩 ▲４四歩 ▽同　銀 ▲６四桂 ▽５五銀
▲同　銀 ▽同　歩 ▲６六玉 ▽６四飛 ▲同　歩 ▽６五歩
▲同　角 ▽７四金 ▲同　角 ▽同　歩 ▲６一銀 ▽５四銀
▲７二銀成 ▽同　玉 ▲６三銀 ▽同　銀 ▲同歩成 ▽同　金
▲２二飛 ▽投了
139手で先手の勝ち

第4局はひどい内容に見えるが森内がやろうとしたこと自体は大変な挑戦。
10手目の95歩は悪手。当家がすでに過去に悪手と結論している手を森内が指すのは今回が初めて。それを羽生相手にやること自体凄い。捨て身と言われても仕方ないが7番勝負自体すでに終わったので夢を追ったのであろう。主催紙も事前に森内が振り飛車を指すことを報道しているので文句言えない。羽生はやることが決まっている。
後手の四間穴熊+95歩に対して先手が角筋開通+96歩で逆襲する擬態アナシスはタカミチが大介相手に大成功したばかり。
2005.02.01A級順位戦 高橋VS大介 対四間穴熊 擬態アナシス
Ａ級では久保も藤井も四間穴熊は好んでやらないので擬態アナシスのターゲットは大介。大介は羽生を今期Ａ級で打ち破っている。その張本人が連敗街道まっしぐらのタカミチにボロ負けした戦法なので、羽生も漁夫の利。
本譜が一番ショックなのは森内ではなく大介。もう後手でお手上げかもしれない。だから森内が振り飛車をやると面白い。羽生がことごとく最短の解答を出すので振り飛車党もタイヘン。
島ノートは欠陥商品なのでそのまま使うと羽生森内レベルでは結果が逆になるが森内の工夫は50手め54歩。これは昨日すでに当家はひとめで疑問とした。6thアタックはダメ。43銀と下がる一手で先攻権利を完全譲渡するばかりかトリトヌス53地点を開放するので42金が直撃されてしまう。
先手は96歩で来ると決まっているので端は受からない。そこで後手は玉を左辺に脱出するしかないが53歩が残っていないとひどい。75角や54桂が金アタリではやってらんない。
森内の誤算はまず5筋で歩を持てば9筋が受かるカモと6thアタックを決行したこと。それがダメと初日に気がつき、二日目は初日の疑問手をなんとか修正しようとした。如何にして先攻できるのか？
それが大悪手58手目58歩。5筋の歩が切れたメリットをなんとかこの手に求めたが完全にオタスケとなった。同飛がダイレクトに59飛と下がれるために羽生は丸々手得して最強バンカーバスターを構築。香などあげても99飛が実現しては後手は受けも逃げも絶望的。
森内最後の期待天馬効果も出る幕ナシ。
3年前の王将戦のような奇跡は二度とない。(バンカーバスターは当時の康光作戦にスポニチが命名。最近のスポニチはダメになった。オレオレ観戦記者のせいであろう）
当家の実況&分析は昨日も完璧。二日制恒例の早朝実況&分析がなかったことも当然。初日ですでにタコなのでナニも付け足すことがない。逆転筋も皆無。

日時：2005.02.09&10
棋戦：王将戦第4局最終局
戦形：対四間穴熊95歩型　擬態アナシス
先手：羽生善治
後手：森内俊之
▲７六歩    ▽３四歩    ▲２六歩    ▽４四歩    ▲２五歩    ▽３三角
▲４八銀    ▽９四歩    ▲５八金右  ▽９五歩    ▲６八玉    ▽３二銀
▲７八玉    ▽４二飛    ▲５六歩    ▽６二玉    ▲７七角    ▽４三銀
▲８八玉    ▽７二玉    ▲９八香    ▽５四銀    ▲６六歩    ▽８二玉
▲５七銀    ▽５二金左  ▲９九玉    ▽９二香    ▲８八銀    ▽９一玉
▲３六歩    ▽４五歩    ▲６五歩    ▽７七角成  ▲同　桂    ▽２二飛
▲６六角    ▽３三角    ▲同角成    ▽同　桂    ▲６六角    ▽４二金
▲５五歩    ▽４三銀    ▲５六銀    ▽８二銀    ▲６七金    ▽２一飛
▲８六歩    ▽５四歩    ▲同　歩    ▽同　銀    ▲５五歩    ▽４三銀
▲８七銀    ▽７二金    ▲７八金    ▽５八歩    ▲同　飛    ▽２七角
▲５九飛    ▽３六角成  ▲８八玉    ▽４六歩    ▲同　歩    ▽同　馬
▲９六歩    ▽１九馬    ▲９五歩    ▽９三歩    ▲９九飛    ▽１八馬
▲８五桂    ▽３六馬    ▲９四歩    ▽同　歩    ▲９五歩    ▽同　歩
▲９四歩    ▽同　香    ▲９二歩    ▽同　玉    ▲９五香    ▽同　香
▲９三歩    ▽投了
85手で先手の勝ち

終局12時13分 残り時間　羽生=2時間52分　森内=2時間39分

今日は王将戦最終局だった。すっかり忘れていた。
確かタマナシだった。見るとそのように進んでいる。
10=95歩。悪手。
以下羽生は急戦でやるしかない。互いに悠長に相穴熊では先手負け。
31=36歩。3連勝後なら当然の3rd
32=45歩。4th牽制。
33=65歩。5thのサクリファイスでWＫ1
34=77角成。当然。
35=77同桂。手順に65歩の命の位死守。この連動手が95歩に対抗する羽生の主張。
36=22飛。24歩の5thアタック第二陣阻止。
37=66角。65歩の裏番を使う逆行双頭手。
38=33角。飛車取り阻止。
39=33同角。逆に66角では同銀39角で負けなので。
40=33同桂。これでも後手も連動手獲得でおアイコ。
41=66角。豚骨ラーメン。しつこい。
42=42金。森内はナニ食べたか知らない。
43=55歩。5thアタックで6th作成。
44=43銀。下がるっきゃない。
45=56銀。39角阻止の双頭手。
46=82銀。一段落ついたので。
47=67金。16歩は手抜きされるので7thにならない。
48=21飛。コレで負けたらタマナシの名誉市民になれる。
49=86歩。ここから7th作成しかないのでは救急車が必要。
50=54歩。疑問。逆算してこうなった。
55=87銀。1歩渡しても手得したので。
56=72金。71金では上部が薄い。