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◆ 吉岡一巳さんのオーロラ報告 ◆
2001年2月17日〜23日


ALASKA
マウント・オーロラ・フェアバンクス・クリーク・キャンプ
日程  2001年2月17日から23日まで、オーロラ観測は17日から20日までの4日間でした。
場所  フェアバンクス郊外、マウント・オーロラ・フェアバンクス・クリーク・キャンプ
オーロラ観測について  フェアバンクスは暖冬だということで、なんとマイナス8度までしか下がりませんでした。初日などマイナス3度ほどでした。

 山頂スキーロッジは人が多くストロボもボンボンたかれますから、撮影は宿の前で行いました。
 強者は犬ぞりのところの道を渡って反対側の丘まで行きました。
 ここには誰も来ません。

 MAFCCでは夜の10時に徒歩10分のスキーランドまでオーロラツアーに連れていってもらえます。ここでの飲み物もフリーです。ただここは一般観光客も多くストロボの嵐になります。
 したがって私はMAFCCの前庭を使い撮影をしました。宿の客しか入れないところなので撮影に支障もありません。
 今年のアラスカは暖冬で結局マイナス8度までしか下がりませんでした。11年前はマイナス44度だったのですよ。
 スキーランドにはオーナーの息子トロイがパソコンを使いデジタル出力を有料で行っています。デジカメ持参の方はトライしてみてください。
 Eメールを使いたいと言ったら無料で使わせてくれました。
17日〜
18日
 初日は情けないのが出ただけ。
18日〜
19日
 2日目はこの冬最高のオーロラということでした(誰にでも言ってるじゃないだろうか?)。
19日〜
20日
 3日目は少し雲があったのですが、どちらかというと2日目より素晴らしいオーロラが出ました。
20日〜
21日
 4日目は曇り。雪まで降り始めまオーロラは見えずでした。
使用レンズとフィルム  こればかりは個人の好みが大きく左右されます。
 パソコン通信を始めとする情報には正反対のものもありどれを信じてよいのかわかりません。その点、知恵者猫さんのHPの写真はすごく参考になりました。

 結局使ったフィルムはスペリア800とセンチィリア800とスープラ800がメインでした。
 旧タイプのG800やHG1600も使いましたが、すでに廃盤になっているフィルムは別にしておきましょう。
 この3種のフィルムの優劣はつけがたく本当に好みの問題です。発色の差はほんの僅かですからどれを使っても問題なさそうです。ちょっとカラーバランスをいじるだけで同じ写真になってしまいます(フォトショップで)。

 レンズはやっぱり広い物にこしたことはありませんね。21ミリが限界です。
 出来ればシグマの14ミリが欲しい・・・
 対角魚眼などもけっこう良かったです。Fは最低で2.8あれば大丈夫です。

 露出も好みですが、淡いものなら動きも少ないので30秒から60秒。明るい物で20秒から30秒、飛び抜けて明るいもので10秒でしょうか。
 すべて2.8のレンズの話です。
 レンズの明るさや露出時間は好みで決まりますが、。どちらかといえばアンダーよりオーバーのほうが救われます。とにかく写っていなければどうにもなりません。
防寒対策  今回は信州並みの寒さだったため過剰な防寒はすべて無駄に終わりました。
 しかしいつも暖冬だとはかぎりません。
 レンタル防寒着だけで安心することなく、カメラの防寒も含め徹底した装備が必要になります。
 マイナス30度も40度も下がった場合には途中のフィルム交換は不可能です。
 予備のカメラを懐に忍ばせ、クイックシューなどで手軽にカメラを交換して撮影を続ける方法を取ります。
 フィルムの巻き上げはゆっくり(静電気防止)と、巻き戻しは部屋に戻ってから(切れるのを防ぐ)にします。部屋に戻る前にカメラはビニル袋に密封して結露を防ぎます。カメラを素手で触らないなどは常識の範囲です。
MAFCCの情報  MAFCCはロッジというだけあって設備は期待できませんが、フレンドリーはブレンダさんたちに温かいものを感じました。
 24時間使えるリビングや温かいドリンクコーナーは観測者にとってありがたいものですし、食事もなかなかでした。


 2階建ての見るからに納屋風?のロッジです。部屋にはツインベッドと小さなテーブルと椅子がふたつあるだけでクロゼットも冷蔵庫もありません。

 1階はリビング兼ダイニングがかなり広くとってあります。2階には12室。24人の定員です。2部屋は広いトイレとシャワールームで繋がれています。
 シャワールームの暖房が一段と温かく濡れた物や洗濯物はすぐ乾きます。
 別棟に部屋がありますが詳細はわかりません。

 HPには夏季ツインで110ドル、シングルで100ドルとあり、冬季は2食とスキーランド利用料がついて212ドル、149ドルとなっています。しかし今回は食事別でツイン120ドルになりました。
 そのため
朝食(朝1030から1230まで)も夕食(7時スタート)も前日に申し込まなければなりませんでした。

 朝食は4種類からチョイスできますが、希望者の人数によって指定されることもあるそうです。12ドル。
 夕食は毎晩違ったメニューでスープ、サラダ、メイン、デザートとも準バフェ形式です。30ドル。夕食しか食べませんでしたが、なかなかの味でした。
 ランチは1時から8ドルでハンバーガーやサンドウィッチを食べることが出来ますが、8ドルはちょっと高い!

 24時間使えるリビングと共に24時間のドリンクサービスがあります。コーヒー、ココア、紅茶、ハーブティー、グリーンティー。もちろん無料です。

 部屋では原則として火は使えません。つまりガスコンロの仕様は御法度です。
 私は電気ポットでレトルト食品を温め夜食にしました。
 その他の食料やビールなども持ち込みOKです。

 オプショナルも整っています。
 値段は高いのか安いのかわかりませんが、犬ぞり6マイル(60分)で70ドル、3マイルが35ドルです。スノーモービルが1時間で70ドル。クロスカントリーはガイド付きで45ドル。
 お勧めはスキーで道具のレンタルからリフト1日券つきで49ドルでした。
Copyright (C)吉岡一巳さん

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