“存在そのものへと加速する”



”存在そのものへと加速する”とは、

あらゆる肯定の瞬間へと全てが向かうことである。

その時私は、問題の確信に至る新しい道が

そこに在ることに気付くことができるのに

その瞬間を維持し続けることの出来ない自分をも見る。

 もし、その瞬間の存在を常に意識し

自由自在にスイッチを扱えることができるとしたら?

 もし、その瞬間のボルテージを保ち続けながら

そのエネルギーの収束や発散をコントロール出来るとしたら?

 もし、もっともっと強烈にその世界を認識し、

前進することが可能になれば?

 私の作品は、その機能を増大・触発させるための『装置』なのである。



Words by ISAMU KATO




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