MashudaBBS2004.10.14
連盟将棋4態
千日手の問題にからむ1局完結方式のこと
2004.10.14A級順位戦 大介VS深浦 5筋位取り中飛車
2004.10.12C級1組 小林裕VS渡辺明 霊界将棋中継 ナンチャッテ矢倉
興業将棋と商業将棋の観賞法 王座戦と2004.10.10JT杯羽生VS久保


千日手の問題にからむ1局完結方式のこと No: 6701 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/15 Fri 03:49:12


ようやく読売が本腰を入れた森内提案の千日手の問題にからむ1局完結方式。
今回の竜王戦に間に合わないと言っているのは、読売の小田記者が書くには日本将棋連盟のスットボケのせいだと言う。
読売側は1局完結方式に賛同していると明言する。ガチンコ将棋を見せろと言うこと。
小田記者の発言を信用すれば連盟理事は従来通り竜王戦は八百長棋戦で構わないと返答したことになる。これはとんだ嘘っぱちであろう。主催紙がそんなことも自分達で決められないようでは同じアナのムジナ。彼らは温泉スター主義で今まで通りやった方が儲かるとウチワで相談しただけ。
理事の米長は羽生に向かって「タイトル独占は遠慮してもらわないと」とテレビで公言した八百長推進派。こんなクソジジイが副会長やっているから何も換らない。中原が自分の時代に何も換えられなかったことを森内が換えてしまうことにプライドが傷つくことは別問題。中原級になるとその意向は第一に尊重しなければ永世名人の権威さえ地に落ちる。谷川も同様。しかし棋士のプライドと混同してはいけない。なんで頭もチンポも硬い中原谷川を説得できないのであろう?君達最高、でも時代は変わったからお願いと言えば彼らもウンと言う。
これ以上腰抜け理事のフニャチン返事など期待する位なら、読売が勝手に竜王戦だけ1局完結方式にすれば良い。羽生阿部戦で懲りたのは読売のはず。それが契約上できないと将棋連盟がダダこねるなら、相変らず竜王戦は名人戦以下の八百長棋戦と天下に公言することになる。即ち竜王戦契約そのものが契約金高騰を避けるためだけに新聞社同士で裏取引をした実態が暴かれ公正取引委員会の俎上に乗る。
いつまでこんなことやってんだか。羽生は勿論森内案に賛成に決まっている。


2004.10.14A級順位戦 大介深浦 5筋位取り中飛車 No: 6700 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/10/15 Fri 01:49:05

2004.10.14A級順位戦 大介深浦 5筋位取り中飛車
日時:2004.10.14
棋戦:第63期A級順位戦4回戦
戦型:5筋位取り中飛車
先手:鈴木大介八段
後手:深浦康市八段
▲7六歩 ▽3四歩 ▲1六歩 ▽6二銀 ▲5六歩 ▽1四歩
▲5五歩 ▽4二玉 ▲5八飛 ▽5二金右 ▲4八玉 ▽3二玉
▲3八玉 ▽6四歩 ▲2八玉 ▽6三銀 ▲3八銀 ▽4二銀
▲6八金 ▽8四歩 ▲7七角 ▽7四歩 ▲5七金 ▽7二飛
▲6六金 ▽4四歩 ▲6八銀 ▽4三金 ▲4六歩 ▽3五歩
▲5六金 ▽7五歩 ▲同 歩 ▽同 飛 ▲6六歩 ▽7二飛
▲6七銀 ▽7四銀 ▲7八飛 ▽7五歩 ▲5九角 ▽3三銀
▲5八銀 ▽3四銀 ▲6八飛 ▽7三桂 ▲7八飛 ▽5四歩
▲同 歩 ▽同 金 ▲5五歩 ▽5三金 ▲4七銀左 ▽4三金
▲2六歩 ▽2四歩 ▲2七銀 ▽2三玉 ▲3八飛 ▽6五歩
▲3六歩 ▽同 歩 ▲4五歩 ▽3二飛 ▲6八角 ▽6六歩
▲3五歩 ▽6七歩成 ▲3四歩 ▽6八と ▲同 飛 ▽6七歩
▲3八飛 ▽6五銀 ▲4六金 ▽4五歩 ▲同 金 ▽7二角
▲3六銀左 ▽3五歩 ▲同 金 ▽5五角 ▲3七桂 ▽5六銀
▲2五歩 ▽3四金 ▲2四歩 ▽同 金 ▲同 金 ▽同 玉
▲3四歩 ▽同 玉 ▲4五歩 ▽3五歩 ▲2五銀 ▽4三玉
▲4四銀 ▽同 角 ▲同 歩 ▽5四玉 ▲4三歩成 ▽2六歩
▲3二と ▽2七歩成 ▲同 玉 ▽4七銀打 ▲1七玉 ▽1三桂
▲2四飛 ▽4四歩 ▲2八飛 ▽2七歩 ▲同 飛 ▽3八銀打
▲2八金 ▽2七銀成 ▲同 金 ▽2九飛 ▲1八銀 ▽2六歩
▲同 金 ▽2五桂 ▲投了
122手で後手の勝ち
消費時間
先手=5時間59分
後手=5時間47分

3=16歩双頭手。
4=62銀。飛車先不突きの布陣。疑問。
5=56歩。ここで長考できる大介は立派。
6=14歩。先手の作戦をすべて封じる気。
7=55歩。これは後手に強いられたと見るのがマシュダ一家。
8=42玉。先手は中飛車以外に55歩を位に仕様がないと見た。
9=58飛。その通りと胸を張る大介。
10=52金。何もしないが何もさせないいつもの深浦。
11=48玉。このブランコ後進は先手有利。
12=32玉。55歩を負担にするブランコ前進。
13=38玉。このブランコ後進も先手有利。
14=64歩。飛車先不突きを生かす3rd作成予備の解釈可能。
15=28玉。確かに55歩は負担だが囲いに優位性を主張。
16=63銀。無難だが当家では疑問。
17=38銀。これで後手は先攻権利まで奪われた。
18=42銀。54歩の逆襲劇など最初から頭にない開き直り。
19=68金。興味深い。これは最強手。
20=84歩。ここで突かされた。
21=77角。緩手。最強は57金。68金は即興と判明。
22=74歩。おかげで双頭手で3rd作成を許してしまう。
23=57金。手順前後。
24=72飛。後手は85歩の分手得。
25=66金。愚型。仕方ない。
26=44歩。深浦はつまらない棋士。
27=68銀。後手の緩手で駒組再編のチャンス到来。
28=43金。色気に乗ってTバック囲い。
29=46歩。いきなり勝負手。
30=35歩。これは深浦勝ったと思ったはず。
31=56金。物凄い挑発。
32=75歩。5thアタック1。行くのは当然。当家なら後手勝ちナンバー。
35=66歩。捨て身の5th作成。背水の陣。
36=72飛。わずかな利に満足して何もしない。
37=67銀。先手の無理が一応通った。勝負手成功。56金が55歩を強靭な位にした。これは5筋位取り中飛車と明解に先手は主張できる。これを許した深浦は負けたら生涯の汚点。
38=74銀。行くしかない。
39=78飛。水を得た魚。
40=75歩。これで対の35歩の位を主張。
41=59角。常道。第二ステージへ。
48=54歩。疑問となる5thアタック2。歩切れを嫌った悪手。55地点は奪回できないため後手は手損がひどい。
59=38飛。後手の命35歩を狙われては逆転。
60=65歩。5thアタック3で第三ステージへ。
61=36歩。駒アタリ偶数番原理の白眉。後手は5X3の間隙を突かれた。
63=45歩。ついに駒アタリ奇数番3を先手が最初に獲得。優勢。
64=32飛。中空三角理論へ。
65=68角。35地点側面攻撃。
66=66歩。連動手始動。
67=35歩。偶数番4の悪手。正着は36銀左の逆行奇数番1。
68=67歩成。逆行偶数番4でと金作成。この交換が明暗を分けた。
以下74銀を後手に使わせては先手失敗。
最終盤はどちらにも勝ちが発生。つまり後手が指せると言うこと。先手の作戦としては即興の部類。5筋位取り中飛車はここまで苦労しないといけない=先手としては不満。位としては55歩より35歩が余りに厳しかった。深浦はこれに負けたらA級棋士即失格と言う危ない橋を大介が強要。振り飛車党はやはり前途多難。
楽屋「だからタマに居飛車を指せっちゅーの」


2004.10.12C級1組小林裕VS渡辺明 霊界将棋中継 ナンチャッテ矢倉 No: 6699 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/10/14 Thu 18:44:26

開始日時:2004.10.12 10:00
終了日時:2004.10.12 15:46
棋戦:順位戦第63期C級1組5回戦
戦型:ナンチャッテ矢倉 大股囲い征伐篇
先手:小林裕士五段
後手:渡辺明六段
▲7六歩 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽6二銀 ▲6八銀 ▽5四歩
▲5六歩 ▽5二金右 ▲4八銀 ▽3二銀 ▲5八金右 ▽4四歩
▲7七銀 ▽3一角 ▲7九角 ▽4三金 ▲6七金 ▽4二玉
▲3六歩 ▽3三玉 ▲3七銀 ▽2二玉 ▲3五歩 ▽同 歩
▲同 角 ▽6四角 ▲4六角 ▽同 角 ▲同 銀 ▽5三銀
▲6八玉 ▽2四歩 ▲7八玉 ▽2三銀 ▲2六歩 ▽3二飛
▲3七歩 ▽8二飛 ▲1六歩 ▽1四歩 ▲2五歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽3三桂 ▲2八飛 ▽2五歩 ▲3六歩 ▽4五歩
▲3五銀 ▽3四歩 ▲2四歩 ▽3二銀 ▲7一角 ▽5二飛
▲5三角成 ▽同 飛 ▲4四銀打 ▽3五歩 ▲5三銀成 ▽同 金
▲7一飛 ▽1三銀 ▲3五歩 ▽4三金 ▲8一飛成 ▽2四銀
▲9一龍 ▽6四角 ▲6八飛 ▽1九角成 ▲3四桂 ▽2三玉
▲4二香 ▽3五銀 ▲2二桂成 ▽同 玉 ▲4一香成 ▽6四馬
▲5一龍 ▽7四歩 ▲6五歩 ▽7三馬 ▲5二龍 ▽2三銀打
▲4二金 ▽同 金 ▲同成香 ▽3一歩 ▲3四歩 ▽同 銀
▲3一成香 ▽同 玉 ▲4二金 ▽2二玉 ▲3二金 ▽2三玉
▲4二龍 ▽2一桂 ▲3一龍 ▽2四玉 ▲2一龍 ▽2三金
▲2七桂 ▽2六歩 ▲3三金 ▽同 玉 ▲3五桂 ▽同 銀
▲2五桂 ▽2四玉 ▲3三銀 ▽3四玉 ▲2三龍 ▽同 玉
▲4三銀
まで115手で先手の勝ち

3=66歩。渡辺明得意の横歩取りを回避。
4=62銀。飛車先を突くのが王者。
5=68銀。これで居飛車で戦える。
6=54歩。62銀悪手の継続手。
7=56歩。すでに矢倉感覚。
8=52金。緩手。
9=48銀。万全。
10=32銀。52金が悪手に逆行相転化。
11=58金。大きなブランコ後進。
12=44歩。悪手連鎖。これでは先手が横歩取りを警戒した腰引き手順がすべて通ってしまう。渡辺明が横歩取りの使い手であることは後手番で先手矢倉を制御する役目も果たしていたはず。
13=77銀。足湯に浸かる。これは先手ラク。
14=31角。先手の温泉に自分も足を入れる。
15=79角。このブランコ後進も先手有利。
16=43金。仕方ない。
17=67金。またまた先手有利なブランコ後進。
18=42玉。いくらなんでも相手をナメすぎ。
19=36歩。先手優勢気分。
20=33玉。こんな挑発は身分違いと本人が日記で全国に謝罪。
21=37銀。棋士生命をかけて殺しにかかる。

この敗局はあまりに痛い。名人への道のりが1年遠ざかった。1年早く死んだ人達は見るべきものを見られなかったことになる。それでは生き霊が跋扈して困るのであの世でも中継をしないといけない。霊界将棋中継ならばこの棋譜は有り得る。むしろ渡辺明よくやった、謝ることなんかないと評価される。


興業将棋と商業将棋の観賞法 王座戦と2004.10.10JT杯羽生久保 No: 6698 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/10/14 Thu 16:46:01

昨日の王座戦羽生13連破は商業将棋の系譜に森内が戻した内容。負け方にも意味がある。あの局面は100回やっても先手勝ちだが、森内はそれを知っていながら周到に準備したのは桂打ちからの4手分のみ。森内は準備段階で第3局との類似変化があることを知っていた。そして角打が先手の最善であることも。負け方に芸を見せるというのは連盟騎士の在り方として正しい。森内が羽生を駒の奴隷にしたのがあの13連破達成の中味。棋譜にこれらの事実が明解に刻まれた。第1局をも反映したのが最終局。バックボーンは65地点の底に見え隠れする構造
今日見る棋譜は興業将棋。劇場で観客に披露する将棋。見せ場を沢山つくって会場を沸かせるのが目的。だから浮いた油の光具合が勝負。

日時:2004.10.10
棋戦:JT杯 将棋日本シリーズ準決勝
場所:香川県高松市芸術文化ホール
戦型:石田流三間VS銀冠
先手:久保利明
後手:羽生善治
▲7六歩 ▽3四歩 ▲7五歩 ▽8四歩 ▲7八飛 ▽8五歩
▲4八玉 ▽6二銀 ▲3八玉 ▽4二玉 ▲2八玉 ▽6四歩
▲3八銀 ▽6三銀 ▲9六歩 ▽9四歩 ▲6六歩 ▽3二玉
▲7六飛 ▽5二金右 ▲5八金左 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽2四歩
▲7七桂 ▽2三玉 ▲6八銀 ▽3二銀 ▲5六歩 ▽7二飛
▲8五桂 ▽7四歩 ▲同 歩 ▽同 銀 ▲7八飛 ▽6三金
▲5七銀 ▽8四歩 ▲7三歩 ▽8二飛 ▲6五歩 ▽8八角成
▲同 飛 ▽8五歩 ▲6四歩 ▽同 金 ▲6八飛 ▽6五桂
▲6六銀 ▽7三桂 ▲4六角 ▽6二飛 ▲5五銀 ▽7五金
▲6六銀 ▽同 金 ▲同 飛 ▽6四歩 ▲7六飛 ▽7五歩
▲7九飛 ▽8八角 ▲6九飛 ▽7六歩 ▲8四金 ▽7五銀
▲7三金 ▽9二飛 ▲7八歩 ▽7七歩成 ▲8九飛 ▽6六銀
▲8三金 ▽4二飛 ▲3六桂 ▽3三銀打 ▲8八飛 ▽同 と
▲8四角 ▽7六飛 ▲6四角 ▽7八と ▲9一角成 ▽3五歩
▲2四桂 ▽同 銀 ▲6四馬 ▽7七桂成 ▲6五馬 ▽7五桂
▲6四歩 ▽6七桂成 ▲同 金 ▽同銀成 ▲6三歩成 ▽6八と
▲5三と ▽5八と ▲4二と ▽同 金 ▲3九金 ▽5七成銀
▲2六歩 ▽4八金 ▲同 金 ▽同 と ▲2七銀 ▽4七成銀
▲2五香 ▽投了
109手で先手の勝ち

久保に石田流三間をあえて許して羽生は銀冠で対抗。羽生が久保の序盤を怖がった。新作を披露する場ではないという羽生に好意的な見方はできるが、実態はそこまでの余裕がないだけ。
30=72飛。中空三角理論で4thアタックを誘う羽生。84飛からのマシュダ一家手順に対抗して谷川流で。
31=85桂。久保なら当然。
41=65歩。久保の18番。
42=64歩。この連動手があるかないかがサバキの極意。ただの駒交換だけでは1手分の価値が低い。
47=68飛。すべて65歩から連動。
48=65桂。桂得でも守備で劣勢の為攻防手を出すしかない。勝負手でもなんでもない羽生ならひとめの手。
50=73桂。自前の桂でサザンクロスの形+歩損解消。
51=46角。第二ステージ開始。中空三角理論の第二展開形は7筋から6筋へ移動。
52=62飛。大悪手。これは中空三角理論第一展開形のパッセージ。じっと63歩で86歩を狙うのが本筋。そうでないと85歩に2手費やした意味が消滅。ところが63歩は興業将棋に相応しくない。67歩と叩けば中空三角理論通りの華麗な展開が期待できる為羽生は故意にこの悪手を指した。
53=55銀。久保一気に勝勢。振り飛車党に55銀を指されたらほぼ壊滅。羽生も懲りない。
54=75金。かわすしかない。同金は即負け。
55=66銀。気分良い泡踊り一発で決まった。
69=77歩成。羽生が粘るなら自陣に馬を作る。これは興業将棋の手。
70=89飛。阿部解説によるとこれが久保流サバキの極意。恐らく何も知らないで解説している方も気持ちよい。これはハブが久保にプレゼントした手。阿部相手ならこんなオイシー思いはゼッタイにさせない。
以下銀冠攻略は桂と香で玉頭攻めのセオリー通り。