MashudaBBS2003.10.18-19
将棋のアロマ

B級1組順位戦深浦VS阿部 連動G効果

B級1組順位戦 北浜VS郷田 打開の前にパンツを洗え
本日の囲碁将棋ジャーナル 王座戦第5局藤井解説
ショーギ=象徴遊戯4 記憶装置 子供の迷宮
第2期竜王戦第8局考察1 23歩は双頭手のG効果
第2期竜王戦第8局考察2 何が地図に書いてあるのか
 
本日のNHK杯 淡路の時間

本日のNHK杯 淡路の時間  No: 2986 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/19 Sun 15:59:56

内藤以下関西軍団は暴れまくっている。
10月18日(土曜日)
○ 谷川浩司 米長邦雄 ● 王将戦 本戦2回戦
10月17日(金曜日)
○ 内藤國雄 小野修一 ● B級2組 5回戦 関西将棋会館
○ 桐山清澄 塚田泰明 ● B級2組 5回戦 関西将棋会館
○ 畠山成幸 田丸 昇 ● B級2組 5回戦 関西将棋会館
○ 福崎文吾 森 ?二 ● B級2組 5回戦 関西将棋会館
● 富岡英作 杉本昌隆 ○ B級2組 5回戦
● 石田和雄 浦野真彦 ○ B級2組 5回戦 関西将棋会館
● 西川慶二 脇 謙二 ○ B級2組 5回戦 関西将棋会館

もー最高に気分よい。南と鎮もそのうちなんとかなるであろう。
そして今日のNHK杯。淡路は素晴らしい。我々が先生と呼びたいのは淡路だけかもしれない。4手めの大長考ほど味わい深い時間はない。我々の全実況はこの淡路の時間に及びもしない。今年のNHKの放送で最高の時間であった。相手が三浦であるということが重要なのである。
解説の福崎はすでに恍惚の笑い仮面なので何も言わないが4手めには14歩もある。三浦はそのような手を期待してると淡路は知っている。そして三浦がグランクロスの達人であることもよーく知っている。
そこで32金。人間とはなんて素晴らしい生き物かと思う。
もうひとつある。
32手めの42角。淡路はこの2手だけでほとんどの時間を使っている。
我々にはこの何も動かない画面が至福のひとときであった。

開始日時:2003/10/19(日)
棋戦:NHK杯
戦形:後手番淡路システム
先手:三浦弘行八段
後手:淡路仁茂九段
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲7八金 △4四歩
▲4八銀 △4二銀 ▲6九玉 △5四歩 ▲5六歩 △6二銀
▲6八銀 △4一玉 ▲5八金 △5二金 ▲3六歩 △4三金右
▲7七銀 △3三銀 ▲7九角 △3一角 ▲6六歩 △7四歩
▲4六角 △7三桂 ▲6七金右 △7二飛 ▲7九玉 △8四歩
▲8八玉 △4二角 ▲1六歩 △9四歩 ▲9六歩 △3一玉
▲1五歩 △5三銀 ▲3七桂 △6四銀 ▲8六銀 △2二玉
▲5九銀 △4五歩 ▲5七角 △5五歩 ▲同 歩 △同 銀
▲4五桂 △5六歩 ▲3三桂成 △同 角 ▲3九角 △5四桂
▲3五歩 △6六銀 ▲3四歩 △5五角 ▲4六銀 △6七銀成
▲5五銀 △5七歩成 ▲6八歩 △7八成銀 ▲同 玉 △8五歩
▲9七銀 △6五桂 ▲6六銀打 △同 桂 ▲同 銀 △5二飛
▲6五銀 △6六金 ▲5三歩 △同 飛 ▲5四歩 △同 金
▲同 銀 △同 飛 ▲4四桂 △7七銀 ▲同 桂 △6七金打
▲同 歩 △同 と ▲6九玉 △7七金 ▲3二桂成 △同 玉
▲3三銀 △同 桂 ▲同歩成 △同 玉 ▲4五桂 △4四玉
▲3三角 △4五玉 ▲5五金 △同 飛 ▲4六金
まで101手で先手の勝ち

将棋も素晴らしいが感想戦も最高。初めから最後まで息つく暇もないほどスリリング。三浦は81手めに黙って49金打を示す。淡路はそれで明解に勝ちと一瞬で悟る。いつもの淡路なら指す手。我々なら最初からそれしか考えない。しかし淡路が、あの淡路が突っ込んだのであった。凄まじい情熱であった。
神戸市中央区に住む人達は最高に幸せである。淡路の神戸将棋教室がある。我々が地元に住む子の親ならば今日中に門を叩き淡路先生に子女を預ける。
http://www009.upp.so-net.ne.jp/shogi/
このHP記載の地図を開くと元町駅からすぐの場所。これほど味わい深い地図も見たことない。

受講料は月4回でたったの4千円。今時のピアノ教室でもこんなに安くない。これで淡路大先生の顔を拝めるのならばおさい銭のようなもの。
この地図を見て神戸に住みたいと我々は本気で考えてしまった。

http://www009.upp.so-net.ne.jp/shogi/tizu.htm


第2期竜王戦第8局考察2 何が地図に書いてあるのか  No: 2985 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/19 Sun 02:30:59

諸君らは我々がその後の14年間を知っているからそんなことが言えるのだとまた罵るかね?ならば諸君は我々の王座戦の全実況でも読んでごらん。マシュダ一家実況は羽生と中原を除く全連盟棋士の認識法を遥かに上回っているとすぐにわかるから。
そういえばこれはネット上での書き込みであった。ではネットと比較してみよう。
まだ米長や武者野のような子供の夢を裏切るブタどもを盲信しているのかね?彼らは自分達連盟棋士が最高でありアマチュアなど及びもしないと昨日までにまたもや公言している。我々は彼らが定義するアマチュアである。しかし彼ら以上に羽生を把握している。今週の王座戦第5局の27銀も55歩も72銀も19香打もすべてマシュダ一家が実況で予告した手。実際に指された時間と借り物掲示板のゴまかしが効かないUP時間を比較してごらん。彼らが指すはるか以前にこの手を予測しているから。
米長は不愉快である。マシュダ一家が夕食前に渡辺明優勢と断じたのでわざわざ屋敷に確認して自分もそう「認識」すると吹聴する。屋敷には我々も一目を置く。しかし米長が知っていることはマシュダ一家が最強だということだけ。我々をマネすれば間違いないと知っているだけ。この2年間彼はマシュダ一家に惨敗続きなのでね。子供の夢を壊すだけのこの悪魔を少しこらしめる為に我々は羽生が逆転する筋を実況した。するとその通りになった。その目で確認してごらん。しかも控え室まで今度は羽生優勢と報じた。富岡までもが調子に乗って99手めで羽生が7−8割方優勢だって言ってるじゃねーの。富岡なんか前回褒めすぎたのが間違い。だからこっちも奥の手使ってんの。マシュダ一家の方がはるかに上手。研究者は全ログと指し手のUP時間を正確に把握している。2ちゃんねるにも指し手のUP時間は刻印されてあるから日経の時間操作は誰も信用しない。ただし棋士の発言内容は残る。富岡以下青野森下先崎までがマヌケであることはその後110手めで明らかになっている。110手めで康光が優劣不明と断言した。しかし99手めを主軸とする一連の指し手はマシュダ一家のみが予測し渡辺明の逆転を確信していたことを諸君らはその目で見たはずである。嘘つきの目はどうでもよい。研究者は全ログを複数照合して後世の証人となる。彼らも商人だったかもしれんがね。
我々は頭に来ていた。だから渡辺明優勢となる筋を述べた。普段はこのようなことはしない。
米長はまだ偉い。マシュダ一家の99手めに素直に驚嘆している。しかし彼は指し手の意味を知らない。彼が知っているのはこの手をマシュダ一家が真っ先に告知しそれで渡辺明の逆転成功と実況していることが経験値で正しいということだけ。それを知っているだけでも立派なのである。99手めを告知した時点で我々は羽生の飛車の動きも把握している。だから110手めのような控え室の驚きは最初から予測できた。彼らは控え室で集中できるはずがない。それでも控え室の連盟棋士を信用させようと未だに嘘をついているのが武者野。米長は武者野などよりネット上でもはるかに立派である。そもそも武者野の私設便所で米長批判などさせること自体が棋士として最低の行為。そんなことは商人として言え。
しかしあのアラブヒゲでさえマトモにみえてしまうのはなぜであろう?
それはね、もう日本全体が腐っているからである。
そこで王座戦第5局の実況では我々もエサを与えた。あの疑問符1個の裏の意味がそれでも彼らには分からなかったようである。鬼の首をとったような傲慢さは、連盟棋士の方にあったということが証明されただけであった。
今日の囲碁将棋ジャーナルを見てもわかるであろう。藤井にさえ島同様何も言えなかったクセにあの態度。それでも藤井はまだまとも。他の連中なら手をつないで花イチモンメでも始めるであろう。
世間とはこのようなモノである。本当のことなど隠し通すだけ。みーんな自分の生活を守るために嘘をつきまくるのである。
棋士とて生活圏を守るために嘘をつく。間違ってもマシュダ一家には敵わないとは言えない。

何の話だったか?
そうそう、羽生が最初に竜王位を獲得した棋譜のことであった。アレは羽生の初めてのタイトルでもある。
週間将棋のネタ風にオチを付け加えて今日はお開きとしよう。

羽生はインタビューで升田幸三と指せるなら30数手まででもいいから指してみたかったと述べたことがある。正確に言えば38手めまで指せばよい。 羽生が升田幸三と将棋を指す機会があったとすれば39手めを見て升田は家に帰ったはずである。


 第2期竜王戦第8局考察1 23歩は双頭手のG効果  No: 2984 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/19 Sun 02:29:36

開始日時:1989/12/25&26
棋戦:第2期竜王戦第8局最終局
戦型:相掛かり腰掛銀
場所:東京都芝区「東京グランドホテル」
先手:羽生善治 六段
後手:島朗 竜王

▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2六飛 △7二銀
▲1六歩 △1四歩 ▲3八銀 △9四歩 ▲9六歩 △3四歩
▲7六歩 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8二飛
▲6八玉 △4二玉 ▲3六歩 △6四歩 ▲2五飛 △8八角成
▲同 銀 △2二銀 ▲4六歩 △7四歩 ▲4七銀 △6三銀
▲5八金 △5二金 ▲2八飛 △3三銀 ▲7七銀 △5四銀
▲5六銀 △6三金 ▲6六歩 △7三桂 ▲7九玉 △3一玉
▲4五歩 △2四銀 ▲4七金 △2二角 ▲3七角 △8四飛
▲2五歩 △1三銀 ▲6七銀 △4五銀 ▲1五歩 △同 歩
▲同 角 △4一玉 ▲3七角 △1四歩 ▲5六歩 △5四銀
▲4六金 △4四歩 ▲5五歩 △4三銀 ▲8八玉 △8二飛
▲5六金 △6二飛 ▲1八香 △3三角 ▲2六角 △3一玉
▲3七桂 △4二飛 ▲4五歩 △同 歩 ▲同 金 △4四歩
▲4六金 △2二玉 ▲4五歩 △同 歩 ▲同 桂 △4四角
▲3五歩 △8二飛 ▲3八飛 △8六歩 ▲同 銀 △6五歩
▲同 歩 △同 桂 ▲6六銀 △6四金 ▲1五歩 △同 歩
▲同 角 △2四銀 ▲同 歩 △1五香 ▲同 香 △1四歩
▲同 香 △1三歩 ▲7三銀 △8六飛 ▲同 歩 △4九角
▲2八飛 △7六角成 ▲2三歩成 △同 金 ▲2四歩 △同 金
▲同 飛 △2三歩 ▲1三香成 △同 桂 ▲3三金 △同 角
▲同桂成 △同 玉 ▲3四飛

まで129手で先手の勝ち

10=23歩。後述。
11=26飛。今の流行は28飛。当時は28飛が異端者扱い。大介も最近まで28飛が相手にも飛車先歩交換を許すから損ではないかと考えていた。相掛りを指さない振り飛車党にはどうでもよいことなのである。その中で昨日矢倉の見事な解説をした藤井にはA級の気概があるということ。藤井は居飛車でも大介を竜王戦で4タコにした。
12=72銀。後手は飛車先歩交換ができない。そこで銀を繰り出す。ここで34歩だと先手が24歩と合わせてこの34歩を取りに来る。これを横歩取りと言う。戦法の名前となったが、清水が今年の講座で述べたように相掛りの一形態として位置づけるのは、相掛りが先に構築された戦法だからであろうか?
実はこのような位置づけはあまり意味がない。我々は戦法とは玉の位置で決定すると何度も述べてきた。まだ居玉の状態では「横歩取り」とはひとつの概念なのである。全体を型どる戦法ではなく、局地的戦略。
清水は一昨日横歩取りからひねり飛車に変換した。これは玉が右に移動する為に戦法として「ひねり飛車」となる。
同様にここで後手が34歩とし先手も同様に次に76歩と角道を開通すれば相掛りから横歩取りとなるかもしれない。これは棋理というより遊びである。人間が将棋を指すとこのような遊びが最終変化までに必ずある。それは人間の心が変わるからである。谷川は最終盤にはそれがないと言ったが、最終盤にさえ無意識の遊びがあることを我々は証明しようとした。一日将棋を指していればむしろ途中で心が変わらない人間の方がおかしい。序盤でそれを行なうと誰にもその心変わりがわかりやすいというだけの違いである。今年羽生が最終局で辛勝した阿部との竜王戦は序盤からこのような心の入れ換えが頻繁に行なわれていた。ところが世間では当時も今も羽生という棋士は機能的な将棋のみを指すと思われている。
13=16歩。この手は実に人間臭い。羽生こそ人間臭い棋士である。棋理に添うならば右銀が出る。
14=14歩。島は端を手抜きしない。ここでは94歩とするのが最善である。銀を先に進出させた為に棒銀の狙いが残るからである。
なぜ14歩としたのか?羽生の臭いに同化したのである。
15=38銀。この手を13手めに指すべきである。しかし羽生を人間と見るならば、16歩でも構わない。
16=94歩。我々はいつものようにこの棋譜を初手から一手一手見ながらこれを書いている。ライブと同じように一手づつ考察している。だからここで島が94歩と指していることに笑ってしまう。14手めにこれを指すべき。それならば最善手であった。ここで94歩はどうか?先手の銀が先に繰り出すことが可能である。その場合先手の攻撃を受ける後手という構図がはっきりする。
17=96歩。だからこれは当然の一手ではない。これも人間の趣向。無理に攻めることはないという返事。島は受けが得意なのでね。
18=34歩。これで横歩取りの権利が先手に生じる。後手は他に指す手がないわけではない。83銀と先に出ることができる。しかし島は後手番なので攻めたくないと返事している。羽生は受けが得意なのでね。
彼らは無理して攻めた時に必ず受け切られる事を互いに経験値で知っている。受ける方が楽だからである。研究会などその程度のもの。彼らが研究会などと自称するものは実態がただの演習。自衛隊の演習といい勝負。攻めの構築など一日でできるはずがない。だから受けた方が楽なので経験値もそのように平均化されてしまう。森内が島研の悪影響を受けたのはそこ。棋士としての魅力を島という不良に身売りしてしまったことになる。
19=76歩。ここで羽生に27銀と出る手はあるであろうか?一日では無理でも二日なら攻め筋が構築できるかもしれない。康光はそのように考える棋士。羽生は違う。最初に人間臭い手を見せてあとは鏡を見る。
20=86歩。これは当然。必然ではない。康光は郷田相手に今年飛車先歩交換を後回しにしたことがある。端が突いていなかった為であった。
ここをどう考えるべきか?歩の損得はない。しかし連盟棋士は全員が飛車先歩を交換すれば絶対的に有利と考えてきた。我々だけが絶対的とは言えないとハッキリ述べてきた。それに賛同を示したのは我々が知る限り加藤一二三が最初である。
そこで今日は別の視点で述べよう。後手が10手めに23歩とした手はなんだったのかという問題である。
これは双頭手のG効果である。
驚いたであろうか?
このような思考法をしたことはマシュダ一家が最初である。今日がそれを初めて公開する日でもある。
だから後手にとってはこの20手め86歩が必然ではない。
25=68玉。これでこの将棋は初めて相掛り戦として固まる。先手はひねり飛車にすることも可能。羽生もひねり飛車は好きである。森のように指せたら最高と思っている。ひねり飛車が最強と言われた時代もあった。しかし68玉とした。なぜか?
森は名人になれなかった理由があるからである。中原が相掛りの利を追及し羽生もその相続人となることを目指した。
26=42玉。これを一瞥した印象を一言で述べると島は腰抜け。連盟棋士はこの局面ではまだまだ互角と口をそろえて言うであろう。将棋とは最初から先手が有利である。だからこの局面は先手が有利となってしまった。なぜならばこれは初期局面同様に先後同型だからである。
これでなぜ島が腰抜けかわかったであろう。我々は当たり前のことを当たり前のように述べている。端歩を突き合い、角も交換せず、しかも1歩ずつ手持ちで手番を先後同型で渡したらどうなるか?
島はそのような恐ろしい局面で「振り駒はいいから羽生さん先手でどーぞ」と言っているようなものである。
27=36歩。これが玉頭増5度のトリプル手。だから島の玉の移動は危険。せいぜいが銀進出と桂跳ね空間作成の双頭手ならばまだ戦える。しかしここで先手にトリプル手を渡せば後手は苦しい。
28=64歩。角換り腰掛け銀となればこれは有効であるが、すでに角交換をした方が一手損の局面なのであった。塚田スペシャルのおかげで24歩の合わせから34-64という飛車の乱舞が研究され、塚田谷川戦によって先手が飛車を切る変化まで徹底的に洗われたことがある。それならば42玉は先逃げであるが、塚田スペシャルなどそもそも死滅した。だから指し手で研究してもキリがない。もっと根本的なことを見るようにしないと将棋は発展などするはずがない。今の将棋界をみてごらんなさい。その日限りの泡沫将棋に控え室がビールで乾杯するだけ。あの手が凄い、この手じゃいやだと広角泡を吹き飛ばしている。延々と同じ事を繰り返していることにさえ気がついていない。
29=25飛!羽生だけが違う。我々がハッと息を飲む瞬間。慶太なら何というであろう?これは彼が現在得意にしている先手からの25飛戦法。塚田スペシャルのように15歩も或いは、95歩も狙える。そこでこのような時には指し手を我々は読まない。読んでもキリがない。構造だけを抽出する。
この局面は駒アタリ予備4が一挙に駒アタリ予備6となっている。だから勝負手なのである。羽生将棋の醍醐味はソコ。この25飛は森内相手に相掛りで中原が見せた25飛とは意味が全く違う。羽生は島が腰抜けなので勝ちを確信している。だから悠長に指さなくてもこれでイケルと思っている。島がこれを確実に咎められないと体で見切った。なぜならば島がふたつも緩手をだした挙げ句に42玉としたのでね。
30=88角成。島の思考は常識的。25飛で羽生が一手損したと考え64歩の腰掛け銀型を生かす為にここで角交換をしたというだけのこと。
33=46歩。ここも構造だけを見る。これは角換り腰掛け銀の陣形がまず形としてある。だからこの46歩は47銀とあがるための形。ところがすでにお互いに1歩持っており羽生の飛車は25地点に居る。この違いと角換り腰掛け銀の幻影をオーバーラップさせる。すると決定的な構造が抽出される。先手が15歩、35歩、95歩という駒アタリ予備をみっつも獲得しているということである。対して後手は13桂または33桂で飛車当りとなる駒アタリ予備をふたつ獲得し、手番を握っている。しかしこの手番は右桂を先手と同じように活用する為に使うカード。だから駒アタリ予備がひとつ少ないのであった。すると後手は角打の先攻でそれを補う以外に勝機は訪れないと考えるべきである。それを双頭手にすればよい。これは角換り腰掛け銀の鉄則であるが、それを後手が先に行なえるかという思考をするべきである。角換り腰掛け銀定跡との違いはこの局面では駒アタリ予備2しかない。
39=28飛(**)これには我々は控え室のように驚かずに呆れる。これで先手は一手損となり羽生は後手番で指すことになるからである。あの25飛はただのハッタリで意味がありませんでしたという情けない告白であろうか?このような飛車はマシュダ一家の泡踊りとは言わない。タコ踊りと言う。この人間最大の臭気は身内にしか味わえない笑いと似ている。
以下は我々は見ない。これで島が負けるようならば羽生が生きている限りタイトルは生涯取れない。負けたとすれば既に手合い違いだからである。


ショーギ=象徴遊戯4 記憶装置 子供の迷宮  No: 2982 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/18 Sat 22:40:00

故郷に戻ると子供の頃に見た町は小さくなっていた。
子供の目にはなんでも不思議。
小銭をもって駄菓子屋に行けばどれも豪華。
あの頃欲しかったモノは今ではもうない。
それでも欲しいときにはオークションで待つ。
それはなぜ無性に欲しくなるのであろう?
愛着がない人が見ればただのガラクタ。
子供の頃から延々と死なずに残った愛着が命。
今の子供が大きくなった時に何を欲しがるであろう?

子供の夢。
ヒーローになりたい。
でもヒーローと言う徴には一人分の場所しかない。
夢は無数にある。
この無数の夢のために一人だけ象徴化する。
すると夢が広がる。
ガラクタさえ宝物にみえる。
怪獣は沢山いる。
どれもかわいい。

ショーギとは記憶装置であった。
棋譜が存在しなくてもすでにショーギに存る。
この迷宮で発見する様々な部屋。
その部屋の奥にはもうひとつの部屋がある。
その先にもまだ部屋がある。
部屋はどんどん小さくなって行く。
自分が大きくなっている為であろうか?
違う。
ショーギとは記憶装置だった。
創造するのではなく発見する土壌がショーギという羅針盤。
そこで何を発見するのか?

現世の出来事は醜い。
溢れる商売道具。
最初に発見した者は命を捨てた。
それを盗んだ者たちは地上に人形の家を建てる。
彼らが発見したのはただの地図であった。
彼らは決して何を発見するべきなのかを知らない。

我々は血を売った。
子女らは身売りされた。
血もわずかしか残っていない。
しかし目前にあるものは狂気ではない。
生まれる以前から愛着があった世界。
我々も現世に降り立った時に回想をしてみよう。
様々な怪獣が登場しどのように吠えていたか教えてあげよう。
子供は美しい。
そして生まれる前はもっと美しい。


本日の囲碁将棋ジャーナル 王座戦第5局藤井解説   No: 2981 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/18 Sat 13:46:52

島の換りに藤井が急遽交代。島もようやく恥を覚えたらしい。
羽生以外の連盟棋士は全滅かね?
誘い水とも知らずに21からの清算はタコとわざわざ藤井にまで言わせてる。康光もごくろうさん。もうみっともねーからやめろって。
ところで藤井、貴様誰に口止めされてんの?
NHKも舐められたな。コイツラ全員グルになってる。矢内、お前も恥ずかしくないの?65飛は中井がNHK杯で7月に指したばっかだろーに。ふたりで口そろえて「良く知らないがあったらしい」なんてよくも素っとぼける。
NHK杯ならば視聴者も覚えてるだろ。NHK杯始まって以来の女流の初勝利だった。
囲碁の特番みてみろ。それから子供将棋大会の収録を。
連盟は今回NHKに完全に見放されたってわかんねーの?
藤井。27銀見えなくても気にすんなって。島より正直。いい線いってる。11香成りでもむずかしいとね。畏怖が健全ならやってける。A級に残れ。
羽生が震えんの当たり前。最後までわからなかったという羽生の畏怖が唯一正しい。
王座戦はヤオの色ぬけねーな。せっかく盛り上げても連盟こぞってグルで庇いあい。全部八百長と思われちゃっていーの?


B級1組順位戦 北浜VS郷田 打開の前にパンツを洗え  No: 2979 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/18 Sat 03:29:21

日時:2003.10.17
棋戦:B級1組順位戦
戦型:相掛り28飛から角換り腰掛け銀
先手:北浜健介七段
後手:郷田真隆九段

▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽3四歩
▲9六歩 ▽7二銀 ▲4六歩 ▽9四歩 ▲7六歩 ▽6四歩
▲4七銀 ▽4二玉 ▲1六歩 ▽1四歩 ▲5六銀 ▽6三銀
▲7七角 ▽同角成 ▲同 桂 ▽2二銀 ▲8八銀 ▽3三桂
▲8六歩 ▽2四歩 ▲8七銀 ▽2三銀 ▲6八玉 ▽5二金
▲4五歩 ▽5四銀 ▲5八金 ▽8二飛 ▲7九玉 ▽3一玉
▲8八玉 ▽4二金右 ▲6六歩 ▽2二玉 ▲7五歩 ▽3五歩
▲6八金右 ▽6二飛 ▲4八飛 ▽8二飛 ▲6七金直 ▽6二飛
▲8五歩 ▽8二飛 ▲7六銀 ▽3四銀 ▲2八飛 ▽2三銀
▲4八飛 ▽3四銀 ▲2八飛 ▽2三銀 ▲4八飛 ▽1五歩
▲同 歩 ▽1七歩 ▲同 香 ▽2五桂 ▲6八飛 ▽1七桂不成
▲同 桂 ▽1五香 ▲2五桂 ▽1七香成 ▲1四歩 ▽2五歩
▲1三角 ▽3三玉 ▲3五角成 ▽2七成香 ▲1三歩成 ▽2四銀
▲4六馬 ▽3四桂 ▲3六馬 ▽2六成香 ▲1四と ▽3六成香
▲同 歩 ▽2三金 ▲2四と ▽同 金 ▲1六桂 ▽2六歩
▲2四桂 ▽2七歩成 ▲1二桂成 ▽2六と ▲1四金 ▽4四歩
▲2四歩 ▽3六と ▲2三歩成 ▽4三玉 ▲2四金 ▽9五歩
▲同 歩 ▽9八歩 ▲同 香 ▽4六と ▲1八飛 ▽5六と
▲同 歩 ▽9七歩 ▲同 香 ▽8六銀 ▲1三飛成 ▽9七銀成
▲7九玉 ▽5二玉 ▲3三と ▽4一金 ▲2二龍 ▽3二歩
▲7一銀 ▽4六角 ▲5七香 ▽7二飛 ▲3四金 ▽6一玉
▲8四桂 ▽7一玉 ▲7二桂成 ▽同 玉 ▲3二と ▽5二金
▲4一と ▽6三銀 ▲5一と ▽3九角 ▲5二と ▽5七角引成
▲6八金打 ▽投了

151手で先手の勝ち

24=64歩。ゴーダ、勘弁してくれ。
33=77角成。北浜相手にムキになるな。
43=45歩。ホラ先に位取られちゃった。 コレ得意。
53=75歩。二つ目の位も取られちゃったよ。
54=35歩。モノマネ大会か?先後同型にならねーんだって。
58=しょーがないね。
65=「ほらほら北浜なんて最初からこんな野郎」などと唆されたか?
72=「よし。それでこそ郷田。打開する意思」などと唆されたか?
この形で後手から打開すんのゴーダだけ。45歩に騙されたか。
あとは将棋じゃねーよ。なんでフツーに指せないの?
北浜相手に千日手恥じる前にパンツ洗ってこい。


B級1組順位戦深浦VS阿部 連動G効果  No: 2978 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/10/18 Sat 02:46:37

日時:2003.10.17
棋戦:B級1組順位戦
戦型:向い飛車
先手:深浦康一朝日
後手:阿部隆七段

▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽4四歩 ▲2五歩 ▽3三角
▲4八銀 ▽2二飛 ▲6八玉 ▽6二玉 ▲7八玉 ▽7二玉
▲7七角 ▽8二玉 ▲8八玉 ▽7二銀 ▲9六歩 ▽9四歩
▲7八金 ▽4二銀 ▲5八金 ▽4三銀 ▲6六歩 ▽3五歩
▲5六歩 ▽3二金 ▲8六角 ▽5二金 ▲7七桂 ▽8四歩
▲6七金右 ▽2四歩 ▲6五桂 ▽4二角 ▲2四歩 ▽3三金
▲5七銀 ▽2四金 ▲4六銀 ▽2五歩 ▲5五歩 ▽8五歩
▲6八角 ▽6四歩 ▲7三桂成 ▽同 銀 ▲3五銀 ▽同 金
▲同 角 ▽6五歩 ▲同 歩 ▽5四歩 ▲同 歩 ▽同 銀
▲5八飛 ▽5五歩 ▲7七金直 ▽6三金 ▲6六金直 ▽7二銀
▲7五歩 ▽2六歩 ▲5九歩 ▽2七歩成 ▲5五金 ▽同 銀
▲同 飛 ▽3七と ▲7一銀 ▽8三玉 ▲4四角 ▽3三角
▲同角成 ▽同 桂 ▲6四歩 ▽同 銀 ▲2三歩 ▽5五銀
▲2二歩成 ▽6五桂 ▲6七金 ▽7七金 ▲9八玉 ▽6九飛
▲8二飛 ▽7三玉 ▲8五飛成 ▽6四玉 ▲4三角 ▽5三玉
▲6五角成 ▽5四歩 ▲5五馬 ▽同 歩 ▲7七金 ▽7九飛成
▲8八銀 ▽8九角 ▲9七玉 ▽5九龍 ▲5四歩 ▽4四玉
▲7六龍 ▽9五歩 ▲3五金 ▽5四玉 ▲4六桂 ▽4三玉
▲9五歩 ▽9六歩 ▲同 龍 ▽5三角 ▲6四歩 ▽同 金
▲3四金 ▽同角成 ▲同 桂 ▽7一角 ▲4二桂成 ▽同 玉
▲3一角 ▽4三玉 ▲6四角成 ▽5三金 ▲7四馬 ▽7三歩
▲4一馬 ▽8四銀 ▲3二馬 ▽5二玉 ▲5四歩 ▽9五香
▲4二金 ▽6三玉 ▲6四歩 ▽同 金 ▲5三金 ▽同 角
▲同歩成 ▽同 玉 ▲4三馬 ▽6三玉 ▲5二馬 ▽投了

143手で先手の勝ち

深浦絶好調。桂馬のサクリファイスで歩を獲得。阿部は駒得で優勢を感じているようでは勝てない。歩切れの方がつらい。63手めの59歩は飛車成王手に飛車を当てる為の支え。阿部には打てない歩。これはただの先受けに見えるが連動G効果。こんな余裕まで深浦に与えては話にならない。以下深浦の華麗な舞。
69=71銀打。同玉ならば44角の王手飛車。
71=44角。角の捌き。飛車成王手には先ほどの59歩効果で58飛と当てる。同龍-同飛の形が58歩G効果となる連動手。これが連動G効果。従って阿部は飛車を成れない。マシュダ一家格言=G効果の歩ダイヤの如し。
72=33角。この角を捌かないと勝負にならない。
75=64歩。駒アタリ奇数番3。
76=駒アタリ奇数番3をスリーカードで奪取。飛車当り。
77=23歩。深浦息もつかせず飛車当り作成。これが阿部のスリーカードを無効にする駒アタリ奇数番3。
80=結果飛車の取り合いで手番を握った阿部の最後のチャンス。駒アタリ奇数番3。
81=3解消。
82=駒アタリ奇数番3としたいがこれは王手。
83=98玉で躱す。深浦は阿部の権利=駒アタリ奇数番3を玉の移動だけで奪取。敵の駒を逆用するとこのようなことがある。阿部はこの逆行ナンバーに気がついていない。マシュダ一家格言=玉の早逃げ連動手。
84=阿部は慢心して69飛打の悪手。これで59歩の連動G効果が正調G効果に逆行相転化。深浦は笑いが止まらない。これは阿部が引いた貧乏籤。即ち駒アタリ偶数番4。死ねよ阿部。
85=82飛。当初の狙い筋。深浦ついに駒アタリ奇数番5ゲット。
89=43角打ち。詰めよの連続。
91=要の桂馬を手順に取られ馬までつくられ万事休す。しかもこれがまたもや詰めよでは阿部に逆転のチャンスはない。深浦は上部が安泰。10秒将棋でもどう指しても深浦の勝ちは動かない。
深浦の59歩打の余裕を与えた阿部の駒得温泉のツケが貧乏籤を引いた遠因。感想戦では阿部が「どー指してもコッチいいっしょ」などと言っているであろう。最初から気合い負け。69飛打なんてやってるよーじゃ関西で寝てろ。これでいい勝負と思ったら大間違い。深浦は最後は温泉気分で指してる。素直になれって。A級行くんだろ?