MARI GRANDITE(GARNET)


オーバル ステップカット 4.32ct


MARI GRANDITE(マリ・グランダイト)/和名 灰鉄柘榴石/結晶系 等軸晶系/モース硬度 7.5/別名 グロッシュラー・アンドラダイト グランダイト
ガーネットとは、共通の結晶構造を持ちつつ、その構造に取り込まれる成分が少しずつ異なる鉱物の総称で、鉱物上は16種類に分類されています。そのうち宝石としては6種類。成分の構成上から、赤色系のガーネットである『パイラルスパイト系列』に三種類と緑色系ガーネットの『ウグランダイト系列』に三種類、そしてそれぞれの成分が微妙に混ざり合って、様々な類質同像(同形)の変種を作り出している多彩な宝石なのです。
ウグランダイト系の宝石質ガーネット自体産出量が少なく小粒で、一般に知られてはいませんが、その希少性の故ガーネット族の中では収集家に高い人気があります。一番高い価値があるのはデマントイド・ガーネットで、クロム含有による鮮やかなエメラルドグリーンとホーステイルと呼ばれるアスベストの特徴的なインクルージョンが魅力的な稀産石です。
さて、そのウグランダイト系ガーネットのうち、アンドラダイト成分とグロッシュラー成分の混合ガーネットで、その中でも西アフリカのマリ共和国で発見されたグロッシュラー・アンドラダイト・ガーネットをマリ・ガーネット(マリグランダイト)と呼称します。高い屈折率によるきらめきと緑色が、とても魅力的なガーネットです。
オーバル ステップカット 4.32ct
西アフリカ マリ共和国
オリーブ掛かった若草色で、ステップカットなんですが、ブリリアントカットだったらもっとギラギラと輝いただろうなぁと、ちと惜しい気もします。小粒な結晶が多い中、4キャラアップは超希少の筈。惜しむらくはもう少し緑だったらなぁ…って思いますが、そーすると、今度はとんでもない値段になる事請け合いなので……。大切なコレクションでつ。


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