FANCYCOLLAR SAPPHRE(CORUNDUM)


オーバル ミックスカット 2.73ct


FANCYCOLLAR SAPPHIRE(ファンシーカラー・サファイア)/和名 鋼玉石/結晶系 三方晶系/モース硬度 9/
サファイアとはラテン語のSapphiros(青色の意)に由来しています。宝石質のコランダムのうち、赤色(ルビー)を除く全ての色味のものは、サファイアと云いますが、通常サファイアと云えば青色の石の事です。青以外の色の場合は、ファンシー・サファイアとして大抵その色を付けて○○サファイアと云うのが一般的になっています。ただし、稀産なピンキッシュ・オレンジのサファイアの場合は、特別にパパラチャ(シンハリ語、蓮の花のつぼみの意)と云う独立した名称が与えられています。
オーバル ミックスカット 2.15ct
オーバル ミックスカット 2.73ct
シザーズカット 0.54ct
オーバル ミックスカット 2.15ct
19世紀の終わり頃までは、オリエンタル・トパーズと呼ばれていたらしいです。語源からもお分かりの様に、サファイアとは青い石の呼称でしたからね。でも、黄色いサファイアは、それ自体希少です。
この石は、他の色の噛んでいない、ペール・イエローと云ったカンジの淡い黄色をしています。まぁ、アイクリーンかな。
美しいサンフラワーカラーが魅力的なゴールデン・サファイアです。
目立ったインクルージョンも無く、キャラ目もまま大きくて、圧巻。ふじもり自慢の逸品で御座います〜!
赤味が噛んだオレンジ色のサファイアです。これがピンク味だったらパパラチャになっていたかもしれない、微妙な色合い。ただしパパラチャでなくとも、オレンジ色のサファイアは、それだけで大変稀産です。
サファイアには珍しいシザーズカットで、小さいけれど、主張のある石です。
ヴァイオレット・サファイアとして購入したんですが、どう見てもパープルってカンジの赤味を含んだ紫です。高品質のアメシストを連想させる赤紫色で、熟した赤葡萄の様。
ヴァイオレットっつー場合は、青み掛かったスミレ色を連想してしまうんで、勝手にパープル・サファイアだと思うことにしました。別に色の名称なんて、その人の受け止め方次第だしね。…江戸紫(のりの佃煮じゃなく)と京紫の違いと云いましょうか……。むむ。
ヴァイオレットとかパープルとか、何か発色の原因となる元素によって明確に区別されているのかどうなのか、そこの所はよく判りませんね。
ペア(ペンデローク)カット 2.23ct
トリリアントカット 0.8ct
トリリアントカット 0.8ct
オーバル ミックスカット 1.39ct
ピンクサファイアとして本筋の色は、このペアシェイプの石でしょう。
鮮やかな、ビビッド・ピンクです。
所謂パパラ落ちと云われる微妙なピンクで、もう少しオレンジ掛かっていたらパパラチャになれたかもしれない、ちょっと悲しいピンクサファイアです。買い付けの現地では、紫外線が強く、もっとオレンジに見えるらしいんですが……。
つまり錯覚するんですね。でも、色味は柔らかくて可愛らしいピンクで、ふじもり的には気に入ってます。
かつての全宝協は頑固でこの色では絶対にパパラチャ認定はしてくれませんでしたが、今ならパパラ判定出るかなぁ。
ファンシーサファイアは人気急上昇で、最近は宝飾品に使われることも増えてきましたね。
純度の高いピンクの色は、微量のクロムに起因しています。クロムの含有率が高くなるに連れてルビーの色に近付いて行きます。鉄を少量含むとピンク掛かったオレンジ色のパパラチャになり、鉄とチタンで紫色を帯びてきます。


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