フランスの自転車学校テキスト

以下は、フランス語原文を訳したもの(小島裕樹氏のご尽力によるもの)です。意味不明の部分について、今後読み合わせを行う予定です。参加を希望される方は、mailをください。


ノート0

I総論

1.状況

−1週間に1回行う

−約1時間〜1時間半/回

−交通から遮断されたしっかりした所で行う。体育館or屋外を問わない。

−時期は問わない。1年に1回、数か月の休止期間を設けるべき。

2.内容

各ノートに次の内容を込めた。

−ウォーミングアップ:その日のレッスンに多かれ少なかれ直接に関係する自転車を用い、または用いない形での体育講義の形式で、あらかじめ与えられた期間。

−1つまたは複数の実用的レッスン:毎回子供達の興味を引き、子供達の柔軟性、度胸、功緻性、機敏性、敏捷性、連帯感、etc.レッスンの1つが競走の1つがそれらに直接結び付く。

−論理的側面:それは「状況」の約2/3に含まれ、休憩時間に行われている。扱われるべき問題は非常に多数で、それを扱う先生と生徒の選択による。

2つの本質的規則:余り掘り下げたりしない(生徒達の年齢はそれを嫌う)

実際的な問題を扱う。子供等に興味を持たせる。

−最終的には試合での順位:不可欠。競争心も動機付けも子供達に?の状況では不可欠。我々がこのノートの中で再発見するであろう本質的な規則が2つある。

3.ポイント付与

次の各点を考慮しながら、ポイント付与。競争の結果は論理的かつ正しいものでなければならない。

−あらゆる場面において、最少と最大のポイントを与える事。

−配点を考える事により、スポーツ的チーム性質が報われるようにする事。

−総合順位を各シーズン毎に決定する。(クラブ、スポーツ賞、地域商店賞etc.)総会では、両親、友人、ジャーナリストetc.そして当然クラブ員もいて、その中で表彰をする。

−子供にとってこの順位のみが目的となることはいけない。

4.幾つかのコメント

−これに引き続いてのノートは例示でしかなく、モラル以上のものではない。同様にその述べられている順番も例である。これらの例示は新しいアイデアの源となるべきものであり、年間のバランスの取れたプログラムの例と、とりわけ、自転車学校のためになされなければならない基礎作業はまさにそれである。

−各コーチが、このノートに書かれている様な遊びをイマジネーションを働かせて変革して自分自信のものにしていく事が不可欠である。

−最後に各コーチは、国家第2コーチであるクレマン氏によってオーガナイズされる第2段階の資格取得を目指し、国家レベルで数多くある研修の中の一つ(そこにおいては、本編の作者が多数いる筈である)において、アドバンテージをもって参加する事が出来る。

II教育上のアドバイス

授業をすすめていく上で、ある教育的配慮が不可欠である。

グループワーク

グループワークについては、年齢と到達度(肉体的、技術的)と関連して熟考する事が必要である。−個個人に分別すべし。

−10才以下・競争というよりは、ゲームに動機付けがより多く見出される。

−10〜14才・競走に動機付けが有り、「チャンピオン」をまねるので、「やりすぎ」をコントロールしてやらねばならない。

常にゲーム等の性質やリズムを変えてやるようにする。

学校の時間:教えるための進歩と生徒の年齢にもよるが、各授業の時間は55分〜80分程度。

−ウォーミングアップ5〜10分

−技術15〜20分

−スポーツパート及びゲーム20〜30分

−クールダウン5分

常に時間割りを頭に入れて、その通り進んでいるかcheckしなければならない。

コーチは、次のようでなければならない。

−心理学者として、若者をよく知らねばならない。

−冷静にして、常にその権威を守らねばならない。

−説明や指示においては明快に、しかし雑ではなく行う。

−エクササイズを上手に行う。

−コーチが、その場におけるマスターであるという事を、どの場合においても明らかにし、同様に学校のオーガナイズや訓練に関しても、命じられた動きを実行する場も同じである。

−見受けられた誤りは、直ちに直す。

−気候にしたがって、生徒達の服装に気を配る。

−生徒各々の身長、体重、肉体的素質、そして技術を考慮して、チームを再編する事を考える。

−情況に応じて、最も利便的なやり方を選ぶ。(地面の性質、地形、生徒の数、行う運動のタイプ)

−事故や怪我が予想されるものがないか、地面をよく見て有れば取り除く。

−生徒の目に太陽の光が入らないように等、生徒達をもっとも教えやすい場所に置く。

−上着にナンバーをつけて、異なったカラーでチームを識別できる様にする。

−機材とその状態をよく確かめる。

−異なった運動、試合を手際良く進める。

−常に起こりうるであろう事故を避けるためにも?


ノート1

1.ウォーミングアップ

a)総論 自転車+ランニングの変化

有酸素運動

b)各論 柔軟性のため、異なったグループの筋肉を徐々に動かしていくようにする運動(腕、大腿、?)

2.RUDIMENTS

−シクロクロスの要領で、自転車を乗り降りする事を教える。

−意外にも、降りる方を先に始めると良い。両方の側でやる事(片方がもう一方に比べてヘタ)

−乗る動作はおよそ其の反対の動作。

−この運動を、始めはゆっくりとそして次は歩きながら、次にランニングしながら、常に徐々に行う。

実用的なアドバイス:直径10m未満の円に沿って生徒を回らせる。サークルの前を生徒が通った時にまず一人一人やらせる事から始めて、それからみんなでやる。

ゲーム:示した側に降りる。3歩歩く。自転車に飛び乗る。最後に自転車に乗ったものが負け。

−両手で自転車を支え、ついで片手だけで。

−サドルで自転車を操る。

−歩きながら自転車の周りを回る。

−前と同じゲームをやる。

3.技術:自転車の安全のポイント

−ステムの穴が塞がれていない。

−ハンドルのエンドが塞がれていない。

−ブレーキ不具合。ワイヤが無い。

−タイヤが?

−他の点について、極端に危険でなければ指摘しない(例、ヘッドパーツが壊れている)

4.順位をつける遊び

このパートの始めに学ぶほとんどの運動を集めた個人T.T.用コースを作る。コース上のすべての通過を詳細に見通して、思慮を忘れないようにアドバイスを与える。

1)右に降車する 5)また乗る

2)サドルを押して進む 6)どちら化の側に降りる。

3)再び自転車に乗る 7)自転車の周りを回る

4)左側に降りる 8)また乗る


ノート2

1.ウォーミングアップゲーム

a)自転車+ランニングの変化

有酸素運動

b)異なったグループの筋肉(腕、腿、−)を徐々に運動させる。

動作の連携

2.最初にやるスラローム

−スラロームは自転車学校で行う運動のうち最も重要なものの一つである。多くの性質を向上させる。柔軟性、敏捷性、平衡力、反射、自転車のコントロールetc.

−我々はまず、大きく規則的に間隔をとったまっすぐなスラロームを行う。通過時間は計測しない。

2車両で通過

−ひっくり返ったポールを元に戻させながら子供達を次々とスラロームさせる。

生徒へのアドバイス:

−グリップがポールにあたってポールをひっくり返すことに注意。

−後軸の存在を?

−始めからブレーキをかけないこと。?

−すべての動作は、ハンドルの動き・前輪の動きによってそのほとんどが与えられる自転車の柔軟によるもの。

3.バーの下を通過する

−始めるのに、十分な高さのある棒を準備し、次から次へと子供達を通過させる。この運動は、自転車を操りながらの柔軟性を?

−バーを徐々に低くしていく。

−当然の事ながら、大きい自転車と小さい自転車を区別する。

−?

4.技術の伝達:基本ポジション

5.競技の日

個人別にスラロームを行うが、タイムを計測する事はしない。

次に例を授ける。難度が増大し?

−ミスの数による着順:

非常に長いコースを作り、比較的大きな障害を設け、多くの障害を設定する。ミスの数を最終的に集計する。(足が地に付く、ポールを倒す、障害を忘れて通過しない)

−我慢強さによる順位:

中くらいの難易度のコースを制し、「ミス無し」に到達出来るまで、生徒がコースを通過した回数を数える。

−エリミネーションレース

誰もが簡単にミス無しで通れるコースから開始し、徐々に難しくし、ミスを侵したものから次々にアウトしていく。


ノート3

1.ウォーミングアップ

a)総論:自転車+ランニング、有酸素運動

b)各論:前項と同様

2.技術:車輪

−車輪の付けはずしに関する技術を習得する処から始める。

−生徒の自転車の車輪がいかなるものであろうと、全員に興味を抱かせるであろう3つの異なったレッスンを行う。

−ナット方式は工具でいっぱいに締める。

−この運動と技術の習得については緊密に関連している。

3.あなたがたの車輪に

−例えば3つのグループに分けて、それぞれのタイプの車輪を取り付けとり外しが出来るようになったら、3人の生徒によって6つの車輪の付けはずしをやらせる。

−ブレーキ、後ろ変速機、チェーン等によって生ずる問題を掲げる。

遊び:

−前車輪のみ、後車輪のみ、または前後車輪双方で、取り付け取り外しについて、個人又は集団での遊びを行う事が出来る。

例:

−生徒全員を自分の車輪を取り外す場所まで同じタイプの自転車を持っていかせる(車輪は手に持ち、約10m程度走らせて行う。)車輪をつけスタート地点に戻る。

−3タイプの自転車を与え、チームを作る。チーム対抗で競走する。(クイックレリースのものは、ナット締めのものを助けてやって良い)

4.便利なハンドル

−自転車を操縦する:たって、まず片手だけで、次に両手ともつけないでやってみる。

−片手で:右手、次に左手で、様々なポジションを握る(下、曲がり部分、上、ステムの近く)

−手放しで:最初の1回目まで徐々に思慮深く。

5.順位

たまたま待っている生徒の数が同じである場合、前述のチームでマスドスタートまたはT.T.でのゲームを行う事が出来る。

1)前輪をおろす。

2)前輪の無いままランニング

3)後輪を外す。自転車をその場に置き去る。

4)後輪を持って決められた地点まで走る。

5)逆の行動(車輪を取り付ける)を行って戻る。


ノート4

1.ウォーミングアップ

2.1本足

−クリップ、スとラップが必要。合図で進めていく。

−さもなくば取り外しのきくストラップを持ってくる。

−ペだリングについて体験のない生徒を回らせる。まず、右足で、それから左足で

−生徒は直ちにペダリングをしながら上にペダルを持ってくる必要性を理解する。

注意:まっすぐに走らないという避けがたいミスに注意する。

−個人T.T.を60m程度の短いコースで実施する。

左足そして右足。

−生徒に「たいがいの場合、人はいずれか一方の足が他方より強く?

−年齢のカテゴリー別、順位をつければ良いだろう。

3.

−2つの単純な運動を杭を用いて実施。

−最初は十分に幅をとって行う

−当然障害は早く通り抜けるべし。

4.技術的教育:自転車の部品

−本日のレッスンは、とりわけ自転車を構成する部品と部分の名前に関してである。

−子供達はその大半が新しい名前であろうところのパーツを思い浮かべる。

リム、ブレーキブロック、ハンドル、クランク、−−−−、−−−−、BBシャフト、ハブ等

5.スプリント競走の第一歩

−その日の順位をつける競走は、「体足」に関した最初のレッスンから直接行われるべきだろう。

−講義の最初の1時間では、2〜3人(3人がMax)の生徒により行われたスプリント?

−ライバルは、左右足各々によって同じではないかもしれない。

−思慮を促す事。生徒の多くはラインを守らない傾向がある。

−この競走の場合、スプリントレースのスタートと選手を保持するやり方を学ぶ事が出来る。


ノート5

1.ウォーミングアップ

2.カーブの練習

−生徒全員と徐々に行っていく重要なレッスン

黄金規則?:次に行う運動はすべて左、右、両方で実施する。

−段々難しいカーブを曲がらせる(直線からヘアピンカーブへ)

−ゆっくりスタートし、徐々にスピードをあげて常に落車を避ける。(当然)

−生徒達は次から次へとカーブを曲がろうとするが、ついで?

遊び:

3.自転車でのジャンプ

−障害を飛ぶ最初は前輪にてのみ行い、障害の高さは少ない(数cm)

−強調すべき唯一の点:この?の運動を行う腕である。腕は強く柔軟でなければならない。そして?

−異なったハンドルのポジションで行う。

4.技術の練習:警察に気を付けろ!

きょうは道交法によって非常に注意すべき基本的要素(法律は、とりわけ若いサイクリストにはあまりに軽んじられすぎている。)

−法に適した自転車:とりわけ夜のライト

−優先順位:信号、停止、交差点での運転

基本的配慮:左側通行?たくさん並んで走らない、スプリントをしない。

5.本日のレース「巾を狭くしたレース」

−どんどん小さくした巾間を右に左にカーブを曲がる事を行う。

−小さな自転車と大きな自転車は分けた方が良いだろう。

コースをあらかじめトレースしておくと、最初は楽だし、一生懸命になるだろう。

−3回行わせ、左右各々最も良い成績をとる。

−次の3つの条件を1つでも欠く場合は、その回を取り消す。

ラインD2を必ず通過する。

ラインD1とD2はタッチしない。(D1とD3?)?


ノート6

1.ウォーミングアップ

2.前輪のみによるスラローム

−第2回目のスラロームは次のように行う。

通常のスラロームを前輪のみで行う。

後輪は常にスラロームのピンのどちらか一方の側を通っている。

−腕の動作によって与えられる自転車の動きで、自転車の動きが全てであると明らか。

−運動はタイヤの空気が不十分であるとより難しくなる。

−生徒に後輪を左側にしたままのやり方を、右側にしたままにする事と同様に教えなければならない。

−生徒が充分理解したら、様々な方法にチャレンジさせる。−次のものは?なスラロームといえないかもしれないが。

杭の間隔は、幾ばくか広めにする。

ゲーム:

−学んだ事を適用し、チームの団結を高めるため、2〜3チームによるリレーを行わせる。

−次の点に留意した往復のクラッシックなリレー

行きは後輪を右に

帰りは後輪を左に

失敗をおかした場所から再スタートする。

3.技術の習得:車輪とチューブラータイヤ

−一般的な車輪とチューブラータイヤの使い方に関する事を話すこと。

−とりわけ次に掲げるような点について、自転車を見渡し、その例を取り上げる。

タイヤの接着(ノート7)

タイヤ及び車輪のセンター出し

スポークのゆるみ、張り

車輪の振れ、へこみ

BBのゆるみ

クイックレリースの具合

タイヤの交換・保管 質疑応答

4.順位をつけるレース:エリミネーション

−自転車競技の?に着順を争うレース(今日の様に)それらは生徒達の目を引くに違いない。

−コーチについては、各レベルでのレベル間に大きな違いが生じないように特別なルールや制限に気を配る。とりわけ耐久的なことはやらない。

カーブの存在は、減速、加速、位置取りを学ぶことが出来る。

最初の一周はウォーミングアップなので降ろさないこと

逃げは禁止

毎回のスプリントの後は、集団を立て直し休息させる。

年齢によるカテゴリー分けは必須。


ノート7

1.ウォーミングアップ

2.水筒拾い入門

−自転車学校の重要な科目である水筒拾いは、徐々にとりかかっていく。プラスチックのボトルに少し砂を入れたもので始める。

−すべての科目は左右両手で行う。

−拾うだけではなく、置くことの重要性について、最初から強調していく。

技術的アドバイス:

−右クランクを下に

−自転車を左に傾ける。

−左の腿は常にバランスをとるために供される。

−最初はリラックスすることを覚える。

−常に保っておけるだけの程度の柔軟性が習得されてから行う。

−最初は注意しなければならないのは、生徒が守るべきラインを守らない傾向にあることである。(しかし、片手でハンドルを支えることは見られていた?)

−出発の合図が有ってから、各チームにおいて1個づつ水筒を集め自陣に持ち帰り、数の多い方が勝ちである。

−理解しやすく行いやすいゲームを子供はとても好む。

3.技術:タイヤ貼り

生徒に対してその重要性を強調するコーチ自身によって熟知されること

要領

リムの油分を取り去る。

リムに褌?をつける。

24時間の間隔をあけた2回のリムセメント塗り

異なったリムセメントの使用

タイヤのセンター出しと空気入れ

4.規則制の競走

生徒達にこの競走は一番「強い」ということが有利であるとは必ずしもないということを、規則でなければならないことを教えなければならない。

トラックのようなコース(この手の運動に理解的な)を選ぶ。このようなコースではリズムを乱されることがない。

我々は少なくとも3つの異なった方法で順位付けが出来る。

−コースを4周させて、2周目と4周目を計測し、その差が少なければ少ない程よく、全く同じタイムである場合が最優秀。

−何周かコースをテストさせてから、予めどのくらいのタイムで回るかを生徒達に言わせ、実際に走ったタイムとの差が少ないものが勝ち。

−すべての生徒のタイムの平均値を出し、そのタイムに最も近い生徒が勝ち。


ノート8

1.ウォーミングアップ

2.スラローム見直し

−古典的直線スラロームは学校開催の最後にその日の順位付けとして行うようにする。

−リレー、レースもやってみる(たまに)

3.ゴム糸跳び

−後輪の通過を行うが、その際にはトゥクリップが必要となる。(生徒達には何週間か前に予め言っておくこと)

技術的助言:ストラップを良く締め、クランクを水平にし、サドルには座らず、やや前乗りとなって、踏み切りの場所で、下から上へのすばやく軽やかな動きを、良く焼き付けておくこと。

−生徒達はどうしても腕を使って跳ぼうとするが、それは全く効果が無く、反対なのである。(この事を強調すべき)

−いかなる跳び方であろうと、あるいは全く跳ばなくても、先ずは後輪を持ち上げることを学ぶ。原理がわかったら、ゴム跳びは簡単だ。

−ゴム糸は最初は低くする。

−ゆっくり走ってきて、前輪でゴムを越し、ついで後輪を跳ねる。

−ゴム糸の高さを徐々にあげていく。

4.技術的助言:食事の基本原則

−このテーマについては言われすぎるほど言われてきた。重要な点、とりわけ大部分の人によって今あまり顧みられていない点について強調する。

−色々な食事

−食物

−飲物

−一般的忠告

ノートNo.10

1.ウォーミングアップ

a)一般:自転車+ランニングを交互に有酸素運動

b)特別:異なった筋肉のグループを少しずつ動かし柔軟性を求める事

2.散歩(自転車による)

−この状況の目的は、自転車学校において重要な部分を占めるシクロクロスに最初に近づくものである。

−通常の学校で使用している路面とは全く違う場所をこの種の運動では用意しなければならない。

−その結果、ちょっとした森を探しに行ったり、この種の運動に適する理想的な他の場所を見つける事が必要だ。

−その様な場所が見つかったら−まあ、見つからないという事はむしろ希であるが−5〜10kmのいつも使えそうな場所、グループでいけそうなお散歩の場所という事にする。

パンク修理を出来る準備を生徒各人が持っている事。

救急箱を持っていく事。

安全のための規則

安全のための規則が一つ一つの行動を規定するのであれば、それを説明してしすぎる事はない。

−ゆっくりとしたスピード(とりわけ登り下りのある時)

−道路交通法の遵守(ノートNo.5参照)

−電話連絡網を準備し各人に配布:右に寄って、左に寄って、穴に気を付けて、車だ、人だetc.

<散歩であり、トレーニングではなく、ましてレースではない>

3.シクロクロスの手始め

場所の選択にはいくつかの基準が存在する。

−清潔である事。:小石、木くず、ガラスの破片といった類のより少ないこと。特にチューブラータイヤを使っている子供が居る場合は注意してやらねばならない。子供達に安全を確保するために、コーチは全てのデモンストレーションを行ってやること。(いつものように)

−十分な障害物:すなわち丘があり、くぼみがあり、下りがあり、自然の障害物があり・・・・

−出来る限り、様々なコースにする。

次の点についてよく練習すること。

(1)自転車の乗り降り(ノートNo.1)(2)クリップストラップ(ペダルを拾う)(3)自転車を持ち運ぶこと(4)障害の上または下を通過すること(5)洗練された通過(すばやく下ること、カーブ、難しい路面etc.)

4.技術

シクロクロスを継続させることが重要なので、本日の講習でシクロクロスと関連しないことはやらない。

5.個人シクロクロス

−十分に障害のある、個人T.T形式のシクロクロスコースを選ぶ。

−試合は個人T.Tというよりは「器用さ=adresse」のためのコースと考えるべき

−コース上少なくとも一度は自転車を降りるところを含める。

−コースは明確でなければならず,その結果、ウォーミングアップ、準備、そして勉強の変わりに何度もコースを走ること。

−繰り返すが、慎重に法則を守らせなければならない。何故なら常に子供達の中に「向こう見ず」が居るものだから。



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