もうひとつあった。
13桂を同桂と取る変化。と言うか13桂には当家はそれしか作成していない。ところが谷川は故意にそんなことをしない。

アクツが知りたいらしい変化
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽３二金
▲７八金 ▽８八角成 ▲同　銀 ▽２二銀 ▲３八銀 ▽３三銀
▲７七銀 ▽７二銀 ▲１六歩 ▽６四歩 ▲１五歩 ▽６三銀
▲４六歩 ▽５二金 ▲４七銀 ▽４二玉 ▲３六歩 ▽３一玉
▲３七桂 ▽５四銀 ▲２九飛 ▽４四歩 ▲４八玉 ▽７四歩
▲３八玉 ▽８五歩 ▲４八金 ▽２二玉 ▲５六歩 ▽９四歩
▲９六歩 ▽７三桂 ▲６六銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽６五桂 ▲７三角 ▽８八歩
▲６四角成 ▽８九歩成 ▲６五銀 ▽９九と ▲８七歩 ▽９六飛
▲５四銀 ▽同　歩 ▲４一銀 ▽４三銀 ▲２四桂 ▽同　歩
▲同　歩 ▽２三歩 ▲同歩成 ▽同　金 ▲２五桂 ▽２四銀
▲５二銀不成▽同　銀 ▲１三桂成 ▽同　桂 ▲２四飛 ▽５三香
72手めでアクツが谷川に質問

谷川は自分の手まで勝手に想定されてはアホらしくて返答に困ったであろう。アクツなら飛車を逃げるに決っている。98飛車が間に合わないため谷川は続く24歩をまた受けないといけない。2回も単なる受けの手を谷川は若手相手に指したことがない。羽生相手ならあったが負けた。
アクツがそんなことを谷川に聞きたければ「タニー研に入りたい」とどこかで言うのが最善。すると谷川は山崎を通じて「今度はチコクしないでウチに来い」と誘ってくれる。

本譜は谷川に最初からやる気がなかった模様。夜は何かの宴会で早く引き上げたかったのであろう。本譜の68手め52銀は一番早く詰ませてくれと言う手。アクツに華を持たせる為に13歩をチョンチョンと直していたであろう。昨日の森内脅威の87桂不成に対抗してコッチは13桂成で盛り上げてくれと。結局42馬と入って受けナシはMF初期変化と同じ。これは幼児部の進行手順だったのでタニドン育児教室でも使える。

棋戦：王将戦第54期挑戦者決定リーグ4回戦
戦型：手損角換わり
先手：阿久津主税五段
後手：谷川浩司棋王
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽３二金
▲７八金 ▽８八角成 ▲同　銀 ▽２二銀 ▲３八銀 ▽３三銀
▲７七銀 ▽７二銀 ▲１六歩 ▽６四歩 ▲１五歩 ▽６三銀
▲４六歩 ▽５二金 ▲４七銀 ▽４二玉 ▲３六歩 ▽３一玉
▲３七桂 ▽５四銀 ▲２九飛 ▽４四歩 ▲４八玉 ▽７四歩
▲３八玉 ▽８五歩 ▲４八金 ▽２二玉 ▲５六歩 ▽９四歩
▲９六歩 ▽７三桂 ▲６六銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽６五桂 ▲７三角 ▽８八歩
▲６四角成 ▽８九歩成 ▲６五銀 ▽９九と ▲８七歩 ▽９六飛
▲５四銀 ▽同　歩 ▲４一銀 ▽４三銀 ▲２四桂 ▽同　歩
▲同　歩 ▽２三歩 ▲同歩成 ▽同　金 ▲２五桂 ▽２四銀
▲５二銀不成▽同　銀 ▲１三桂成 ▽同　銀 ▲４二馬 ▽４一銀打
▲２三飛成 ▽同　玉 ▲１四金 ▽投了
75手で先手の勝ち

感想戦では62手めに31桂で難解とのこと。これは丸山の手なので谷川は知っていてもゼッタイにやらない。すでにこの場面では早く終わらせたいとだけ考えている。恐らく控え室の顔を立てて嘘変化にウンウン頷いて早く終わらせた。31桂ならアクツは感想戦のように23歩成など指さずに喜んで52銀不成。感想戦の31桂から控え室変化の23歩成だと同金には52銀不成と先手が手を変えても以下の変化で後手勝ちのはず。

52銀不成1
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽３二金
▲７八金 ▽８八角成 ▲同　銀 ▽２二銀 ▲３八銀 ▽３三銀
▲７七銀 ▽７二銀 ▲１六歩 ▽６四歩 ▲１五歩 ▽６三銀
▲４六歩 ▽５二金 ▲４七銀 ▽４二玉 ▲３六歩 ▽３一玉
▲３七桂 ▽５四銀 ▲２九飛 ▽４四歩 ▲４八玉 ▽７四歩
▲３八玉 ▽８五歩 ▲４八金 ▽２二玉 ▲５六歩 ▽９四歩
▲９六歩 ▽７三桂 ▲６六銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽６五桂 ▲７三角 ▽８八歩
▲６四角成 ▽８九歩成 ▲６五銀 ▽９九と ▲８七歩 ▽９六飛
▲５四銀 ▽同　歩 ▲４一銀 ▽４三銀 ▲２四桂 ▽同　歩
▲同　歩 ▽３一桂 ▲２三歩成 ▽同　金 ▲５二銀不成▽同　銀
▲３一馬 ▽同　玉 ▲２三飛成 ▽３二銀 ▲２五龍 ▽２三香
▲６五龍 ▽２七角 ▲３九玉 ▽２八角 ▲同　玉 ▽４九角成
▲２五歩 ▽４八馬 ▲３八金 ▽９八飛成 ▲４八金 ▽７八龍
▲６四角 ▽５三桂 ▲７五角 ▽４二銀 ▲投了
88手で後手の勝ち

52銀不成2
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽３二金
▲７八金 ▽８八角成 ▲同　銀 ▽２二銀 ▲３八銀 ▽３三銀
▲７七銀 ▽７二銀 ▲１六歩 ▽６四歩 ▲１五歩 ▽６三銀
▲４六歩 ▽５二金 ▲４七銀 ▽４二玉 ▲３六歩 ▽３一玉
▲３七桂 ▽５四銀 ▲２九飛 ▽４四歩 ▲４八玉 ▽７四歩
▲３八玉 ▽８五歩 ▲４八金 ▽２二玉 ▲５六歩 ▽９四歩
▲９六歩 ▽７三桂 ▲６六銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽６五桂 ▲７三角 ▽８八歩
▲６四角成 ▽８九歩成 ▲６五銀 ▽９九と ▲８七歩 ▽９六飛
▲５四銀 ▽同　歩 ▲４一銀 ▽４三銀 ▲２四桂 ▽同　歩
▲同　歩 ▽３一桂 ▲２三歩成 ▽同　金 ▲５二銀不成▽同　銀
▲３一馬 ▽同　玉 ▲２三飛成 ▽３二銀 ▲２五龍 ▽２三香
▲６五龍 ▽２七角 ▲３九玉 ▽９八飛成 ▲７九金打 ▽２八角
▲同　玉 ▽４九角成 ▲２四歩 ▽７八龍 ▲同　金 ▽２七金
▲２九玉 ▽４八馬
86手で後手の勝ち

だからアクツは31桂には23歩成としない。そのために87歩を打って後手の攻めを1手遅らせた。
谷川は序盤の73桂が余りに不用意だったと痛感しているはず。慶太が66歩に1時間も考えたのだからアクツには何もないはずとタカを括ったのが間違いの元。終盤は谷川の衰えではなく序盤の反省から来る無気力。そうでないと決して52銀など指さない。谷川がカミさんの尻にひかれているなどと公言した慶太が悪い。谷川は参謀に恐妻家扱いされてしまった。66歩など指す参謀本部長は即時解雇して山崎クラスをタニー研に入れていただきたい。

内容はすでに公開したとおり。谷川73桂がオカシイ。従ってタニードン研究会の勉強不足ということ。
本番は神聖な研究発表の場なので谷川はすでに王将戦を消化試合にしている証拠。
慶太が負けたのは仕方ないとして親分がアクツに負けてはもうダメであろう。内藤國雄がコッテリもんでくれることを期待。感想戦はあっても中味がない。アクツのチコクを理由に谷川は憮然としている頃。

棋戦：タニードン全国振興会杯
戦型：手損角換り
先手：チコク男
後手：タニードン
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽３二金
▲７八金 ▽８八角成 ▲同　銀 ▽２二銀 ▲３八銀 ▽３三銀
▲７七銀 ▽７二銀 ▲１六歩 ▽６四歩 ▲１五歩 ▽６三銀
▲４六歩 ▽５二金 ▲４七銀 ▽４二玉 ▲３六歩 ▽３一玉
▲３七桂 ▽５四銀 ▲２九飛 ▽４四歩 ▲４八玉 ▽７四歩
▲３八玉 ▽８五歩 ▲４八金 ▽２二玉 ▲５六歩 ▽９四歩
▲９六歩 ▽７三桂 ▲６六銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽６五桂 ▲７三角 ▽８八歩
▲６四角成 ▽８九歩成 ▲６五銀 ▽９九と ▲８七歩 ▽９六飛
▲５四銀 ▽同　歩 ▲４一銀 ▽４三銀 ▲２四桂 ▽同　歩
▲同　歩 ▽２三歩 ▲同歩成 ▽同　金 ▲２五桂 ▽２四銀
▲５二銀不成▽３一桂 ▲４三銀成 ▽同　桂 ▲３一銀 ▽１二玉
▲４二馬 ▽２二香 ▲４三馬 ▽４一銀 ▲１四歩 ▽９八飛成
▲１三歩成 ▽同　桂 ▲同桂成 ▽同　銀 ▲同香成 ▽同　玉
▲２五桂 ▽１四玉 ▲１五歩 ▽２四玉 ▲３三銀 ▽１五玉
▲２六金 ▽１四玉 ▲１九飛 ▽投了
93手で先手の勝ち

注釈＞またしても桂+歩が2枚残る

棋戦：タニードン全国振興会カップ
戦型：手損角換り
先手：チコク男
後手：タニードン
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽３二金
▲７八金 ▽８八角成 ▲同　銀 ▽２二銀 ▲３八銀 ▽３三銀
▲７七銀 ▽７二銀 ▲１六歩 ▽６四歩 ▲１五歩 ▽６三銀
▲４六歩 ▽５二金 ▲４七銀 ▽４二玉 ▲３六歩 ▽３一玉
▲３七桂 ▽５四銀 ▲２九飛 ▽４四歩 ▲４八玉 ▽７四歩
▲３八玉 ▽８五歩 ▲４八金 ▽２二玉 ▲５六歩 ▽９四歩
▲９六歩 ▽７三桂 ▲６六銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽６五桂 ▲７三角 ▽８八歩
▲６四角成 ▽８九歩成 ▲６五銀 ▽９九と ▲８七歩 ▽９六飛
▲５四銀 ▽同　歩 ▲４一銀 ▽４三銀 ▲２四桂 ▽同　歩
▲同　歩 ▽２三歩 ▲同歩成 ▽同　金 ▲２五桂 ▽２四銀
▲５二銀不成▽３一桂 ▲４三銀成 ▽同　桂 ▲３一銀 ▽１二玉
▲４二馬 ▽３五桂打 ▲同　歩 ▽同　桂 ▲２二金 ▽同　金
▲同銀成 ▽同　玉 ▲３三桂成 ▽同　桂 ▲２四飛 ▽２三歩
▲３一銀 ▽１二玉 ▲２二金 ▽投了
87手で先手の勝ち

注釈=アクツが秒読みで相手を信用し谷川サザンクロスを一回許してしまうが途中で即詰みに気がつく。

棋戦：マシュダ一家幼少4組　
戦型：手損角換り
先手：チコク男
後手：タニードン
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽３二金
▲７八金 ▽８八角成 ▲同　銀 ▽２二銀 ▲３八銀 ▽３三銀
▲７七銀 ▽７二銀 ▲１六歩 ▽６四歩 ▲１五歩 ▽６三銀
▲４六歩 ▽５二金 ▲４七銀 ▽４二玉 ▲３六歩 ▽３一玉
▲３七桂 ▽５四銀 ▲２九飛 ▽４四歩 ▲４八玉 ▽７四歩
▲３八玉 ▽８五歩 ▲４八金 ▽２二玉 ▲５六歩 ▽９四歩
▲９六歩 ▽７三桂 ▲６六銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽６五桂 ▲７三角 ▽８八歩
▲６四角成 ▽８九歩成 ▲６五銀 ▽９九と ▲８七歩 ▽９六飛
▲５四銀 ▽同　歩 ▲４一銀 ▽４三銀 ▲２四桂 ▽同　歩
▲同　歩 ▽２三歩 ▲同歩成 ▽同　金 ▲２五桂 ▽２四銀
▲５二銀不成▽３一桂 ▲４三銀成 ▽同　桂 ▲３一銀 ▽１二玉
▲１四歩 ▽同　歩 ▲１三歩 ▽同　桂 ▲１四香 ▽１六角
▲投了
78手で後手の勝ち

62手め23歩はタニードン2で負けとの読み。
その後67手め52銀まで棋譜公開があり69手めの時間表示が以下
　　 消費時間   残り時間
先手 3時間15分 0時間45分
後手 2時間23分 1時間37分
更新もないので谷川は内藤と世間話であろう。「最近の若い子は」

棋戦：マシュダ一家幼少3組　
戦型：手損角換り
先手：チコク男
後手：タニードン
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽３二金
▲７八金 ▽８八角成 ▲同　銀 ▽２二銀 ▲３八銀 ▽３三銀
▲７七銀 ▽７二銀 ▲１六歩 ▽６四歩 ▲１五歩 ▽６三銀
▲４六歩 ▽５二金 ▲４七銀 ▽４二玉 ▲３六歩 ▽３一玉
▲３七桂 ▽５四銀 ▲２九飛 ▽４四歩 ▲４八玉 ▽７四歩
▲３八玉 ▽８五歩 ▲４八金 ▽２二玉 ▲５六歩 ▽９四歩
▲９六歩 ▽７三桂 ▲６六銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽６五桂 ▲７三角 ▽８八歩
▲６四角成 ▽８九歩成 ▲６五銀 ▽９九と ▲８七歩 ▽９六飛
▲５四銀 ▽同　歩 ▲４一銀 ▽４三銀 ▲２四桂 ▽同　歩
▲同　歩 ▽２三歩 ▲同歩成 ▽同　金 ▲２五桂 ▽２四銀
▲５二銀不成▽３二銀 ▲４二金 ▽２五銀 ▲３二金 ▽同　玉
▲４三銀打 ▽２二玉 ▲２五飛 ▽２四香 ▲３二銀打 ▽２五香
▲３一馬 ▽１二玉 ▲２一銀不成▽投了

81手で先手の勝ち

棋戦：マシュダ一家幼少2組　
戦型：手損角換り
先手：チコク男
後手：タニードン
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽３二金
▲７八金 ▽８八角成 ▲同　銀 ▽２二銀 ▲３八銀 ▽３三銀
▲７七銀 ▽７二銀 ▲１六歩 ▽６四歩 ▲１五歩 ▽６三銀
▲４六歩 ▽５二金 ▲４七銀 ▽４二玉 ▲３六歩 ▽３一玉
▲３七桂 ▽５四銀 ▲２九飛 ▽４四歩 ▲４八玉 ▽７四歩
▲３八玉 ▽８五歩 ▲４八金 ▽２二玉 ▲５六歩 ▽９四歩
▲９六歩 ▽７三桂 ▲６六銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽６五桂 ▲７三角 ▽８八歩
▲６四角成 ▽８九歩成 ▲６五銀 ▽９九と ▲８七歩 ▽９六飛
▲５四銀 ▽同　歩 ▲４一銀 ▽４三銀 ▲２四桂 ▽同　歩
▲同　歩 ▽２三歩 ▲同歩成 ▽同　金 ▲２五桂 ▽２四銀
▲５二銀不成▽２六桂 ▲同　飛 ▽２五銀 ▲４三銀成 ▽２六銀
▲３一馬 ▽１二玉 ▲２四桂 ▽同　金 ▲２二金 ▽投了

77手で先手の勝ち

棋戦：マシュダ一家幼少組　
戦型：手損角換り
先手：チコク男
後手：タニードン
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽３二金
▲７八金 ▽８八角成 ▲同　銀 ▽２二銀 ▲３八銀 ▽３三銀
▲７七銀 ▽７二銀 ▲１六歩 ▽６四歩 ▲１五歩 ▽６三銀
▲４六歩 ▽５二金 ▲４七銀 ▽４二玉 ▲３六歩 ▽３一玉
▲３七桂 ▽５四銀 ▲２九飛 ▽４四歩 ▲４八玉 ▽７四歩
▲３八玉 ▽８五歩 ▲４八金 ▽２二玉 ▲５六歩 ▽９四歩
▲９六歩 ▽７三桂 ▲６六銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽６五桂 ▲７三角 ▽８八歩
▲６四角成 ▽８九歩成 ▲６五銀 ▽９九と ▲８七歩 ▽９六飛
▲５四銀 ▽同　歩 ▲４一銀 ▽４三銀 ▲２四桂 ▽同　歩
▲同　歩 ▽２三歩 ▲同歩成 ▽同　金 ▲２五桂 ▽２四銀
▲５二銀不成▽同　銀 ▲４二馬 ▽９八飛成 ▲３二金 ▽１二玉
▲１四歩 ▽７八龍 ▲１三歩成 ▽同　桂 ▲同桂成 ▽同　銀
▲同香成 ▽同　玉 ▲２四銀 ▽１四玉 ▲１五銀 ▽１三玉
▲２三飛成 ▽同　玉 ▲２四銀 ▽１四玉 ▲１五金 ▽投了
89手で先手の勝ち

桂に歩が3枚も余っては笑えない。

控え室の若手陣は41銀に42角打を読んだらしい。マシュダ一家の勝ち。谷川の棋風を知っているなら43銀はひとめ。42角では玉を引き寄せられる。
すでに2時間前に作成開始できる手順ばかりとなった。谷川苦戦に見えるが森内が羽生に見せたような意外な手が通用するかもしれない。

大爆笑。アクツはホント笑わせてくれる。これはタニードン3変化で89飛成を避けた手。96飛なら98龍が詰めろにならないとだけ読んだ。こんな手を指すのはタニードン2の変化で歩が1枚なくとも良いため。派生変化を読み切れなかった保険証なので谷川が最も嫌う手。

控え室には山本5段と安用事4段がいるらしい。
今日は関西での対局。谷川の隣には内藤VS桐山。今日負けたら内藤に師ねと言われる。
そこで安用事もアクツもビビって51手め65銀と言う内藤好みの手を選んだ。控え室の最初の検討51手めの75馬は難しい。以下の展開は桐山好みかもしれない。
棋戦：関西老人会シルバー杯
先手：キリー
後手：ナイクニ
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽３二金
▲７八金 ▽８八角成 ▲同　銀 ▽２二銀 ▲３八銀 ▽３三銀
▲７七銀 ▽７二銀 ▲１六歩 ▽６四歩 ▲１五歩 ▽６三銀
▲４六歩 ▽５二金 ▲４七銀 ▽４二玉 ▲３六歩 ▽３一玉
▲３七桂 ▽５四銀 ▲２九飛 ▽４四歩 ▲４八玉 ▽７四歩
▲３八玉 ▽８五歩 ▲４八金 ▽２二玉 ▲５六歩 ▽９四歩
▲９六歩 ▽７三桂 ▲６六銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽６五桂 ▲７三角 ▽８八歩
▲６四角成 ▽８九歩成 ▲７五馬 ▽８一飛 ▲７三歩成 ▽９九と
▲８三歩 ▽７一飛 ▲７四馬 ▽投了
57手で先手の勝ち
ナイクニは後手駒得で悪いワケないと言い張り、桐山は桂香が質駒で馬を駆使して先手勝ちとケンカするであろう。
75地点の歩は当家ではNo: 6924 で言及した仮想番のこと。

棋戦：マシュダ一家年中組　疑似古典的谷川ヴァイオレンス2
戦型：手損角換り
先手：チコク男
後手：タニードン
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽３二金
▲７八金 ▽８八角成 ▲同　銀 ▽２二銀 ▲３八銀 ▽３三銀
▲７七銀 ▽７二銀 ▲１六歩 ▽６四歩 ▲１五歩 ▽６三銀
▲４六歩 ▽５二金 ▲４七銀 ▽４二玉 ▲３六歩 ▽３一玉
▲３七桂 ▽５四銀 ▲２九飛 ▽４四歩 ▲４八玉 ▽７四歩
▲３八玉 ▽８五歩 ▲４八金 ▽２二玉 ▲５六歩 ▽９四歩
▲９六歩 ▽７三桂 ▲６六銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽６五桂 ▲７三角 ▽８八歩
▲６四角成 ▽８九歩成 ▲６五銀 ▽９九と ▲５四銀 ▽同　歩
▲４一銀 ▽４三銀 ▲２四桂 ▽同　歩 ▲同　歩 ▽同　銀
▲同　飛 ▽２三歩 ▲３二銀成 ▽同　玉 ▲４一銀 ▽３三玉
▲５二銀不成▽同　銀 ▲２五桂 ▽２四玉 ▲４二馬 ▽３三桂打
▲同　馬 ▽同　桂 ▲１六桂 ▽１五玉 ▲２四桂 ▽１六桂
▲同　香 ▽同　玉 ▲１七歩 ▽同　玉 ▲２九桂 ▽１六玉
▲１七歩 ▽２五玉 ▲２六金 ▽１四玉 ▲１五金打 ▽投了

89手で先手の勝ち

棋戦：マシュダ一家年少組　疑似古典的谷川ヴァイオレンス
戦型：手損角換り
先手：チコク男
後手：タニードン
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽３二金
▲７八金 ▽８八角成 ▲同　銀 ▽２二銀 ▲３八銀 ▽３三銀
▲７七銀 ▽７二銀 ▲１六歩 ▽６四歩 ▲１五歩 ▽６三銀
▲４六歩 ▽５二金 ▲４七銀 ▽４二玉 ▲３六歩 ▽３一玉
▲３七桂 ▽５四銀 ▲２九飛 ▽４四歩 ▲４八玉 ▽７四歩
▲３八玉 ▽８五歩 ▲４八金 ▽２二玉 ▲５六歩 ▽９四歩
▲９六歩 ▽７三桂 ▲６六銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽６五桂 ▲７三角 ▽８八歩
▲６四角成 ▽８九歩成 ▲６五銀 ▽９九と ▲５四銀 ▽同　歩
▲４一銀 ▽４三銀 ▲２四桂 ▽同　歩 ▲同　歩 ▽同　銀
▲同　飛 ▽２三歩 ▲３二銀成 ▽同　玉 ▲２三飛成 ▽同　玉
▲３一馬 ▽２六桂 ▲投了
68手で後手の勝ち

これで谷川の駒台には角桂香歩。香を先に取ったので歩切れを解消してモ87歩はもう利かない。96飛とまた歩を食われて飛車成が受からない。
そこで攻めあうしかない。41銀や24桂の常套句に馬を使いたいが91馬で香を取るヒマがない。そこで谷川の駒で即詰み手順を探すしかない。谷川はすでにワラシベ長者から丸山温泉郷で一風呂浴びているので、アクツは苦しそうな顔をして谷川の緩手を待つ。

48=88歩。大爆笑。やはり谷川は1分のチコクを容認しない。かなり怒っている。正調仮想駒アタリ奇数番3で対タニードンなど決して許さない模様。
49=64角成。真剣師ならここで懐から1歩出して86歩と打つが、連盟将棋では2歩は容認しても懐中歩は認めない。アクツはここで歩切れを白昼劇の中で解消。
50=89歩成。谷川は歩得を桂得にした仮想ワラシベ長者。と金まで作って香アタリ加算となり正調駒アタリ奇数番3。ワラシベ長者となると実利が浮上し仮想番を見落とす。
51=65銀。双頭手。桂損を回復し今度は先手が仮想駒アタリ奇数番3で対抗。二重駒アタリは1と数えるために現実と仮想が一致する地点。

さてマシュダ一家年中組の35同歩は谷川を引きたてる悪手なので年長組ならばこんな手は手抜きと決っている。そこで古典的谷川ヴァイオレンスにはどのように対抗するべきか年長組に予行演習をして貰った棋譜が以下。

棋戦：マシュダ一家年長組　対古典的タニードン
戦型：手損角換り
先手：チコク男
後手：タニードン
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽３二金
▲７八金 ▽８八角成 ▲同　銀 ▽２二銀 ▲３八銀 ▽３三銀
▲７七銀 ▽７二銀 ▲１六歩 ▽６四歩 ▲１五歩 ▽６三銀
▲４六歩 ▽５二金 ▲４七銀 ▽４二玉 ▲３六歩 ▽３一玉
▲３七桂 ▽５四銀 ▲２九飛 ▽４四歩 ▲４八玉 ▽７四歩
▲３八玉 ▽８五歩 ▲４八金 ▽２二玉 ▲５六歩 ▽９四歩
▲９六歩 ▽７三桂 ▲６六銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽６五桂 ▲７三角 ▽６六飛
▲同　歩 ▽５七銀 ▲６五歩 ▽４八銀成 ▲同　玉 ▽６六角
▲５七銀 ▽９九角成 ▲７七桂 ▽９八馬 ▲９一角成 ▽３五歩
▲９二飛 ▽４二金右 ▲２四桂 ▽同　歩 ▲同　歩 ▽同　銀
▲同　飛 ▽２三香 ▲３四飛 ▽４三銀 ▲４二飛成 ▽同　金
▲３一銀 ▽１二玉 ▲２二金 ▽投了
75手で先手の勝ち

43=75歩。アクツが大長考した割には色気がない。こんな手は谷川は奇数番1とは認めない。
今度は66銀が自動駒アタリなのでこの局面を仮想偶数番2としか見ないため。
44=75同歩。これで谷川1歩得で1ポイント先取。しかも逆行仮想駒アタリ奇数番1のボーナスポイント付。
45=74歩。辺境地を攻める手なので怖くない。丸山なら絶賛するだろう。しかしこれも仮想偶数番2。
46=65桂。相手から手番を貰って手順に跳ねる。
47=73角。香歩取り。一見痛打で谷川敗勢に見えるがそれは仮想番が頭にない場合。頑固オヤジなら間違いなくアクツ優勢と言う。彼らは目に見える実利でしか勘定しないため。
谷川はここで長考中。ここは香車など逃げては負け。81飛で香車を守っても負け。だから当然飛車を切る。古典的谷川ヴァイオレンスは以下。

棋戦：マシュダ一家年中組　古典的谷川ヴァイオレンス
戦型：手損角換り
先手：チコク男
後手：タニードン
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽３二金
▲７八金 ▽８八角成 ▲同　銀 ▽２二銀 ▲３八銀 ▽３三銀
▲７七銀 ▽７二銀 ▲１六歩 ▽６四歩 ▲１五歩 ▽６三銀
▲４六歩 ▽５二金 ▲４七銀 ▽４二玉 ▲３六歩 ▽３一玉
▲３七桂 ▽５四銀 ▲２九飛 ▽４四歩 ▲４八玉 ▽７四歩
▲３八玉 ▽８五歩 ▲４八金 ▽２二玉 ▲５六歩 ▽９四歩
▲９六歩 ▽７三桂 ▲６六銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽６五桂 ▲７三角 ▽６六飛
▲同　歩 ▽５七銀 ▲６五歩 ▽４八銀成 ▲同　玉 ▽６六角
▲５七銀 ▽９九角成 ▲７七桂 ▽９八馬 ▲９一角成 ▽３五歩
▲同　歩 ▽３六歩 ▲同　銀 ▽７六馬 ▲６八金 ▽６六香
▲同　銀 ▽同　馬 ▲５七香 ▽７六歩 ▲投了
70手で後手の勝ち

退屈な中継。昼までに42手めまで指されていると今し方記事がＵＰ。棋譜そのものは更新ナシ。後進はいらないという悪しき種族の模範演技。
この記者は自分の記事に付加価値を付けるために故意に棋譜ＵＰをしない。竜王戦倶楽部と同じ事をしていている。しかも棋譜内容が1時間遅れでは当家の掲示板10分遅れよりヒドイ。アクツの1分遅れなどまだカワイイ。それに怒って感想戦もやらないタカミチが丸山にコテンコテンになぶり殺されて当たり前。
アクツは42手めの局面で昼までに37分も思考したらしい。もう既に指されているであろう。谷川はまたしても他人丼など食っている。よほどタニードンと読ませたいのであろう。
アクツの指し手を待つのが面倒なので先にアクツ勝ち手順の冗談変化が出来てシマった。

棋戦：マシュダ一家年少組
戦型：手損角換り　▲９七角
先手：チコク男
後手：タニードン
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽３二金
▲７八金 ▽８八角成 ▲同　銀 ▽２二銀 ▲３八銀 ▽３三銀
▲７七銀 ▽７二銀 ▲１六歩 ▽６四歩 ▲１五歩 ▽６三銀
▲４六歩 ▽５二金 ▲４七銀 ▽４二玉 ▲３六歩 ▽３一玉
▲３七桂 ▽５四銀 ▲２九飛 ▽４四歩 ▲４八玉 ▽７四歩
▲３八玉 ▽８五歩 ▲４八金 ▽２二玉 ▲５六歩 ▽９四歩
▲９六歩 ▽７三桂 ▲６六銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛
▲９七角 ▽８四飛 ▲６四角 ▽６三金 ▲９七角 ▽８六歩
▲７七桂 ▽９五歩 ▲８五歩 ▽９四飛 ▲９五歩 ▽同　飛
▲８六角 ▽投了
55手で先手の勝ち

「1手パスを一回認めるというハンデ戦を」
38=73桂。この桂は跳ねたくない。できれば1手パスして先手に66歩と突かせたい。後手は千日手を強要し打開を先手に強いることに成功する。ところが将棋の現行ルールに1手パスという項目がない。駒落ち将棋が将棋の大きな魅力なら、平手と香落ちの間に下手に1手パスを一回認めるというハンデ戦があってもおかしくない。
後手がここで73桂を跳ねずに先手に66歩の8thを作成させたいなら31玉と言う手がある。15歩の位が双頭手として最終盤機能すると14歩で先手に逆転されるため。他には93香だがこれは傷になる。92角デザインは谷川には無理。この73桂を見るとよくわかる。
39=66銀。アクツ見せるというより千日手を避けるならこれしか有効手がない。谷川が強いた手。だからこれは谷川の思う壺のはず。ここで2004.11.15B1順位戦の▲井上−△阿部戦のように66歩とするのはタコ。慶太はその1手だけで負けるのは当たり前なので当家では見なかったことにした棋譜。谷川研の参謀がこれでは親分が怒るのも当たり前。
アクツは今日も故意に1分遅刻するという盤外戦術だったが、あれは根性がヒクツなので仕方ない。この66銀はしかし立派な手。谷川73桂を咎めようとしている。
40=86歩。谷川がここですぐに飛車先を突いたのならばこれが純正7thアタックと勘違いしている証し。これはアクツが誘った仮想8thアタック。
41=86同歩。初の駒アタリ奇数番1を受けて喜んで1歩入手。
42=86同飛。遅刻などフザケンなと。谷川は勝った気分であろう。これは連動駒アタリ奇数番1。

17=15歩。これがやりたいなら13手め77銀は贅沢。
29=48玉。アクツの右玉は15歩を生かして先手からの7thアタックを目指した手。ところが29手めの29飛が早すぎたため谷川に「俺を島扱いする気か」と怒られている。この戦法で島は先崎に負けた。
＞2004.09.24B1順位戦　先崎VS島 手損角換りVS右玉
ところが島と違って谷川は65歩を突いていない。
37=96歩。このブランコ後進で先手が後手に7thを明け渡す。この地点が先崎VS島と決定的に構造が違う。先崎VS島では逆に後手が先手にこの9筋ブランコ運動で7thを明け渡して一挙に負けにした。
ここで谷川は8th作成権利と逆に先手に8th作成を促すふたつの権利を掌握している。92角構想からの7thアタックも操作できる局面。

32金+84歩型で後手番谷川は手損角換り。彼の主題なので気落ちよく観戦できる。
14手め72銀。谷川もついに親分自ら弟子たちへ丸山組への参入を打診。
15手め16歩はアクツの実力に相応。
16手め64歩で谷川は王道回帰。やはり親分は身売りしても心は売らない。