MashudaBBS2003.10.27
第14期女流王位戦第4局
清水流横歩取りひねり飛車
清水市代VS中井広恵
実況&分析マシュダ一家
オマケ
JT将棋日本シリーズ2003  準決勝第二局 大介VS久保

JT将棋日本シリーズ2003  準決勝第二局 大介VS久保  No: 3098 [返信][削除]
 投稿者:  03/10/27 Mon 23:02:10

今日は清水のサザンクロスで終焉であったが昨日は久保が大介相手にサザンクロスで終焉。すでに終盤までに大差なのでこれは彼らの古典芸である。同日放映のNHK杯と共に大介にとっては災難日であった。66手めで涙をこらえていたことであろう。不遜な態度に便乗した決めつけが大介の落とし穴。それが7手め97角に現れている。単なる思い込みを結論にしてはいけない。それは大内の最大の欠陥でもあった。大内は後半生は観光ガイド以上のことが頭にない人間である。書いたモノを読めばすぐにわかる。これは悪口ではない。NHK放送大学の副学長も最近観光ガイドになってしまったのであるから彼個人の問題ではなく日本全体の病気なのである。若い大介は師匠はもう死んだものと思って心おきなく戦っていただきたい。煙草を吸う大内とスモーキングブギの塚田&田村はJT杯で煙草を吸いながら受付係でもやるべきである。

持ち時間各10分間
日時:2003.10.26
棋戦:JT将棋日本シリーズ2003  準決勝第二局 岡山大会
戦形:相振り飛車
先手:鈴木大介八段
後手:久保利明八段

▲7六歩 ▽3四歩 ▲9六歩 ▽4四歩 ▲7八飛 ▽4二銀
▲6六歩 ▽4三銀 ▲9七角 ▽3一角 ▲7五歩 ▽2二飛
▲7四歩 ▽7二銀 ▲6八銀 ▽2四歩 ▲7三歩成 ▽同 銀
▲7四歩 ▽6二銀 ▲4八玉 ▽2五歩 ▲3八玉 ▽2六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲6七銀 ▽2四飛 ▲2七歩 ▽4五歩
▲5八金左 ▽3五歩 ▲7六飛 ▽7三歩 ▲6五歩 ▽3三桂
▲8八角 ▽4二角 ▲7三歩成 ▽同 銀 ▲6六銀 ▽6二玉
▲5六歩 ▽5二金左 ▲7九角 ▽3四飛 ▲4八金直 ▽7四歩
▲7七桂 ▽7二金 ▲9五歩 ▽1四歩 ▲2八銀 ▽1五歩
▲5七角 ▽7一玉 ▲2六歩 ▽6二金左 ▲2七銀 ▽8四銀
▲8六歩 ▽7五歩 ▲同 銀 ▽同 銀 ▲同 角 ▽8七銀
▲6六飛 ▽7四歩 ▲7三歩 ▽同 桂 ▲6四歩 ▽7五歩
▲7四歩 ▽6四歩 ▲7三歩成 ▽同金直 ▲8五桂 ▽7四金
▲5五桂 ▽5四銀 ▲9四歩 ▽6五歩 ▲6八飛 ▽9四歩
▲同 香 ▽同 香 ▲6三歩 ▽5二金 ▲9三桂成 ▽7二玉
▲4一銀 ▽6三金 ▲5二銀成 ▽3一角 ▲9四成桂 ▽5五銀
▲同 歩 ▽9一香 ▲6七飛 ▽9四香 ▲8七飛 ▽6六歩
▲5七飛 ▽8九角 ▲4三銀 ▽6四飛 ▲5四歩 ▽6七歩成
▲5三歩成 ▽5七と ▲6三と ▽同 玉 ▲5四金 ▽同 飛
▲同銀成 ▽同 玉 ▲5七金右 ▽6九飛 ▲5九飛 ▽同飛成
▲同 金 ▽5六歩 ▲5八金引 ▽2五歩 ▲5五歩 ▽同 玉
▲6九香 ▽2六歩 ▲同 銀 ▽3四桂 ▲2三飛 ▽4六桂打
▲同 歩 ▽同 桂 ▲投了

134手で後手の勝ち


女流王位戦総括 女はもっと強くなれる  No: 3097 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/27 Mon 22:10:11

マシュダ一家実況の正確さを裏づけるだけの棋譜。清水優勢から中井の躊躇にかまわず快勝。実況中断以後は何も言うことはない。ここまで圧勝されると顎がはずれてしまう。

棋戦:第14期女流王位戦第4局
戦型:清水流 横歩取り&ひねり飛車
先手:清水市代 女流王位
後手:中井広恵 女流三冠

▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽4一玉
▲9六歩 ▽2二銀 ▲7五歩 ▽8二飛 ▲7七桂 ▽6二銀
▲8五歩 ▽5四歩 ▲7六飛 ▽4二角 ▲9七角 ▽3三銀
▲1六歩 ▽1四歩 ▲5八玉 ▽3一玉 ▲3六歩 ▽5三銀
▲6六歩 ▽9四歩 ▲6八銀 ▽7二金 ▲6五歩 ▽4四銀右
▲6七銀 ▽2二玉 ▲3七桂 ▽3四銀 ▲3八銀 ▽2六歩
▲2七歩 ▽9三桂 ▲8八角 ▽5五歩 ▲2六歩 ▽8五桂
▲8六歩 ▽7七桂成 ▲同 角 ▽8四飛 ▲2五歩 ▽2三銀
▲4六歩 ▽6四歩 ▲4五歩 ▽3三銀 ▲5五角 ▽6五歩
▲7四歩 ▽5四歩 ▲7七角 ▽6六桂 ▲同 銀 ▽同 歩
▲同 角 ▽8六飛 ▲同 飛 ▽同 角 ▲2四歩 ▽同銀直
▲2三歩 ▽1三玉 ▲2五桂打 ▽2三玉 ▲8一飛 ▽2五銀
▲2一飛成 ▽2二金 ▲2五桂 ▽投了

87手で先手の勝ち

この将棋は力戦形ではない。かなりシステマチック。すべて実況の通りなので繰り返さない。
我々は今回の女流王位戦を第2局から実況を開始。無論清水応援団である。応援するからには3タコを当然狙う。
今回の対局でアタマに来たことがふたつある。
ひとつは千葉と先崎の戦前対談と予想。貴様等はタコである。
http://www.nishinippon.co.jp/jigyou/2003jigyou/14joryu/
ふたつめは鈴木宏彦というオカマ観戦記者。常にカメラの前に座りたがるだけの目立ちたがり屋。「大脳生理学の見地から言って、将棋は女性には向かないゲームだという説がある」などとコイツはもっともらしく書いている。大脳生理学の見地などコイツには生涯わからない。鈴木宏彦のデータ収集と分析の手法は子供並だが、知ったかぶりは島ゆずりであろう。我々なら島送りにする。
条件さえ与えれば女はもっと強くなる。大脳生理学など関係ない。社会的制約で女は劣勢なのである。それを今回は証明してみようというのがマシュダ一家実況であった。
おい、先崎とスズヒロ。いい加減なことを言ったら今度は貴様等をズタズタにしてやろう。千葉には逆に男性棋士をNHK杯でズタボロにしていただきたい。
清水おめでとう。素晴らしい桂馬。もっと強くなれる。
中井の敗因はマシュダ一家実況に書いてある通り。


59-64手め  No: 3096 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/27 Mon 16:05:45

随分進んだ。
59=真綿で首を絞める女王。22玉が祟っている。
60=23銀。家計簿をつけ始める主婦。
61=真綿で首2
62=3枚目の歩を入手する駒アタリ奇数番1
63=銀取りの駒アタリ偶数番2。ここで偶数番はすでに寄せの証し。
64=家計簿2。節約限界でプッツン直前。


現在清水が考慮中  No: 3095 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/27 Mon 14:56:25

下記手順を嫌うなら59手めに66銀がある。通常は54飛が地獄門定跡になってしまい厳しいが54飛には46桂打の痛打を先手に喰らう。攻防の84飛に今度は清水が色っぽいため息を出している頃であろう。


53-58手め  No: 3093 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/27 Mon 14:46:27

よくもここまで中井は我慢できるものと感心してしまう。
清水は横歩取りからの1歩得を維持し桂交換まで行ない手番まで握っている。
中井の次の狙いは74歩-同歩-75歩しかない。74歩に66銀なら飛車を下がって次に84桂打ちで飛車殺しを狙う。


52手め55歩!  No: 3092 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/27 Mon 14:36:33

これがママの危機意識であろうか?角筋を止めた手である。このような受けだけの手では26歩まで取られてしまう。


我々ならどう指すか  No: 3091 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/27 Mon 14:31:24

中井は52手めに苦悩している。この色っぽい熟女の悩みにできれば水をさしたくない。しかし言ってしまおう。我々なら27歩成を一回決めてから62金と指す。


中井は頭に血が昇っているであろう  No: 3090 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/27 Mon 14:26:42

清水がもし39金などやろうものなら中井は飛車交換し57角成とするであろう。同玉に59飛打ちである。72金はくれてやるという猛撃である。
しかしこれは清水に入玉される前に詰まされるであろう。


清水はこう答えるであろう  No: 3089 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/27 Mon 14:22:32

下記変化で28歩には「私は38銀などと泡踊りはしません」と青筋立てている。39金でこの垂れ歩を強引に取るそうである。


中井のからめ筋  No: 3088 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/27 Mon 14:19:10

中井は長考中である。そこで歩の手筋を紹介しよう。
27歩成-同銀にじっと28歩と打っておく。これで次に桂馬交換を挑めば26桂打ちで銀が死ぬ。銀が動けば29歩成。
無論飛車交換は避ける。桂馬交換だけで2筋で手が作れる。


88角をトリプル手にする変化  No: 3086 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/27 Mon 14:12:51

現在52手めを中井が考慮中。ここで85桂を行くと75飛で飛車交換できない。中井がそれを決行すると52飛打ちから角切りで清水が銀を入手し41銀が厳しい。しかし85桂を保留すると今度は95歩が先手の権利になる。
そこで最初の27歩成がここで通用するかであるが、同銀に飛車交換後28飛が攻めあいになるかということである。28飛-38銀-26桂には清水の最後の1歩で29歩の2枚換えがあるがこれではハッキリ後手が負けてしまう。先に金を奪われる為に攻めの継続は後手にない。すると93桂の時点で後手は永遠に手番が握れないのであろうか?
88角をトリプル手にする変化はそういうことである。

すると残ったのは95歩の権利を先手に奪われたということでしかない。


50-51手め  No: 3085 [返信][削除]
 投稿者:  03/10/27 Mon 13:58:13

50=93桂!中井も猛女。これは飛車交換を狙う手。清水が悠長に26歩と取ればすかさず▽8五桂 ▲同 桂 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽7五飛 ▲同 飛 ▽同 角で次に66桂打と飛車の打ち込みを狙う。
51=88角。上記変化をすべて一手で凌ぐ双頭手。66地点を死守し飛車打に備える。上記変化で気になるのは87歩のみであるが、75角と後手が出たときに手番を握っているのが先手。これが双頭手の効果。88角で飛車交換は27歩成より52飛の先攻の方が速いということになる。


50手めの中井の狙い  No: 3083 [返信][削除]
 投稿者:  03/10/27 Mon 12:52:47

27歩成-同銀を決め手から角交換を挑み28角打ちがある。
角交換するには後手が74歩を突けばよい。これは先手が序盤から保持している駒アタリ奇数番予備1であった。それを中井が逆用することになる。
しかし74歩の瞬間に先手の手番なので38金と先受けすることができる。すると74歩は火に油となる。もし角交換をやめると銀の泡踊り。即ち53銀と戻る。これは33地点を開放したトリプル手に連動させる指し方。


46-49手め  No: 3082 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/27 Mon 12:43:35

46=25分の長考で中井は34銀。これはトリプル手。33地点を開放すると角筋が通り桂馬も迎撃に参加できるばかりか直接的には15-同歩-13歩の後の25桂を阻止。
47=38銀。すでに桂馬が跳ねているので28歩は怖くない。
48=そこで中井は第2局と同じように26歩の垂らし。
49=今度は清水も28歩とは受けない。27歩で当てる。先手が作成した駒アタリ奇数番1。昨日放映の中原56歩と同じ発想。同歩同銀が連動手となる仕組み。


45手めの局面  No: 3081 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/27 Mon 11:43:03

すでに骨格は形成されたのであとは肉色を塗ればよい。
中井はすでに悠長にお茶を飲んでいる暇はない。清水に叩き起こされたからである。
清水には74歩と15歩の権利がある。74歩は駒アタリ奇数番1。これで角交換となる。角をどこで交換するかは清水の操作。15歩は同歩ならば13歩。
そこでこの局面は駒アタリ奇数番予備は先手にいくつあるかをまず数える。
まず74地点、15地点のふたつ。これにあともうひとつ追加すれば駒アタリ奇数番予備3となり先手の攻撃体勢が完成する。95地点を駒アタリ奇数番予備としたのが第2局であった。今日はそこまでしなくともよい。
さて中井はようやく起きて秘伝のタレを作り始めた。


45手め37桂!  No: 3080 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/27 Mon 11:31:39

心憎い中継である。マシュダ一家実況に呼応するかのようにたった今この37桂がUPされた。
清水の魂をここに見る。素晴らしい。先崎も森も退散であろう。


44手め22玉  No: 3079 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/27 Mon 11:29:01

相当ずうずうしいママである。これならNHK杯で青野に勝てるであろう。
清水相手ではどうであろう?
清水はこの玉を見てかなり怒っているはずである。自分だけ一生懸命に指しているのに中井はテレビの前でお茶を飲んでいるからである。私は何もしませんとハッキリおでこに書いてある。
清水は楽に勝つ方法もある。駒アタリ奇数番1の権利だけを保持しつつ「ひねり飛車」定跡に戻す方法。先崎や森ならばまっさきにその変化を述べるであろう。しかし清水は第3局でそのような温泉変化に唾吐いてわが道を行った。
今日はどうであろう?


39-43手め  No: 3078 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/27 Mon 11:06:14

39=68銀。後手がすでに銀二枚を3段目まで繰り出しているのに先手の銀は目覚めが悪い10時出勤族である。電車も空いている。どちらを先に繰り出すかであるが、左銀にするのが「ひねり飛車寄り」。これは玉を広くする双頭手とみる。
40=72金。清水が「ひねり飛車寄り」の銀を見せたと中井は判断しここで「対ひねり飛車」の棒金を見せる。棹にキンタマである為に独身棋士は喜ぶかもしれない。この手筋を硬直させたのは升田大山。しかし中井はママである。躊躇しない。68銀が双頭手であるとは彼女は考えていない。
41=65歩。贅沢芳醇な手。
42=44銀右。36歩を牽制。
43=67銀。午前中からフルコースの食卓。中井は楽である。ワイドショーを見ながらクッキーを食べている。清水は厨房で必死に料理を作っている。


36-38手め  No: 3077 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/27 Mon 10:44:54

36=53銀。中井は対ひねり飛車の感覚で指しては負ける。ひねり飛車対策の棒金がタコ金とされては勝負にならない。そこで中庸の銀。64銀の含みを見せる。
37=66歩。ひねり飛車と横歩取りの落し子。これは贅沢な手。離婚した親のどちらについて行くのか子供に聞くような手。
38=94歩。ここで中井は初めて10分を越える少考14分。これはブランコ後進運動である。通常ならこの手で先手優勢確定と考えるが「落し子」の葛藤が挿入された。端の先攻権利を先手が掌握したままこの局面を迎えた為に親権を法的に主張できるのは経済力に優る先手。あとは後手がいかに情に訴えて逆転勝訴を狙うかという将棋になる。


35手め36歩!  No: 3076 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/27 Mon 10:31:27

清水の天衣無縫。
なぜこのようなことができるのか?
理由は簡単。清水はすでに27手めにひねり飛車の76飛によって駒アタリ奇数番1を獲得している。ところが33手め58玉によってこれはすでにひねり飛車ではなく横歩取りと見るべきなのである。36歩は横歩取りのパッセージ。
しかも2歩手持ちで端の権利を掌握。36歩は中井の31玉に対応する連動手。


女流王位戦第4局実況  No: 3075 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/27 Mon 10:19:38

対局日:2003/10/27(月) 9:54:02
先手:清水
後手:中井

▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽4一玉
▲9六歩 ▽2二銀 ▲7五歩 ▽8二飛 ▲7七桂 ▽6二銀
▲8五歩 ▽5四歩 ▲7六飛 ▽4二角 ▲9七角 ▽3三銀
▲1六歩 ▽1四歩 ▲5八玉 ▽3一玉



29手めまで第2局同様。横歩取りからひねり飛車とする清水流。名称が欲しい。清水スペシャルや清水システムでは感覚が古い。しかしマシュダ一家が命名すると意地でも使わないと言うのが将棋連盟である。そこで諸君らが命名するべきである。
30手めで中井は94歩とせずに33銀。清水の95歩急戦から逃げた印象。31手めで清水は第2局のように48玉とはしない。
31手めは16歩!
やり放題である。清水の心境はすでに中原羽生と同じ。
32手め14歩。中井は当然のごとく挨拶。この交換は先手有利。青野ならどちらがいいとはいえないと必ず言う。ここで先手優勢と考えるのはマシュダ一家のみであろう。ここは悠長な局面ではない。双方すでに歩を2枚持っている。2筋の歩は双方切れている。連盟用語ならば「すでにどちらかがいい局面」。しかし彼らにはその理由が説明できない。マシュダ一家は先手優勢と言う。我々は必ず理由を説明する。この端の交換は後手がブランコ後進運動を強いられたのである。だからこのブランコは清水が漕ぎ、端の権利をすべて掌握することになる。これで優勢とならない方がおかしい。
33手め58玉。驚いたかね?清水が1筋でマシュダ一家理論の手ごたえを感じている証し。常識破りの手に見えるのはひねり飛車は玉が右に行くという先入観があるためである。しかし第2局の28歩G効果はすでに1筋の交換があるので今回は有効ではない。むしろ後手玉が22地点まで来るように誘導すれば、1筋は先手の権利として強権が発動できる。
34手め31玉。案の定中井は危険地帯へ誘われる。勇気あるアブナイママ。

http://www.topics.or.jp/14joryu/