CHRYSOBERYL(CHRYSOBERYL)


オーバル フラワーカット 1.09ct


CHRYSOBERYL(クリソベリル)/和名 金緑石/結晶系 斜方晶系/モース硬度 8.5/
黄色から緑色、褐色、黄金色と、黄色をベースにした色味が多いです。稀に赤色や帯緑青色もあります。クリソベリルと云えばキャッツ・アイ石が有名ですが、こんなに美しい透明石もあるんです。また、宝石としてとても稀産で高価なアレキサンドライトやアレキサンドライト・キャッツアイは、変色効果のあるクリソベリルの変種です。
因みに、クリソベリルの名はギリシア語の「khrusos = 金色」と「beryl=緑柱石」に由来します。ベリルと付いてはいますが、成分上はベリルとはなんの関係もない独立した鉱物です。では何故にベリルなのか。かつては緑柱石の一種と考えられていた名残で、そのままクリソベリルと云う名で独立した鉱物に認定されたと云う事の様です。
オーバル フラワーカット 1.09ct
この石は鮮やかでフレッシュなライムカラーをしています。いや、兎に角クリソベリル・キャッツアイが高価なくせにすごーく地味な宝石なので、こんなに美しくて若々しい結晶が存在するなんて、実際に見るまで知りまへんでした。いや、お見逸れです。
ところで、最近この色のクリソベリルの事を「パロットクリソベリル」と呼んでるみたいですね。
パロットとはオウムの一種で、インド南部チンタバリ鉱山で産出された美しいパロットカラーのクリソベリルをパロットクリソベリルと呼ぶようになったみたいです。


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