2003.01.28&29王将戦第3局 佐藤康光王将VSヨッシーHAL

鏡の国の裁判官

実況 マシュダ一家 Mashuda BBS 2003.01.28-30


康光は犠牲となって大輪の蕾を残した 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月30日(木)02時52分47秒

康光について我々が述べたいことはひとつ。感謝の言葉だけ。よくぞ51手目64角を指してくれた。
これほど期待に胸を踊らせた一夜はなかった。米長の言うとおり、これは新定跡の星となる。
考えてもみてごらん。あの技巧の極致であった突き捨ての連続から11角を打つという筋が最後に生んだヘドロの海を。矢倉のように全軍を駆使して受けつつ攻めるという将棋の鉄則が、なぜ角換り腰掛け銀でかくも先後の差を生んでしまったのであろう。それもこれも目先の勝敗、己の利に血走ったためである。受けつつ攻める場所が汚泥にまみれたまま放置されたのである。なぜもっと早くそこから諸君は抜け出そうとしなかったのであろう。ヘドロの海は温泉ではない。
康光は己の弱点を知りつつ、身を殺してまでもこの新世界を我々に垣間見せてくれた。
あの薔薇はやがて大輪を咲かせることであろう。


王将戦第3局 ヨッシーの秘密 投稿者:マシュダ一家名人位審議会  投稿日: 1月30日(木)02時22分04秒

これから話すことは諸君にはショックかもしれない。ヨッシーにしてみれば発表してほしくないことかも知れない。しかし将棋の発展のためにそろそろ言わねばなるまい。話はふたつ。

ひとつ目=「ヨッシーはなぜ最悪の封じ手52手目63金をわざと指したか」
この封じ手は許し難い。ヨッシーは名人位にふさわしくない。我々がすでに棋界情報中真っ先に疑義を呈した順位戦での対藤井戦でのヨッシーの大ポカはわざとやったものである。彼は自分自身、名人にふさわしくない器と自覚していたのである。今回の封じ手は棋理に反するどころか、邪道の極致。単に相手のミスだけに期待するようなこの無法金を指すような名人はいらない。しかもこの蛇族は新定跡を盗まれることさえも畏れたのである。

ふたつ目=「なぜヨッシーは勝てたか」
我々は実況でヨッシーが「最悪のラクチン将棋を目指した」と既に述べた。彼の思考法はたったひとつだけに絞られたということである。諸君等はなぜこんなことがわからないのであろう。なぜ難しく考えるのであろう。もっと単純に考えなさい。この将棋のミステリーゾーンは55軸をめぐる四辺形にすべて集約されている。すでに二日目の朝方に我々が実況した通りである。そこでヨッシーは何を考えたと思う?「自分のミステリーゾーンを消して相手のミステリーゾーンだけを抽出する」。そう、たったこれだけのことを考えてこの将棋を勝ったのである。「55軸をめぐる四辺形にまとうミステリーゾーン」にはプラス地点とマイナス地点がある。プラス地点では大きな鏡と小さな鏡の二種類で位相が換る。すでに二日目の早朝に書いたとおり。ヨッシーはこの神聖空間をあの薄汚い封じ手でことごとく破壊した。そしてマイナスの部分のみをブラックホールに停留させた。先手にとってのマイナスとは66地点、後手にとっては44地点。この地点に桂馬が打たれてはまずいのである。ヨッシーはたったそれだけのことを考えていたということが諸君にはわからないのであろうか?
棋譜を見てごらんなさい。どうしようもない殴りあいからヨッシーは58手めになんと44銀と打っている。これは一見53地点を護るだけの手である。将来も桂馬を取る銀などではない。しかしセオリーだけを考えて見るがよい。この銀は最大の弱点44地点を埋める目的で打たれたものである。あくまでもラクチンを目指したということ。余計なことは考える必要はない。62手目で74金。ここまでずうずうしいと康光は切れる。常識的には63歩成。小学生でもそう指すであろう。プロの解説など必要ないところである。それを康光はヨッシーのラクチンに同化してしまい、なんと97角と逃げてしまった。谷川が呆れるわけである。ヨッシーのラクチンは自陣の傷消しであったが、康光のラクチンはただの逃げであった。真剣ならばこの瞬間勝負はついている。66手目55角で康光は劣勢を悟ったと局後に言う。粘ることはまだできた。ヨッシーが間違うということがあるからである。しかし康光はまだ気がついていない。あの44銀がただの傷消しであったことに。だから48飛と逃げてしまった。一見飛車で桂馬を手順に護ったかのようにみえる。しかしヨッシーは最初からこの桂馬を銀で取る気などまるで考えていない。それさえ知っていれば飛車は48などには逃げないであろう。しかもこの55角打は飛車を本気で狙う手ではない。これはただの傷消しである。四方に働いているように見せかけているだけなのである。48飛と逃げてしまったおかげで小学生でも打つような歩の連打をヨッシーに喰らう。おかげで76手目めに36角などという信じられないようなバカ角を打たせて盤を汚してしまった。ヨッシーはこれでラクチン将棋にようやく一息つけたのである。このバカ角でイケルと思ったというヨッシーの局後の感想はその通り。81手目43桂は、残念ながらこんな場所に打ったのでは寄りは絶対にない。こんなのは形で一目である。44に打つべき桂馬であった。それが基本である。最後まで44地点に銀に居すわられ、しかも55角はこの地点を二重に死守していた。それもこれも、たったひとつの基本さえ知っていれば見透かすことができたはずである。
102手目ヨッシーは待望の66地点に桂馬を打つ。康光がこの将棋を創造しようとした時点から見えていた最大の弱点。ヨッシーはただそこに桂馬を打てればよかった。実にラクチンである。


ヨッシーHAL三連勝 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月30日(木)00時56分07秒

18:31 106手目にて佐藤王将投了。残り時間=佐藤王将1分。ヨッシーHAL5分。
終局後、康光は最悪手順を指したと無反省のコメントを出しており、生命本体に異状なし。



チョーク攻撃 投稿者:凡夫  投稿日: 1月29日(水)17時13分32秒

仰る通り酸欠待ちですか?
のらりくらりと寄せに持ち込ませない、と。


康光残り時間20分 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)16時53分34秒

酸素部隊行け。康光を救え!


全ては封じ手にあった 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)16時40分18秒

諸君はもうこれからはサディストの心境で見るしかないであろう。
封じ手で美の力に逆らうとこのようになるのだと思い知るがよい。


すでに無茶苦茶である 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)16時32分48秒

62手目で74金。すでに無茶苦茶である。このような将棋を指せば小学生コースのやり直しであろう。


谷川、遠慮なく 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)16時22分21秒

もうそろそろ谷川が一言言わねばなるまい。遠慮なく、逃げたあの蛇を始末してもらいたい。


蛇使いのその後 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)16時09分38秒

あの艶かしい蛇使いのレースクィーンは、美肌が荒れることを嫌い、体にまとっていた蛇を放り投げてしまった。飛んだヤブ蛇とはコイツであろう。ヤブ医者とはよく言う。貴様はヘボ棋士だ。


三分法 投稿者:凡夫  投稿日: 1月29日(水)16時00分54秒

お言葉ですが羽生は全てのコースを優秀なる成績で修了していると思います。
森内も修了していますが、3の成績が安定しなかった。藤井は3はよく出来たが
基本1・2で一部未修了。谷川は3は未修了、但し1・2の成績は抜群。森下は1・2
は及第だが3が未修了。丸山は全て成績不良、但し優等生が卒業した後は1番だったことがある。
問題は康光。1・2は優等。3は谷川同様未修了であるにもかかわらず、大半の相手には修了したかのように錯覚されている。羽生には未修了であることを見抜かれている。
担任大山。


一輪の薔薇 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)15時45分27秒

どうやらあの焼イモ屋は元オカマの腹話術師であった。ヨッシーも暴露記事に発狂寸前である。
58手めをヨッシーが考慮中、恒例のおやつ演出がある。
あれはキビ団子ではない。メロンをくりぬいたものである。昨日はこれに笹がついていたのでキビ団子に見えてしまったのである。諸君等もフルーツセットにキビ団子はさすがにおかしいと一瞬思ったはずである。そこで今日は笹のかわりに薔薇が一輪添えてある。


いくらなんでもアンマリ 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)15時29分41秒

世も末である。


三分法 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)15時25分14秒

ジョークも過ぎると笑えない。
窓の外の焼イモ屋に、諸君も後ろ髪を引かれる思いであろうか?

さてではどのように教育するべきだったかを黒板に書くとこうなる。
1=小学生コース 800通りの終盤局面を図形として暗記する。
2=中学生コース 序中盤のどこに創造の余地があるかを知る。
3=高校生コース 実戦心理を学ぶ。
いかがであろう? この焼イモは教室のストーブで焼くことができるのである。



ほんとかよおい 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)15時12分20秒

今棋譜を冷やかし半分にみたら、「ほんとかよおい」という進行になっている。
ヨッシーのジョークと受け止めよう。


終盤のメカニズム 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)15時05分42秒

さてあとは康光がいかに間違うかという将棋になる。あっさり言えば、ヨッシーは封じ手でそれを望んだということである。我々はこのような将棋を楽しむようでは人間はオシマイだと何度も繰り返して述べてきた。
そこで本日余った時間は、「ヨッシーの八百長の法則」について述べることにする。
昨年宮田が将棋世界という村の同人誌で「終盤のメカニズム」を連載していたが、あっさり切られた。あれは日本語がまるで幼稚であった為に中身までそのようなものだと誤解されたのであろう。中身に関して言えば、「終盤のメカニズム」などという体系的なものではなく、その場しのぎの分析であった。なぜ宮田のような優秀な若手までが「メカニズム」などという思い違いをするのであろう。それは終盤が個人芸として育成されてきた為である。要するに終盤に関しては独学の泥沼で皆泳いできたからである。
ヨッシーが提示した終盤800通りなど、実は小学生コースですべて暗記していなければならないものである。せいぜいエロ本800ページ分を図形で頭にたたき込む作業は、小学生レベルで十分にできる。
それをやったのはヨッシーしかいなかった為に神話が捏造されただけである。しかもヨッシーは劣等生であった。それを覚えるのに留年をし、中学生コースでもそれをおさらいしている。現在の学力低下した小学生でも、この程度の中身は高学年になるまでに覚えるはずである。そもそも学力低下したのはゲームのおかげなのであるから、ゲームによって救うべきである。毒をもって毒を制す。


55手めは45銀 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)14時42分15秒

3時間33分の大長考であった。当たり前の手である。全国の将棋ファンがこの手であると知っている。
康光は酸欠で死ぬことを望んだのである。


考える棋士を見るべきなのに 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)14時38分35秒

おめでたいものである。考える棋士を見るべきなのに、考えた後のただのアクションに彼らは興味をもつらしい。あの優秀な慶応の小林良彰でさえ、棋士が一手指したのを見られて幸せだというのである。


午後の対局は一般公開 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)14時18分50秒

午後からは対局室が見せ物小屋となる。対局室には大盤も設置された。
「茨の聖者VS大蛇をまとうレースクィーン」という出し物である。


この長考は 投稿者:凡夫  投稿日: 1月29日(水)14時08分53秒

事件性があると思うのですが、解説をお願いします。


康光王将を称え 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)14時01分35秒

諸君は佐藤康光王将の胸中を察してもらいたい。
彼の心臓はすでに張り裂けている。今日彼は王将位を心中で明け渡すことになる。相手は娼婦の頭を三つもつ大蛇。康光は断腸の思いであろう。谷川がそばにいることがせめてものなぐさめだった。
ヨッシーの八百長の法則を覚えているだろうか? 康光はこの八百狸を回想している。
阿部が指せなかった日のことを覚えているだろうか? 
人間に最も必要なものは彼らの勇気。


大きな鏡と小さな鏡 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)13時46分49秒

諸君はこの将棋をこのように考えたらよい。
あの国への入口には大きな鏡と小さな鏡があった。
だが少女はためらい道を引き返した。
するとそこに三人の意地悪い娘たちがいた。
少女は仲間にされてしまったのである。


本物のチャンバラは 投稿者:凡夫  投稿日: 1月29日(水)13時41分11秒

剣を交えたら一瞬で勝負がつくものだそうで、昨今のトップ棋士の将棋は
そんな場面を彷彿とさせます。なんか果し合いっぽくなっていてGoo。


夢と現実 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)13時00分24秒

康光は55手目を165分という大長考のまま昼食休憩に入った。
諸君等は不思議であろうか? 我々は昼寝をしていた。大介の愚痴を夢に聞いた。彼は滑車を例にしていた。ワケわからん。
米長は立派だと思う。素直に難解すぎると言う。康光は素晴らしい。
さて諸君等はもうわかったであろう。ヨッシーはレースクィーンを繰り出したということである。
したがって我々はヨッシーの興味にまったく魅力を感じていない。これに魅力を感じる者が大多数という世間にも興味がない。この地点はそれだけのことである。羽生善治をヨッシーと最近呼び始めたのは妥当なところであった。
しかし康光は悩んでいる。彼はこのレースクィーンと先日のボッタクリ専門の街娼を同一視しているのである。怒りは相当なものであろう。
だから彼は犠牲者となる。康光は洗礼ヨハネではない。彼こそ救世主ではないかと思う。


康光はまーだ考えているのであろうか? 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)11時08分09秒

あのじゃじゃ馬娘のような54手目65銀に康光はのぼせてしまったのであろうか?まだ指し手がUPされていない。このようなおっぱい丸出しの体当たりを喰らったときは、基本を思い出せばよい。このレースクィーンのおっぱいはシカトすることである。決してパンチラまでさせてはいけない。


54手目65銀 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)10時58分54秒

康光が75角と手順に歩をパックンチョするのは当然である。そこに10分も考えたということが朝の礼儀というものであろうか。加藤一二三なら10秒でふざけるなと盤を叩きつけるところであろう。
ヨッシーは悔しさに唇をかみしめていたそうである。スポニチの実況も心憎い。
ヨッシーが選択した54手目65銀は歩を強引に取り返した手である。お世辞にも上品な手とはいえない。このような時はスポニチのバナー広告でレースクィーン達を見ることにしよう。
CyberGirlsは三人居る。諸君はどの娘が好みであろう?


現世の実利 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)09時47分13秒

これほど虚しい封じ手はない。
我々の昨日夕方の指摘を読んで、羽生が見送ったあの夢の手に期待していた諸君の美意識は健全である。
それはあの夢の対象形からどのように進行するかという幾何学的興味だけによるものではない。
あの形が最も駒という肉体を酷使し盤の升目に強い生命を与えるからである。
この美意識と肉体酷使を避けるならば、淡路流となる。ヨッシーHALは淡路流を超えるラクチン将棋を選択した。ヨッシーの主張は無双金の弱点を手順に回避するというものである。目前の利を追ったということになる。その換りに、末端の社員75歩は簡単にリストラされた。

この封じ手により55軸を挟む鏡像効果は霧散した。
そして同様に55軸を挟む66地点と44地点のミステリーゾーンも消えた。
まばゆいばかりの鏡の国。現世の実利はかくも幅を利かせ、今後夢をみる者はドンキホーテとなるのである。
しかし忘れてはならない。すでに先手は飛車先の歩を交換し後手は44に銀が進出していることを。
これだけの違いに筋をめぐらせ双頭手で手番を取りに行く曲芸が展開されるはずであった。
角換り腰掛け銀が矢倉と双璧となる将棋の王道であることを羽生は今日は示せないであろう。


封じ手は63金! 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)09時27分28秒

これほど羽生に失望したこともない。


自陣の弱点は敵陣の弱点 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月29日(水)08時59分43秒

諸君はよく眠れたであろうか?
近来今日開封される封じ手ほど期待に胸を膨らませるものはなかった。
あともう少しの辛抱。
さてその後の展開だが、双方の守護神が主人公である。脇役は桂馬。
銀桂交換は、桂馬を奪った方が有利となる。互いの金の位置による。
66地点と44地点が双方の弱点となる。自陣の弱点はそのまま鏡に映すと敵陣の弱点。
これは先手が44桂馬を打つという裏筋が優先される。これは64角と先攻したためである。
換りに後手は46歩と手順に突き出せるか否かで以後の展開が変化する。
基本は双頭手があるかないか。これにつきる。


二日目


ゆがんだ真珠から第二次十字軍出征へ 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)23時49分59秒

佐藤康光がいなかったら角換り腰掛け銀はゆがんだ真珠のままであった。
彼は犠牲となり羽生善治に解答を求めた。
康光は知っている。先月の竜王戦鳥羽最終決戦の意味を。
棋士諸君は彼を救世主と思いなさい。我々は実は51手目64角で涙が止まらなかった。
羽生は升田を愛した。あの奇跡的な11角打の手順に諸君等は再び昨年血をたぎらせた。
郷田は宗歩を愛した。そして今日の康光の64角打は角を打って歩を取りに行くという宗歩の鬼心を彷彿させる。だがすべて羽生善治の封じ手次第である。
彼は封じ手に101分を費やし18:31に封じたと言う。我々の思考時間と完全一致したことを嬉しく思う。この国に入るには二通りある。いずれも控え室が期待する三通りとは違う入口となる。我々が選択した形は、理ではなく美から発している。阿部が矢倉で最後にみせた執着と全く同じ理由である。康光はそれを今度は角換り腰掛け銀で復活しようとしている。我々がこよなく愛したあの形を。
だがすべて羽生次第である。康光を聖ヨハネであったと言えるのは彼しかいない。そして明日は第二次十字軍出征の日となるのであろうか。

消費時間 佐藤王将=3時間18分 羽生善治=4時間45分

http://www.bekkoame.ne.jp/i/yusai/030108ryu7.html#1844


現世はどこも4カ月遅れ 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)18時57分48秒

お隣さんを見て驚いてしまった。あの43手目の24歩が意外と言うのだ。
しかもスポニチサイトではご丁寧なことに、王将戦の米長日浦、先崎森下、谷川森内戦での角換り腰掛け銀の将棋を棋譜まで用意して紹介している。これらの将棋は順番にすでに食えないものである。特に日浦。コイツのおかげで大変なことになってしまった。先崎に至っては島流しの刑に該当する。これではその親分が意外だの新定跡だなどと持ち上げるわけである。自分達の勉強不足を彼らはこのように取り繕うのであった。4カ月遅れている症状はわが国の国会と同じである。


現世と鏡の国を繋ぐ大使 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)18時35分44秒

第一裁判官の質問に対して、康光は51手目に64角と打った。下界ではこれが新手と騒いでいることであろうか。
この角こそ現世と鏡の国を繋ぐ大使。諸君等はこの地点に将棋とチェスの根本的な相違点を鑑賞しなければならない。
鏡の国にとって64角とは、一見外の世界から突然やってきた巨人の強盗である。よく見ればもともとは自分達の世界の守護神であった。彼らは面食らう。あの巨人が73桂を食べて天馬となってしまっては鏡は破壊される。控え室のモミアゲ大臣は古い書物を引っ張り出しながら、この角成りを阻止するためには3通りしかないと豪語する。63金or83飛or72飛である。それで73桂を飛車で護るであろうと言っている。
大臣には困ったものだ。それでは鏡の国のかわいい尖兵75歩が巨人の強盗に無条件で食べられてしまう。
マシュダ一家はこの3通り以外の手を用意した。この秘手を鏡の国の王子は知っているであろうか?
現世から持ち込んだ鏡像効果の展開部。なんと美しい世界だろう。


48-50手目は鏡像効果 鏡の国の裁判官 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)17時57分22秒

ここから諸君は角換り腰掛け銀特有の鏡の国に幻惑されることであろう。
これは飛車先歩交換の原理により、先後が入れ替わるためである。先手は飛車先の歩を切った代償に、手番をここで渡すことになる。これは居飛車に必ずつきまとう法則である。
なんと美しい鏡の国。
そう。後手は48手目に65歩と突くのである。これは先手の39手目45歩に対応する。
そして先手も後手もこれを同歩と取る以外にない。
後手は次の50手目に75歩と突く。これは41手めの35歩に対応する。
先手も後手もこの歩は取れない。
美しい鏡の国には裁判官が居る。問題はここで彼が出す。
鏡の国の第一裁判官は51手目をどうするか先手に尋ねるのであった。


43手め24歩から分岐 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)17時32分40秒

諸君等はなぜ康光が43手目にセオリー通りの15歩ではなく、24歩としたかわかるであろうか?
日経記者ならば、これは康光が昼に食べたビーフカレーと彼が嫌いなチーズケーキの相性が許し難かったなどと言ってくれるかもしれない。ここは怒ってはいけない。ぐっとこらえなくてはいけない。
昨年の谷川羽生の王位戦では、同年棋王戦でマシュダが指摘した通り33歩は悪手であることをヨッシーは証明した。これは15歩に欠陥があり、ここからの脱出路が開通するためである。最終盤変化の研究により、玉が脱出できるかどうかということが最重要テーマなのである。そこで康光は先の反省を踏まえ、43手めを24歩としたのであった。ところがここで別な展開が発生する。それが飛車先交換後の後手からの48手目65歩。


今なにが起きているのであろう 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)16時59分09秒

41手目35歩を同歩は鉄十字の法則で後手は昇天する。あとは米長掲示板で聞きなさい。
それよりも大変なことになってしまっている。ヨッシーがチーズケーキを食べている。
康光はこれが大嫌いである。臭いを嗅いだだけで敵意が沸く。
現場実況までしっちゃかめっちゃかである。棋譜と実況の進行が逆さである。一体どちらを信用すればよいのであろう。


41手目35歩 投稿者:凡夫  投稿日: 1月28日(火)16時24分38秒

を同歩と取るとなにが起こるのでしょうか?


角換り腰掛け銀 別の参考棋譜 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)14時03分54秒

角換り腰掛け銀 別の参考棋譜は下記

http://www.bekkoame.ne.jp/i/yusai/02308kioh4.html


36手目73桂 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)13時58分56秒

ヨッシーは昼食でシーフードカレーを食べてから36手目73桂とした。
「角換り腰掛け銀」先後同型コースであとはよろしくということである。
下記の王位戦第4局としばらく同じ進行となるので我々は午後のティータイムとする。
その間は、当時の実況を代替としてほしい。

http://www.bekkoame.ne.jp/i/yusai/020820oui4.html


23日の衆院予算委 4カ月遅い 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)13時50分57秒

ようやく消費税値上げの突っ込みを民主党と自由党が始めている。4カ月遅い。あの時消費税を論理的に話題にしていたのはマシュダ一家のみであったことを諸君は再確認するがよい。我々は言い飽きた。どこの新聞も消費税の一文字も書いていなかった時期に我々はさんざん話題にしている。スポニチの政治実況も臨場感があってよい。4カ月遅いというだけである。


向こう岸では 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)12時57分25秒

向こう岸では読売のタコ集団がなぐり込み体勢である。契約書通りにしろと息巻いている。
契約書では「竜王を最強棋士とする」とあるので、ドラゴンヨッシーを上座に座らせろとスポニチにさんざんいやがらせをしにくるのである。このような時は先発部隊がチンピラとなる。女将が好きなキンピラではない。読売が好きなキンピラである。「更新遅いぞ。竜王戦倶楽部見習え」とキンピラは言っている。このような恫喝にもちろんくじけるスポニチではない。堂々とミムラの名前を晒すのである。


35手目37桂で昼食休憩 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)12時47分11秒

今日の康光はやはり尋常ではない。例の炭酸水は飲んでいるのであろうか。ミネラルウォーターとのみ公示されている。浩司と書いてしまう所であった。ここで19手めと20手めの1筋の端歩の交換へプレイバックしてみる。ここから康光のメトロノームは固定されていたことになる。ヨッシーは24手目と36手めで恥じらいを見せた。諸君等はこの恥じらいがいかに貴重なものであるか、ここで彼の心情を察してもらいたい。


丸山と山崎はどうであろうか 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)12時28分24秒

さてヨッシーは本日の以下の対局が少しだけ気になる。
丸山忠久VS小林裕士 棋聖戦 最終予選B決勝
島 朗VS山崎隆之 朝日オープン 本戦2回戦
今晩にでも控え室で棋譜を取り寄せたいのであるが、他社棋戦なので自分からは言いにくい。しかし本日行なわれている王将戦予選は間違ってもみたくない。そこで気のきいた記者にこう聞くであろう。「昨日は公式戦がありませんでしたけど今日はいろいろアリますねー」


お隣さんはまだ就寝中であろうか 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)12時19分20秒

見れば「時計売ります」とでっかく看板が出ている。「女房売ります」ではないようだ。


26手目41玉 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)12時10分40秒

ヨッシーはただならぬ殺気をさっきから感じている。マシュダ一家は今日もみているのかと思ったかは定かではない。素直に41玉とする。こうなるとあとは「角換り腰掛け銀」の先後同型かどうかという点が注目の的となる。先後同型ならば、マシュダ一家に喧嘩を売ろうと言うことである。


25手目36歩 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)12時07分06秒

さて今日の康光はやや切れ模様である。36歩は右玉にしたらぶっ殺すという恫喝である。この恫喝が出来るために23手めが68玉となることに再度注目していただきたい。どの手にも意味がある。淡路九段ならばどーさしてもこーなると言うところである。この鈍さがモミアゲ大臣の強さでもあった。今日はやはり剃っているのであろうか?おやつの横に彼の顔写真アップがあれば相当なインパクトであろう。


24手目の思考法 右か左か顔色を見る 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)11時47分52秒

周知の通り「角換り腰掛け銀」は後手玉が右か左かで全く違う将棋となる。そこでどちらにしようかなと考え始めるのが24手めとなるわけである。ヨッシーはおやつを食べながら40分ほど考えて相手の顔色をなめまわすようにみるわけである。康光の今朝のコーヒーは写真がピンボケである。そこでピンボケの52金をヨッシーは選択した。


王将戦第3局 康光VSヨッシーHAL 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)11時39分07秒

滋賀県彦根市「彦根プリンスホテル」 立ち会い=淡路仁茂九段

ヨッシーには困ったものである。またもや時計をみて康光王将の1分後に入室している。これではスポニチの面目丸潰れである。康光王将は律儀にヨッシーの顔を立てているのである。
さて今日は当然「角換り腰掛け銀」となる。そこで24手目が指される今ごろが実況を開始するのにちょうど良い。なぜ「角換り腰掛け銀」かというと、それしかないからである。横歩取りと矢倉は竜王戦でゲップがでてしまった。この正念場でそのような戦形を選択すれば屁がでる。しかも康光先手であれば、あとは「角換り腰掛け銀」しかないのである。見ればその通りとなっている。驚いたことに公式掲示板でスポニチの更新が遅いとブーたれている者が沢山いる。彼らは観賞法を全く知らなかったということである。諸君等はこのような非礼なことは慎むように。


ヨッシーの誘惑 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)08時30分49秒

ヨッシーは足し算と引き算が得意である。そこでプラスになると恫喝し、マイナスになると誘惑するのであった。相手は端に2手かけている。ならばその2手で横歩が取れる。一度戻った分で後手番となるので、次の一手がマイナスだからそこで誘惑しちゃえ。それが先週の王将戦におけるヨッシーの誘惑であった。
このヨッシーの誘惑ができない人間がいる。田中寅彦という。だから彼は「やってりゃヨッシー苦悶の日」と日々呪文を唱える。佐藤康光はこのヨッシーの誘惑にホイホイ乗ってしまうウブな青年であるが、ボッタクリにあっても反省することをしない。


ヨッシーの恫喝 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)08時23分54秒

ヨッシーはカツアゲが得意である。しかしヨッシーの恫喝に動じない者達は彼に楽々勝っている。
真部、森、田中、淡路、郷田、三浦、藤井。彼らは恫喝に動じない。彼らは逆に恫喝する方であった。


ヨッシーの八百長 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)08時19分06秒

ヨッシーは最終盤は八百通りと考えている。八百の図面に長けている。これをヨッシーの八百長という。


イチゴ白書 康光の場合 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)04時54分51秒



恐らく康光は王将戦第2局以前に、あの島羽生戦のハブサディズムを知っていたであろう。だから局後に、羽生の34飛の横歩取りに対して「怒らせたかも」とコメントしたのではないかと思う。羽生の方は終始、あの横歩取りに疑念を抱いており、それは我々の見解とも一致する。ところが終盤力であそこまで島がいたぶられた将棋を知っていれば、羽生が怒ると何するかわかんないという恐れは皆もっているわけである。
早指し選手権でかつて羽生は先手の谷川相手に大ポカをかましたことがある。解説の森下も早々に匙をなげていた。二手すきで谷川楽勝といった将棋であった。ところが羽生が露骨に怒りまくり、先受けの手筋から手抜きの勝負手の連発であっと言う間に一手違いの将棋としてしまった。最後は谷川が寄せを過ったら許しませんよという恫喝である。森下もさすがに圧倒されていた。
我々はこういう暴走族をヤンキーと呼んでいたが、最近ではヨッシーと呼ぶことにした。


イチゴ白書 島朗の場合 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)04時32分50秒

一昨日のテレビ東京早指し選手権の島VS羽生の録画を見て、唖然とした。
島は先手がゴキゲン中飛車を目指す場合よくやる3手めに14歩と突く、まあ何というか森がよくやるような鈍臭い端歩をテレビでみせたわけである。羽生はかなりムッとしたことと思う。余りに指し口というか感覚が古すぎる。島が案の定中飛車にしたので羽生は端歩はこの時は無難に受けた。これが島に対する礼儀かと思っていたのだが、その後の展開で唖然とするわけである。羽生は44手めにじっと95歩と突きだした。
この手渡しが後手に有利になるというわけであった。これで先手に一手指させるというハブディレイであった。この将棋はもちろん王将戦第2局以前に同日放映のNHK杯戦と同時収録されたはずである。そこで先週の王将戦では、あの95歩を思い出しながらハブは手数を逆算していたということになる。
この島戦は、やはりハブはムッとしていたようだ。殺し方が尋常ではない。ほとんどイジメ殺しに近かった。ハブのイジメ殺しはかつてコバケンもズタズタにされたことがあった。A級から下りろということである。


逆立ちしたイチゴ白書 投稿者:マシュダ一家  投稿日: 1月28日(火)03時43分57秒



現在羽生善治竜王の挑戦を受けて王将戦を戦っている佐藤康光王将は、その第1局において変わった趣向を見せた。イチゴをたくさん食べたのである。これでは彼が15地点になにか新工夫があるとあると思われても当然であろう。ところが第1局では、横歩取り35同飛型という最も激しい戦形となり、この15地点に駒が進むことはなかった。これを「佐藤康光のイチゴ白書」と言う。
そして今回の第2局。佐藤王将は急戦中飛車の様相から8手目に94歩を突くという将棋史上始まって以来の奇手をみせる。そしてこの歩が10手めに95地点に来た時、彼のイチゴ白書の全貌が明かとなったのである。盤を反転させれば95地点は15地点となる。かくして佐藤康光の「イチゴ白書をもう一度」は実現したのであった。
まあ、このように書けば諸君は冗談かと思うであろう。実は我々はずっとこのことを真剣に考えていた。
あの94歩は決してその場の思いつきやジョークで指せる手ではない。我々がまず想起したのは、以下のみっつ。
http://www.bekkoame.ne.jp/i/yusai/020305ohsho05.html
http://www.bekkoame.ne.jp/i/yusai/0326asahi1.html
http://www.bekkoame.ne.jp/i/yusai/020118.html
昨年の王将戦第五局の相掛り15歩戦法が常識的に考えて最も近い。ハブが康光に見せた趣向である。あの時、康光は端を受けずにハブにイチゴを許したのであった。そしていろいろ調べてみるとこの手は中原誠の発想に一番近いものであると気がついた。ハブもまた中原誠の何かを掴みとろうとしたのであろう。
これは恐らく康光は無意識のうちに考えたことではないだろうか。そこであの94歩を我々は「逆立ちしたイチゴ白書」と呼んでいる。この端歩の感覚は、穴熊攻略を目指す藤井システムとは違う。むろん杉本のようなハッタリでもない。序盤におけるこの遠大な端歩の構想は中原的である。ハブが大長考しても当然であった。