Picture「心の風景」について

編集発行人 荻野誠人

 『心の風景』は1990年4月非営利の投稿誌として出発しました。『心の風景』の目的は、心の向上を目指して学び合える温かい仲間の輪を広げていくことです。参加者は日頃の行動や思索の成果を作品として誌上に発表し、批評を受けたり、他の参加者の作品から自由に学んだりしていきます。作品は随筆・論文・小説・詩など様々な形をとっています。参加者は全国に広がり、年齢・職業・人生観など実に様々です。特に投稿しない読者も多数います。

 『心の風景』には権威も義務も統一見解もありません。「来る者は拒まず、去る者は追わず」の自由な集まりです。作品がお気に召したら利用してください。そうでなければ、無視するか、批判してください。もちろん特定の団体とのつながりもありません。小誌の編集責任者は私、荻野誠人ですが、私は指導者ではなく、批判や私と見解の違う作品も歓迎しております。ただ、作品に改善の余地がある場合は、私の責任で推敲をお願いしています。

 さて雑誌の『心の風景』にはいろいろな問題がありました。例えば、発行の間隔がどうしても1年以上になるため、読者の熱が冷めてしまうこと。誌上の活発な討論などは不可能であること。一つの集が品切れになれば、新しい読者はもうそれを読めないこと。作者が以前の作品に不満を覚えても、書き直せないことなどです。

 しかし、インターネットの登場はそれらの問題を一気に解決しました。しかも、雑誌時代には非常に困難であった宣伝がネット上では簡単に出来てしまいます。これならインターネットを活用しない手はありません。

 そこでいよいよ『心の風景』ホームページを開設することになったというわけです。どうぞ掲載作品をお読みくださり、ご意見、ご感想などお寄せください。ご批判も改作のきっかけとしてありがたくお受けします。ご寄稿も大いに歓迎いたします(投稿規定)。

 インターネットを通じて新しい方々と仲間になれ、私達の人間関係がますます豊かなものになることを期待しています。

(1997・1・18/1999・7・27改稿)

雑誌『心の風景』第二集まえがき第三集まえがき

 


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