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●ヴァジラヤーナコース● 教学システム教本(P.301〜P.306)

第四十七話(一九九四年三月十二日 大阪支部)

 昨日、つまり一九九四年三月十一日一時三十五分に、つまり十三時三十五分に、パンチェン・ラマの生まれ変わりが、わたしの二番目の息子として転生した。このパンチェン・ラマとは皆さんもよく知ってのとおり、チベットにおけるダライ・ラマと同等の扱いを受けているアミターバの化身と呼ばれている魂である。彼は死の直前、ダライ・ラマに対して自分のリインカネーション、つまり生まれ変わりを探してくれというふうに遺言を残し、そして死んだと伝えられている。その候補生は何名か挙がっているが、実際いまだパンチェン・ラマと認定された者はいない。
 このパンチェン・ラマの輪廻転生が何を意味するのかというと、彼が死ぬ前にピストルで射殺された、あるいは薬物の混入によって死んだ等々の話があるわけだが、実際は毒ガス攻撃を受け、そして心臓に対して大きな負担を残し、そして死んだことが今回のリインカネーションの肉体的条件によって明らかとなった。
 そして、彼は一つには救済者として生まれ、もう一つにはわたしに対して警告を行なうために来たのではないかと考えている。それはこのままわたしが今の宗救活動を続ける限り、君たちには少し、というより全く理解できないかもしれないが、「天羅地網の法」とそして「緩急の法」の中の緩の法則によって滅ぼされてしまうというメッセージを伝えに来たものと思われる。この天羅地網の法と、それから緩の法について少し話をしたい。
 この天羅地網の法とは立体的いっさいの動きに対して多くの人間がそこに配置され、そしてそこでぶつかり合うと。ぶつかり合うことによってエネルギーを消耗させる天の法則、有能神へ法則の一つの法則である。これを今、内閣調査室、つまりJCIAがどのような形で行なっているかというと、いっさいの電話機の盗聴・および各ポイントにおける見張り小屋という名目のもとの毒ガス攻撃、そして、信徒に対しての要するに坂本堤一家事件というでたらめの情報による宅訪、そして信徒の周りの者たちにその情報を入れることによってオウム真理教を発展させないだけではなく、一生懸命オウム真理教の活動を行なっている者の活動能力を徐々に徐々に阻害していく。つまりこれは摩擦的エネルギーと空間の緻密なぶつかりあいの二つによつて、完全に活動を停止させるという法則、これが天羅地網の法則である。
 もう一つの緩の法とは何かというと、緩の法とは急の法の反対を意味し、例えば急の法とは射殺をしたり、あるいは毒ガスによっても、例えば急激に生命を奪うような薬剤を使うのではなく、徐々に徐々に体を弱らせ、組織を弱らせると。例えば例を挙げるならば、ここにいるティローパも例えば血を吐いたわけだし、あるいは君たちもよく知っている正大師であるマハー・ケイマやヤソーダラーも同じように喉から血が出る、あるいは血を吐く等の現象を起こしている。あるいは、そのままでいて鼻粘膜が破られ出血した者といったら、それはかなりのサマナがいると。そしてこの特徴のもう一つは視力を弱めるということがある。実際問題、八九年から視力を弱め、そして実際今回、完全なる乱視の状態になった者も存在していると。これは緩の法と呼ばれる法則、つまり、相手の組織そのものを徐々に弱体化し、そして止滅させる法則である。
 しかしこの天の法則の天羅地網、および緩の法則というのは、天法における原則的な、しかし低級の法則と呼ばれている。これらの法則で屈するようでは天界において覚者と呼ばれているわたしがそれらの魂に敗北するはずはない。
 彼らのイペリット、つまりマスタードガスの攻撃は今後も続くであろう。それだけではない。昨年三月から約二度程、父母のいない者が急にユンボをレンタルで借り、そして、富士山総本部道場に乱入し、車を十数台壊し、危うくポ−シャがそのユンボの−−ポーシャ師がね、ユンボのアームで殺されるような事件が起きた。しかしこの魂はまた出、次の仕事をしていると。で、これはわたしの弟子たちが秘密裏に調査した内容だと、その彼の自宅に現金封筒が無記名で送られてきたそうだ。これは公安、つまりJCIAをはじめとする国家公安委員会がよくやる手で、身元のない者にお金を与え、そして警察においてはある程度の罪で見逃すという保証をしながら重要人物を抹殺する、あるいは相手に被害を与える法則である。まさにちゃちなヤクザっぽい法則だと思う。しかし死・生に対して完全なる悟りを達成しているわたしにとってこのような脅迫がいったい何になるのだろうか。
 わたしは彼らのこのようなわたしの生命に対する切迫、脅迫に対して断固闘うつもりでいる。そういうと、ここにいる大阪支部のマハーヤーナの皆さんは考えるだろう。いや実際にはマハーヤーナもどきといった方がいいのかもしれないが。「ああ、オウム真理教の教団も大変だ。家でのんびりと生活した方がええわ」と。ま、これがあなた方の実態である。今の反応を見ていると。
 なぜ聖者が闘わなければならない時代が来ているのかについて少し話をすれば、あなた方の今のその怠惰さがいかに危険なものであるかについてよく理解できるようになるだろう。わたしたちは知らず知らずのうちに経験の構成、つまり五つの蓄積というものを積み上げている。それは何かというと、まず第一は身体の経験の構成、第二は感覚の経験の構成、第三はイメージの経験の構成、第四は経験した結果としての経験の構成、そして第五は識別、これは正しい、正しい正しくない等の経験の構成である。もし、この人間の世界が高い世界、つまり天界へ至るような法則が存在し、魂がその法則を実践しているとするならば、あなた方が今着ているあなた方の肉体を脱ぎ捨てたとき、つまり、死に直面し、次の生へ転生するとき、あなた方は何の実践もすることなく、高い世界へ転生することができる。
 しかし、今この日本におけるあなた方の情報といったら、それはまさに地獄、動物、低級霊域へと、放っておけばだよ、誘われる法則の集積なのである。もちろんこれは予言とか確信ではなく、わたしに対して仇なした者たちはすべて、無間激苦地獄へ落ちることは間違いない。
 この経験の構成を少しでも変え、そしてそれによって、より多くの魂を高い世界へ転生させること、このために生まれてきたのがボーディサットヴァ、到達真智運命魂なのである。カルマの法則をよく考えてみよう。例えばだ。あなた方が一の善を十人なしたならばどうなるかと。そうすると、その一の善は十人から十の善として返ってくる。つまりあなた方が相手に対して反応しようとしまいと多くの法則を説き明かし、真理の実践を行ない、あるいは高い悟りを得てサットヴァの光を発し、それによってカルマをこの世に現象化することができるとするならば、それはあなた方にとってこれ以上の人間としての達成はないということになる。
 しかし、あなた方は無智である。例えば昨日、わたしはオウム真理教の信徒ですと。そして、実際に邪淫を行ない、この邪淫というのは結婚していない同棲関係にあった者が他の男性と性的交わりを持ち、結婚するという話をしているわけだが。そこでわたしはこういう質問をした。あなた方の同棲関係においては経済的に援助があったのかなかったのかと。それは十分にありましたと。経済的に援助があったということはそれは明らかに邪淫であると。つまりそれは不貞なんだと。そしてあなた方が結婚するとするならば、そのカルマによって五百生動物界へ転生するだろうと。これはオウム真理教の真理を実践していようと実践していまいと、必ずその結果は起きる。
 そうすると、少し耳学のある者はこう反論するかもしれない。それはザンゲすれば何とかなるんじゃないかと。しかし実際どうだ。ザンゲしたということはその後、例えばその悪縁を切って真理の法則に身をゆだねる必要性がある、本来は。そうだね。しかしそれができないで、今もってくっついているということは、それはザンゲしていないということになる。それは悪業ゆえに来世動物界へ転生することのもうすでに現象化がなされているということである。それと同じであなた方が例えばこの、日本人として生まれ、そして記憶修習によって、あなた方の要素が動物的であったり地獄的であったり低級霊域的であったりして、あるいは人間的であったりするならば、あなた方はこの四種の生を必ずこうむることになる。そしてあなた方の意識がそれを肯定すればするほど、あなた方はその生にどんどんどんどん巻き込まれることになるのである。
 ダライ・ラマ法王は朝日新聞のインタビューにおいてわたしの非暴力は過ちであったと、そのインタビューに応えてらっしゃる。もちろんわたしの経験から、「朝日新聞がダライ・ラマ法王の主旨をすべて正確にわたしたちに述べ伝えたかどうかは甚だ疑問である。しかし、彼の中国政策によって、いまだチベットが帰らず、そして百数十万人もの彼の信者が殺されたことは間違いないだろう。そして、おそらくその多くの高い成就をした者たちは今、結婚して子供が生まれる、あるいはすでに生んだ人たちの子供として輪廻転生している可能性は非常に高いと言っておこう。それは仏教の最後の砦がこのオウム真理教、真理の最後の砦がこのオウム真理教だからである。ということは、最後の砦をもし、この地球が失うならば、この地球は法則なき空間、法則なき陸地、法則なき地球ということになる。
 したがって君たちの使命は大きい。なぜ使命は大きいのか、キリスト、つまり聖・科・武の三つを備えた王に対して、君たちがその信徒として生まれたこと、そしてその信徒としてこれから君たちがどのように聖戦を繰り広げていくのか。
 とはいってもまあ、まだ大阪の信徒はスヴァディスターナ、つまり性器にエネルギーを集中させて喜んでるのが多いから、なかなかわたしのこの法則については理解できないかもしれない。しかしこれはオウム真理教の信徒といえども、そこにエネルギーが集中するならば先程述べたとおり、君たちは動物界へ転生するんだよということを改めてわたしは警告したい。なぜならば今のままわたしがJCIAの攻撃を受け続けるとするならば、あと一ヵ月ぐらいでこの命が絶たれるからである。ということは君たちはグルなしの流転をこれから行なわなければならない。なぜならば、グルを守ることができなかった全く能なしの弟子ということになるからね。
 今日の話は入会なさってまだ間もない、新しい信徒にとってはショッキングな内容かもしれない。しかし、例えば君たちの現世的な内容を見ても、ニューヨークの株のダウが例えば四千円という非常に低い値になったりとか、あるいは岩手県で初めて信用金庫が倒産した例とか、あるいは赤字がどんどん続いている例とか、あるいはスーパー三○一条という貿易制裁の措置がアメリカで採られる例とかいう一つ一つの状況を考えるならば、あなた方がこれから安穏と生きていけるかどうかは甚だ疑問である。
 そして九七年までには、例えば今の大手企業においては九七年以降のプランがないと。それはあろうはずがない。なぜならばJCIA、CIA等含めて、今の世界統一国家をもくろむ者たちは、まずは日米決戦を具体的にやらせようとしているからである。もちろん電子最先端の日本がアメリカに勝てる見込みは○パーセントである。なぜ○パーセントなのか、それは今まで米軍の属国部隊として働いていた自衛隊のすべての機能は、米軍そのものが知り尽くしているがゆえに、よっぽどの新兵器が開発され、そして米国が打ち上げている人工衛星を撃ち落とさない限り、勝つ見込みはない。あるいはロシアで開発されているラムジェット、これを積み込んだ最先端の電子機器を搭載した大陸間弾道ミサイル、しかもそれに原爆でも積まない限り、勝つ見込みはないということをつけ加えておこう。
 したがってわたしたちはまともに生きたとしてもあと数年だよ。死の光の祝福を受けることになる。わたしがここで祝福といっているのは、あなた方がそれまであなた方のレベルで全力で修行をするならば、その死というものはあなた方にとって高い世界へステップするための素晴らしい転機となるだろう。あなた方が今のように煩悩的な生活を続けるならば、あなた方にとって、この死というものは大変不幸な結果を招くことになるだろう。それはあなた方の努力次第ということになる。
 はい、それではね、今日の話をふまえてしっかりと頑張ろう。


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