将棋の観賞法1 男女の違い
摩修陀談 2002.2.7 up2002.2.7 17:30
「女流棋士の将棋は基本的にどのような観賞法が正しいのでしょうか?」
「女が指している将棋として観賞する」
「将棋にも性別があると?」
「そうでなければ女流名人戦とは呼ばない」
「棋力の差と?」
「それが大きな勘違い。棋力の差ならばグラデーションの関係。男女の明確な区別が消えて棋力だけが同一線上に並ぶだけ。それは別の興味となる」
「男女の明確な区別が将棋にもあると?」
「鑑賞する側にそれが求められる」
「男性棋士に比べて将棋のレベルが低いというのはグラデーションの関係で批判する人ですね」
「それを言う村外の人間は間違いなく女流将棋の観賞法を知らない。村の住民なら将棋を利用して男女の力関係をデフォルメ脚色する人間たち。漫画家やシナリオライターもそっち側の住民」
「清水先生が羽生先生に勝ったことが広く喧伝されましたが」
「ワザと負けた温泉将棋が将棋の普及になると勘違いしたんじゃろうね。羽生もいい迷惑。それは将棋をデフォルメして男女関係を描く人間たちと同じ手口」
「羽生先生は女流が男性プロ棋士5段になるのは希望的観測で10年後と述べていますが」
「その頃はドーピング検査が必要じゃね」
「囲碁将棋ジャーナルで女流棋士の紹介がある時間はウザったいと言う人もいます」
「彼らはグラデーションの棋力でしか将棋を理解できない。女流将棋の観賞法を知らないだけ」
「スポーツと同じ関係と捉えていいのでしょうか?」
「将棋がチェスのようにブレーンスポーツと考えるのは西洋合理主義。将棋にはそれではまだ把握できんものがある」
「テニスのように男女別の意義も確立されていないと?」
「男性棋士の鑑賞法も確立されておらんよ」
「どうしてそうなってしまったんですかね?」
「大衆に迎合したため」
「ライターの責任もあると?」
「そんなん百円ライターに責任あっか?煙草つけんのにマッチでもライターでも火種は同じ」
「元もとの煙草のブレンドが悪かったと?」
「ブレンドはええんよ。ワシは専売公社時代のわかばブレンドが一番気に入っとる。マスメディアは口先で味わう方法で大衆に普及しようとした。煙草のセブンシリーズ売れたのと同じ」
「胸の奥まで吸うようにしたら麻薬のようになりませんか?」
「将棋は精神の麻薬。木村14世名人は実際覚醒剤服用して将棋指した時期がある」
「それが名人の将棋だったと?」
「限界点を知らない男の勝負世界。自己保存機能さえ消える」
「でも当時は一般販売されていても、今は覚醒剤なら犯罪ですが」
「医者にも常用者が多い。婦長とつるんで薬漬け。医師会なかったら相当検挙者でるね」
「棋士は今はそんなことできませんでしょうに」
「代わりに終盤は頭がんがん叩くんじゃね。康光は対藤井戦で三発拳骨で頭殴ったらしい」
「女流では見られない光景です」
「だから根っこから違う」
「それぞれに観賞法があるということですね」
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