2004.07.29A級順位戦2回戦 久保VS藤井 
相振り5thアタック

実況&分析 マシュダ一家

久保VS藤井 相振りの感想戦 No: 6106 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/07/30 Fri 04:06:31

感想戦も終わった。無論マシュダ一家変化をバラしては敵に塩を送ることになるので適当なことを言っている。そもそも後手が優勢を感じていたなどと言うのは藤井のハッタリ。藤井の大言壮語と久保の悲観は毎度のこと。久保は逆に自分が優勢だと思っている時は大抵温泉気分で負ける。

久保は49手め46歩でどうかだと。
おい久保。フザケンナ。
それは貴様にできっこないマシュダ一家5thアタック。
下記変化が指せるなら指してみろ。

マシュダ一家飛車切り5thアタック
棋戦:マシュダ一家青春杯 相振り5thアタック 飛車切り篇
先手:マシュダスペシャル
後手:いつもの藤井並定食
▲7六歩 ▽3四歩 ▲9六歩 ▽1四歩 ▲7五歩 ▽4四歩
▲7八飛 ▽3二銀 ▲4八玉 ▽3三角 ▲7六飛 ▽4二飛
▲5八金左 ▽8二銀 ▲8六歩 ▽8四歩 ▲3八銀 ▽8三銀
▲3九玉 ▽7二金 ▲6八銀 ▽2四歩 ▲6六歩 ▽4五歩
▲6七銀 ▽2五歩 ▲5六歩 ▽6二玉 ▲7七飛 ▽4三銀
▲8七飛 ▽2二飛 ▲8五歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8四歩
▲8六飛 ▽3五歩 ▲7七角 ▽2六歩 ▲同 歩 ▽同 飛
▲2七歩 ▽2四飛 ▲6五歩 ▽7一玉 ▲5五歩 ▽8二玉
▲4六歩 ▽3四銀 ▲4七金 ▽5二金 ▲4五歩 ▽3六歩
▲同 飛 ▽2五銀 ▲3三飛成 ▽同 桂 ▲5四歩 ▽3四飛
▲6一角 ▽6二金右 ▲5二角成 ▽同 金 ▲5三歩成 ▽同 金
▲2四金 ▽同 飛 ▲3三角成 ▽2一飛 ▲8五歩 ▽8七飛
▲7八銀 ▽8五飛成 ▲9七桂 ▽7六龍 ▲7七銀 ▽8七龍
▲8五歩 ▽8九龍 ▲8四歩 ▽同 銀 ▲8三歩 ▽同 玉
▲8五歩 ▽同 銀 ▲8四歩 ▽同 玉 ▲6六馬 ▽5八角
▲7六桂 ▽8三玉 ▲8五桂 ▽8四歩 ▲7四歩 ▽8五歩
▲8四銀 ▽7二玉 ▲7三歩成 ▽同 桂 ▲7四歩 ▽投了

101手で先手の勝ち


2004.07.29A級順位戦2回戦 久保VS藤井 相振り No: 6105 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/07/30 Fri 01:15:51

2004.07.29A級順位戦2回戦 久保VS藤井 相振り

久保の序盤の飛車の動きはマシュダ一家手順が原点。
以下引用
2003.07.15&16王位戦第1局羽生VS谷川相振り飛車 北の快楽園
17手め85歩 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 7月15日(火)14時14分33秒
すでに86歩で飛車は8筋に回るという意思表示をしているのでその続行。ここで74歩から後手が矢倉に組み替えると今度は7筋での飛車先歩交換が成立し中庸52金の顔がつぶれる。次に先手が77角とあがればその時こそ74歩で良い。88飛には73銀と先手と同じように受けることができるからである。
では先手はどうしたら飛車先歩交換が確実かと言うと、後手がここで何を指しても75歩と突いてしまうのである。すると78飛-76飛-86飛というまわりくどい三段跳び返しが成立するのであった。


昨年のこのマシュダ一家分析に久保はヒントを得て飛車を下がって7筋から8筋に回る作戦を実行。発想はマシュダ一家手順と全く同じ。久保の場合は後手が銀冠にした為に78飛-76飛-77飛-87飛という動きとなり1手損している。その為に最初の仕掛けが偶数番となる仕組み。
しかし先手が4thから仕掛けた後で本局のように35歩を入れて後手が飛車先歩交換原理を行使すると4-1+1-1となる。結果4-4-3の構造。だから先手は1歩手持ちで3rdが入手できる仕組み。従って当家なら必勝の3rdアタック、タイトル戦ならば先手勝勢となる5thアタック、藤井相手なら楽勝の7thアタックと言う順番が約束され誰でも勝てる。

本局はオソマツな結果。

日時:2004.07.29
棋戦:第63期A級順位戦2回戦
戦形:相振り
先手:久保利明八段
後手:藤井 猛九段
▲7六歩 ▽3四歩 ▲9六歩 ▽1四歩 ▲7五歩 ▽4四歩
▲7八飛 ▽3二銀 ▲4八玉 ▽3三角 ▲7六飛 ▽4二飛
▲5八金左 ▽8二銀 ▲8六歩 ▽8四歩 ▲3八銀 ▽8三銀
▲3九玉 ▽7二金 ▲6八銀 ▽2四歩 ▲6六歩 ▽4五歩
▲6七銀 ▽2五歩 ▲5六歩 ▽6二玉 ▲7七飛 ▽4三銀
▲8七飛 ▽2二飛 ▲8五歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8四歩
▲8六飛 ▽3五歩 ▲7七角 ▽2六歩 ▲同 歩 ▽同 飛
▲2七歩 ▽2四飛 ▲6五歩 ▽7一玉 ▲5五歩 ▽8二玉
▲5六銀 ▽3四銀 ▲6八角 ▽2二飛 ▲9五歩 ▽5二金
▲7七桂 ▽6二金左 ▲7六飛 ▽1五歩 ▲7九角 ▽4四角
▲4六歩 ▽同 歩 ▲5七金 ▽1六歩 ▲同 歩 ▽3六歩
▲同 歩 ▽1六香 ▲4五歩 ▽1九香成 ▲4四歩 ▽2九成香
▲同 銀 ▽2七飛成 ▲2八歩 ▽3六龍 ▲3八歩 ▽4五香
▲3七香 ▽2六龍 ▲4五銀 ▽同 銀 ▲1二角 ▽3四歩
▲4三歩成 ▽5六桂 ▲4四と ▽4七歩成 ▲投了
88手で後手の勝ち

見た目久保の悪手で一発でアウト。最初だけいいカッコして楽勝気分でいたのが本当の敗因。39玉型は王手飛車ラインを絶えず注意しないといけないが当家は逆にそれを誘う。久保がそれを嫌って3rdの仕掛け後に停滞させてしまった。53手め95歩は緩手の流れの結果の6th。王手飛車ラインだけ嫌って慎重になった証拠。いずれにしても端でナンバー加算の構図なのでそれなら最初に加算すればよかった。
61手めが最後の先手必勝ナンバーのはずだったが57金の大悪手で大逆転。魔が指したというより久保は途中から態度が悪い。王手飛車ラインを逃げ回ったために最も確実な歩交換を狙った奢り。中原に負けた時もこの奢りがあった。王手飛車ラインなど怖くない。以下で勝ち。

王手飛車ラインを自分で相手にみせつけて勝ちたい場合
棋戦:マシュダ一家青春杯 相振り7thアタック
先手:久保+マシュダA
後手:藤井+いつものB
▲7六歩 ▽3四歩 ▲9六歩 ▽1四歩 ▲7五歩 ▽4四歩
▲7八飛 ▽3二銀 ▲4八玉 ▽3三角 ▲7六飛 ▽4二飛
▲5八金左 ▽8二銀 ▲8六歩 ▽8四歩 ▲3八銀 ▽8三銀
▲3九玉 ▽7二金 ▲6八銀 ▽2四歩 ▲6六歩 ▽4五歩
▲6七銀 ▽2五歩 ▲5六歩 ▽6二玉 ▲7七飛 ▽4三銀
▲8七飛 ▽2二飛 ▲8五歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8四歩
▲8六飛 ▽3五歩 ▲7七角 ▽2六歩 ▲同 歩 ▽同 飛
▲2七歩 ▽2四飛 ▲6五歩 ▽7一玉 ▲5五歩 ▽8二玉
▲5六銀 ▽3四銀 ▲6八角 ▽2二飛 ▲9五歩 ▽5二金
▲7七桂 ▽6二金左 ▲7六飛 ▽1五歩 ▲7九角 ▽4四角
▲4六歩 ▽同 歩 ▲8五歩 ▽同 歩 ▲7四歩 ▽同 銀
▲5四歩 ▽同 歩 ▲4六角 ▽4五歩 ▲7四飛
71手で先手の勝ち

以下は▽4六歩と角を取られても飛車が4段目を縦横無尽に活躍して後手は寄り筋。84飛は先手陣だけ見れば王手飛車だがすでに王手なので後手は66角の暇がない。
▲8四飛 ▽8三金 ▲7一銀 ▽同 玉 ▲8三飛成 ▽8二銀
▲8五龍 ▽7七角成 ▲8三歩 ▽8四歩 ▲8二歩成 ▽6一玉
▲9六龍 ▽4七桂 ▲同銀引 ▽同歩成 ▲同 金 ▽投了
54飛の変化も先手勝ち。確か藤井を応援していた頃、藤井がこの十字飛車変化で誰かに勝っていた。

しかしここまで行かなくとももっと前に久保は行けた。後手の銀冠は相当贅沢な囲いなので64歩からの5thアタックがマシュダ一家手順。68角はまわりくどい。

棋戦:マシュダ一家青春杯 相振り5thアタック
先手:久保+マシュダA
後手:藤井+いつものB
▲7六歩 ▽3四歩 ▲9六歩 ▽1四歩 ▲7五歩 ▽4四歩
▲7八飛 ▽3二銀 ▲4八玉 ▽3三角 ▲7六飛 ▽4二飛
▲5八金左 ▽8二銀 ▲8六歩 ▽8四歩 ▲3八銀 ▽8三銀
▲3九玉 ▽7二金 ▲6八銀 ▽2四歩 ▲6六歩 ▽4五歩
▲6七銀 ▽2五歩 ▲5六歩 ▽6二玉 ▲7七飛 ▽4三銀
▲8七飛 ▽2二飛 ▲8五歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8四歩
▲8六飛 ▽3五歩 ▲7七角 ▽2六歩 ▲同 歩 ▽同 飛
▲2七歩 ▽2四飛 ▲6五歩 ▽7一玉 ▲5五歩 ▽8二玉
▲5六銀 ▽3四銀 ▲6四歩 ▽同 歩 ▲6五歩 ▽同 歩
▲同 銀 ▽5二金 ▲7四歩 ▽投了
57手で先手の勝ち
タコの藤井をじっくり殺したければ最後は▲5四歩でもいい。

神の変化3rdアタックは久保には無理なので教えない。また下手にパクられたら当家が恥をかく。
それにしても谷川羽生戦分析直後では藤井の序盤もひどすぎて目もあてられない。まともに分析したら殺しかねないことを言っていた。そんな藤井に腰砕けの久保も苦手意識のなれの果て。藤井や久保ではタイトル戦は無理。もともと久保将棋には生活のために確実に勝つ順など最初からない。ならば死ぬ気で行くしかない。


A級順位戦 久保藤井 相振り No: 6104 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/07/29 Thu 19:15:46

先手:久保
後手:藤井

▲7六歩 ▽3四歩 ▲9六歩 ▽1四歩 ▲7五歩 ▽4四歩
▲7八飛 ▽3二銀 ▲4八玉 ▽3三角 ▲7六飛 ▽4二飛
▲5八金左 ▽8二銀 ▲8六歩 ▽8四歩 ▲3八銀 ▽8三銀
▲3九玉 ▽7二金 ▲6八銀 ▽2四歩 ▲6六歩 ▽4五歩
▲6七銀 ▽2五歩 ▲5六歩 ▽6二玉 ▲7七飛 ▽4三銀
▲8七飛 ▽2二飛 ▲8五歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8四歩
▲8六飛 ▽3五歩 ▲7七角 ▽2六歩 ▲同 歩 ▽同 飛
▲2七歩 ▽2四飛 ▲6五歩
45手めで夕食休憩

王位戦第1局分析と違うのは端歩。これで王手飛車が互いに消滅したと思って藤井は44歩としたがこれは当家ではすでに疑問。藤井は飛車を振らないと将棋が指せないので仕方ない。
久保の戦略は4-4-3。▲6五歩が4-4で自然に獲得できる3rdナンバー。
当家ならすでに先手必勝体勢。