−−− 第一章 −−−
「博士ぇー。我々の野望はいつ達せられるのでしょうかねぇー!!」
「蔵本君!!私を呼ぶときは、【天才的な】とか、【偉大な】とか、
私を尊敬していると言う証を付けて呼べと言っておるだろうが!!
全く、何度言ったら分かるのかね!!」
ここで、蔵本と呼ばれた人物はここの研究所の助手である。
この研究所には、Dr.高山と助手の蔵本の2人しか住んでいない。
なんとも寂しい研究所である。(^^;)
その理由は、高山の性格がちょっと普通の人には理解されない事にある。
つまり、高山はキレてる人物なのだ!!(^^;)
「それでは、崇高なる高山博士ぇー。
我々の野望は・・・・・」
「バカモノ!!
私を名前で呼ぶときはFirst Nameで呼べと言っておるだろうが!!
この人類始まって以来、最高峰の頭脳の持ち主と唄われる人物が、
そんなありきたりの名前で呼ばれていてはイカン!!
威厳を持たせるためにも、刃の方で呼べと言っておるだろうが!!」
「そんなものですかねぇ?
では、偉大なる刃博士、我々の野望は・・・・・」
「全く、君はそんな事ばかり言いおって!!
我々の野望はとてつもなく崇高で遠大なものであるのだよ!!
地道にコツコツと努力をしていかなくてどうする!!」
「しかし、刃博士!!
そんな悠長な事を言ってて大丈夫なんですか?
愚民滅亡計画なんて夢のまた夢、夢物語になっちゃいますよ!!」
「全く君は、何度尊敬の証を付けて呼べと言えば分かるのかね?
それにだな、愚民滅亡計画は既に着々と進んでいるのだよ!!」
そう、彼らの大いなる野望と言うのは、愚民滅亡計画なるものだったのだ!!
彼らは、俗に言うマッドサイエンティストである。
愚民滅亡計画というのは高山達が計画した実にくだらないものである。
その内容と言うのは、
【愚民滅亡計画(極秘)】
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というものである。
なお、カッコ(←の事ね。それと、これ。→)の中に書いてあるのは、
作者が添削したものである。(^^;)
なんとも自分勝手な計画である。(^^;)
しかし、当人達は、これが自分勝手であるとは微塵にも思っていない!!
それどころか、本気で人類のためになるとさえ思っている!!
全くもって迷惑な話である!!(^^;)
こんな奴らがこの物語の中心となる人物だなんて考えると、
本当に失敗したと思い、後悔してしまう!!
せいぜい、つまらないと言われないように動いて貰いたいモノだ!!
(もう遅いかも知れないが・・・・・(^^;))
これから、どう物語が進んで行くのか検討がつかないから、とても心配である。
あーあ、ホントにこれからどうなる事やら・・・・・