NHK杯戦 中田巧VS田中寅彦 ナカータ三間の美酒
45地点の夢遊病患者
MashudaBBS2003.04.04-07
すでにタナトラは煙草が吸いたくて仕方ない。破門手を指した後は他にやる手がない。そこで32手めに仕方なく74歩のドンキホーテとなる。パトリオットで味方の戦闘機を撃ち落とすような74歩であった。後手は勝ちようがない。先手なら有り得る。その場合は真珠湾攻撃となる。以下はナカータ三間の独壇場。すでに先手は一歩手持ちで45地点の後手銀が夢遊病患者であり、しかも角交換が先手から挑める形なので負けようがない。そこでタナトラの逆転秘策がこの先にあるかどうかであるが残念ながら無理である。この先の研究はすべて先手に利がある。手番の問題に尽きるのであった。タナトラ先手番ならかなりの熱戦が期待できた。しかし後手で73桂と跳ねて味方の戦闘機を三機も撃墜したのでは最後の一手まで指して自虐地獄となってしまった。味方を撃ち落としてしまっただけのトラトラトラの45歩-74歩-73桂。次回のナカータ三間の相手は森内森下の勝者。ますます楽しいNHK杯戦であった。碓井涼子は今が旬。
26手め45歩。この手一発でタナトラはマシュダ一家破門となった。せっかく24手め44歩という後手特有の相停滞手によって腰掛け銀の四辺形を完成させたというのに早速自ら崩しにかかる大アホが居たのであった。これでは腰掛け銀の四辺形がニコチン中毒患者のキンタマである。このような下品な手は破門手となる。タナトラは序盤で一歩持ちたかっただけである。まさか先手のナカータが46歩と謝るはずはない。この歩交換は先手に利がある。しかも後手は冷徹な腰掛け銀の四辺形を崩したために二重のマイナス手となる。タナトラは角交換後、桂馬を二枚持てば即詰み手順で手番が握れると楽観していたのであろうか?解説の有吉は見事であった。この歩交換は不幸感を招くと知っている。この一手で優劣が決定すると断罪した。無論ナカータが優勢になると知っているはずであるが、NHK杯ではどちらが優勢になるかここでは言わないだけである。有吉なら後手は当然穴熊にするべきと思っているはずである。
24手めの局面はタナトラ万歳の図である。羽生でさえナカータ三間に降参して穴熊で対抗してきたというのにイビアナ元祖タナトラがここまでやってくれることに感動する。すでに1筋は16手めに後手が自分から突いている。序盤のエジソンどころではない。終盤の寄せあいまで計算に入れていなければ指せない手である。なんとタナトラは美濃崩しの正調サザンクロスをここで狙っていたのであった。
今期NHK杯のオープニングは素晴らしい。昨年の王将戦第1局で紹介した中田巧三間がここまで猛威をふるうようになったことに敬意を表しマシュダ一家では今期からはナカータ三間と改名することとなった。
24手めタナトラの戦略は先手のナカータ三間に対しマシュダ一家理論に従い腰掛け銀の四辺形で対抗するという最大限の突っ張り方である。ナカータ三間の華に真っ向勝負を挑める棋士はタナトラ以外にいない。
昨年王将戦第1局のマシュダ一家実況より
http://www.bekkoame.ne.jp/i/yusai/0118king.html
羽生王将はなんで穴熊にしたんですか?
「五段時代に若獅子戦で中田巧にこてんぱんにされた。桂頭狙いを62金で受け、飛車廻りの時玉頭戦では羽生一手負け。結局必敗将棋を大逆転したが、スペシャリストには勝てないと思いしらされたんじゃね。二年後羽生は棋王になった時中田相手の時に穴熊を選択して快勝しとる。そりゃ味しめるがな」
Name : マシュダ Time : (2002年1月17日<木>14時12分)
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91年10月王位戦ですね
「10年前か。中田は結局羽生に勝てなかったが三間の新境地を開拓した功績は大きい」
「穴熊で対抗するのは後ろ向きでは?」
「相手の研究に追いつく時間がないんじゃろ」
「でも今回は佐藤先生、三間のスペシャリストではありませんが」
「一度しめた味は忘れ難いのが人間。ナカータ相手の美味の余韻」
Name : マシュダ Time : (2002年1月17日<木>14時28分)
本日の東京・千駄ケ谷の将棋会館。将棋大賞選考委員会選考結果。
最優秀棋士賞 羽生善治竜王(王座・王将)
升田幸三賞 児玉孝一・七段(カニカニ銀戦法)
特別賞 谷川浩司王位
勝率1位賞 山崎隆之五段(7割4分5厘)
最多勝利賞 羽生竜王(50勝)
最多対局賞 羽生竜王(74局)
連勝賞 山崎五段(16連勝)
殊勲賞 丸山忠久棋王
敢闘賞 佐藤康光棋聖
技能賞 森内俊之名人
新人賞 渡辺明五段
最優秀女流棋士賞 中井広恵女流名人(女流王将・倉敷藤花)
女流棋士賞 石橋幸緒女流三段
東京将棋記者会賞 西村一義九段
最後まで無視された棋士=阿部、シーザー、郷田、青野
マシュダ一家評「産経の児玉孝一・七段の中黒表記には笑える」
>4月 3日(木) 朝日は本日、政府が北朝鮮からの弾道ミサイル脅威への対抗馬として米国最新鋭の地対空誘導弾パトリオットPAC3購入予算を来年度に組み込む方針であるとスっぱぬいた。
米軍のパトリオットは4月2日午後11時半に米海軍空母キティホークのFA18戦闘攻撃機を墜落させた。開戦以来英戦闘爆撃機に次いで2機目。自分達の兵器で味方を撃ち落とすのも地対空誘導弾パトリオットであった。野党第一党の管民主は米軍追従政策に対抗するためにパトリオットPAC3購入に賛成し始めているが結果は与党と同じであり、米国の北朝鮮扇動プログラムが日本国内では功を奏している。