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◆ HOTTYさんのオーロラ報告 ◆
2008年2月14日〜3月20日


alaska ALASKA
アラスカ州ブルックス山脈(北極圏内)

HOTTYさん
 私は、2001年から続くアラスカ通いから、先週帰って来ました。

 今年は、オーロラが出る頻度は低かったのですが、たまに出るオーロラはダイナミックなものが多かったように思います。ただ、時間が短く、あっという間に終わってしまうことも多くて、写真にはあまり収められてませんね。これも腕なのですが・・・・・。

 毎年のことですが、今年も毎日200キロ・・・・トータル5,000キロを移動しながら、オーロラを待ちました。−52℃まで下がることもあって、かなり冷え込みましたね。

 ほとんど更新しないHPですが、こちらもたまに覗いてみて下さい。

 日蝕貧乏知恵者猫さんは、秋のオーロラですよね。
 冬の雪面ではありえない、あの締った黒い地面だから出るオーロラのシャープさ・・・・私も体験してみたいのですが、この季節は、長期で行きにくくて。

知恵者猫
 北極圏内で精力的に撮影されているHOTTYさんのオーロラ報告です。

 お久しぶりです!
 今シーズンもまた北極圏内にお出かけだったのですね。
 お帰りなさいませ。
 ブルックス・レンジの原野に遠征されるには綿密な計画が必要ですから、何ヶ月も前から現地とやりとりしていらっしゃるのでしょうね。

 厳寒の中、毎晩オーロラを求めて200kmも移動されるなんて!
 とても並大抵の体力&精神力では出来ないことだと思います。
 道路状況も極限の場所ですし、第一、あの地を自由自在に走れるレンタカーは存在しないと言っても過言ではありませんよね。
 自力で車を手配できない限り無理な訳で、誰にもお勧め出来そうもありません。
 現地のネイティブの方々とも交流がおありで、日頃から鍛えていらっしゃる(…と私は思っています)HOTTYさんだからこそ出来ることでしょう。
 ただただ、羨望の眼差しと尊敬の念を禁じ得ません。


 それにしても−52℃の中での撮影って…生身の身体もさることながら、機材が先に悲鳴をあげるのでは?
 予備も必要ですから、持って行かれる機材の量も相当なものと推察できます。
 (最近は重量や内容を随分制限されてしまうので、辛いですね)
 そして、ひと月以上もの間、連夜の移動や寒さとの戦い、そして孤独…もはやサヴァイヴァル!
 やはりHOTTYさんスゴイです!!


 そうまでしてこそ出会えるオーロラというのも、存在するのだと思います。
 そして、そこで気付くこと、再認識すること、自分の中の思い…大切にしたいものですよね。

 しかぁ〜し、もうここまで来ると、修行のような雰囲気さえ漂ってきませんか?(^_^;)
 そこに辿り付く過程というのは、自らの命をすら賭けていらして…自らの軟弱さが恥ずかしくなります。


 そうそう、行きのフェアバンクス空港では青崎さんにお会いになったそうですね。(世の中狭いなぁ…^_^;)
 2月29日には、フェアバンクスでもオーロラがぐにょぐにょ舞っていたそうですヨ。
 ブルックス・レンジでは同夜はどんな空だったのでしょう?

 またお話をお聞かせ下さると嬉しいです。
 ご報告をオーロラ報告2007-2008HOTTYさんの報告のページに収録させて頂きます。
 どうもありがとうございました!m(_ _)m

 なお、今回の詳しいお話しはHOTTYさんのサイトに報告ページがありますので、そちらをご覧下さいネ!


P.S.
 私はこの数年は秋に遠征していますが、自分の体力だともう冬期には行けないのではないかと思うことがしばしばです。
 荷物の量や重さも違いますし、オーロラ待ちの間の身体も随分楽ですし…。
 身体は楽をさせるとズルズルとダメになってしまうのかも知れませんが、寄る年波にも勝てないというのも事実。(T_T)

 但し、秋のアラスカに赴く頃には日本はまだ夏の暑さが残っていて、荷造りするにも汗を流しながらで、これはこれで難儀です。
 また、フェアバンクスは9月上旬でも0℃くらいにはなります。(もっと下がることも)
 暑さに参った身体はホッとしているのが分かるのですが、現地で一気に夏の疲れが噴き出すこともあって、動きたいのに動けずにダラ〜っとしてしまうことも…。
 友人達も含めて、余り欲張ることは出来なくなっているのかも知れません。
 トホホ…。(*_*;)
 旅のスタイルも少しずつ変わっていかざるを得ないのかしらん?!

HOTTYさん
現地のネイティブの方々とも交流がおありで、日頃から鍛えていらっしゃる
>(…と私は思っています)HOTTYさんだからこそ出来ることでしょう。

 お褒め戴いてありがとうございます。
 そんな大そうなものではありませんが、確かに現地のアドバイザー的な人の助けがないと、ルール(許可や保険など)を守っての自力での到達はかなり難しいかもしれませんね。

 私も何年かかかって、試行錯誤しながら、現地の数人の友達に助けられながら、準備を万全にすることができましたが・・・・。

 レンタカー会社に内緒での走行をして事故を起こす人をごくたまに聞きますが、これは、安全面・モラルの面からもお勧めはできませんね。


>予備も必要ですから、持って行かれる機材の量も相当なものと推察できます。

 今年は、コンパクトデジカメ1台を加えた合計10台のカメラを持ち込みました^^
 35mmデジタル・フィルムカメラ・6×7・4×5・8×10。

 8×10カメラでの撮影を試みたのですが、全ての写真に光が感光していました。
 カメラ本体に問題があるのか、レンズなのか、、、、。

 出発前に練習し、あやしさを感じてはいて、出発前にカメラを製造した「タチハラ」の社長と直接見てもらった上で、使ってみたのですが、敢えなく全てボツでした。

 来年は、8×10・4×5の準備を万全にして、こちらの方も撮影を成功させたいです。


 −52℃は、私もあまりもう体験したくない温度でした。
 0〜−50℃まで10度刻みで、全く寒さが違います。


>もうここまで来ると、修行のような雰囲気さえ漂ってきませんか?(^_^;)
>そこに辿り付く過程というのは自らの命をすら賭けていらして…

 確かに、日蝕貧乏知恵者猫さんもお分かりになるように過酷な場所ですよね。
 ですから、法律ルールを守り、トラブルに見舞われたときの準備は、可能な限り沢山するようにしています。

 勢いと本能だけで、行っては行けない場所ですね^^


 現地では、現地に住むアドバイザー的な友人たちも、行程の半分位は一緒なので、孤独というほど寂しくはなかったですよ。
 でも夜の撮影は一人でしたね。


 葉加瀬太郎氏のヴァイオリンを聞きながら、外では狼の遠吠えを聞きながらの撮影でした^^


 新月下での撮影経験は、すくなかったので、今年は本当に勉強になりました。
 まずピントの合わせ方からして、まごまごしていて、キャノンで映したものは、ピントが甘くなってしまっているでしょう。
 日蝕貧乏知恵者猫さんは、いつも新月でのとても美しいオーロラ写真を収められていますから、今度、新月下での撮影の相談に乗っていただけると嬉しく思います。


>2月29日には、フェアバンクスでもオーロラがぐにょぐにょ舞っていたそうですヨ。
>ブルックス・レンジでは同夜はどんな空だったのでしょう?

 2/29は、たしかに北極圏でも、まずまず良いオーロラがでていました。でも、先に書いた通り、私自身の新月下での撮影の経験不足のせいで、まず基本的にピントがあまいと思います。写真は、2/29の北極圏での一枚です。

HOTTYさん撮影 2008.2.29のオーロラ

 それに新発売されたEOS−1Ds MarkVを装備しましたが、この初期出荷分は???ですね。
 ピクチャースタイル・ホワイトバランス・色温度をいくつか変えて撮ったのですが、たまに、空の一部分が、塗りつぶしたような違和感のある黒に映ったりすることがありました。50枚シャッターを切って3枚ほどですが。キャノンに持っていくつもりです。


 日蝕貧乏知恵者猫さんは、今年も9月の遠征ですか? デビィさんの所でしょうか。
<コメント>
 ゲストブックに書き込まれたHOTTY(堀田)さんと私の書き込みを転載致しました。
 オーロラ報告をどうもありがとうございましたっ!

HOTTYさんのサイト:NATURE PHOTO GALLERY
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