谷川の情熱と羽生の創意重視。谷川の情熱が優ったが羽生の気持ちは当家にはよくわかる。
敗着=55角。
54=22歩。16歩とできないのでは負け筋。
55=23歩成。どんどん。
57=24歩。居飛車の初心者講座向け。
59=同銀。棒銀成功。
60=27歩。谷川が余りにシンプルなので羽生も同調。
61=同飛。これで歩が3枚。
62=49角。飛車金取り。
63=28飛。飛車を逃げて金を守る。
64=26歩。27歩では48飛で角が死ぬ。
65=同飛。27歩成は困るので取る。
66=58角成。この金を取っているようではハッキリ後手苦しい。
58金は16歩変化でも取らせて先手勝ち。唯一69銀変化では一旦68金寄り。その場合でも飛車を捨てて先手勝ち筋だった。
69=33同角成。谷川読み切り。気持ちよい。
70=同金。17桂効果で25銀が利かない為首を出す。10分も考えたのは心の整理。
72=42銀。詰めろを戦利品の銀で凌ぐしかないのではヒドイ。
73=11龍。王手で香を取る。「駒得で攻め」の勝ちパターン=単調。
74=52玉。歩切れの為31歩とはできない。
75=81龍。36香は粘られる。
76=16歩。15歩を残しては投げられない。
77=66香。愛らしく首をかしげながら「デハ」とトドメ。
以下略。あとはいつものように頓死筋を残した羽生の形造り。

どうもおかしいと思った。羽生が吉本から梶原イッキに弟子入りするのはここで16歩と開き直った場合。
34銀と羽生が52手めで逃げるなら石橋サッチー。居飛車には棒銀っきゃありませんと彼女ならメールを書く。
谷川の一途な思いは加藤一二三も絶賛。谷川の情熱は胸を打つものがある。

今度は泣けてくる。これで銀の丸損。
羽生はサンドバック状態。あしたのジョーを演じている。
お笑いから劇画へ。

大爆笑。羽生は吉本に移籍できる。
それでも飛車などクレテやる。34香がなければ34銀。
しかしそれでは谷川が藤井になってしまう。羽生の狙いはソレであろう。
すでに55角変化は笑劇なので谷川のユーモアにも期待したい。

羽生が55角変化を見せた理由はマシュダ一家変化をすべて避けた為。MF変化を超えないと名人奪取はないと一番良く知っているのが羽生。
47地点を開放するのが目的。このグランサタンを逆用するのが29歩変化。
同龍なら83角でグランサタンが悲鳴をあげる。

51手まで 消費時間 残り時間
▲先手 3時間44分 2時間16分
△後手 4時間35分 1時間25分

飛車は無論捨てる。羽生が粘って自陣龍変化は先手楽勝。24角でも強引に2枚換えを許して角を奪う。69銀打以外58金は取らせても勝ち。
21成香+61銀の挟撃が早く37龍は間に合わない。

ここは仮想5thアタックが3種類のみ。35歩、15歩、そして羽生が選択した55角。55角は大悪手。これで当家では谷川勝ち。
羽生が期待したのは谷川飛車捨てから11香成以下、34香を25角で凌げないかということ。羽生懲りすぎ。

11角成は容認できるが25地点での銀桂交換変化に一旦33桂と二重に受けるのが後手を引いて不満。25飛と走られると54飛変化の場合に85飛の大回転で後手は負ける。そこで52手めにいきなり39角から寄せを目指すのが羽生。85飛を許して1手違いで勝ちに行く。
今までの流れだと詰まった便所になるだけ。谷川の心意気を素直に受けるだろう。

46歩の十字架銀から千日手にされることを嫌った谷川魂。
中継再開と知ってギャラリーを沸かせるために敗着となっても行く。
25歩からの3rdアタックを狙ったつもりでも次の手番は羽生。
25歩の幻影は仮想6thアタックと羽生は換算している。むしろ35歩の逆行3rdを取れるはずと。

35手め58金は緩手。谷川の限界。最善は46歩。
36手め24歩は緩手に応じる退廃手。羽生の限界を示す手。どうせ谷川には取れないので羽生が与えた仮想5thと見るのは評価しすぎ。仮想5thなら35手めの局面にすでにあったと思考するのがMF超絶技巧。羽生はすでに中原囲いを選択したのならば58金緩手を咎めるべきだった。後手には仮想5thアタック35歩と言う必殺技がある。恐らく54歩へ連動させることに躊躇したのだろう。先手は同銀のあと46銀と下がるしかないがこれが1歩損で十字架銀に組ませないMF裏手順。86歩から横歩を取り82角を打たせて56歩で勝つ。
本譜は中継再開まで両者やる気なし。羽生は何が面白くて38手め42金など指しているのか本人に聞いても答えるはずはない。

中継が完全にダウンしたので谷川もやる気ない。
敗着は16歩と言われるよりマシという変化に突入。
結局15歩と突き越しては54歩VS24歩でも先手ハッキリ1手負け。34飛+66角変化より後手の馬が早すぎる。15歩までの2手がまるで役立たず。そこで1手損にして羽生に委ねた。
羽生も背中を見せながらのライブに「寒い」と言っている。そのような34手め14歩。羽生までやる気ない。

中継が全く繋がらなくなってしまった。
そこで勝手に想定局面を作成して羽生優勢にする。

谷川が31手め15歩とした場合
先手：十字架銀
後手：地獄門
▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩 ▲７八金 ▽３二金
▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２三歩 ▲２八飛 ▽３四歩
▲３八銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛 ▲８七歩 ▽８四飛
▲２七銀 ▽９四歩 ▲９六歩 ▽４一玉 ▲３六銀 ▽３三角
▲１六歩 ▽６二銀 ▲７六歩 ▽２二銀 ▲６九玉 ▽５一金
▲１五歩 ▽５四歩 ▲３三角成 ▽同　桂 ▲４六歩 ▽５五歩
▲４七銀 ▽７四歩 ▲投了
38手で後手の勝ち

39手めに谷川が勝負手66角を見せた場合
谷川流では後手切れるが羽生は2手得+現ナマ4thアタックと解釈。
ところが38手めの局面はマシュダ一家理論では仮想8th。

27手め76歩で昼食休憩だったらしい。谷川は15歩と突き越せなかった。羽生のオハコ縦歩取りが怖いらしい。これではクリックミスで深浦が挑戦者になっても谷川に文句言えない。
谷川の昼食は他人丼。見るからにマズそうなモノを食っている。親子丼をモジって他人丼と呼びたいだけで鶏肉ではなく豚肉を使う。味より名前が先攻したゲテモノ。牛肉ならまだ許せる。しかしその場合は牛玉丼と呼ぶ。豚玉丼では誰も注文しない。他人丼とは言わば納豆にドレッシングをかけて食うようなイメージ。納豆に醤油なら親子。
谷川はなぜ他人丼を選んだか？
金井克子が今年「他人の関係」を背中丸見えで歌ってしまった絵柄と似ている。
親子ではない。他人でいたい。この味は妙に懐かしい。
そのようなノスタルジックで人工的な孤独を谷川はアピールしたい。
30手め51金。羽生まで感傷に浸りながら中原黄金囲いを完成。谷川はその意図を察したはず。当家でも一度触れたので二度は言及しない。
マシュダ一家理論ではすでに仮想3rdアタックの局面。

開始30分でニフティのポンコツサーバーが重い。土星に住む住民からここまで怒声が聞こえてくる。
これではダウン寸前の状態と同じ。やっと繋がってもよけいなウィンドーがチョコマカでては一層重さを引き立てる。毎日新聞が外注で丸投げした結果がこれでは無料中継など汚名挽回どころか恥の上塗り。なぜ日経のように本社サーバーを使用しないのであろう？
25手め16歩。爆笑。谷川の意図は単なる端の解釈批判回避。見損なった。
羽生。遠慮などいらない。十字架銀を徹底的に防戦して大差で貫禄をみせつけろ。ただし最後はポカで頓死をしていただきたい。世間はどうせ羽生必勝と思っている。深夜ようやくサーバーがダウンから復帰し実は谷川が勝っていた。そのようなどんでん返しで仕返ししていただきたい。
谷川羽生戦がここまで毎日&ニフティにコケにされたのではもうなんでもアリ。

谷川は盤外戦術と言われアタマに来て初手26歩。
言いがかりをつけられて相掛りにしてしまった。
ハブはむしろ相掛りの方が指しやすい。時間配分がラクなため。
谷川は老骨にムチ打つ。ムチウチは気持ちよい場合と怖い場合がある。
怖い場合は首が回らない。十字架銀の柔軟性が硬直するどころか蛇行銀変化は右往左往してから転倒してしまう。

今日は関西将棋会館へ羽生が赴き谷川とA級順位戦5回戦。
▲谷川浩司棋王(2勝2敗)VS△羽生善治二冠(3勝1敗)
今日だけ無料中継らしいがその前に地元の販売店でも支払いが出来るようにしていただきたい。電話の機械音声の入会方法を聞いてバカにされたと思ったジッチャンは電話機を放り投げて壊してしまった。販売員にその場で1年分払ってパスワード貰った方が手っ取り早い。新聞配達と勧誘はせっせと毎日やらせてこんなことも販売店ができないのであろうか？
新聞社の自己都合と名人戦の中味は別。
藤井などに名人挑戦を許しては毎日新聞社にテロリストが押しかける。羽生が出てきても3回連続はさすがに飽きる。やはり森内谷川か森内康光の7番勝負を見たい。有望なのは谷川。燃え尽きてしまう前に森内との7番勝負を見せていただかないことには死んでも死にきれない。

今日は先手の谷川が必勝の構え。昨晩は光速ノート61で盤外戦術までブーハに見せつけている。今日は相振りで俺が勝つゾと全国にアピール。
光速ノート61には相振りの局面図が掲載されている。
2004.11.08はA級順位戦で大介VS藤井が相振飛車を見せていた日。
同日の夕方終了の谷川邸に於けるタニー研では親分谷川と若頭山崎がやはり相振りを指していた。 大介VS藤井戦から谷川の指定局面まで誘導するには先手は37に上がった銀を48にまた戻さないといけない。その前に山崎が主張するUの特権保持か藤井の光の柱かと言う大きな選択が羽生には強いられる。谷川はいずれの変化でも1筋9筋交換の優劣に決着をつけようと言うことであろう。
山崎はこの研究会後すぐに東京に来て翌日渡辺明相手に恒例のポカまで出しておきながら勝ってしまった。
山崎の銀の泡踊りは谷川経由で伝染したのかもしれない。ではアワジーが相振りを指したらどうなるか。恐らく谷川の指定局面は「んなアホな局面にせーへん」と言う。