名人戦第3局その後
オルフェウスの葛藤

名人戦第3局オルフェウスの葛藤 手番換算原理から偶数番原理の裏技へ
名人戦第3局総論
一方昨日の東京ヤクザたちは
南がダメになった理由

MashudaBBS2004.05.14

名人戦第3局オルフェウスの葛藤 手番換算原理から偶数番原理の裏技へ No: 5356 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/05/14 Fri 19:47:27

羽生は千日手を考えていた。局後打開の理由を聞かれて「駒がひとつも当たってなかったので(仕方なく打開した)」と自信なさそうに述べた。控え室は康光藤井中村ともに千日手を確信していた。
当家のみ打開できるとなぜ思考していたか?
ルートはふたつ。
ひとつめは先手必勝コースなのでそれが登場した時に扱う。
羽生が選択したお試しコースはいきなり45銀。
そして60手め33桂まで森内も羽生も駒アタリ奇数番原理のみで進行させた。それが彼らの将棋。谷川も康光もそのように指す。
ところが羽生渾身の61手め47歩打から瞬時に偶数番原理に盤面は飲まれた。この転換点となる47歩打から67手め71角打まで通常の彼らの将棋では負け筋の駒アタリ偶数番のみを羽生は指している。そしてあの62歩という駒アタリとならない必殺技で森内に駒アタリGNを解消する手番を与え逆転に成功した。
72手め54歩ほど痛烈な森内の葛藤は記憶にない。全てを捨て去って玉が単身新世界へ行かねばならないせっぱ詰まった時に森内は何度も後ろを振り返り最後は変わり果てた亡霊を見てしまった。
オルフェウスの葛藤。
よくみれば47歩打から必ず後ろを振り返るように細工されたイザナギ神話。
クライマックスの63手め65歩は角換り腰掛け銀では後手から突く地点の為にそこを羽生が切り札にし得たことはショッキングであった。
この地点は偶数番原理の勝利の雄叫び。

では構造を抽出しよう。
1=先手は奇数番で始まる。
2=後手は偶数番で始まる。
3=後手は故意に手損作成。
4=先手は偶数番で攻める。
マシュダ一家新作「手番換算原理&偶数番原理」の勝利宣言を羽生が証明してくれた。
ありがとう。素晴らしい47歩打。

http://www.bekkoame.ne.jp/i/yusai/040513meijin3W.htm


名人戦第3局総論 No: 5355 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/05/14 Fri 18:58:19

羽生の勝因は61手め47歩打。
おそらく森内は57手め34飛の局面は後手必勝と考えたはず。当家では34飛変化は後手が入玉確定となるために後手必勝とした。
羽生が最も畏れたのは入玉。だから47歩が打てた。この手で森内は方針が混乱し疲労し果てた。37銀と逃げた手は二重にマイナス。37地点を閉塞する為に入玉ルートを自ら制限している。森内は混乱し攻め合いを目指して一挙に負けに。
この61手め47歩打があるなら60手め33桂が疑問手となるという反省会はやむを得ないかもしれない。
森内の根本敗因は方針を乱されたこと。同時間に右も左もそして駒数も確認する作業は当家とて著しいエネルギー消費を感じる。
逃げて逃げて逃げまくるローリングストーンを羽生はたった1歩で制御した。
それでも方針は貫くべきだった。そうでないと手損が解消されない。
形勢判断は無意味。手損角換り腰掛け銀では最初から入玉しか当家は思考しないため玉型、駒損、手損の既成概念など一切無効。
羽生はそれを最初から知って46歩を取らせた。
逆に森内は46歩をただで喰って1歩得で必勝と思った。
46銀そのものが足かせとなるとはまさかその時想像さえできなかったであろう。


一方昨日の東京ヤクザたちは No: 5353 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/05/14 Fri 15:38:35

ナベラパパの楽しい絵日記によると東京のヤクザたちは島の自宅で6人も集まり「黒ヒゲ危機一発」を楽しんでいた。
黒ひげ危機一髪と渡辺明が表記するのは島へのアテツケである。
戦友が生死の境をさまよっていたと言うのに旧島研総帥には南の熱い吐息さえない。そのうち乱交パーティーでもやっちゃうかもしれない。
そもそも棋士の自称研究会が乱交パーティーと同じである。最後は本気で好きになり嫉妬しては破滅する。


南がダメになった理由 No: 5352 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/05/14 Fri 15:25:17

内藤の志を受け谷川に継いで関西を引っ張るべき立場であったはずの南はどうしてダメになったか?
これを言葉で説明しても関西棋士は聞く耳を持たない。これは棋譜で説明するのが手っ取り早い。
名人戦第3局の羽生の9手め48銀がなぜ38銀ではいけないかと南は疑問に思った。正直な神崎がHPにそう書いている。プロ棋士がこのようなサービスを無報酬で行なうことに感謝しなくてはいけない。ネット文化に相応しい切り口であった。当家にはこの南の素朴な疑問の方が、藤井が訳知り顔に言う「局面反転で相振り」暴言より好感がもてる。
38銀としなかったのは後手に即座に33銀を強要したいからである。そしてこの33銀より77銀の方が価値がある
もし9手めで羽生が38銀とすれば森内は35歩と位を取るかもしれない。32金としていないため。森内は序盤でナニするかわからない。それを身に染みて感じているのが羽生。ナニも感じないのが南の島の住民。