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◆ 私の母のオーロラ報告 ◆
2000年8月30日


Russia
シベリア上空
30日  ロシア・サンクトペテルブルグに行っていた母が帰国しました。
 「帰りにはオーロラが見えるかも知れないから、必ず左側の窓際(A)をゲット!」と事前に指令を出してあったのですが、たまたまもらった席がAだったそうです。
 出発前は「こんな時期にオーロラなんて見えるの?」と言っていた母ですが・・・。

 サンクトペテルブルグを発ってほどなく迫る夕暮れ。
 闇に目が慣れてくると、眼下にグリーンのカーテンが見え始めました。
 3時間ほど見た後は眠ってしまい、起きた時には朝焼け間近で、その中にオーロラは溶けて消えてしまったそうです。

 色はほとんど緑白色で、動きもそれほど活発ではなかったようです。
 でも、時々噴水が沸き上がるようにサーチライト(光の柱)が発達して、カーテンのヒダが東西に動くのが分かったそうで、眼下に見えていたカーテンが目の前まで迫るように見えることもあったとか。

 母は一度アラスカでオーロラを見ているのでオーロラだと分かったのですが、同行の友人達は暗さに目が慣れるまでジッと窓の外を眺めているのすら飽きてしまったらしくて、光の舞いを捕らえることはほとんどできなかったとのことでした。

 一粒で二度美味しい旅行だったわ!と母。
 羨ましい!
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