2004.05.08NHK杯宮田敦史VS加藤一二三
右四間の考察
実況&分析 マシュダ一家

右四間の考察 浮遊飛車63飛 No: 5223 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/05/11 Tue 04:16:13

あの日のNHK杯「タイムマシンができたら教皇を救済しよう

宮田は終盤が物凄く強くて序盤がワケわかめと言うのが中川評であった。宮田の29手め66角を中川はオカシーと言う。フツーに同金だろうと。66角には31手め本譜のように84角と歩を喰う順はないのかと涼子が聞いたとき中川は待ってましたとばかりに下記変化で後手優勢と言う。

棋戦:第54回NHK杯一回戦
先手:宮田+羽生型運勢
後手:ヒフミン+中川

▲7六歩 ▽8四歩 ▲6八銀 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽6二銀
▲5六歩 ▽6四歩 ▲7八金 ▽6三銀 ▲4八銀 ▽5四銀
▲5七銀右 ▽6二飛 ▲5八金 ▽7四歩 ▲6七金右 ▽3二金
▲6九玉 ▽4一玉 ▲7九玉 ▽4二銀 ▲4六銀 ▽3一玉
▲5八飛 ▽6五歩 ▲5五歩 ▽6六歩 ▲同 角 ▽6五銀
▲8四角 ▽8二飛 ▲3九角 ▽6六歩 ▲同 金 ▽同 銀
▲同 角 ▽6五金 ▲3九角 ▽7六金 ▲投了
40手で後手の勝ち

中川の言いたいことは涼子の手順では先手ダメということ。ところが宮田が涼子が考えたように指した為に「宮田クンは序盤がヘタッピーなんです」と中川はテレビで公言してしまった。
ヒフミンも上記手順を読んで32手めを▽8二飛としている。この32手め▽8二飛は右四間専門家の中川はコレしかないと解説している。
宮田はおそらくその大穴を狙った。おかげで2歩損で逆に後手が無理攻めを強いられてしまった。涼子もその場で気がついたように76歩には一旦77金と逃げて歩を合わせれば簡単に2歩得となってしまう。では中川はなぜ宮田の序盤がヤバイと思ったのであろう?
羽生がNHK杯初優勝の年、伝説の銀打ちをヒフミン相手に指した時、羽生は定跡では負け筋の棒銀で攻めた。棒銀の大家ヒフミンに棒銀で無理攻めしたのであった。後にヒフミンはこーしてこーすれば後手良しと述べ、羽生の棒銀は嘘攻めであったことが判明している。
では同じヒフミン相手にNHK杯初勝利を狙う宮田はどうだったか?
右四間は予想できたので当然中川のように32手めはヒフミンは▽8二飛であると確信したことであろう。本物のヒフミンは恐らく31玉が緩手などと絶対に認めないので「宮田君の序盤はムチャである」と言うはずである。
ではヒフミンは32手めをどうすればよかったか?
教皇を救済せよとの命令なので当家も不本意ながら後手32手めの最善手を作成した。32手めは63飛とひとつあがる。そこで先手が66歩で銀を殺したければ、83歩打ちで角を殺す。先手が先に64歩と叩けばそこで83飛と回れば角アタリ。これでは困るので先手は66歩という角筋を遮断する空間閉塞手が打てない。66歩で銀が取れないので後手が63飛とすれば先手は相変らず39角と下がるしか無い。そこで66歩と後手から叩けば後手は1歩損の被害で6筋攻略の為に1手得することになる。
では教皇は63飛となぜひとつあがることができなかったか?
それは宮田が84地点の歩をタダでパックンチョした為。
見ればソンナ手アリマセンとヒフミンの頭から湯気がでていた。長締めネクタイまでビリビリ震えている。そこで手拍子で中川と同じように経験値のみで32手めに角アタリで82飛としてしまった。これが駒アタリ奇数番原理の第1主題変奏だからである。
「怒れば手拍子」というのが若手共通の煽り方なので注意しないといけない。
63飛変化は売られた喧嘩に棍棒で殴り返すようなものであるが実はヒフミン得意の偶数番原理となる。そこで宮田は逆にボコボコにされるということは有り得る。タイムマシンができたらこの日に帰りヒフミンに63飛変化で指し継いで頂きたい。
若手の登竜門にまだ丸印があること自体夢のような対局であった。


右四間端歩の考察 宮田敦史か渡辺明か No: 5222 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/05/11 Tue 00:00:45

姓名判断では渡辺明は大成しない。周囲から怪しげなトンカツを貰って頓死する運命とある。よくて郷田どまり、下手するとゴキゲン近藤になってしまう。一方渡辺明にタイコ先生と呼ばれる宮田敦史は羽生と同じ運勢。営業中川がNHK杯解説で証言した目撃談によれば宮田はゲームセンターのタイコを叩くマシーンにハマっているらしい。第二の羽生になる資質があるにしてはテレビでアホ扱いであった。有森浩三、或いは良くて中田宏樹どまりという可能性もある。そこで将棋判断をしてみよう。
昨日のNHK杯戦がまたしてもサンプル。
営業中川はヒフミンの14歩を見てベテランの味を見た。水戸黄門の印篭が14歩。
マシュダ一家ヒフミン倶楽部の実況は猩紅熱に近い。当家には加藤一二三と聞くとほとんど無茶苦茶なことを言う者がいる。まず例の局面で62飛としても後手は2歩損が確定しているので勝つことはできない。それでも盛り上げたい場合は宮田が後の変化で歩をあわせずに77桂として1歩得で満足して銀桂交換をする場合。これは単なる1歩損なので後手が入玉で勝つ順がある。
ただし後手の歩損は最後まで続き持ち駒には相変わらず歩がない終局図となる。
宮田は序盤で2歩得で勝とうとした。それはハッキリ本譜に刻印されている。かなり残虐な性格。10年前ならばそれで羽生になれた。現代では凋落後のナカヒロの後追いとなるかもしれない。
宮田の性格はすぐに把握できるためどのように対処すれば乗ってくるかも簡単。
本譜の結論としては後手は31玉として宮田のように58飛から攻められると困る。そこで第2手め84歩として右四間にした場合、水戸黄門の印篭をもっと早くだして牽制する必要がある。早めに出すと棒銀が怖いので先手の右銀の様子を見て14歩を決める。
31玉が疑問手であった為に14手めから24手めまでに出さないといけない。ギリギリひっぱって24手めで14歩としたい。或いは中原のように反対側の94歩を突くということも有り得る。相手を誘惑する為にぎりぎりの地点で印篭を出すのがコツ。実際24手めの局面で後手がいずれかの端歩を突き先手がそれに呼応するとマシュダ一家理論では後手優勢となる。従って先手は58飛とせずに26歩だと作戦負けに陥る。


右四間の序盤問題 自陣駒アタリ原理 No: 5216 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/05/10 Mon 04:07:02

宮田が23手め46銀に長考した理由は中川の営業解説を逆に読むと解る。
中川はここでは26歩が当然と思考。
当家は26歩など緩手と考える。そもそも25歩と33角の交換は後手有利。駒アタリ予備3の状態で後手から65歩の権利があるため。宮田は58飛から先手の2手めを咎めたかっただけなのでそこまで思考した痕跡は棋譜上にないが46銀で長考したこと自体は興味深い。対して後手が同様に長考した31玉は26歩の場合有効だが46銀に対しては疑問。
連盟棋士は79玉や31玉の形が常に良いと思考するが当家はそう考えない。むしろある局面で最悪と考える。金銀角の三重の利き筋に玉が居ること自体暑苦しい。矢倉における自陣駒アタリ原理で考察した通り。
これはフジイシステムのように序盤から最終盤変化まで追うと明解。
本譜だと103手めの23桂打ちを営業中川は悪手と述べたがこれは序盤の31玉が裏目にでた好手となってしまった。当家は27銀不成変化から入玉手順を作成して楽しむ。
昨年の王将戦で宮田はヒフミンの洗礼を受けた。人間国宝との初の戦いで負けた良き思い出。27銀不成で39桂を打たれたらもちろん通常の戦いでは後手負け。しかしヒフミンが怒り心頭でバシっと飛車を切れば宮田は気合いで負ける。角を7筋8筋の砂漠で生神に空打ちされたら誰でも畏れ多くてソコに飛車を打てない。逆に自陣の飛車を逃げて自滅する。それがNHK杯。
そこでもしヒフミンが27銀不成とした場合、宮田は最初からビビって桂を打たないかもしれない。そこで本譜変化に進行した場合47飛が成立しないで後手に勝機が発生するというオチがつく。


名人戦第2局のヒフミン修正手順 No: 5215 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/05/09 Sun 16:50:07

それにしても宮田のNHK杯初登場の指し口は視聴者をバカにしきっている。コイツは本当に棋士であろうか?羽生がもっと若い頃にNHK杯で何をしたか貴様はもう一度見てこい。
ヒフミンは素晴らしい。そこで名人戦第2局に戻っていかに最近の連盟棋士がヒフミンをバカにしきっているかその原因を追及しなくてはならない。
まず阿部。貴様はよくもヒフミンの21飛を控え室でタコ変化と述べた。おかげでそれに同調してだーれもヒフミン変化を相手にしなかった。
ヒフミンはその日1時間熟考して下記変化を考えた。
そう。あの74歩を挿入する変化。

200404.26&27名人戦第2局森内VS羽生を基にしたヒフミン修正手順
横歩取り35歩同飛型 ヒフミン曰く「21飛でイケル」
先手:森内+ヒフミン
後手:羽生+阿部
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲5八玉 ▽4一玉 ▲8七歩 ▽8五飛 ▲2六飛 ▽6二銀
▲3六歩 ▽5一金 ▲3八銀 ▽7四歩 ▲3五歩 ▽同 飛
▲3三角成 ▽同 桂 ▲4六角 ▽2五歩 ▲1六飛 ▽3四飛
▲3五歩 ▽4四飛 ▲9一角成 ▽7三桂 ▲7五歩 ▽8八歩
▲同 銀 ▽2八角 ▲7七桂 ▽1九角成 ▲3七桂 ▽4五桂
▲4六香 ▽3七桂不成▲4四香 ▽4九桂成 ▲同 銀 ▽2六金
▲2一飛 ▽5二玉 ▲7四歩 ▽投了

57手で先手の勝ち

これには当家も目頭が熱くなる。この手順は名人戦二日目にヒフミンは衛星放送解説で公開した。羽生もそれに胸を打たれ教皇詰み手順を選択。
かえすがえすも今日の1回戦敗退は悔しい。
宮田。貴様が今度でてきたら殺し方を教えてやろう。


2004.05.08NHK杯2 中川はやっぱりタコ No: 5214 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/05/09 Sun 16:32:31

中川など褒めたのが間違い。VTRを確認するとコイツは76手めに「銀成りがやっぱりいいのか」とハッキリ述べている。その前に「銀不成りとヒフミンがやってくれるカナー」と中川が言ったのは宮田の立場で言ったことになる。ヒフミンが銀不成りだと宮田は39桂でこの銀を殺すことができるため。確かに宮田なら相手をイビリ殺す手が大好きそうである。
そもそも37歩など宮田の敗着となるべき手。こんな手を公開録画で指すような棋士はまともな連盟棋士ならばぶんなぐって当然。
そこで不本意であるがヒフミンの怒りを当家が換わって鎮圧しなければならない。中川解説など信用しては宮田ごときがのぼせあがってしまう。

ヒフミンは銀不成で勝っていた。
棋戦:2004.05.08NHK杯を基にした銀不成手順
戦形:右四間
先手:宮田敦史五段
後手:加藤一二三九段

▲7六歩 ▽8四歩 ▲6八銀 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽6二銀
▲5六歩 ▽6四歩 ▲7八金 ▽6三銀 ▲4八銀 ▽5四銀
▲5七銀右 ▽6二飛 ▲5八金 ▽7四歩 ▲6七金右 ▽3二金
▲6九玉 ▽4一玉 ▲7九玉 ▽4二銀 ▲4六銀 ▽3一玉
▲5八飛 ▽6五歩 ▲5五歩 ▽6六歩 ▲同 角 ▽6五銀
▲8四角 ▽8二飛 ▲3九角 ▽6六歩 ▲7七金寄 ▽7三桂
▲6七歩 ▽同歩成 ▲同 銀 ▽6六歩 ▲同 銀 ▽4四歩
▲6七金寄 ▽6六銀 ▲同 角 ▽1四歩 ▲6四歩 ▽4五歩
▲同 銀 ▽1三角 ▲4六銀 ▽3三桂 ▲3四銀 ▽5二金
▲3六歩 ▽7五歩 ▲3五歩 ▽3六銀 ▲4八飛 ▽9四歩
▲7五角 ▽9五歩 ▲1六歩 ▽2四角 ▲2六歩 ▽8五桂
▲8六歩 ▽9七桂不成▲同 桂 ▽4五歩 ▲5七銀 ▽3五角
▲8五桂 ▽7二飛 ▲3七歩 ▽2七銀不成▲3九桂 ▽2六角
▲2七桂 ▽3六歩 ▲3八飛 ▽7五飛 ▲同 歩 ▽4九角
▲投了

84手で後手の勝ち


2004.05.08NHK杯 宮田VSヒフミン No: 5213 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/05/09 Sun 12:41:06

ヒフミンは右四間を有力と昨年述べた。解説中川の得意戦法。

日時:2004.05.08
棋戦:NHK杯一回戦
戦形:右四間
先手:宮田敦史五段
後手:加藤一二三九段
▲7六歩 ▽8四歩 ▲6八銀 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽6二銀
▲5六歩 ▽6四歩 ▲7八金 ▽6三銀 ▲4八銀 ▽5四銀
▲5七銀右 ▽6二飛 ▲5八金 ▽7四歩 ▲6七金右 ▽3二金
▲6九玉 ▽4一玉 ▲7九玉 ▽4二銀 ▲4六銀 ▽3一玉
▲5八飛 ▽6五歩 ▲5五歩 ▽6六歩 ▲同 角 ▽6五銀
▲8四角 ▽8二飛 ▲3九角 ▽6六歩 ▲7七金寄 ▽7三桂
▲6七歩 ▽同歩成 ▲同 銀 ▽6六歩 ▲同 銀 ▽4四歩
▲6七金寄 ▽6六銀 ▲同 角 ▽1四歩 ▲6四歩 ▽4五歩
▲同 銀 ▽1三角 ▲4六銀 ▽3三桂 ▲3四銀 ▽5二金
▲3六歩 ▽7五歩 ▲3五歩 ▽3六銀 ▲4八飛 ▽9四歩
▲7五角 ▽9五歩 ▲1六歩 ▽2四角 ▲2六歩 ▽8五桂
▲8六歩 ▽9七桂不成▲同 桂 ▽4五歩 ▲5七銀 ▽3五角
▲8五桂 ▽7二飛 ▲3七歩 ▽2七銀成 ▲8四角 ▽6二金
▲4六歩 ▽8三歩 ▲6六角 ▽7四飛 ▲3六歩 ▽2六角
▲4七飛 ▽2八成銀 ▲5四歩 ▽6四飛 ▲4四桂 ▽同 角
▲同 角 ▽5四飛 ▲5五角打 ▽7七歩 ▲同金寄 ▽6三桂
▲5六銀 ▽5五桂 ▲同 銀 ▽9四飛 ▲2四歩 ▽同 歩
▲2三桂 ▽4一玉 ▲6三歩 ▽5二金 ▲7三桂成 ▽6一歩
▲6七飛 ▽5六角 ▲6二歩成 ▽同 歩 ▲同飛成 ▽同 金
▲同成桂 ▽4九飛 ▲6九歩 ▽投了

117手で先手の勝ち

26手め65歩=駒アタリ予備2からの仕掛けはヒフミン流。当家はやらない。44歩はある。しかし中川が言う43銀引きは当家では泡踊りとは言わない。タコ踊りと言う。それを大山流と揶揄する中川は相当なつわものか単なる噂好き。
27手め55歩=ヒフミンがプレ偶数番原理で来たので宮田は偶数番。あとは受けるだけ。それにしても芸がない。
35手め73桂=当家実況で触れた通りヒフミンの敗着。コレが中川の第1感だった。以下後手に勝ちはない。第1継続手がないまま二歩損で対抗するとイビリ殺されるだけ。
この地点はマシュダ一家実況手順の62飛が正解。

中川はこの地点が難解と述べたがそれでよくも右四間など指せるものと感心する。中川にもうひとつ感心したこと。76手め27銀成は成らずが正解。中川はそれだけは知っていたようなので相当な役者。
それにしても芝居がヘタクソ。113手めは誰が指しても62飛成。中川は驚いたフリだけ。こういう所だけは臭い師匠のマネ。どこがスーパーなのかわからない。子供のお使いコンビニ手順。中川の三流役者ぶりには失望。
当家変化の62飛は正調飛車の泡踊り。マシュダ一家しかやらない為、当家に初夜権がある。
ヒフミンの手筋の連発は凄まじい迫力。27銀成でセカンドチャンスを逃してしまった。
宮田は情けない将棋。73桂で勝勢からこんな勝ち方では何も望めない。コイツの腰抜けぶりはテレビで二度と見たくない。相手がヒフミンだから最後まで観戦出来た。宮田。オマエは機械と指してろ。



73桂? No: 5212 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/05/09 Sun 11:11:11

ありゃー


ヒフミン! No: 5211 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/05/09 Sun 11:10:30

62飛と戻れ!