1.使用可能市販薬(OTC) 2.市販薬に含まれる注意すべきもの 3.障用可能医療用医薬品 4.一定の規制の対象となる薬物の種類 市販薬と医療用医薬品では、名前が似ていても成分が異なる場合が有りますので、注意が必要です。 1.使用可能市販薬(OTC) 市販薬は、良く似ている商品名の物が多いので、注意が必要です。 消化性済瘍薬 マーロックスプラス 胃酸過多、胸やけ、胃部不快感、胃部膨満感、もたれ(胃もたれ)、胃重、胸つかえ、げっぷ (おくぴ)、吐き気(むかつき、胃のむかつき、二日酔い、・悪酔いのむかつき、嘔気、悪心) 嘔吐、、飲みすぎ(過飲)胃痛. 用法用量 15歳以上は1回10mlを1日3回服用。服用間隔は4時間以上おく。 注意 本剤の使用によりまれに便秘または下痢を生じることがある。 ブスコパンA碇 胃痛、腹痛、さしこみ(疝痛、癪)、胃酸過多、胸やけ. 用法用量 成人(15歳以上)は1回1錠、1日3回を限度として服用。服用間隔は4時間以 上おくこと 注意 15歳未満には服用させないこと 口の渇き、便秘を生じることがある。 顔のほてり、異常なまぶしさ、排尿困難等が現れた場合には服用を中止し、医師薬剤 師に相談する事 自動車または機械類の運転操作には注意する事 下剤 錠剤ミルマグ 制酸:胃酸過多、胸やけ、胃部不快感、胃部膨満感、胃もたれ、胃重、胸つかえ、げっぷ、 吐き気(胃のむかつき、二日酔い・悪酔いのむかつき、悪心)嘔吐、飲み過ぎ、胃痛. 綾下:便秘、便秘に件のう次の諸症状の緩和[頭重、のぼせ、肌あれ、吹き出もの、食欲不 振 、腹部膨満、腸内異常醗酵、痔. 用法 制酸:成人1回1錠1日3回食後1〜2時間または就寝前 緩下:1回成人2〜6錠、15〜11歳1〜4錠、10〜7歳1〜3錠、 6〜5歳1〜2錠、1日1回空腹時または就寝前。 センナエキス:べクニス顆粒 便秘.便秘に伴のう次の症状の緩和:頭垂、のぽせ、肌あれ、吹き出物、食欲不振、腹部膨 満、腸内異常醗酵、痔. 1包=0.75g 用法 15歳以上1回1〜2包1日1回就寝前 止痢薬・整腸薬等 新ビオフェルミンS錠 整腸(便通を整える)、軟便、便秘、腹部膨満感。 用法 1回15歳以上3錠、14〜5歳2錠、1日3回食後 ガスコン整腸薬細粒 整腸(便通を整える)、腹部膨満惑、軟便、便秘。 総合感冒薬 コルゲンコーワ錠 かぜの藷症状(鼻水、鼻づまり、くしゃみ、のどの痛み、せき、たん、悪寒、発熱、頭痛、関 節の痛み、筋肉の痛み)の緩和 用法 1回成人3錠、14〜11歳2錠、10〜5歳1錠、1日3回食後なるべく30分 以内 注意 5歳未満には服用させないこと 発疹、発赤、悪心・嘔吐、食欲不振、めまい、排尿困難、口渇、倦怠感、頻尿、排 尿痛、血尿、残尿感などが現れた場合は、服用を中止し、医師又は薬剤師に相談す ること。 眠気を催すことがあるので、自動車または機械類の運転操作をしないこと。 ストナ・W かぜの諸症状(発熱、せき、鼻づまり、鼻水、たん、頭痛、悪寒、くしゃみ、のどの痛み、閑 節の痛み、筋肉の痛み)の緩和。 用法 成人(15歳以上)1回3錠を1日3回、食後なるべく30分以内に服用 注意 発疹・発赤、悪心・嘔吐、食欲不振、めまい、かゆみ、じんましん、呼吸困難、便 秘、排尿困難、頻尿、排尿痛、血尿、残尿感、胃もたれ、医部不快感、胃痛、胃部 膨満感、口渇、倦怠感、咽頭痛、肩こり 眠気を催すことがあるので、自動車または機械類の運転操作をしないこと。 口腔用剤 イソジンうがい薬 口腔内およぴのどの殺菌・消毒・洗浄・口臭の除去。 抗菌薬 ウロナミン腸溶錠 非ステロイド抗炎症薬 アスピリン錠:アルカセルツァー 頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛,月経痛(生理痛)・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛 ・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎖痛.悪寒・発熱時の解熱。 用法 15歳以上1回2錠を適量の水に溶かし直ちに服用。服用は1日2回を限度とし、 服用間隔は6時間以上おくこと 注意 錠剤のまま使用しないこと アスピリン喘息は注意 バファリンA 頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉蒲・肩こり痛・打撲 痛・骨折痛・捻挫痛・月経痛(生理痛)外傷痛の鎮痛、悪寒・発熱時の解熱. 用法 15歳以上、1回2錠1日2回を限度とし、なるべく空腹時を避けて服用。服用間 隔は6時間以上おくこと 注意 小児には服用させないこと アスピリン喘息は注意 眼科用剤 ホウ酸 皮膚科用剤 レスタミンコーワクリーム あせも、ただれ、かぶれ、かゆみ. オイラックス潤 かゆみ、じんましん、かぶれ、湿疹、皮膚炎、あせも、ただれ。 スピール膏 うおのめ、たこ、いぽ。 皮膚創傷・感染(外用) イソジン軟膏 切り傷、さし傷、すりむき傷、靴ずれ、やけど等の患部の殺菌・消毒 カラミンローション あせも、ただれ、湿疹、日焼け、虫さされ、漆かぶれ、火傷、その他の皮膚の刺激症状。 消毒薬 イソジンS 切り傷、さし傷、すりむき傷、靴ずれ、やけど等の患部の殺菌・消毒 とぴひ、おでき等 の感染皮膚面の殺菌・消毒 局方エタノール イソプロパノール:セイコールV アクリノール液 一般外傷、擦傷、切り傷の殺菌・消毒 オキシドール 傷の消毒・洗浄 2.市販薬に含まれる注意すべきもの 市販薬の成分表に以下のものが含まれている場合、注意が必要です。 (以下が注意すべき薬品の全てでは有りません。) dl-メチルエフェドリン dl-メチルエフェドリンサッカリン塩 dl-塩酸ノルエフェドリン dl-塩酸メチルエフェドリン アミノフィリン カフェイン クエン酸カフェイン ジプロフィリン テオフィリン テステス プラセナンドV プラセンタエキス(絨毛組織加水分解物) プレドニゾロン メチルテストステロン 安息香酸ナトリウムカフェイン 塩酸エフェドリン 塩酸テトリゾリン 塩酸トリメトキノール 塩酸ナファゾリン 塩酸パパベリン 塩酸フェニルプロパノールアミン 塩酸フェニレフリン 塩酸メチルエフェドリン 塩酸メトキシフェナミン 硝酸テトラヒドロゾリン マオウ(麻黄) ゴシュユ チャバ 3.使用可能医療用医薬品 以下の薬品は使用可能薬品ですが、使用方法に制限のあるものも含まれています。ま た、以下が全ての使用可能薬品ではありません。(アンチ・ドーピング国際オリンピッ ク憲章とJASAドーピングデータベース参照) 健胃消化薬 ナウゼリン プリンペラン ポリトーゼ 消化性潰瘍治療薬 アルサルミン アルミゲル アルロイドG ガスター ケルナック ザンタック タガメット 炭酸カルシウム トランコロン ナシッド ハイスコ ブスコパン プロミド マーロックス 下剤 強カバルコゾル 新レシカルポン センナ製剤 テレミン・ソフト プルゼニド ミルマグ ラキソベロン 止痢薬・整脇薬等 ガスコン タンナルビン ビオフェルミンR ロペミン 痔疾患治療薬 エスベリペン 酸化亜鉛 次没食子酸ビスマス ジーノン プレステロン モトクロン ルブリテックス 制吐薬 セファドール ドラマミン ノバミン ボナミン 気管支拡張薬 アトロペント テオコリン テオロング ネオフィリン ブリカニール ベネトリン 気管支喘息治療薬 アルデシン べコタイド 鎮痛薬・解熱薬・総合感冒薬 ピリナジン ミグリステン 鎮咳薬 アストミン オリコロン フスタゾール フストジル散 去痰薬 ビソルボン 口腔用剤 イソジンガーグル SPトローチ バシトラシントローチ 睡眠剤・鎮静剤 アイオナールナトリウム イソミタール ダルメート チクロバン ネルボン ハルシオン フェノバール ペンザリン 抱水クロラール ラボナ 抗不安薬 アタラックス コントール セルシン ハイロング メンドン レキソタン ワイパソクス 向精神薬 コントミン セレネース トリフロペラジン 筋弛緩薬 ダントリウム ミオナール ムスカルム リンラキサー ロバキシン 抗てんかん薬 アクセノン アレビアチン エピレオプチマル オスポロツト テグレトール デパケン マイソリン リボトリール 抗菌薬 アクロマイシンV ウロナミン エリスロシン Lケフレックス クルペン ケフドール ケフラール ゲンタシン サワシリン セファメジン タリビッド トブラシン パイシリンG ベカシル バクタ ビクシリン ビクシリンS ビブラマイシン フラジオ ホスミシン ミノマイシン メトシリンS 硫酸アミカシン 硫酸ポリミキシンB 抗真菌薬・抗原虫薬 アンコチル エンペシド ハイアラージン ピマフシン ファシジン ファンギゾン フルビスタチンUF フロリード マイコスタチン 非ステロイド抗炎症薬 アスピリン アンサチン アンダーム イグロン インダシン インテバン クリノリル サルソニン トレクチン ドロビッド ナイキサン ナパノール バファリン フェルデン ブルフェン ボルタレン ポンタール メナミン ラスカージン 痛風治療薬 バラミジン 抗ヒスタミン薬 アタラックス タベジール ニポラジン ネオレスタミン ハイスタミン ヒベルナ べネン ペリアクチン ホモクロミン ポララミン 消炎酵素 キモタブ ダーゼン トリプシン 糖尿病治療薬 インシュリン(使用条件あり) オイグルコン グリコラン グリミクロン グルデアーゼ ジべトスB ジメリン ダイヤビニーズ トリナーゼ ラスチノン 耳鼻咽喉科用剤 インタール ナーベル ナシビン プリビナ点鼻液 ベコナーゼ 眼科用剤 アイディユー サイアジン 酢酸 サンコバ点眼 サンテゾーン サンピロ タリビット点眼 テラマイシン眼軟膏 アラビタン点眼 ホウ酸液 硫酸亜鉛 皮膚科用剤 オイラックス軟膏 スピール膏 レスタミン軟膏 局所麻酔剤 アミノ安息香酸エチル 皮膚創傷・感染(外用) イソジン・ゲル エレース カラミンローション ゲンタシン軟膏 ソフラチュール貼付剤 テラマイシン軟膏 打撲・捻挫・挫傷(外用) イドメシン・パップ インテバン軟膏・クリーム・外用液 ゼラップ・ホット ゼラップA ヒルドイド モビラート 消毒薬 アクリノール イソジン液 イソプロパノール[イソプロピルアルコール] エタノール[アルコール] オキシドール オキシフル ヒビテン・グルコネート20%液(希釈する) レゾルシン その他 カルシウム 4.一定の規制の対象となる薬物の種類 1.局所麻酔剤 局所および関節内投与は許可されているが、競技が近い場合は診断書が必要となる。 2.コルチコステロイド 局所使用(耳、皮膚、眼)、吸入、関節内投与、局所注射は許可されているが、競技が近い 場合は診断書が必要となる。 3.β遮断剤、アルコール 競技によっては禁止されている。 *診斬書・・・診断名、投与薬品、投与方法が記載されているもの。 競技内ドービング 通常は、競技前72時間以内に薬物を使用しないのであれば、ドービングに対して過敏に なる必要はないと思われます。この期間に薬物を使用する場合は、注意が必要となりま す。 万一、使用する場合は、上に述べた薬物に注意することはもちろん、使用した薬品名を メモする等して万全を期してください.