59手め56桂から中原が強引に先手負けの局面を作った。屋敷の62手めの27桂と中原の69手め64桂では後者の魅惑に軍配があがる。桂を打たせてその桂を取り歩の頭に打つという一連の構想はマシュダ一家理論登場以前ならば絶賛されたであろう。当家の構造分析ではこの一見派手な構図は70手めで先手すぐに不利とわかる。64歩と桂を取った連動手が63地点の空間開放手となり27角に睨まれた72金にあたるゾっと幻惑された者は高木ブーのファンであろう。これは単純駒アタリを作成しては消すだけの反復作業でしかない。その要が屋敷の38飛成。この38地点の駒アタリは王手でいつでも角筋を殺せる。だから27角の筋に期待した中原の連動手そのものが緩手。王手となる駒アタリは駒アタリ奇数番原理ではナンバー加算しないので、これら一連の構図は単に駒アタリ奇数番1をめぐる派手な殴りあいでしかない。それを望んだのは中原であり、屋敷は駒の要求に従っただけで何も考える必要はない。74手めに63歩と鼻水垂らす子供のように打てば仕事は終わり。77手めに35飛と逃げて一連のドンパチは先手敗勢で終わる。別に結果を見て述べているのではなく昨日実況でこの局面の分析結果をハッキリ述べた通り。細かく説明しても上記の程度なので分析と呼ぶほどの内容はない。

中座飛車がいまだに好まれて連盟棋士に指されるのはなぜか？
そして中座飛車がアマチュアに嫌われるのはなぜか？
連盟棋士は中座飛車は難解でシロウトにわからないと勘違いしている。しかも絢爛豪華な切りあいで見せ物として最高のショーと棋士は考えている。羽生あたりまではまだキャンキャンしたい年頃なので良いが、棋界の帝王中原でさえそのように思い込んで中座飛車を空中サーカスにした。
事実はひとつ。中座飛車は表面は派手だが構造が単純。
一言で済む。連盟将棋はネンショウ系。年少系、燃焼系どちらでもよい。テレビの15秒ＣＭ程度の早漏しかない。こんなバカ単純な将棋を愛棋家は好まない。だからアマチュアは中座飛車など指さない。
駒アタリ奇数番1しかない将棋とはジャンプして着地する運動の繰り返し。ナワトビといい勝負であろう。アマチュアは趣味でナワトビなどやらない。それを芸にする中座飛車好きの連盟将棋は上海曲技団演出部と組めば似合う。スッゴーイと喜ぶ黄色い声援を受けてバカ受けであろう。中座飛車の空中ブランコは前後運動しかないのでパターンを覚えると見る方は飽きてしまう。しかし連盟棋士はこれを最先端ポルノと思い込んでいる。

昨日85手めに中原が85角と派手に打たずに丸山のように49桂と57地点を受けた場合はどうなるか？当家ならば聖杯固めを見せることになる。
それで本譜より構造は複雑化。派手ついでに桂馬の大三元も見せてしまおう。

対局日：2004/03/22
戦形：チューザ飛車　狂乱の桂馬曲技団　聖杯固め+大三元
先手：中原+マシュダ一家A
後手：屋敷+マシュダ一家B

▲２六歩 ▽３四歩 ▲７六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩
▲７八金 ▽３二金 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽８六歩
▲同　歩 ▽同　飛 ▲３四飛 ▽３三角 ▲３六飛 ▽２二銀
▲５八玉 ▽４一玉 ▲８七歩 ▽８五飛 ▲３三角成 ▽同　桂
▲７七桂 ▽２五飛 ▲２六歩 ▽２四飛 ▲５六飛 ▽６二金
▲３八金 ▽５四飛 ▲６六飛 ▽７四歩 ▲６八銀 ▽５二玉
▲２八銀 ▽７二金 ▲３六歩 ▽６二銀 ▲３五歩 ▽２三銀
▲３七桂 ▽７三銀 ▲２五桂 ▽同　桂 ▲同　歩 ▽６四銀
▲２七角 ▽１四飛 ▲１六歩 ▽５五銀 ▲１五歩 ▽４四飛
▲６五飛 ▽２六歩 ▲１八角 ▽７三角 ▲５六桂 ▽同　銀
▲同　歩 ▽２七桂 ▲５五銀 ▽４五飛 ▲２七銀 ▽同歩成
▲同　角 ▽３五飛 ▲６四桂 ▽同　歩 ▲同　銀 ▽３八飛成
▲同　角 ▽６三歩 ▲７三銀成 ▽同　桂 ▲３五飛 ▽３四歩
▲３六飛 ▽４五桂 ▲３三歩 ▽６五桂打 ▲同　桂 ▽同　桂
▲４九桂 ▽５七桂打 ▲８四角 ▽６九銀 ▲４八玉 ▽５八金
▲３九玉 ▽４九桂成 ▲２九玉 ▽４二銀 ▲３二歩成 ▽同　銀
▲３三歩 ▽同銀直 ▲２四歩 ▽７八銀成 ▲２三歩成 ▽２八歩
▲１八玉 ▽２五桂 ▲２七玉 ▽３七金 ▲２六玉 ▽３六金
▲同　玉 ▽３七桂左成▲２六玉 ▽６八成銀 ▲３三と ▽３六成桂
▲１七玉 ▽２六銀 ▲１六玉 ▽２七銀不成▲２五玉 ▽３五成桂
▲２四玉 ▽２五飛 ▲投了

122手で後手の勝ち

結局逆転など一度もなかった。序盤で96歩が入っていても85桂で詰み。
敗因1は中原の色気。敗因2はない。No: 4712の局面ですでに大差。中原が素敵な寄り筋を見せたのでマネキン屋敷のポカに期待してしまった。

竜神組からのクレームは相変らず口汚い。4716の中原華麗な寄せ変化に対して屋敷はソコまでタコかと。
銀ブチコミに玉が逃げた場合はこのように醜い詰みしかないのでタコとなる。このような寄せ方は当家の構図にない。以下は屋敷が恥も捨てて見せた薄汚いオチ。

銀ブチコミに玉が逃げた場合
▲２六歩 ▽３四歩 ▲７六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩
▲７八金 ▽３二金 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽８六歩
▲同　歩 ▽同　飛 ▲３四飛 ▽３三角 ▲３六飛 ▽２二銀
▲５八玉 ▽４一玉 ▲８七歩 ▽８五飛 ▲３三角成 ▽同　桂
▲７七桂 ▽２五飛 ▲２六歩 ▽２四飛 ▲５六飛 ▽６二金
▲３八金 ▽５四飛 ▲６六飛 ▽７四歩 ▲６八銀 ▽５二玉
▲２八銀 ▽７二金 ▲３六歩 ▽６二銀 ▲３五歩 ▽２三銀
▲３七桂 ▽７三銀 ▲２五桂 ▽同　桂 ▲同　歩 ▽６四銀
▲２七角 ▽１四飛 ▲１六歩 ▽５五銀 ▲１五歩 ▽４四飛
▲６五飛 ▽２六歩 ▲１八角 ▽７三角 ▲５六桂 ▽同　銀
▲同　歩 ▽２七桂 ▲５五銀 ▽４五飛 ▲２七銀 ▽同歩成
▲同　角 ▽３五飛 ▲６四桂 ▽同　歩 ▲同　銀 ▽３八飛成
▲同　角 ▽６三歩 ▲７三銀成 ▽同　桂 ▲３五飛 ▽３四歩
▲３六飛 ▽４五桂 ▲３三歩 ▽６五桂打 ▲８四角 ▽３一金
▲６五桂 ▽同　桂 ▲５一飛 ▽４二玉 ▲２四歩 ▽５七銀
▲６九玉 ▽５八金 ▲７九玉 ▽６八銀成 ▲同　金 ▽同　金
▲同　玉 ▽５七桂左成▲７九玉 ▽６八銀 ▲８九玉 ▽７八金
▲９八玉 ▽８九銀 ▲投了

104手で後手の勝ち

マンガのような最終盤。マネキン屋敷には失望。飾り窓のようなケバケバ並べ詰め。中座飛車などみっともないからやめろ。
中原の一瞬のマクリは凄い。まさに芸。屋敷のイモ桂連発で逆に後手陣に寄り筋発生。歩を3枚だけ残してぴったりの寄せ変化示唆。死んでいた自陣角まで寄せに参加するというマシュダ一家収束図が実現しなくて残念。
最後は一手バッタリというより屋敷に華をもたせた負け方。並べ詰みでも一応駒台に1歩残すだけ。

棋戦：竜王戦1組
戦型：横歩取りアモルフォ定跡
先手：本当の中原
後手：本当の屋敷

▲２六歩 ▽３四歩 ▲７六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩
▲７八金 ▽３二金 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽８六歩
▲同　歩 ▽同　飛 ▲３四飛 ▽３三角 ▲３六飛 ▽２二銀
▲５八玉 ▽４一玉 ▲８七歩 ▽８五飛 ▲３三角成 ▽同　桂
▲７七桂 ▽２五飛 ▲２六歩 ▽２四飛 ▲５六飛 ▽６二金
▲３八金 ▽５四飛 ▲６六飛 ▽７四歩 ▲６八銀 ▽５二玉
▲２八銀 ▽７二金 ▲３六歩 ▽６二銀 ▲３五歩 ▽２三銀
▲３七桂 ▽７三銀 ▲２五桂 ▽同　桂 ▲同　歩 ▽６四銀
▲２七角 ▽１四飛 ▲１六歩 ▽５五銀 ▲１五歩 ▽４四飛
▲６五飛 ▽２六歩 ▲１八角 ▽７三角 ▲５六桂 ▽同　銀
▲同　歩 ▽２七桂 ▲５五銀 ▽４五飛 ▲２七銀 ▽同歩成
▲同　角 ▽３五飛 ▲６四桂 ▽同　歩 ▲同　銀 ▽３八飛成
▲同　角 ▽６三歩 ▲７三銀成 ▽同　桂 ▲３五飛 ▽３四歩
▲３六飛 ▽４五桂 ▲３三歩 ▽６五桂打 ▲８四角 ▽３一金
▲６五桂 ▽同　桂 ▲５一飛 ▽４二玉 ▲６一飛成 ▽５七銀
▲同　銀 ▽同桂左成 ▲同　角 ▽同桂成 ▲同　玉 ▽６五桂
▲４八玉 ▽５七角 ▲３七玉 ▽４五銀 ▲７二龍 ▽３三玉
▲１六飛 ▽３六銀打 ▲同　飛 ▽同　銀 ▲同　玉 ▽３五飛
▲２七玉 ▽３八飛成 ▲投了

110手で後手の勝ち

相当汚い最終盤で駒も残るが以下

棋戦：竜王戦1組
戦型：横歩取りアモルフォ定跡
先手：中原
後手：屋敷

▲２六歩 ▽３四歩 ▲７六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩
▲７八金 ▽３二金 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽８六歩
▲同　歩 ▽同　飛 ▲３四飛 ▽３三角 ▲３六飛 ▽２二銀
▲５八玉 ▽４一玉 ▲８七歩 ▽８五飛 ▲３三角成 ▽同　桂
▲７七桂 ▽２五飛 ▲２六歩 ▽２四飛 ▲５六飛 ▽６二金
▲３八金 ▽５四飛 ▲６六飛 ▽７四歩 ▲６八銀 ▽５二玉
▲２八銀 ▽７二金 ▲３六歩 ▽６二銀 ▲３五歩 ▽２三銀
▲３七桂 ▽７三銀 ▲２五桂 ▽同　桂 ▲同　歩 ▽６四銀
▲２七角 ▽１四飛 ▲１六歩 ▽５五銀 ▲１五歩 ▽４四飛
▲６五飛 ▽２六歩 ▲１八角 ▽７三角 ▲５六桂 ▽同　銀
▲同　歩 ▽２七桂 ▲５五銀 ▽４五飛 ▲２七銀 ▽同歩成
▲同　角 ▽３五飛 ▲６四桂 ▽同　歩 ▲同　銀 ▽３八飛成
▲同　角 ▽６三歩 ▲７三銀成 ▽同　桂 ▲３五飛 ▽３四歩
▲３六飛 ▽４五桂 ▲３三歩 ▽６五桂打 ▲８四角 ▽３一金
▲６五桂 ▽同　桂 ▲５一飛 ▽４二玉 ▲６一飛成 ▽５七銀
▲同　銀 ▽同桂左成 ▲同　角 ▽同桂成 ▲同　玉 ▽６五桂
▲４八玉 ▽５七角 ▲３七玉 ▽４五銀 ▲１六飛 ▽３六銀打
▲同　飛 ▽同　銀 ▲同　玉 ▽３五飛 ▲２六玉 ▽３八飛成
▲７二龍 ▽３三玉 ▲４五桂 ▽４四玉 ▲５五金 ▽投了

113手で先手の勝ち

角を動かすと33地点から逃げられる。
61龍で屋敷にお灸をすえようと思って魔がさした中原。

棋戦：竜王戦1組
戦型：横歩取りアモルフォ定跡
先手：中原
後手：屋敷

▲２六歩 ▽３四歩 ▲７六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩
▲７八金 ▽３二金 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽８六歩
▲同　歩 ▽同　飛 ▲３四飛 ▽３三角 ▲３六飛 ▽２二銀
▲５八玉 ▽４一玉 ▲８七歩 ▽８五飛 ▲３三角成 ▽同　桂
▲７七桂 ▽２五飛 ▲２六歩 ▽２四飛 ▲５六飛 ▽６二金
▲３八金 ▽５四飛 ▲６六飛 ▽７四歩 ▲６八銀 ▽５二玉
▲２八銀 ▽７二金 ▲３六歩 ▽６二銀 ▲３五歩 ▽２三銀
▲３七桂 ▽７三銀 ▲２五桂 ▽同　桂 ▲同　歩 ▽６四銀
▲２七角 ▽１四飛 ▲１六歩 ▽５五銀 ▲１五歩 ▽４四飛
▲６五飛 ▽２六歩 ▲１八角 ▽７三角 ▲５六桂 ▽同　銀
▲同　歩 ▽２七桂 ▲５五銀 ▽４五飛 ▲２七銀 ▽同歩成
▲同　角 ▽３五飛 ▲６四桂 ▽同　歩 ▲同　銀 ▽３八飛成
▲同　角 ▽６三歩 ▲７三銀成 ▽同　桂 ▲３五飛 ▽３四歩
▲３六飛 ▽４五桂 ▲３三歩 ▽６五桂打 ▲８四角 ▽３一金
▲６五桂 ▽同　桂 ▲５一飛 ▽４二玉 ▲２四歩 ▽５七銀
▲６九玉 ▽６八銀成 ▲同　金 ▽７七桂打 ▲５九玉 ▽５七銀
▲同　金 ▽同桂右成 ▲３一飛成 ▽同　玉 ▲３二金 ▽同　銀
▲同歩成 ▽同　玉 ▲３四飛 ▽３三歩 ▲２三歩成 ▽４一玉
▲４二銀 ▽５二玉 ▲５三銀成 ▽同　玉 ▲６五桂 ▽５二玉
▲５三銀 ▽６一玉 ▲６二銀打 ▽投了

117手で先手の勝ち

ここで屋敷に大介並の投了っぷりを期待したい。大介は相手玉が詰んでいたのに投了したＡ級棋士。
屋敷のサザンクロスは中原に蹴飛ばされた。
桂の達人は敵の桂さえ逆用。
ここで銀をブチこんでも全然詰まない。
屋敷はこんな所で長考中。対丸山戦で屋敷は経験済のはず。忘れているのであろう。

下記敗因は屋敷のカッコつけた桂打。

棋戦：竜王戦1組
戦型：横歩取りアモルフォ定跡
先手：中原
後手：屋敷

▲２六歩 ▽３四歩 ▲７六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩
▲７八金 ▽３二金 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽８六歩
▲同　歩 ▽同　飛 ▲３四飛 ▽３三角 ▲３六飛 ▽２二銀
▲５八玉 ▽４一玉 ▲８七歩 ▽８五飛 ▲３三角成 ▽同　桂
▲７七桂 ▽２五飛 ▲２六歩 ▽２四飛 ▲５六飛 ▽６二金
▲３八金 ▽５四飛 ▲６六飛 ▽７四歩 ▲６八銀 ▽５二玉
▲２八銀 ▽７二金 ▲３六歩 ▽６二銀 ▲３五歩 ▽２三銀
▲３七桂 ▽７三銀 ▲２五桂 ▽同　桂 ▲同　歩 ▽６四銀
▲２七角 ▽１四飛 ▲１六歩 ▽５五銀 ▲１五歩 ▽４四飛
▲６五飛 ▽２六歩 ▲１八角 ▽７三角 ▲５六桂 ▽同　銀
▲同　歩 ▽２七桂 ▲５五銀 ▽４五飛 ▲２七銀 ▽同歩成
▲同　角 ▽３五飛 ▲６四桂 ▽同　歩 ▲同　銀 ▽３八飛成
▲同　角 ▽６三歩 ▲７三銀成 ▽同　桂 ▲３五飛 ▽３四歩
▲３六飛 ▽４五桂 ▲３三歩 ▽６五桂打 ▲８四角 ▽３一金
▲６五桂 ▽同　桂 ▲５一飛 ▽４二玉 ▲２四歩 ▽５七銀
▲６九玉 ▽６八銀成 ▲同　金 ▽７七桂打 ▲５九玉 ▽５七銀
▲同　金 ▽同桂右成 ▲３一飛成 ▽同　玉 ▲３二金 ▽同　銀
▲同歩成 ▽同　玉 ▲３四飛 ▽３三歩 ▲２三歩成 ▽同　玉
▲２四銀 ▽３四玉 ▲３五銀打 ▽２五玉 ▲２六銀打 ▽３六玉
▲２八桂 ▽投了

115手で先手の勝ち

屋敷は寄せに行くから殴り返される。
飛車打ちを誘って金銀で竜を殺すだけのことがなぜできないのであろう？

棋戦：竜王戦1組
戦型：横歩取りアモルフォ定跡
先手：中原
後手：屋敷

▲２六歩 ▽３四歩 ▲７六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩
▲７八金 ▽３二金 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽８六歩
▲同　歩 ▽同　飛 ▲３四飛 ▽３三角 ▲３六飛 ▽２二銀
▲５八玉 ▽４一玉 ▲８七歩 ▽８五飛 ▲３三角成 ▽同　桂
▲７七桂 ▽２五飛 ▲２六歩 ▽２四飛 ▲５六飛 ▽６二金
▲３八金 ▽５四飛 ▲６六飛 ▽７四歩 ▲６八銀 ▽５二玉
▲２八銀 ▽７二金 ▲３六歩 ▽６二銀 ▲３五歩 ▽２三銀
▲３七桂 ▽７三銀 ▲２五桂 ▽同　桂 ▲同　歩 ▽６四銀
▲２七角 ▽１四飛 ▲１六歩 ▽５五銀 ▲１五歩 ▽４四飛
▲６五飛 ▽２六歩 ▲１八角 ▽７三角 ▲５六桂 ▽同　銀
▲同　歩 ▽２七桂 ▲５五銀 ▽４五飛 ▲２七銀 ▽同歩成
▲同　角 ▽３五飛 ▲６四桂 ▽同　歩 ▲同　銀 ▽３八飛成
▲同　角 ▽６三歩 ▲７三銀成 ▽同　桂 ▲３五飛 ▽３四歩
▲３六飛 ▽４五桂 ▲３三歩 ▽６五桂打 ▲８四角 ▽７五歩
▲６五桂 ▽同　桂 ▲５一飛 ▽４二玉 ▲３二歩成 ▽同　銀
▲３四飛 ▽３三歩 ▲５四桂 ▽同　歩 ▲５三金 ▽投了

95手で先手の勝ち

中原の逆転筋は17角だけ。

屋敷の中座飛車。中原のアモルフォ定跡選択には好感がもてる。参照アモルフォファルス・ギガスの幻影
中座飛車の単調リズムパターンを嫌って中原は25桂で色気を出したが屋敷はアッサリ同桂。以下は単純な展開。双方駒アタリ奇数番1を作成しては消すだけの構図。現在76手めの局面が公開されているが連動手で最後の駒アタリ奇数番1という収束。すでに屋敷必勝体勢。

棋戦：竜王戦1組
戦型：横歩取りアモルフォ定跡
先手：中原
後手：屋敷
▲２六歩 ▽３四歩 ▲７六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩
▲７八金 ▽３二金 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽８六歩
▲同　歩 ▽同　飛 ▲３四飛 ▽３三角 ▲３六飛 ▽２二銀
▲５八玉 ▽４一玉 ▲８七歩 ▽８五飛 ▲３三角成 ▽同　桂
▲７七桂 ▽２五飛 ▲２六歩 ▽２四飛 ▲５六飛 ▽６二金
▲３八金 ▽５四飛 ▲６六飛 ▽７四歩 ▲６八銀 ▽５二玉
▲２八銀 ▽７二金 ▲３六歩 ▽６二銀 ▲３五歩 ▽２三銀
▲３七桂 ▽７三銀 ▲２五桂 ▽同　桂 ▲同　歩 ▽６四銀
▲２七角 ▽１四飛 ▲１六歩 ▽５五銀 ▲１五歩 ▽４四飛
▲６五飛 ▽２六歩 ▲１八角 ▽７三角 ▲５六桂 ▽同　銀
▲同　歩 ▽２七桂 ▲５五銀 ▽４五飛 ▲２七銀 ▽同歩成
▲同　角 ▽３五飛 ▲６四桂 ▽同　歩 ▲同　銀 ▽３八飛成
▲同　角 ▽６三歩 ▲７三銀成 ▽同　桂

　嬉しさを、羽生が悔しさを隠し切れない様子に現世の民の一人として安心しました。