2003.03.05棋王戦第4局 丸山忠久VS羽生善治

角換り腰掛け銀-先後同型

黒マスと白マスの位相

MashudaBBS2003.0305-07


丸山位相空間 盤外 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 7日(金)03時42分55秒

最後に我々はマシュダ一家のクリティカルエディションによる「丸山白マスの図面」を披露するか、生々しい棋譜をそのまま放置するかある程度迷ったことを告白しよう。
公式掲示板ではミムラというクソ野郎が民間人の最終盤手順を盗んでプロ棋士たち研究による後手勝ち変化などとして書いていた。このような泥棒行為で貴様等は生きて行くつもりか?谷川や米長は少なくともそんなことは一度もしなかった。ところがクソどもはこうしたことを平然とできる。恥よりメンツが彼らの信条であろう。
新聞はもともとバカであるから我々は相手にしない。そのバカ情報を提供した者に問題があるということである。子供でもわかることを大人のフリしてデカイ声だす貴様等はとっとと失せろ。
ということである。


丸山位相空間17 羽生が狂った仕掛け12 最後の長考2 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 7日(金)03時17分03秒

羽生はここで腰掛け銀の魔方陣が中央で盤面を相変わらず支配していたことに愕然としたはずである。手番を握ったはずの羽生に丸山のサザンクロス(36桂-44桂)を防ぐ角打ちによる攻防手がない。最終盤にさしかかっているというのに、ここまで二人は角を打たずに来てしまった。角の双頭手を打つということは全ての角換り腰掛け銀においては鉄則である。この双頭手には攻めの双頭手と攻防の双頭手の二通りがある。だが丸山サザンクロスがある為にすでに羽生には攻めの双頭手しか残っていなかった。しかも65桂馬と跳ねた為にすでに羽生には手番を握っても黒マスに打つ角筋が全て消滅していたのである。羽生が長考するはずである。普段ならこの長考で必ずあるべき寄り筋が発見できるはずという自負が羽生にはある。この10年間それを逃したことは一度もなかった。ところがここに至って、あるべき黒マスの角筋がない。換りに丸山が描いた白マスの筋しか残っていなかった。だから羽生は事の重大さに気がつき愕然とするのである。


丸山位相空間16 羽生が狂った仕掛け11 最後の長考 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 7日(金)02時52分13秒

この一筋の清算に双方少考を繰り返している。丸山が二手分で9分、羽生が二手分で13分。白か黒かという変化が交錯した時間でもあった。丸山は歩と香車と手番を羽生に渡す換りに香車を手にし14歩と桂頭に打つことができた。これで最初から1筋にいる19の香が活用できたことになる。
羽生は次の一手に44分という最後の長考を行った。ここであの大局観に戻る。このように先手だけ1筋の香車を活用したのに、羽生は桂馬を活用するのに二手使ってしまった。そして先手は19の香車を活用するために15歩-14歩とやはり二手使っている。残ったのは14歩という玉に直撃する手であるために桂馬は必ず取られる。すると14歩と打った瞬間にしか後手にチャンスはないということになる。ここで12歩と打ってはそのチャンスを逃すことになる。そこでもう一度大局観にあったあの香車の意味を反芻する。丸山が一筋を清算した理由は棋理の完結である。ならば香車は等価交換されたと考えるべきである。後手の香車も最初から11地点にいたのであるから、同様に最初から19地点に居た香車の活用は先手だけが有利ではないはずである。ここで先の大局観がねじれていることに気がついたはずである。後手がもう一方の91地点の香車を活用出来なければ負けるという大局観はすでに解消し、換りに敵の14歩で桂馬を捧げるという展開となっている。このやがて取られる桂馬を丸山が活用する順がなければ、手番を握った羽生が勝つはずである。そこで羽生は丸山は桂馬が二枚ある局面を想定することになる。最も桂馬を打たれては困る地点は44だが、そこには42手めから銀が鎮座している。しかし36桂馬とその銀に当てられると後手陣は麻痺する。銀が逃げるとさらに44地点にもう一枚の桂馬を打たれて後手陣崩壊となる。


丸山位相空間15 羽生が狂った仕掛け10 一筋の清算 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 7日(金)02時22分54秒

さて71手めから丸山は一筋を清算した。これは羽生に歩と香車を渡すことになる。そればかりか最後に14歩と桂馬の頭に歩を打った時に手番までも渡してしまう。丸山が羽生の期待する読み筋に自ら突入したことをどのように考えるべきであろう。71手めに丸山は単に78歩と打つこともできたはずである。ところが丸山はわざわざ3分考えて羽生にチャンスを与えているのである。なぜ丸山が普通ならすぐに打つ78歩をそこで見送ったのか? 丸山は求道者であるからである。自分が選択した白マスの図面で象戯を指したかったということである。ここで78歩を打つと羽生は黒マスに角を打つ変化となり、象戯そのものが両者の折衷案で構成されてしまう。それを嫌って堂々と一筋の清算を決行したのである。


丸山位相空間14 回想2 様々な弊害 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 7日(金)01時30分44秒

大人がまき散らす糞尿を始末しながら分析することは我々も不本意である。 音楽の世界ではこのようなことがよくある。日本で悪い先生についたおかげで、欧米の音楽院で最初からやり直しをさせられる声楽科、ピアニスト、ヴァイオリニストの話を諸君等は何度も耳にしているであろう。中には自分が学んだことを全て捨て去らなければ先に進めないと知り自殺した者もいる。中村紘子でさえジュリアードで基本からやり直しをさせられた。昔の話だけではない。今でも日本の音楽教師の犠牲となったそのような若者たちは沢山いる。有能な個人教師に学んだ者以外、ほとんどがそうだと言っていいかもしれない。実は西洋音楽とは言語の抑揚とアクセントを知悉していないと体得できないようなモノなのである。歌舞伎の言い回しがわからない者がいくらセリフを覚えてもダメな役者であることと同じ摂理。 将棋にも気息がある。定跡をそのまま覚えるだけではダメなことは誰でも知っているであろう。ましてやその場凌ぎの指し手の解説など、セリフの棒読みを聞かされているようなものである。それを得意顔で滔々と語り将棋が面白いと思わせていること自体プロ棋士の欺瞞であろう。米長掲示板で絶賛されている先崎の解説などその悪しき典型である。その場限りの面白さを追及し全体像が全く欠如しているのである。だから彼はその場でわからなくなると必ず手を口に当てて言葉を濁す。この昔からの醜悪なクセは絶対に直らないであろう。内藤國雄はそのような解説は決してしなかった。加藤一二三は確固たる信念に基づいた指摘のためにそのような揺らぎがないのである。 我々はこの1年余り米長のネット解説を見てきたが、悪しき方向へ向かっている。武者野の率いる駒音の解説など初心者用を装い逆に弊害でしかない。 欧米の教師なら必ずこう言う。何もない状態で始めた方が、変なクセがついた者よりはるかに上達が早いと。


丸山位相空間13 回想 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 7日(金)00時50分14秒

丸山の角換り腰掛け銀がいかに洗練されたものか、最近の対郷田戦をみればわかるであろう。
棋王戦挑戦者決定戦で、丸山は先手では角換り、後手では横歩取りで郷田に完勝であった。そして1月20日の竜王戦1組では郷田は再び角換りを丸山に挑んだが、手合い違いと思われるほどの内容で破れ去った。しかもこれらの角換りは丸山がすでに知悉している古い展開であった。今回の棋王戦第4局はまったく違う新しい展開である。佐藤康光の1月末の問題提起は丸山にすでに研究されていたが、羽生が86歩でそれを拒んだことは既に実況で述べたとおりである。このように考えるべきである。角換り腰掛け銀の先後同型とは、すべてひとつに繋がった輪であり、それをひとつずらせば輪がそのままひとつずれるものなのだと。


丸山位相空間12 羽生が狂った仕掛け9 加速定跡の続行 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 7日(金)00時34分15秒

62手めの77歩成から69手めの76金まで羽生は歩を捨てて加速定跡を敢行した。なぜ丸山が同桂ではいけないかという初心者向けの解説をプロ棋士がした場合、破棄した企画図を持ってきて錆びた角の打場所を黒マスに求めるだけのこととなる。これが鑑賞に誤解を生むきっかけとなる。そこまで初心者に媚びる解説をするならばすでにこの局面は新しい設計図で進行しているということを解説者自身が知らなければ混乱するだけとなる。だから米長のように自分が傷つくことを畏れて初心者用に解説しているなどと言い訳する事自体が思い上がりである。このような初心者用の解説は逆に初心者に悪い影響を与えてきている。そこには最も重要な大局観が全く欠如しているからである。米長の初心者解説宣言が諸悪の根源である由縁となる。わかりやすいように過った道へ初心者を導いているからである。むしろ加藤一二三のように即座に「予定稿はボツ」と言った方が明解である。彼の場合は対局者と同じテンションで読もうとしている為、羽生の読みの稜線が明確になるからである。それは有意義なことである。
この加速定跡は羽生の決断であった。羽生自身が丸山の設計図を自ら廃棄し、当初の企画をゴリ押ししている。このような棋士の決断に対して歩を闇雲に捨てずに12歩を打ったらどうかと言っても無意味であろう。12歩を打つこと自体丸山案を即認めることになるからである。今回に限ってこの加速定跡は丸山のグランドデザイン上において暴走でしかなかった。3枚あった歩を羽生が一枚無駄にしたことによってこの暴走は一時頓挫し、後手はあの大局観に回帰せざるを得なくなっているからである。
70手めに羽生が76銀とした局面。これはノータイムで羽生が打った銀である。我々はこの進行を途中から再び中継で見たときに羽生が狂っているようにしか見えなかった。この70手めの局面に至っては12歩とはすでに受けられない。受けては羽生は歩切れとなってしまうからである。一枚の歩がいかに貴重か。従って羽生は歩を成らせて香車を取る順をすでに加速定跡に繰り入れる決断をしていたということである。しかもこの決断は判断停止によってひたすら直感を頼りにしたものであった。それが曖昧であったのは、何度も繰り返すようだが位相転移により羽生の記憶にある詰み筋が消滅していた為である。加藤一二三は羽生の詰み筋があるはずだと羽生を信頼していた。それは我々も同じである。しかし丸山位相転移によりそれは朦朧としたままなのであった。思えば羽生はこの10年来、棋王戦で二敗したことがない。棋王戦で羽生に二勝した最後の棋士は92年の谷川浩司であった。詰み筋がなければ65桂馬のような加速定跡を羽生が断行するはずがないと誰もが思っても当然であろう。丸山一人だけがまったく違う図面へ相転移していたということである。


丸山位相空間11 羽生が狂った仕掛け8 終盤思考-朦朧とした筋 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 6日(木)23時33分01秒

62手めになぜ羽生が当然の77歩成に19分も費やしたかこれで明らかになった。羽生は先の大局観に従い、ここで終盤思考を開始しているということである。ところが途中で断念した。だから19分になるのである。22分以上ならば手ごたえがあるはずである。なぜ羽生は終盤思考の判断停止を強いられたのか?普通ならばグランドデザインに従いおよその目星がこの地点でつくはずである。プロ棋士ならば筋が見えるという表現をする。ところが丸山が位相転移をしたために羽生には見えるべき筋が最後まで朦朧としてしまったのである。


丸山位相空間10 羽生が狂った仕掛け7 大局観の確認 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 6日(木)23時21分00秒

丸山は手番を掌握しノータイムで14歩と取り込む。羽生に取られた1歩を取り返し玉を直撃する双頭手である。羽生の双頭手76歩は桂馬と一組だが、丸山の双頭手は香車と組んでいる。この同価の双頭手の交換は丸山が有利である。なぜならば丸山双頭手の相方の香車はすでに最初から19地点に居るからであり、一方の羽生双頭手の相方である65桂馬はこの地点にくるまでに2手費やしつつ73地点が空白となり飛車が無防備となっているからである。従ってこの局面はもし羽生が最終盤で自陣の91香車を詰みに参加させ得なければ後手は絶対に勝てないとみるべきである。これを大局観と呼ぶ。


丸山位相空間9 羽生が狂った仕掛け6 手番の逆行 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 6日(木)23時06分02秒

59手めの局面。これを見るだけでなぜ我々が65桂馬が高邁であると表現したか感じることができるであろうか?そう。それはすべて15歩の仕掛けに収斂するからである。ここで60手めに羽生が指す手はひとつしかない。それがノータイムで指された76歩。ここで羽生は敵の歩を再び入手し、次に歩成を見せるという即物的な双頭手を強いられたのである。無論次に丸山が65銀と桂馬を取れば同銀-同銀となり一見駒得のようでも、次に羽生に55角と王手桂取りに打たれてしまう。この55角は当初のグランドデザインにあった黒マスのポイント地点のひとつであった。しかし既にこの企画図に従った構想はすべて丸山が位相をずらしてしまっている。羽生の双頭手を即物的と呼ぶ由縁である。羽生の攻め筋は亡霊の企画図に従っただけなのであった。この76歩によって羽生は丸山に手番を譲渡することになる。これが局面の位相転移を決定づける譲渡となる。丸山が22歩の犠打から、15歩とした全貌が明らかになるからである。なぜこのバントを羽生が許したのか?それは羽生が86歩と突いて最初に歩を渡した為なのであった。どちらが先に歩を渡すかということが最重要地点の手番掌握に直結するのである。


丸山位相空間8 羽生が狂った仕掛け5 歩のリサイクル 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 6日(木)22時44分47秒

丸山が22歩と捨てた歩は羽生が破壊手86歩で捨てた歩をリサイクルした分となる。そしてその歩を再び羽生は鏡の断片に映して58手めに88歩と捨てたのであった。丸山は同玉の一手であり羽生と同じである。ところが羽生の場合は必然の同玉に25分を費やしている。丸山は同玉にはノータイムであったのに羽生はなぜここで中考の連続を強いられたか? それは丸山が主導権を掌握し羽生がそれに追随せざるを得なくなっている為である。丸山が先導を開始した主導権の中身は羽生が描いた位相とは違っていたのである。それでは羽生の65桂馬は疑問手と呼べるのであろうか?羽生サディズムをすぐに想起させるこの高邁な桂馬は、見えない64角の幻影に誘われた双頭手である。攻撃手のようでありながら、見えない敵の手を事前に防ぐ双頭手。これを果たして疑問手と呼べるのであろうか?棋士ならば65銀以下の変化を構築して「全く違う展開となる」という説明を最後に付すだけであろう。従って彼らには決して65桂馬が疑問手とは断定できないはずである。疑問手がわからない将棋とはこのような分岐を必ず持っている。
しかし歩の対象的な打ち合いは明解である。この犠打がリサイクルとして可能であったのはすべて羽生の86歩による


丸山位相空間7 羽生が狂った仕掛け4 破壊された鏡の断片形 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 6日(木)11時13分52秒

58手めを指すとき羽生は誤算に気がついたはずである。こんなはずではなかったと。これならば65銀とでるべきではなかったかと。プロ棋士同士はこのような交換を読み筋があわないとしか表現しない。しかし羽生はここで後悔しては丸山に作戦変更を強いられたことを悟られてしまう。そして4分で88歩と叩くのである。無論これは丸山の53手め22歩の鏡であり後手の切り札でもあった。しかし鏡は既に羽生が86歩で破壊している。だからこの鏡は地上に砕け散った断片なのであった。その断片に映した時間が羽生の4分。


丸山位相空間6 羽生が狂った仕掛け3 腰掛け銀のデュアル形  投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 6日(木)11時06分31秒

丸山が想定した57手めの局面は美しい。歩の数、鏡に映じる先後の手筋。
この美は加藤一二三が描いたラファエッロの構図ではなく、ミケランジェッロの構図である。
我々は長い間丸山をフェラーラ派マニエリズムとして見ていたことがある。しかし角換り腰掛け銀の王道を極めると、ここまで行くものかと驚嘆させられたのがこの57手めの局面である。15歩が遅いと感じた遠い耳鳴りは、この局面で壮大なうねりを導き出している。そして中央に築かれた大理石の天蓋こそ腰掛け銀のデュアル形であった。あの純粋な腰掛け銀の四辺形はここに至って強化され羽生に戦慄の4分を強いるのである。


丸山位相空間5 羽生が狂った仕掛け2 腰掛け銀の四辺形 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 6日(木)10時51分55秒

なぜ羽生は65銀ではなく65桂を選択したか?それは康光の亡霊である。康光が王将戦で最初に見せた64角の幻影はこの将棋に最初から最後までつきまとっている。だから亡霊なのである。控え室に当の本人が居るということは我々にとって戦慄すべき光景であった。大審判官が自らの亡霊を見ている姿を諸君等はどうみたであろう?
64角と打たれると羽生は桂馬を死守するために63金を強いられる。この構図はそのまま反転させれば先手にもあてはまる。86歩は我々が既に実況で述べたようにこの63金を藤井のように繰り出して夢幻金に変身させることが羽生の当初の予定であった。しかし丸山が22歩で1歩与えた為に羽生に先攻するチャンスを与えてしまったのである。そこで先に65桂馬と活用する手順に容赦なく変更したことになる。羽生の読みの根拠は44地点に銀がG効果として居ることである。64角打の桂馬狙いの弱点さえここで消せば、あとは先手陣の66地点の弱点が露出するはずだという読みなのである。ところが羽生はまさか丸山が66銀と逃げるとは想定していなかった。それは我々も加藤一二三も同様である。しかし丸山は66銀とした。
これで中央に築かれた腰掛け銀の四辺形は位相転移形となってしまっている。我々はこれを中継で見なかったことを後悔している。今この局面をみると、丸山の15歩から局面がすべて捩れていたことに気がつく。羽生の燦然と鎮座する44銀に見事な対象バランスを誇示しているのがこの66銀。


丸山位相空間4 羽生が狂った仕掛け1 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 6日(木)10時30分26秒

丸山が描いたグランドデザインのポイントをこのようにひとつひとつ読み解いて行く事が終局後の最大の楽しみとなる。これは加藤一二三の実況と合わせ読むとさら興味深い。控え室は加藤を中心に中原、康光まで出現し最後の審判のごとき様相を呈していた。いい光景である。WEB中継にそのような写真が載ることは臨場感をさらに高める。加藤一二三の読みも王道中の王道であり賞賛に値する。彼らが審判官となることによって、丸山がいかに既存美学を覆す位相を築こうと必死の読みを続行していたかが逆に証明されたのである。審判官は、羽生の56手め65桂に対して丸山が47分考えて66銀と逃げたことを非難した。丸山は感想戦でそれを認めたと公式掲示板に書かれているがそれは社交辞令である。棋譜が明確に示している。この66銀こそ丸山が羽生の44銀G効果に対抗するために変化に挿入していた66銀G効果である。そしてこの65桂と66銀の交換によって丸山位相転移が完了しているのである。


丸山位相空間3 黒マスか白マスか 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 6日(木)10時13分45秒



将棋にはチェスのような黒マス-白マスという名称はない。しかしあてはめることができる。我々のグランドデザインにある角筋のポイントは以下の通りである。
中盤64-46、64-66、66-55。終盤64-39、77-46。この地点の先後を玉頭と飛車狙いの手番工作によって入れ換えることが戦略となる。これらは全て黒マスである。その形式美に従い66-44地点が双方の最大の弱点として露出する。
ところが、実践で羽生は80手めに69角、丸山は95手めに23角を打っている。これらの地点はどれも白マスである。グランドデザインの位相がすべてずれてしまっているために、双方の最大の弱点であった66-44地点がひとつずれてしまっていた。実践では実現しなかったが、95手めの23角打以後は即詰みとなる。丸山は1分あればこの程度の即詰みは逃さないであろう。その場合は先手の全ての駒を駆使して後手玉を詰ますことになる。一般向けにはその方が恰好よいであろう。実践では丸山に持ち時間が2分残っていたので羽生の破壊手を懲らしめる手順になっている。あのような86歩は俺は絶対に認めないよという恐ろしい収束である。いずれにしても丸山の角は34地点に馬となり44地点の弱点がひとつずれたことで最終盤が完結している。


丸山位相空間2 位相が違う遠大な構図 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 6日(木)09時49分28秒

我々は再度最終盤の中継を見た時、なぜ羽生が狂ったような手を指すのか信じられなかった。棋譜は示している。羽生は我々同様、丸山が仕掛けた位相転移にまったく気がつかなかったのである。シュピーゲル・エフェクトの大伽藍を丸山がたった2時間で覆し得たことは驚異である。位相が違う遠大な構図。その裏筋に唯一気がついたのが丸山ただ一人であった。我々はおろか、加藤一二三も羽生もまったく読まない位相転移を丸山が読んでいたことはその後の棋譜が明確に示していた。


丸山位相空間1 不快の渦を逆用 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 6日(木)09時41分05秒

分析は終えている。丸山の読みに我々は脱帽する。丸山ただ一人の手によって鏡像美学は見たことのない次元へ位相空間を移動していた。我々の実況は丸山の15歩が一手遅いと述べ羽生が25分を費やして65桂としたところまでである。公式掲示板における加藤一二三の見解ではこれを同銀と取る変化であり、それは我々のグランドデザインに基づく実況見解と一致する。羽生の読みも当然同銀のはずである。これは将棋とはそのように変貌すべきだと言う形式美の連続性による。角換り腰掛け銀とはそのように形式美に従い変奏しなくてはどこかで破綻する。ところが羽生の第一変奏86歩そのものがすでに角換り腰掛け銀の鏡を破壊していたのであった。我々は実況ではそこに不快の意を示すのみであったが、対局者である丸山にはその不快をさらに変奏する義務がある。丸山は我々の思惑をぬぐう善戦どころか、なんとその不快の渦を根本から逆用したのであった。丸山は角換り腰掛け銀の位相そのものをひとつずらしたのである。


残念ながら 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)18時54分04秒

羽生は狂っている。これほど発狂したような指し手の連鎖は見たことない。
食事の時間となったので我々は後ほど分析することとする。


78手め26香 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)18時50分20秒

これはひどい。羽生は完全に切れている。火に油である。


76手めで羽生は詰み筋がないことに愕然とする 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)18時48分51秒

ここで初めて羽生は44分を費やしている。それまではイケイケ碓井でやってしまったようである。


70手めまで手抜きであった 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)18時47分12秒

70手め76銀のところでは羽生はすでに12歩と受けられない。これでは大逆転も仕方ない。


なんと羽生は手抜きであった 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)18時42分43秒

12歩と羽生は受けていない。その後66手めにも受けられたがそこでも手抜きであった。


一体羽生に何があった? 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)18時39分42秒

途中の棋譜でもこれから見てみることにしよう。


91手め79桂 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)18時38分18秒

丸山の大逆転というより羽生の終盤がひどすぎた。これで羽生は投了であろう。


現在90手め76銀 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)18時36分22秒

後手はもう救いようがない。79桂馬と受けて金を取らせて23と金で先手が負けようがない。


呆れた 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)18時34分29秒

今青年部から電話があって見てみたら呆れた。羽生がとんでもない手の連続で負けにしてしまった。


実況中断 15時24分05秒-18時34分29秒
鏡像66地点と44地点
 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)15時24分05秒

どの変化も44地点を後手が手順に守り、先手の66地点が最弱点として露出する。羽生は別に読まなくともすでに王将戦で経験済である。後手が手順に44地点を守れるということだけの将棋になってしまった。丸山はそれを事前に知っているはずである。魔が差したと周囲は思うであろうが、我々はここらで退出することにする。あとは青年部に任せる。


羽生は勝負師 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)15時14分14秒

羽生は間違いなく事前に86歩をシミュレートしてきた。そして自分でその全変化を読むのに80分費やしたはずである。この手には相手は間違いなく長考するということだけを戦略として練り、そして昼食30分前に指すということを計画通り行なったのである。羽生が事前に考えたことはそれだけである。丸山はすでに切り札と緩手を連続で指してしまった為に挽回は無理であろう。


56手め65桂! 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)15時08分15秒

26分の考慮時間である。羽生が最も充実した連続少考、お焼香となる。すでに55手めの局面は経験値によれば丸山が勝てない局面であるが、羽生は最も過激な順を選択した。これをハブサディズムと呼ぶ。丸山は無論それを知っていて15歩などとしたのである。すでに諦めたということであろうか。もしくは大長考でブチ切れたという憶測もできるが、その場合はこう考えたらよい。あのような86歩の邪宗にはまともに付き合ってらんないよ。と。


丸山の長考の中身 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)14時45分51秒

彼は全ての変化を80分で読んだはずである。そして一番穏やかな手順、一番手堅い手順を踏襲したということである。一言で確実に優勢になる手順ということである。そのためには自陣を受け切らないといけない。受けに自信がなければ絶対に15歩などとはできないのである。これは他の棋士ならば通用するのであるが、羽生には無理だというのが経験値となる。丸山はこの経験値を残りの20分で再現できずに80分の読みを消去法で優先させたということになる。そのような時間区分である。


B1の白鯨 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)14時38分19秒

ここで我々はもう一度あのハラハラドキドキした局面に戻ってみよう。なぜ羽生は86歩としたのか。理由はすでに述べたが腹が立つ。裏切られた思いである。そこで我々は誰が次に大鏡を見せてくれるかと言う興味に既に移ってしまうのである。加藤一二三は例のグランクロスを竜王戦最終局以後見せてくれた大物である。巨鯨はだから若々しい。今はB1で白鯨扱いであるが、この角換り腰掛け銀はヒフミンのオハコでもある。やるかもしれない。


55手めの15歩 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)14時30分55秒

羽生もあの22歩には同玉は当然だが25分も付き合ってくれたようである。理恵夫人と長電話でもしていたのであろうか。55手めの15歩はやる気がないという手である。第4局止まりにしてどうぞハブさんは棋王戦13連破で共同さんに節約してもらって下さいという手なのである。


22同玉に15歩? 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)14時27分33秒

こうなってしまうのである。すでに75歩で火がついているので15歩は一手遅い。


肉はまずかった 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)14時25分13秒

昼食はやはりウドンかソバにするべきである。筋肉が硬直している様が見える。


棋王戦は気負う戦 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)14時19分24秒

諸君等も羽生の棋王戦での戦い方がこれでわかったであろう。あのようなハッタリでもう時間勝ちしてしまった。22歩のような直接手に99分の長考は二日制の戦い方である。丸山は勝負より棋理を選択した。しかしこれは迷いの果てに生じた切り札の絶対手である。従ってすでに丸山の頭は硬直しているはずである。


疑義を提したいところであるが 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)14時12分52秒

本日は加藤一二三が立ち会いである。商談ではなく丸山のタコであったということとする。これで羽生は持ち時間3時間でウハウハであろう。丸山はもう1時間半しか残っていない。今ごろ羽生はカエルコールで理恵夫人に夕飯のリクエストをしているかもしれない。


22歩に99分の長考はタコである 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)14時07分55秒

これは迷った末のヒロスエ涼子碓井涼子である。このような手は直接手という。終盤で相手が絶対に手抜きできない言わば最後の切り札なのである。切り札をここで先に見せては後手に逆に歩を利用されてしまう。


広末で思い出した 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)14時03分22秒

碓井涼子が4月からのNHK杯戦のアシスタントである。解説陣はタイヘンであろう。今から娘でも使って突っ込まれた時の対応策を練ったおいた方がよい。森内もかなり手を焼いていた。


丸山22歩! 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)13時59分37秒

迷った末にヒロスエりょうこ。


ヒフミンの大サービス 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)13時57分59秒

今日の主役はヒフミンであろうか。控え室で大サービスである。22歩-24歩は我々の手順とも一致するが無論ヒフミンは大海の巨鯨である。しかしこの誘惑で先に歩損は羽生の思う壺なのである。


大長考 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)13時52分10秒

長考まで加藤一二三のマネをしてはいけない。羽生はハメたということである。我々はすでに86歩はグランサタンと認定した。羽生は丸山に宿題を渡したということになる。棋理ではない。時間との戦いである。即興で演奏しなさいと恫喝した精神のグランサタン。しかし丸山は加藤一二三と並ぶ早指しの王者でもあった。JTや早指し選手権戦も総ナメにしている。落ちつけ丸山。


迷ったときは盤面を鏡に映せ 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)13時44分49秒

そう。加藤一二三なら敵の背後にまわり盤面を見る。丸山なら鏡に映せ!


商談でもしているのであろうか? 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)13時41分26秒

思わず椅子から転げ落ちてしまった。これでは三浦にまで笑われる。すでに昼食後40分経過した。まずい。27飛でなんとかなると思ってくれないと困る。すでに53手めに1時間以上の長考となってしまった。商談でもしているのであろうか?


丸山! 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)13時28分49秒

ハマグリ合わせは読むな!それを読むと46銀まで気になって羽生地獄にハマる!


争点は王将戦第3局と同じ 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)13時25分32秒

繰り返すことになるが44地点と66地点の争いとなる。


丸山の迷い 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)13時24分02秒

幾らでも迷える。66角前に24歩もある。22歩もある。しかし先に角を打つべきである。それが丸山の横歩取りでの感覚でもある。22歩から24歩が一手速いはずである。


丸山!迷うな! 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)13時17分03秒

迷ったら羽生の思う壺!


Re:盤前で食べる行為 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)13時15分54秒

それができるのは小学生と加藤一二三だけであろう。


丸山長考中か? 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)13時14分39秒

確かに先手がつくる象戯になりつつある最大の山場である。歩得を主張してゆっくりするわけにいかない。あとは決断力。すべて丸山次第である。


ハブ定 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)13時12分06秒

羽生は某喫茶店のランチを食べたというがなぜ喫茶店の名前を書いてはいけないのであろう。女給となにか関係があるのであろうか?ないならば喫茶店の宣伝をしてハブ定食を流行らせたらいかがかと思う。


まだ指していない 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)13時09分21秒

もう再開後10分経過した。丸山はまだ考えているのであろうか?


写真館を見ると 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)13時07分57秒

加藤一二三の存在感が圧倒的である。若々しい。共同の蚊トンボの頭が邪魔である。


Re:▲6六角に△5五角 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)13時05分08秒

丸山に同銀と取られゲームオーバー。1歩損のまま丸山に手番を譲渡するだけ。


対局者の食事 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)13時03分39秒

控え室でそれぞれ羽生は喫茶店定食、丸山はヒレカツらしい。羽生はなんと12時半まで控え室で歓談していたそうである。不思議な集団である。


昼食休憩は 投稿者:凡夫  投稿日: 3月 5日(水)12時59分25秒

 なしにして、盤前で食べながら続行では如何でしょうか。ざるそばなどすすりながら長考するなんてのは、なかなか粋だし公平かなとも思いますが。
 ところで、▲6六角に△5五角はないでしょうか。


羽生の思考法 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)12時58分01秒

これは王将戦第4局と同じ思考法である。あの時は先に歩を突き最後に68角と再び羽生は引いた。島はそのまま攻め続けて先手勝ちなどとテレビで過激な変化を垣間見せたが実践はそのようなものではない。あの時の羽生の68角引きを我々は推奨する。そして今度も思考法は同じである。過激に飛車先を突き、一旦引くのである。これを羽生ディレイの攻撃タイプとはしかし我々は呼べない。やはり居飛車同士の利権が平等にあるために、対三間に通用した相停滞は無理であると考える。しかし丸山にすべて下駄を預けたということである。谷川なら54手めで羽生の開き直りというであろう。


羽生の攻め筋は明解 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)12時52分17秒

あとは先手の丸山がどのように攻めを収束させ得るかに尽きる。綾がある。羽生の罠はそのつど換るが基本は同じである。丸山が角を打てば金で圧迫し桂馬を入手後やはり66地点へ打つという後手のグランドデザインに大きな変化はない。しかし先手の攻め筋は多い。迷ったら即逆転する。


羽生の全構想 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)12時47分33秒

羽生のハッタリが判明した。54手めに相停滞手を出す気である。そして夢幻金からの逆襲という筋書きであった。午後は我々も楽しむことにしよう。


午前中の全実況UP完了 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)12時29分46秒

午前中の全実況UP完了

http://www.bekkoame.ne.jp/i/yusai/030305kiou4.html


86歩はやはりグランサタンなのか? 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)12時20分14秒

現在のところそのように考えざるを得ない。後手は大変なハッタリをかましている。あとは終盤でいかに丸山が緩手を連発するかという象戯になってしまっている。いやはや、羽生には困ったものである。我々もうな重を食べることにしよう。熱いお茶も飲みたい。そう言えば大坂は昨日寒かったようだが、東京も春一番の裏風が吹き荒れて寒かった。


66角以後 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)12時15分26秒

66角に対して43金右では羽生は負ける。すでにこの変化は検討を終えた。羽生は既に苦しい。先手の持ち歩が豊富な為に羽生は加速定跡への突入を余儀なくされる。


ヒフミンも66角からの変化読み 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)12時11分40秒

控え室を今見たら加藤一二三と我々の進行は一致している。敵ながらあっぱれというよりも加藤一二三は腐ってもクジラである。我々は66角に対して43金右では羽生が苦しいと結論している。


羽生の心中 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)12時05分19秒

羽生は丸山が64角の鏡像効果を研究してきたはずと読んでいた。そこであの63金を指したのでは羽生が嘲笑されるだけである。既出の2筋の継ぎ歩による谷川変化でも後手は苦しい。そこで先に86歩と無理やり変化せざるを得なくなったはずである。頼みの綱は、丸山がそれ以後の変化は即興で指さなくてはならないということ。しかし丸山がホイホイと64角を打つと思っているのであろうか?


羽生に成算はないはず 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)12時01分34秒

先の変化ではしかし羽生に成算はない。要の44銀を取られることは二重に後手の欠陥となる。先手に桂馬が渡せなくなってしまうからである。すると羽生の方から相停滞手を出すということが考えられる。しかし2歩損では無理である。やはり86歩ですでに加速定跡へ突入している。


66角打の場合 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)11時57分27秒

従って66角には羽生は44地点の銀を逃げずにいきなり76歩と切りあいに来る手順を丸山は次に読むことになる。そこで銀を双方取り、58手めに手番は再び羽生に譲渡される。先手には19角成が残っているが、後手には歩が2枚と角銀という手合いである。


53手め丸山考慮中 時間の鏡 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)11時54分11秒

さて不思議な世界にまた進入してしまった。53手めは64角ではなく66角という鏡で写した対の位置に打てる。これは73の桂ではなく44地点に浮いた銀を直撃する。従って66角で手番を掌握できるかというイントロダクションをもつ長考になる。もし66角に対して羽生は43金右とすれば例の63金からの夢幻金は消滅し、悠々と75角と取り2歩得である。43銀引きでも同様となる。


同歩はもちろんない 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)11時46分55秒

それこそ65銀から先手陣は崩壊する。後手は65銀でいつでも歩損が取り返せるのである。従って問題はどこで先手が手番を取り返し豊富な歩で主導権を握るかという終盤思考を次の一手で強いられる。


6三金の継続手である6五銀 投稿者:凡夫  投稿日: 3月 5日(水)11時42分34秒

 しかし、6三金の継続手である6五銀が強手であり、康光の長考を生みました。6五銀に対する打開手が直ぐには見えないとすれば6三金は一歩損を甘んじても銀出で困る筈という読みにより指されたものでしょう。或いは、6五銀など棋士の中では既に解決済みなのでしょうか。


64角はできない 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)11時40分16秒

すなわちこれ以後63金もすでにないということ。丸山はすでに無条件に1歩得したとまず考えるはずである。すると64角と打ってわざわざ歩得を主張する必然性はない。むしろそれこそ63金から角を圧迫され最終変化で負ける。羽生はわれわれにコケにされた63金を夢幻金へ変身させる為に86歩を決行したのである。


52手め75歩 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)11時33分56秒

この手を羽生が50手めに指さなかった為に丸山は昼までに指せないであろう。羽生は棋王戦の戦い方を知悉している。このような86歩は我々は通常はグランサタンと呼ぶが、飛車先の歩であるために例外となる。これは居飛車の特権である。それを後手が先にここで主張したということは、28飛で先後が入れ替わったと羽生が考えた証左である。


86歩は相転化手となる 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)11時27分37秒

これは64角と打った場合からのいずれの変化でも角の行き場所を限定する手となる。そして飛車先を開通した双頭手とならなければ意味が完遂しない。藤井の夢幻金の発想に近い変化である。しかし大きな1歩損である。


50手め86歩! 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)11時22分24秒

羽生から変化した。後手から先に一歩損した為にすでに加速定跡に突入している。全ての鏡は破壊された。


シュピーゲル・エフェクトへの道筋 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)11時18分54秒

すでに述べたように二通りの道筋がある。大きな鏡と小さな鏡である。
角換り腰掛け銀-先後同型には相停滞手というものが存在しにくい。象戯の王道中の王道と呼ばれる由縁である。つまり古典的弁証法ですべて解決しようとしてきたのである。ところが康光が提起した問題は余りに大きかった。丸山も震撼したはずである。羽生も今度は全神経を集中しているはずである。


50手めを羽生長考中 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)11時12分24秒

無論ここをファンの要望に答えて同桂などとすると後手は負ける。どうやら羽生のこの長考は我々に同期したようである。


49手め同歩に丸山14分! 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)10時53分12秒

だんだん興奮してくる。丸山も当然の同歩に14分も費やした。無論その先を読んでいる。14分という時間は丸山にはすでに指す手が決まっているということである。


48手め65歩に羽生23分! 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)10時50分38秒

この22-23分という羽生の考慮時間は自信の現れである。その先を読んでいる。63金とはしないということである。


Re:63金は邪宗の受け 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)10時48分12秒

今年の王将戦第3局における羽生の封じ手63金は角で桂馬を取られないようにした手。ただし歩を無条件に取られるために相停滞手とは絶対に言えない。歩をわざと取らせたとも言えない。もしわざと歩を取らせたと解釈するならば、63金は相転化手の範疇となる。しかし我々はそのように認定していない。


丸山の10分 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)10時44分48秒

27手めの56銀は羽生への押さえである。気がかわって65歩などとされないうちにキチンと先に押さえたということである。先に58金などとすると気が変わるかもしれない。なぜ丸山がこのような些細な疑念を抱いたかというと、羽生が二手目に1分も考えて84歩を指したからである。私は矢倉でも指せますよという気息となる。そのための1分であった。丸山はそこにカチンときてはいけない。堂々と最初からテーマは決まっていると逆に誇示するのがこの56銀。13手めの96歩は無論丸山システム棒銀対策。


6三金は 投稿者:凡夫  投稿日: 3月 5日(水)10時40分34秒

 相停滞手ではないのですか?小生はこの手に対する打開手を期待するのですが。


ようやく棋譜UP 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)10時33分23秒

なんと腰掛け銀のタイミングが違う。本家で羽生の心境を訂正してもらおう。やはり2ちゃんねるの棋譜は信用できない。駒音中継は時間表示をするシステムが最大の特徴である。唯一評価できる点である。というよりこの時間表示によって最良の中継と絶賛したいくらいなのである。

互いの玉の移動後丸山が10分考えて先に56銀とした。羽生が44銀に4分。あとはノータイムである。気持ちよい。


それにしてもあの写真はいい 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)10時26分34秒

丸山が短距離走のダッシュをする構えは実にいい。実際は盤前に座る瞬間を写したものである。いいHPである。丸山がますます好きになる。羽生との横歩取りをもう一度みたくなってしまう。


51手めが丸山の注目である。 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)10時20分59秒

羽生も怖いであろう。しかし丸山は64角打がテーマのはずである。そこまで昼前に見届けなくてはメシが食えない。


羽生はどうするか 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)10時17分22秒

また63金などとしたら我々は容赦しない。しかし羽生は二番煎じを自分では絶対にしないはずである。羽生のテーマは決まっている。丸山はすでにその溢れるばかりの決意を盤面全てに漲らせている。


現在47手め28飛まで 王将戦第3局の真髄へ 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)10時13分19秒

丸山よくやった。我々は嬉しい。王将戦第3局の決着を今日我々は見ることができるのである。
現在47手めの局面は同一。

http://www.bekkoame.ne.jp/i/yusai/030129ohsho03.htm


丸山、こころしてかかれ! 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)10時08分12秒

この象戯は丸山が今期最高の集中力を要することになる。期待は大きい。



いいものである。 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)10時04分05秒

同じ角換り腰掛け銀でも手順が違う。それは彼らの心の反映となる。羽生の第2手め84歩は横から丸山を眺めた手となる。そして丸山から腰掛け銀とするのである。羽生は気分よく指していたはずだがここで先手に圧迫される。


裏版によれば羽生の22手目は41玉 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)10時00分37秒

これは羽生の強い意思の表れである。


さっきからこちらまで重い 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)09時53分54秒

スパイ行為はレモン汁である。スッパイ。下記の棋譜でも見て暇潰ししていただきたい。

http://www.bekkoame.ne.jp/i/yusai/030129ohsho03.htm


共同もタコである 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)09時51分04秒

今までは最高の中継であった。この正念場で駒音などに頼むから今年のベスト中継賞はもう無理であろう。


さて中継は中断したままであるが 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)09時47分34秒

羽生が丸山の挑戦を受けたということである。当然であろう。これで逃げられたのでは我々は羽生に期待するものは何も無くなってしまう。さてこれは先後同型となる。問題は丸山が歩をいつものように連続で突き捨てるか、1月28日の王将戦第3局の康光のように24歩で留めて鏡像効果をもたらすかということなのである。それが昼前にわかるはずである。


丸山応援HPなどあったとは 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)09時43分22秒

知らなかった。見ると、いい写真である。写真家は有り難い。このようなショットを撮るのにフィルム1本や2本はざらに使うはずである。


局面は角換わり腰掛け銀 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)09時39分59秒

どうやらシステム調整中とのことで角換わり腰掛け銀とだけ掲示板で告知された。そんなことは先後同型であることまで三日前からわかっている。


駒音はひどすぎる 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)09時38分18秒

まだ棋譜がUPされていない。金沢中継はすばらしかった。


羽生応援HPでは 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)09時37分02秒

掲示板で羽生の年間指し手ベストアンケートを行なっている。いい企画である。我々もそのうち真似してみたい。羽生の角換り腰掛け銀における新手24金もいいが、我々なら王将戦から選ぶかもしれない。


写真館は工事中 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)09時33分24秒

年度末の役所の道路工事と同じである。工事と書くと浩司とまず変換してしまうのが当BBSである。


ヒフミンは退出 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)09時31分52秒

さてヒフミンは退出し控え室に顔を見せた。今日は当然うな重であろう。


どうりで 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)09時29分58秒

ここのBBSがさっきから重い。


すでに8手めまで指されているはずである。 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)09時26分55秒

しかし初手しかUPされていない。駒音の実況らしい。


バナー広告は将棋倶楽部24のCDロムである 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)09時21分22秒

これは著作者に無断で棋譜を掲載したモノである。ところが棋王戦のサイトでは棋譜や記事の無断転載禁止を大書している。これがプロの泥棒連盟ということであろう。「商用における」という一文を付すべきである。そうでないと貴君等も道義上、泥棒行為を宣伝していることになる。現行法では棋譜の著作権を保護できない。道義上の問題であるから、諸君等もそのようにすれば誰でも理解するのである。


棋王戦第4局 丸山VS羽生 初手76歩 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 3月 5日(水)09時09分58秒

立ち会い=加藤一二三
記録=西尾三段
定刻午前九時開始